真影壮一(仮面ライダードライブ)

登録日:2015/06/15 Mon 11:45:22
更新日:2023/12/21 Thu 16:03:03
所要時間:約 3 分で読めます





この人間世界に悪人だけは掃いて捨てるほどいるからね

仮面ライダードライブ』の登場人物。

演:堀内正美




【人物 ―奴は何者なのか―】


26話終盤より登場。
国家防衛局長官も務める参議院議員で、警察上層部に大きな影響力を持っている。その地位を利用して、長年に亘って政府のロイミュード対策を妨害し続けていた。
捜査一課長・仁良光秀は彼を「先生」と呼んで平身低頭しており、その仁良には警視庁特状課や泊進ノ介の監視を命じている。
だがそれは表の顔。その正体はロイミュードの幹部格の一体・ロイミュード001の人間態。

普段は紳士的かつ温厚に振る舞っているが、その本質は冷酷かつ狡猾な性格の陰謀家で人間の事は「ちっぽけな虫けら」と見下している。

一方で仲間のロイミュードへの対応は淡々としているが概ね本当に優しく、007のコアを助け出したり050に力を分け与えたりしていた。
というかこの手の敵幹部キャラには珍しく仲間に対して刺々しかったり厳しい描写はまるで無い。
が、その割には全体的にロイミュードからも畏怖の目で見られており、幹部の中でも少し(畏敬の念に近いとはいえ)距離感がある傾向が見受けられる。
例外は同じく策謀や他のロイミュードを裏でフォローしがちな指向のブレンくらいか。

ネオバイラルコアを生み出した張本人であり、ブレンの提案を受け人間の本能的な悪の面を呼び覚ますためにネオバイラルコアを開発している。
(そもそも設定上バイラルコアを発明したのが彼とハート、ブレンの初期3体だったりする)

また、ベルトさんとは特別な確執があるらしく自身への敗北のトラウマに震える彼に「それがお前に与えられた罰」と言い放った。
まるでベルトさん個人に対し罪を責めるようなその言葉の真意は、後にある存在の登場によって明らかとなる……

人間態のモデルは不明だが、国家防衛局長官という非常に高い地位に居るため、
もともと「真影壮一」という人間が国家防衛局に存在しておりそれに成りすましている可能性が高い。


【ロイミュード001 ―何故事件の記憶を書き換えたのか― 】


ロイミュード001
コブラ型のロイミュード。
能力は氷の針による記憶の改竄で、これを刺された人物は記憶を書き換えられてしまい正しい記憶が分からなくなる。
より具体的には、特定のワードや対象に関する記憶が改竄されている状態で、例えば現さんは「ロイミュード」という言葉をずっと間違え続けていた。

また認識をロックできる要素もあるようで「改竄記憶と矛盾する写真の特定の人物を見せられても認識できない」という怖い描写もあった。
かと思えば「違和感はあるがそのことを考えようとすると思考が混乱する」「特定人物を憎悪する記憶により人格を変える」など応用性が幅広い。
このことから、記憶と認識全体の細かい操作や条件設定が可能なようである。
経年で多少効果が薄れる可能性はあるが、一方で12年間効果が持続したケースもありほぼ時間経過だけでは解除は不可能な模様。

しかし泊父子や剛のような特異体質の人間には無効化されてしまう。
それらの人間を即座に見分ける術も持たない為、作中の12年前より密かに特異体質を持つと見た人間を誘拐し人体実験を行なっていた。
作中の10年前には表舞台での立場を利用し、高致死性の偽ウィルス情報を流し全国一斉検診を行い国家規模で特異体質の人間を探し出す大がかりな行動も。

また一度は完全に記憶操作されたため特異体質ではないと思われる人間にも、強い感情で無効化されてしまっている。
……と思われたが、後に感情による無効化ではなく特状課が開発した解毒剤の使用による解除と公式サイト等で明言された。
(この解毒剤を開発するために泊進ノ介は「生身のままシフトカーを使用して頭の中に入った氷の針を取り出す」という決死の行為をしており、特異体質でもあくまで氷の針自体は頭の中に食い込んだままという事実が判明した)

この能力を使い自らは水面下で活動しており、表での指揮は専らハートが行っている。
それ故今までは真影として活動しても違和感がなかったが、31話にて進ノ介により正体を晒され大衆の前で明かすことになった。



【フリーズロイミュード ―強大なに立ち向かうはあるのか― 】



私の名はフリーズ、全てを凍らせる!!


