ウルトラマンネクサス

登録日:2009/08/06 Thu 18:28:45
更新日:2024/04/16 Tue 21:38:04
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2000年代特撮ヒーロー CBC TBS ULTRA_N_PROJECT ※土曜朝7時30分です。 てれびくん みんなのトラウマ インフレの極致 ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラマンネクサス ギスギスシーン多し トラウマ トラウマ多し 三つの連鎖 上級者向け 傑作or問題作 光の巨人 円谷プロ 前半は鬱展開 千樹憐 名作 増谷康紀 大人の特撮 太田愛 姫矢准 孤門一輝 小中和哉 小学館 川井憲次 平成ウルトラマン 後半は燃え展開 放送短縮 早すぎた名作 暗すぎるがその実王道路線 村井さだゆき 板野サーカス 椎名高志 歴代屈指のシリアス 死亡者多数 涙腺崩壊 漢の義務教育 燃える主題歌 特撮 異色作 神BGM 秀逸な伏線回収 終始シリアス 群像劇 英雄 荒木憲一 赤星政尚 長谷川圭一 長谷川圭一の本気 青い果実 鬱トラマン 鬱展開 鬱燃展開 黒い円谷




NEXUS───それは受け継がれてゆく魂の絆



『ウルトラマンネクサス』とは、2004年に円谷プロダクションが制作した特撮テレビドラマ。
TBS系列で全37話放送された。

●目次

【概要】

ULTRA N PROJECT」という企画の一環「NEXUS TRINYTY(三つの連鎖)」でもあり、雑誌や映画で展開された同シリーズの作品と世界観に繋がりがある。

新たなヒーロー像を模索した作品でもあり、ウルトラマンのデザインに始まり
  • 地球防衛組織に所属する隊員である主人公が、当初はウルトラマンに変身しない(最終回では変身を果たし主人公=ウルトラマンの図式は守られた)。
  • ウルトラマンの変身者が複数存在する。
  • 戦闘が宇宙刑事ギャバンの様に異空間で行われる。これは後述のように予算削減のためである。
  • 防衛隊が超強い (胡散臭さと重苦しさも従来のウルトラ防衛チームとは超段違いだが)
  • 連続ドラマ構成
……等の試みが行われ、ウルトラシリーズでも異色の作品となっている(当初は弱小防衛チームの成長を描いた『ウルトラマンクロス』という作品として制作されていた)。

ちなみに、「てれびくん」誌に連載されていた漫画版の作者は『GS美神 極楽大作戦!!』や『絶対可憐チルドレン』で知られる椎名高志である。
長らく単行本化されなかったが、2015年には最終話までの内容を書き下ろして10年越しの単行本収録が実現した。


