バレーナ(AC)

登録日:2016/03/12 Sat 22:22:40
更新日:2025/01/25 Sat 12:55:50
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兵器とは、技術力がすべてです。技術力こそが世界を変えていく原動力となるのです。

そしてその力を掌握するのにふさわしいのが、我々バレーナなのです。

バレーナとはフロムソフトウェア制作のロボゲー、ARMORED COREシリーズの架空の企業の一つ。
PS2移行後の初作品であるARMORED CORE 2と、その続編のARMORED CORE 2 ANOTHER AGEに登場する。


●概要

2シリーズにおける主要企業、所謂三大企業の内の一つ。
企業規模自体はジオ・マトリクスエムロードに大きく劣っているが、
技術力については他2社と同等以上であり、それによってナンバー3の地位を保持している。
立場的には技術力で新興ながらも急成長を遂げたプログテック社に近いか。

自ら技術力をウリにしているだけに、重工業・化学工業・情報・通信などが主要産業の他、
傭兵から大道芸人まで幅広くカバーする人材派遣産業にも手を伸ばしているらしい。
(ナーヴスの存在もあるので流石にレイヴンの派遣はやっていないらしいが)

月光やジェネレーターやラジエーターやデコイやFCSや各種エクステンション等の傑作を生みだしている。
あと、依頼文読み上げ担当の意外な人選と可愛さにも定評がある。

因みにACシリーズプレイヤーには後のキサラギとは違って変態成分少な目みたいに言われることが多いのだが、
後述するあんな巨大兵器や化け物兵器を平然と生み出せる辺り、コイツらも十二分に変態だと思うんだ。


●作品ごとの活躍

依頼文はナディアこと鷹森淑乃氏。
ジオ社とエムロード社の争いには中立の立場を表明し、両社との取り引きをおこないながら器用に立ち回る。
他にも地球政府やその出先機関であるLCCとも一定の繋がりを有している。

LCCの統一宣言時にはジオ社、エムロード社とは違い裏で協力する姿勢を見せており、
直轄部隊のフライトナーズにパーツの提供なども行っていた様子。

だがそのフライトナーズが反乱を起こしたり、エムロードが最後の意地で巨大兵器を差し向けてきたりと終盤は色々危うい立場に立たされる。
挙げ句、フライトナーズに自社開発の巨大空中要塞を奪われたりと意外と散々な目に遭っている。

依頼文はエイダこと芳野美樹。
前作でこそこそ動き回っていたのがバレた所為で、ジオ社とエムロード社との関係が一気に悪化してしまったとのこと。
誰かの腰巾着でいないと落ち着かない精神が身に染みてしまっているのか、
表向きは地球政府の軍事強化制作に協力する姿勢を見せている。

……だがその一方でアナザーエイジプレイヤー大半のトラウマの原因であろう
某灰色の雲を開発した挙げ句に平然と都市部に攻撃を仕掛けようとするなど、実はやってることはかなりエゲつない。

さらにテロ組織を裏で支援していることが見て取れ、政府やジオ社、エムロード社ばかり狙われているのにバレーナだけが狙われないという、よく見ると不自然な描写が見受けられている。


●主な製作物

・HOY-B999
初期から購入可能なバレーナ社ジェネレーターの1つ。
「全てにバランスの良い仕上がり」の謳い文句に恥じない、容量も出力も十分に備えた一品。
後述の隠しパーツが手に入るまでの長い間お世話になったレイヴンも多い筈。

・HOY-B1000
2ではバレーナ社の依頼を全てこなすと買うことが可能になるジェネレーター。
2シリーズでは最も出力が高く、実質的な一択パーツと称される程の性能を持つ。
アナザーエイジでは容量も増加され、レッドゾーンが少ないことが欠点として目立たないくらいの名作である。

・RRX-COT-1550
こちらも同じくバレーナ社の依頼オールクリアで入手可能となる最新ラジエーター。
そこそこの通常冷却に最高クラスの緊急冷却を持ち、熱暴走のダメージを最小限に抑えられる。
負荷が高いという弱点に目を瞑ってでも何とか乗せたいところ。

・BEX-BRM-04
一度に4発同時発射可能なエクステンション連動ミサイル。
通常のミサイルよりやや出遅れての発射される。
これと両肩ミサイルの組み合わせで大半のアリーナランカーを火力でゴリ押しできる。

・BEX-BB210
護衛対象の列車から盗み出すことで入手可能な緊急後退ブースター。
あろうことかリロードなしで連射可能だったため、やりようによってはとんでもなく気持ち悪い動きも可能だった。
が、流石にマズイと思われたのかアナザーエイジでリロードタイムが追加され、それなりの性能に落ち着いた。

・ZAW-2/SAMURAI
侍、サムライ、漢の中の漢の武装の始まりである武器腕ブレード。
知っての通り武器腕は防御力が皆無なので紙装甲の機体で相手に肉薄しないといけないという多大なリスクを負うことになる。
ある意味で多くのレイヴンを魅了する珍品。

・LS-MOONLIGHT
KARASAWAと同じくシリーズお馴染の名ブレード。今回も遺跡の台座に奉られている。
重量こそ増加してしまったものの、初期ブレード並の消費で最高の攻撃力を発揮できるなど、まだまだ十分すぎる程に強力。

・STAI
2においてLCCが所有していたものをフライトナーズが強奪した超巨大飛行要塞。
その気になれば火星全土を焦土にできるという物騒すぎる代物である。
武装も大量の機関砲にグレネード砲台、護衛用の戦闘機に内部にはディソーダ―がウジャウジャいるなど物凄いことになっている。
もっと凄いのはほぼ単身でこれを止めた主人公なのかもしれないが。

グレイクラウド
アナザーエイジプレイヤーならば知らぬ者はいない、みんなのトラウマ灰雲。
製作中の所を起動前に破壊したはずが、結局後々に空を優雅に舞う完成品と闘うハメになる。
で、その完成品が後のシリーズの敵と比較してもトップクラスにおっそろしい鬼性能であり、
そのデカい図体からは考えられないような速度で飛び回り、グレネードやミサイルを雨霰と降り注がせる。
おまけに中央の本体部分以外に攻撃しても武装が潰れるだけで撃破できず、しかも各種武装と密集しているので肝心の本隊が狙いづらい始末。
大半のレイヴンは物陰にこそこそ隠れながら僅かな隙を突いて影から狙い撃つチキンプレイに徹したことだろう。
3の大仏やNシリーズのレビヤたんすらも上回る、バレーナ社の技術力と変態性がギッシリ凝縮された作品である。







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最終更新:2025年01月25日 12:55