・フリーズロイミュード 
身長:212cm
体重:118kg 


ロイミュード001が覚醒して進化した姿。
本編より12年前に進ノ介の父である英介が記憶操作能力に屈することなく彼を追い詰めた際、
彼の姿を目の当たりにした001が感じた「強い屈辱の感情」により進化した。
だがグローバルフリーズの際や、本編31話以前は下級ロイミュードの姿になっていた。

進ノ介を執拗に狙う理由は、彼を利用して更なる進化を遂げて超進化態へと至り、第2のグローバルフリーズを引き起こすことである。

進化前の能力の他に猛吹雪を起こし不特定多数に記憶の改竄能力を使えたり、シフトカードライブをも凍りつかせるほどの冷気を放つ。

またこの能力は「伝染」という性質を持ち合わせているため、他のロイミュードにその能力を分け与え感染性の能力に変貌させるという活用もしていた。
(これによってロイミュード050の融合進化態シーカー・ロイミュードの「触れた相手の憎悪を増幅する」能力が直接触れない相手にも影響が伝染するよう強化された)

32話にてドライブと対決し遂にトレーラー砲で倒されてしまった。

しかし……










その屈辱が私を超進化させた。もはや私は無敵だ!

全ての人間の記憶を止めてやる…!!


・フリーズロイミュード超進化態


進ノ介に倒された屈辱から更にパワーアップして超進化を遂げた姿。
フリーズロイミュードの能力はそのまま受け継ぎ、新たに高エネルギーの破壊光線を放つことが可能となっている。
ついでになぜか浮遊と飛行が可能に。彼以外の超進化態も浮いてる描写が多いので、あるいは超進化態はみんな飛べるのかもしれない。

超進化した新たな能力を使い、破壊光線によって油断していたドライブを貫き、
一度は変身者である進ノ介を殺害することに成功した。*1

続く33話ではその能力を使い吹雪でチェイスを追い詰めたが、機械生命体である=人間ではない彼には大ダメージとはならなかった。
この際チェイスは「無駄だ、俺はロイミュード。ドライブと違って心まで凍結されはしない」と言っている。
このため記憶操作能力とは別口に精神に対してもフリーズの冷気は凍結影響を及ぼす効果がある様子。しかもドライブ(泊進ノ介)にも効くため特異体質とは無関係に。

さらに33話終盤には特状課を襲撃。
「心が凍らせられなくても力で分解すればいい」と前述の精神凍結が無効だったチェイサーを冷凍エネルギー弾で変身解除に追い込んでいる。
その前にもチェイスの掌を氷の針で貫いたりしているため、どうやら精神凍結効果よりの冷気と物理破壊効果よりの冷気を使い分けられるようだ。

が、復活した進ノ介とベルトさんの連携+新たに得たタイプトライドロンの心を凍らせられない特性と複合能力に翻弄されていき、次第に追い詰められる。
(後々に小説版で明らかになるが、タイプトライドロンは半ロイミュードに等しい人機一体の境地らしく、チェイスのように心を凍らせる冷気を無効にする特性がある)
そしてトレーラー砲の攻撃により遂に倒されてしまった。

これで一連の事件が解決すると思われたが……







父の仇を討てたと信じて喜ぶお前は、実に滑稽だ…

せいぜいこれから知る真実の闇に、もがき苦しめ…!



彼の散り際に残した言葉はこれから知る真実の序章でしかなかった…


その後第47話で特防ビルから落下した進ノ介が迷い込んだ森で、シーフ・ロイミュード、ソード・ロイミュードと共に超進化態が再登場した(声は無し)。
しかし、進ノ介を逃がした仮面ライダーゴーストのオレ魂にまとめて敗れ、爆散した。


<余談>
  • 演じる堀内正美はウルトラマンネクサスウルトラマンマックスなどウルトラシリーズではよく顔を見るおなじみの人物である。
    また意外にも仮面ライダーシリーズへの出演はこれが初だったりする。
  • 「二代に渡る因縁」「凍結能力」「小物じみた捨て台詞」という点から、過去作あの人を思い出した視聴者もいるだろう。
    ついでにネーミングや金色の最強形態から見て最近復活したばかりこの人を連想した人もいたとか。
  • 死亡後は妨害が無くなったことで政府のロイミュード対策が進み、終盤にはピコピコ君と特殊弾を用いることで下級ロイミュードならばライダーではない特殊部隊でもコアごと倒せるようになった。
    死亡してからそう長くない時間でここまで対策が進んだことを考えると、ロイミュード全体においても彼の果たしていた役割は大きかったと言えるだろう。
  • 超全集では登場回数が少ない所為か、一般怪人と同じ部分で紹介されている。
  • 彼の使う能力は殆ど冷気や氷がベースなのだが、効果が多彩なのに種類の違いがわかりにくいため「統一感はあるが難解な能力」とも言える。物によっては無効条件が根本的に違うため厄介。


追記・修正が終わったと思ったお前は滑稽だ…まだこれから追記・修正しないといけないのにな


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最終更新:2023年12月21日 16:03

*1 ただし、これを聞いたハートは「よくも勝手なことをしてくれたな」と腹を立てていた。