【エピソード】

Episode. タイトル 登場怪獣 闇の巨人 脚本 監督 特技監督
第0話 映画『ULTRAMAN』 ビースト・ザ・ワン 長谷川圭一 小中和哉 菊地雄一
第1話 夜襲 -ナイトレイド- ブロブタイプビースト ペドレオン
第2話 異生獣 -スペースビースト-
第3話 巨人 -ウルトラマン- 根本実樹
第4話 亜空間 -メタフィールド-
第5話 適能者 -デュナミスト- インセクトタイプビースト ビーセクタ(5話のみ)
フィンディッシュタイプビースト ガルベロス(6話のみ)
インセクトタイプビースト バグバズン
荒木憲一 北浦嗣巳
第6話 遺跡 -レリック-
第7話 魔人 -ファウスト- ダークファウスト 長谷川圭一 根本実樹 北浦嗣巳
第8話 M・P -メモリーポリス-
第9話 警告 -ワーニング- ブルームタイプビースト ラフレイア 赤星政尚 阿部雄一 菊地雄一
第10話 突入 -ストライク・フォーメーション-
第11話 人形 -マリオネット- フィンディッシュタイプビースト ノスフェル 長谷川圭一 小中和哉
第12話 別離 -ロスト・ソウル-
第13話 予知者 -イラストレーター- 村井さだゆき 根本実樹 菊地雄一
第14話 悪魔 -メフィスト- ダークメフィスト
第15話 悪夢 -ナイトメア- 荒木憲一 北浦嗣巳
第16話 迷路 -ラビリンス-
第17話 闇 -ダークネス- フィンディッシュタイプビースト ガルベロス
インセクティボラタイプビースト アラクネア(18話)
アンフィビアタイプビースト フログロス(18話)
長谷川圭一 八木毅
第18話 黙示録 -アポカリプス-
第19話 要撃戦 -クロスフェーズ・トラップ- インビジブルタイプビースト ゴルゴレム 赤星政尚 阿部雄一 菊地雄一
第20話 追撃 -クロムチェスターδ-
第21話 受難 -サクリファイス- 村井さだゆき 根本実樹
第22話 安息 -キュア- フィンディッシュタイプビースト クトゥーラ
第23話 宿命 -サティスファクション- 長谷川圭一 北浦嗣巳
第24話 英雄 -ヒーロー- ダークメフィスト
第25話 予兆 -プロフェシー- クラスティシアンタイプビースト グランテラ
第26話 憐 -ザ・サード- 太田愛 小中和哉
第27話 祈り -プレーヤー-
第28話 再会 -リユニオン-
第29話 幽声 -コーリング- アースロポッドタイプビースト バンピーラ 村井さだゆき 根本実樹 菊地雄一
第30話 監視者 -ウォッチャー- レプタイルタイプビースト リザリアス 太田愛 八木毅
第31話 鳥 -バード- レプタイルタイプビースト リザリアスグローラー
EX(第31.5話) 詩織 -ロストメモリーズ- インセクトタイプビースト バグバズンブルード
インセクトタイプビースト バグバズングローラー
インセクトタイプビースト アラクネア
赤星政尚 北浦嗣巳
第32話 影 -アンノウンハンド- ダークメフィスト
ダークメフィスト・ツヴァイ
長谷川圭一 小原直樹 菊地雄一
第33話 忘却 -A.D.2004- ノーチラスタイプビースト メガフラシ
フィンディッシュタイプビースト ガルベロス
村井さだゆき 北浦嗣巳
第34話 封鎖 -A.D.2009- 赤星政尚
第35話 反乱 -リボルト- 太田愛 阿部雄一
第36話 決戦 -フェアウェル- フィンディッシュタイプビースト イズマエル
第37話 絆 -ネクサス- ブロブタイプビースト ペドレオン 暗黒破壊神 ダークザギ 長谷川圭一


【評価など】

深夜31時

土曜日の朝(午前7時30分)という時間帯に放送されていたが、スタッフ曰く「深夜番組のつもりで作った」らしく、
更に元々番組の放送時間帯が定まっておらず、放送ギリギリの所で朝に決まったとか。

過去のウルトラシリーズでも類を見ない重苦しくハードでシリアスなストーリー、Jホラー調な演出の作品に仕上がり、
年末年始商戦などどこ吹く風なショッキングな展開の一部エピソード(斎田リコ編~ノスフェル編)に関しては朝日新聞に批判まで載ってしまった。

それでも、「どの枠だろうと内容は変えるつもりは無かった」と渋谷プロデューサーは発言している。
ちなみにこの作風は現在、日中は当然として深夜枠でも厳しいらしい。

また、こちらは主に予算の問題でスペースビースト一体を倒すのに数話を費やしたり(しかも怪獣の造形もチビッ子号泣もののグロテスクなものが多い)、
またウルトラマンが戦わない回が幾つかあったりもした(しかも序盤に多い)ため、従来の強くて頼れるウルトラマンの活躍を求める子どもらの支持さえも得られず、放送短縮が決定。

当初の路線を捨てての子供向け路線への大幅な路線変更も提案されていたが、
路線変更はファンへの裏切り」というプロデューサーの熱意で、作風を崩すことなく3クールでの完結を迎えた。
過去には子供が真似しづらいということから新たな要素の『ウルトラマンA』の合体変身や『ウルトラマン80』の教師設定が破棄され、路線変更された例がある。

そのせいか、ソフビやなりきり玩具やポピニカをほしがる子どもの評価とは対照的にスタッフの熱意を認める特ヲタからの評価は高く、商売抜きに作品内容に没頭できる一部のコアなファンも獲得している。
ただ、一応本作自体も第26話以降、千樹憐がウルトラマンの変身者となってからは若干明るめのストーリーに変化している。


もっとも、話の展開に無駄がなくなりスピーディになった憐編以降や、全ての伏線を上手く1話分にまとめ上げた最終回は絶賛されており、
そういった多大なプラス要素もあって「放送短縮は正解」とまで言われているが、一方で「50話までやってほしかった」という声も根強い。
ただ、内容が内容なのでファンの間でも本作(特に第25話まで、姫矢准編)を週1で視聴するのはキツイといった意見も見られる。

