キサラギ(AC)

登録日:2010/03/01 Mon 01:24:20
更新日:2025/07/07 Mon 19:43:53
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キサラギとは
アーマードコアシリーズの3からLRで登場する変態企業である。

三大企業の一つだが、勢力はクレストミラージュと比べて比較的小規模、しかし技術力は他の二社を凌ぐと言われている。


初登場はアーマードコア3


3の頃の責任者の声は中田譲治


この作品では二大企業ミラージュ・クレストに対して規模と戦力では劣っているためか、直接的な武力行使を控えつつ、破壊工作やスパイ活動などを行なっている腹黒企業。ミラージュにグラン採掘場を奪われたことを恨みテロ組織と手を組んだり一般人の乗ったモノレールごと橋を爆発したりとかなりの外道企業。
また、上記二社が管理者を巡って否定するミラージュと全肯定するクレストと対立の下地になっているが、キサラギは管理者の是非には全く関心がなく、現実的なスタンスを取りつつひたすらに勢力拡大に邁進している。
しかし、後に反管理者組織ユニオンに資金提供をしていた事が判明するが、状況から見て思想の賛同ではなく、単なる自社勢力拡大のための手段(恐らくは反クレスト系組織の支援程度の認識)としていた模様である。

パーツラインナップは優秀なジェネレーターやラジエーター等の内装パーツを制作したが射突ブレードなど偏ったイロモノパーツまで扱う。
その他にはENゲージを回復する電池や右手武器のロックに依存した銃(投擲銃)や同じシステムの火炎放射機を発明したりと偉大な功績を残す。が、勢力拡大のために反管理者組織ユニオンを支援していたため、クレスト・インダストリアルから激しく敵視されるようになり雇われた主人公によってテロ組織と一緒に壊滅寸前まで追い込まれる。
壊滅後もキサラギ残党がグラン採掘所に集結し組織の立て直しを図ったが、こちらもクレスト社に雇われた主人公によって闇に葬られた。
※その後のレインのメールから各地でキサラギとユニオン残党とクレストの掃討部隊の間で激しい戦闘が行われているとの事で、一応消滅はしていない。
また、管理者本体の位置情報をミラージュとクレストは知っていた模様であるが、キサラギは把握はしていなかったと思われる。

ちなみにプレイヤーを強化人間にするパーツもキサラギ製。

AC3の次回作に当たる3SLでは復興を遂げたが、前作で壊滅寸前に陥った被害を未だに引きずっており、地上やサイレントラインの開拓は余り行わずに地下や自勢力のセクション管理に力を注ぐ。ミラージュとクレストはサイレントラインで争っており、同時に衛星砲やその他の正体不明勢力で被害を受けている事から、その隙をついて勢力拡大を目指すという戦略を取っている。
また、ミラージュと手を組みサイレントラインのAI技術を使った新型の無人ACを開発と生産を担当するなど、ミラージュは関係が一定の改善が図られている。
クレストとの関係は悪化と一途。組織弱体化を理由にクレストはキサラギの併合まで目論んだが、こちらはキサラギの激しい抵抗とレイヴンの手によって撥ね退ける事に成功している。
その他にも地下に巨大な生体兵器研究所を作った(研究員は女性)

この研究所で飼われていた生体兵器は全部で二種類。一種類は巻き貝のような形をして浮遊している生き物で、主兵装はレーザーのみ。
もう一種類は上記した巻き貝の親玉のようなもので、見た目はひとつ目の王蟲。真ん中の目が開きプラズマを発射してくる(が、実はそこが弱点)。下手すりゃ月光の突きで秒殺出来る。

最後はクレストやミラージュと共に暴走した無人兵器を止めると言う名目で仲良くなったがその後どうなったのか気になる。

パーツのラインナップは3とほぼ同じだがSLでは新しく攻撃力4500使用回数4回とロマンを追求した射突ブレードを開発(この頃は型名がNIOHではない)

NX系では3SLから半世紀近く経っている事もあり、組織そのものはしっかりと立て直された模様。3の腹黒企業ではなく純粋な技術屋に近い存在になった。


またパーツカテゴリに新しくマイクロミサイルが追加され多少はまともな企業になったと思われた。













が、そうでもなかった


3系で培った生体兵器の技術を遺憾なく発揮しAC界のアイドルAMIDAを産む。この生き物は「触手の生えたダニ」と例えられる愛らしい外見と、ACを見つけると飛び跳ねながら近づき爆発するという人懐っこい性格により、レイヴンを虜にした。





\AMIDAカワイイヨ-/




またNX系の続編LRではNX終盤で新興企業ナービスが無くなってしまったのでAMIDA一筋の変態集団となり周りからキサラギ派と呼ばれるようになった。
この頃アライアンスに秘密で新しく爆発しないAMIDAを開発・養殖を行っていたがシナリオ終盤でそのことがバレて研究所を爆破される。