憐編はキャストの「絶対に枠に収まらないとわかっているけど撮影した」という証言があるほどあちこちカットされたようであり、DVDにはディレクターズカット版やカットされたエピソードのうちの一つが収録されている。
さらに本作の脚本家の一人である太田愛氏によれば「憐のパートは後に放送されない可能性もあった」という。

「話としてはうまくまとまった」と評価される声も多いものの、やはり当初の予定通りにはいかない要素も多かったようで、放送短縮に伴う設定変更がいくつか目立つ。
特にラスボスであるダークザギは放送前からウルフェスなどではウルトラマンノアとの関係性が宣伝されていたにもかかわらず、放送短縮の影響でその設定が無かった事になっている。
ダークルシフェルというキャラも登場予定だったようだが、そちらもこの放送短縮でお蔵入りとなった(ポジションについては諸説あるが、当初は彼がラスボスを勤める予定だったというのが通説)。

放送短縮が現場スタッフに通知されたのは2004年の忘年会であり、その理由が1クールの時点で低視聴率に加えて玩具の売れ行き不振であったことになる。
加えて放送短縮の影響で特報が解禁されていた『ULTRAMAN』の続編映画『ULTRAMAN2 requiem』はあえなく中止となってしまった。

なお、ファンにも勘違いされがちだが、単純に視聴率や売上不振のみで放送短縮が決まったわけではない。
既に製作時に放送枠の午前7時30分にはネクサス以前のアニメ『交響詩篇エウレカセブン』や実写ドラマ版『美少女戦士セーラームーン』で視聴率が取れない為に、
2006年4月(つまり次回作の『ウルトラマンマックス』の終了後)から情報番組になる事が確定していた。

この為、もし1年の4クールで放送すると次の枠が決まってなかった円谷にとって(『ウルトラマン列伝』という形で枠が取れていた『ウルトラマンギンガ』~『ウルトラマンオーブ』時ならまだしも)、
次回作を2クールで作るのは非常に困難であった事、また『マックス』を「ウルフェス」と連動させてヤマ場を作りたいというイベント企画側の都合で、放送をウルフェス開始の夏期間に合わせる事情があったのも要因である。

とは言っても脚本家の長谷川圭一氏は、放送短縮が決定した時点で脚本:村井さだゆき・監督:阿部雄一(現・アベユーイチ)による第4クールの回がクランクイン直前であったと証言しているため、売上がよければ本来のストーリーで放送されていたのかもしれない。

「路線変更をしていれば…」という意見もあるが、それを放送短縮と『ULTRA N PROJECT』の頓挫の要因とするには無理がある。
前者の経緯は上述の通りだし、後者に関しても配給側である松竹の悪手で『ULTRAMAN』の興行成績が不振だったのも大きい。

放送中に発売された「ウルトラマンネクサスソーセージ/おべんとうハンバーグ」のCMは、色々な意味で語り草となっている。
ついでに絶対に記憶を消されそうな「秘密大公開スペシャル」も「詐欺映像」「本編終了後のTLTが作ったプロパガンダ映像に違いない」とよくネタにされる。

特撮面

(正確に言えばウルトラマンコスモス』以前の作品は予算を使い過ぎていたのだが)予算不足の一言に尽きる。
なにせ1話分にかかる予算がたったのガタキリバコンボ1回分という少なさ。
というのも、円谷プロはこの時期、予算の見直しに入っており、ウルトラマンでも採算を無視した予算は許されなくなっていたため。
そのために
  • TVシリーズ初となる完全ビデオ撮影(スローモーションが使えず、重量感が出ない)*1
  • 異空間での戦闘がメイン(終盤では市街地での戦闘が増えたが、依然予算不足を感じさせる)
  • 数話出ずっぱりの怪獣(脚本家は繰り返し戦うアメコミのヴィランのようなイメージを狙いたかったらしいが、よりにもよって非常にグロいデザイン)
  • 終盤のミニチュアも街の配置換えばかりで新鮮味に欠ける
  • 市街地のラスボス戦でも破壊シーンが殆どない(通常のビースト戦ではまずビルは壊れない)
……などが挙げられるが、板野サーカスによる激しい空中戦CGやスピーディーな戦闘は一見の価値あり。
ちなみに予算の見直しこそ行われており、実際上述の要素で削減を図ったのだが、結局着ぐるみの造形に凝りすぎたとかで赤字になってしまったらしい。

他にも10メートル大のサイズ感のウルトラマンの描写や、ウルトラシリーズでは珍しい俯瞰のアングルの多用など、随所に見所はある。

これらの経緯から、制作に携わった円谷プロのスタッフには今でも愛されている作品であり、以降のシリーズでも度々キャストや小ネタが登場している。

その後

連ドラ構成なために『ウルトラマン列伝』での放送に不向きと思われたが総集編で放送された。
なんとナレーションは孤門役の川久保拓司氏の新録。
上記の事情は公式サイトでも取り上げられているが、この通り1話単体での放送に不向きであったため、2015年の再編集含めて列伝内でネクサスが単独で取り上げれたのは2回とかなり少ない(他の作品と合わせた特集なら何度か取り上げられているが)。


年月の経過によってリアタイ世代が成長したことや、サブスクリプションサービスの普及などで一気見のハードルが下がったことなどから、次第にファン層も拡大されており、現在では一定の支持を獲得しつつある。
そしてそれを証明するように、2022年にNHKが開催した人気投票企画『全ウルトラマン大投票』ではウルトラヒーロー部門8位。ウルトラメカ部門ではナイトレイダーのハイパーストライクチェスターが11位にランクイン。

2023年にサンケイスポーツが60周年記念企画としてTVシリーズを対象に開催した『ウルトラマンFUN投票』では総合7位という好成績を記録。

孤門役川久保拓司氏もXにてそれぞれ喜びを語った。

また、明確な理由が存在していた『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』と違い、理由は不明ながら公式サブスクリプション・TSUBURAYA IMAGINATIONでは当初配信されていなかったが、放送19周年を迎えた2023年10月2日に配信が開始された。

【登場人物】

孤門一輝
主人公。レスキュー隊員だったが、TLTにスカウトされ、ナイトレイダーへ配属される。
最初の内は頼りなさげだったが、様々な出来事を通じて成長。適能者(デュナミスト。ウルトラマンの変身者)との関わり方も変化していく。

●西条凪
ナイトレイダー副隊長を務めるクールな女性。
ビーストに強い憎しみを抱いており、当初はウルトラマンでもビーストとみなして銃を向けたことも。
甘ちゃんな孤門に対して厳しく接するが、次第に信頼を寄せていく*2
銃とランチャー装備がデフォのような異色ヒロインだが、役者さんの魅力が知りたいなら『牙狼-GARO-』か『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』を見よう。

姫矢准
ウルトラマンネクサス(ジュネッス)に変身する、劇中で最初の適能者。
元報道カメラマンで、光を手にした意味に葛藤しながら各地で孤独な戦いを続けている。

千樹憐
ウルトラマンネクサス(ジュネッスブルー)に変身する、劇中で二番目の適能者。
遊園地で働く明るい少年だが、戦闘では周囲に不安を抱かせる異様な戦いを見せる。

●和倉英輔
ナイトレイダー隊長。
孤門を厳しくも暖かく見守る隊長。
上層部からの命令に苦悩する事が多かったが、彼自身も孤門の影響を受け、変化を遂げていく。

●石堀光彦
ナイトレイダー隊員。
ビーストの分析を得意とするが影が薄く、TLTハッキングの際の「俺を誰だと思っている」という台詞は涙を誘う。
演者は後に『ウルトラマンメビウス』の蛭川光彦役や、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』にてペダン星人 レイオニクスハンター・ダイル役を演じる事になる。
とりあえず自演乙☆

●平木詩織
ナイトレイダー隊員。
主役回が未放映&DVD送りに……
最終回でいきなり撃たれる等不遇。

●吉良沢優
イラストレーターとも呼ばれるTLT作戦参謀の少年。
ネクサスを味方と知りつつ「ウルトラマンを攻撃してください」などと命令を下す謎めいた人物。
憐と何らかの関係がある様子(ちなみに、吉良沢役候補の一人は憐役の内山氏だった)。

●松永要一郎
TLT管理官。
時に非道な決断を下すため、正直こいつが黒幕に見えました。
演者さんは『ウルトラマンガイア』『ウルトラマンマックス』『メビウス』『ウルトラマンデッカー』などシリーズの常連で、作品によっては本作と名字まで同じことも。