また新しいAMIDAは雄と雌の区別がつくようになり更に飛行能力をもったAMIDAが現れた(突然変異らしい)。

世界観は異なるが、ACFFにも登場。エキスパートリーグにチーム「AF KISARAGI」を参加させている。
企業公式チームらしく、アクの強いキサラギ製パーツを多用する作中屈指の変態強豪である。

3系の頃は他2社と似たようなネーミングセンスだったのだが、N系では何をトチ狂ったのかACパーツも保有兵器も名前を全て仏教用語で統一している。



●主な生産物
何はなくとも外せないみんなのアイドルアミダたん。今日もどこかでその愛らしい外見と生態によりAC諸ともレイヴンが消化されている。

漢のロマンを凝縮して放つ最終兵器。ガチタンでさえ直撃すれば数発でスクラップと化す。まあ数発しか撃てないんだけどね
詳細は項目参照。

  • FUGEN
縦長FCS。対空性能に優れたパーツだが旋回戦中心のアーマードコアにおいては得るものより失うものの方が多い。

  • SAISUI/JIRIN
使用することでENを回復するEX装備。通称電池。作品によって価値が異なり、一部作品ではテンプレート装備となっている。

  • RAKAN
OB搭載のコアパーツ。見た目は重量コアだが性能は軽量コア、カテゴリは中量コアという不思議なパーツ。だが特筆すべきはその外見であり、組み合わせ方によっては気持ち悪い(褒め言葉)ACも出来上がる。ブルータル・ブルーとか。

  • KONGOH
軽くて高出力、だが熱くてコンデンサ容量が超少ないジェネレータ。ENゲージの動きが超せっかち。後にさらなる出力↑&容量↓という斜め上の改修を施したパーツが登場した。

  • KUJAKU
高出力・高容量・性能に対しての低負荷、何よりACが一瞬で燃え上がる程度の発熱という驚異のジェネレーターもとい暖房もといコンロ。性能に騙されて装備した初心者を蒸し料理にする様は外道という言葉に尽きる。

  • FUDOH
KUJAKUとは対照的に低発熱なジェネレータ。出力は並で重量はかなりの物だが、とにかく発熱しない。長時間ブーストを吹かしたい時や熱暴走が怖い時に。

  • ANANDA
珍しくキサラギが本気を出した例。軽量かつ高性能のラジエーターであり、採用率の高い優等生。唯一緊急時の冷却性能が低く熱暴走時の消耗が激しいが、これを装備すればそうそう起きはしない。

  • RAGORA
ANANDAに続くキサラギが本気を出した例その2。見た目はまんま大きくなったANANDA。弱点であった緊急時の冷却性能が強化された更に優秀なラジエーターだが、やや重いのでANANDAみたいに気軽に積める物ではない。しかもLRで負荷が激増した為に更に使いづらくなる始末。

  • FURUNA
本気を出しすぎた所為で逆に悪い意味で突き抜けてしまったラジエーター。冷却性能は最高数値だが上二つと比べて圧倒的に高いわけでもなく、更に重量も最高で消費ENも高すぎるので全く使い物にならない。せめてKUJAKUを安心して使えるくらいの性能なら良かったのに…

  • KASYO
ACFF限定のラジエータ。
FURUNAの後継機であり、重量を抑えつつ性能を極力維持している。
…とパーツ説明にあるが、実際はラジエータにしては重すぎる重量に加えて消費ENも高いのに冷却性能が落ちている。
なお、最大の問題点はCR-R02に全てのパラメータで負けていること。

  • GACHIRIN/NICHIRIN
火炎放射器。両手に持って消毒するしかねえ!範囲狭い?ロックしない?ヒャッハー!そんなこという汚物は消毒だ〜!!パルヴァライザー用調理具としてはなかなか優秀。
NX時代はロックオンサイトが拡大するバグのお陰で大暴れしていた…はず。

  • マイクロミサイル系装備
キサラギが本気を出した例その3。小型ミサイルを1ロックで複数発放つという性質の武器。代表的なのはMAGORAGA(5発)、KINNARA(7発)、KARURA(9発)など。ミッションで詰まった時はこれに適当な連動ミサイルを併用すれば大抵はどうにかなる。そして弾薬費で泣く羽目になる

  • ZEKUH
キサラギ開発の双胴型ヘリ。上空をフラフラ飛びながらマシンガンやロケットを放つ。地味に耐久力もあり鬱陶しいことこの上ない。

  • GURENGE
火炎放射器を搭載したガードメカ。音もなくこちらに近づき火炎放射を浴びせる。たまに味方まで消毒しちゃう困ったちゃん。






−−以上、社外秘キサラギ年史より−−




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最終更新:2025年07月07日 19:43