斎田リコ
孤門の恋人。今作が鬱トラマンと呼ばれる所以。
「キスして…」

溝呂木眞也
闇の巨人ダークメフィストに変身する謎の男。
ウルトラマンの光を手に入れるため、相手の肉体・精神共に追い詰めていく外道だが、彼もまたアンノウンハンドの掌の上で踊らされる人形のひとつでしかなかった。
しかし最後には…


【ウルトラマン/怪獣】

ウルトラマンネクサス
宇宙から飛来した謎の巨人。詳細は項目参照。

スペースビースト(異生獣)
宇宙から飛来し、人間を捕食する怪物。
その存在は隠蔽されており、一般人はその存在を知らない。
本作における怪獣だが、他のウルトラシリーズと比較して異様かつグロテスクなデザインが多い。

ウルティノイド
ネクサスとビーストの戦いに突如乱入する闇の巨人。


【用語】

●適能者(デュナミスト)
ウルトラマンの光を受け継いだ人間。
複数存在するが、劇中で最初に登場する姫矢は「二番目」、憐が「三番目」にあたる。
「一番目」のデュナミストとは…?

●メタフィールド/ダークフィールド
戦闘を外界と遮断するため、ウルトラマンやウルティノイドが作り出す予算削減フィールド
異空間。
外からは見えない特殊な位相となっているが、時折居合わせた人間や周囲の建造物を取り込んで形成されることもある。
この設定と後述のポテンシャルバリアにより、市街地が戦場になることは終盤まで殆どなかった。

●来訪者
超新星爆発を起こした「M80さそり座球状星団」から来た生命体。
TLTの技術も彼等から提供されたものが多い。

●レーテ(忘却の海)
5年前に新宿で起きた「ある事件」の記憶を世界中から集めて封印した、来訪者の技術。
封印する必要があった理由は、ビーストが持つある性質に関係している。

●ポテンシャルバリア
市街地へのビースト侵入を防ぐ、来訪者の技術。
その為、ビーストとの戦いは郊外や森の中がメインとなる。

●アンノウンハンド
闇のウルトラマンを利用してダークフィールドを生成、ビーストの再生・強化を行う強大な敵。
はたして、その正体とは…?


TLT

ビースト迎撃を目的とした非公開特殊防衛機関。
日本支部は、とあるダムの底に建造された基地「フォートレスフリーダム」が拠点となっている。

実働攻撃部隊 ナイトレイダー(NR)
ビースト殲滅部隊。
本作における防衛隊だが、ウルトラシリーズの中でも特にミリタリー色が強い。
更に戦闘機をほとんど撃墜されずにビーストを倒す(劇中では登場怪獣を半数近く撃破)等、屈指の強さを持つ。
孤門らが所属するチームは「ナイトレイダーAユニット」と呼称される。
「マシンが合体しない方がまともな活躍をする」とは言ってはいけない。

●メモリーポリス(MP)
ビースト事件に関わった民間人に記憶処理を施す部署。
メモレイサーという道具を使い、ウルトラマンとビーストに関する記憶の一切を抹消していく。
そこ、「『メン・イン・ブラック』」って言わない。

●ホワイトスイーパー
ビースト交戦後の処理や情報収集を目的とした部署。

●レッドトルーパー
ナイトレイダー別働隊で、赤いカラーリングのクロムチェスターが小学館のムックの設定資料項目に描かれていた。
EP18で存在が示唆されたが、登場することなく物語が終了。
放送短縮されなければ、別媒体でストーリーが展開される予定だったらしい。


【楽曲】

版権が日本コロムビアだけでなく、ビーイング所属のアーティストが歌うことも他のウルトラシリーズと異なる。

OP1
英雄(doa)
男なら誰かのために強くなれ
歯を食いしばって思いっきり守り抜け

OP2
青い果実/doa
パワーを絞り出せ裸のままの欲望で

ED1
いつも心に太陽を/三枝夕夏

ED2
飛び立てない私にあなたが翼をくれた/三枝夕夏

ED3
赤く熱い鼓動/愛内里菜
この先願い叶うことなんてほんの一握り
だったらひとつ掴んだチャンス全てそこに注ぎ込め



項目は絆だ。

誰かに追記・修正され、再び輝く……。


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最終更新:2024年04月16日 21:38

*1 映像作品全体では『平成ウルトラセブン』が初。また、前作『コスモス』も本編パートはビデオ撮影だった。

*2 とはいえ、厳しさそのものは最後まで変わっていない。