登録日:2016/05/28 Sat 23:25:45
更新日:2025/06/30 Mon 18:43:04
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《龍波動空母 エビデゴラス》/《最終龍理 Q.E.D.+》とは、デュエル・マスターズのカードである。
概要
性能
龍波動空母 エビデゴラス ≡V≡ 水文明 (4) |
ドラグハート・フォートレス |
自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。 |
龍解:自分がカードを引いた時、それがそのターンに引く5枚目のカードであれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーンを離れた場合、そこに戻す) |
龍解後⇒《最終龍理 Q.E.D.+》 |
最終龍理 Q.E.D.+ ≡V≡ 水文明 (7) |
ドラグハート・クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 11000 |
自分のターンのはじめに自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を山札の上に戻し、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。その後、カードを1枚引いてもよい。 |
自分の水のドラゴンはブロックされない。 |
W・ブレイカー |
龍回避-このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。 |
龍解前⇒《龍波動空母 エビデゴラス》 |
龍波動空母 エビデゴラス
効果は単純で、ターン開始時の追加ドロー。
しかしこのカードは、フィールドに独立したオブジェクトとして存在できる。
つまりドラグハート・ウエポンの弱点であった、「装備したクリーチャーを除去してしまえばいい」という点を克服しているのだ。
このカードを出せる水のドラグナーは、革命ファイナル1弾の時点で以下の3種。
龍覇 M・A・S(メタルアベンジャーソリッド) R 水文明 (6) |
クリーチャー:リキッド・ピープル閃/ドラグナー 2000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト4以下の水のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す) |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のコスト6以下のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
龍覇 メタルアベンジャー R 水文明 (6) |
クリーチャー:リキッド・ピープル閃/ドラグナー 4000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト2以下のドラグハート1枚、または、コスト4以下の水のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す) |
呪文の効果で相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。 |
ν・龍覇 メタルアベンジャー R(リベンジ)UC 水文明 (7) |
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン/リキッド・ピープル閃/ドラグナー 6000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハートを1枚、またはコスト5以下の水のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す) |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。 |
W・ブレイカー |
このうちM・A・Sは、エビデゴラスとセットで登場したドラグナーで、発表当初は「除去できない&クリーチャーになれる置きドローにバウンスまでついてくるのか」「ぶっ壊れだ」
と騒がれた。
もちろんほかの2種が弱いわけではないが。
龍解条件
龍解の条件は、「ターン中に5枚ドローする」というもの。エビデゴラスで1枚引けるので、(出してすぐ龍解するのでなければ)あと3枚引けばいい。
例えば青単では、
龍素記号iQ サイクロペディア P 水文明 (8) |
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 8000 |
シンパシー:リキッド・ピープル |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを3枚まで引いてもよい。 |
このクリーチャーはブロックされない。 |
W・ブレイカー |
超閃機 ジャバジャック SR 水文明 (4) |
進化クリーチャー:リキッド・ピープル閃 6000 |
進化-自分のリキッド・ピープル1体の上に置く。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを4枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を2枚、好きな順序で山札の一番下に置く。 |
と組み合わせるといいだろう。
最終龍理 Q.E.D.+
エビデゴラスの龍解後の姿。
まずフォートレス時の効果が強化されていて、より狙ったカードを引きやすくなった。もちろんドローなので、2体目の龍解にも貢献できる。
そして、水のドラゴンをブロックされなくする。自身にも適用されるので、確実な打点として活躍できる。
だがこのカードの脅威は、最後の能力である「龍回避」。
ビクトリーのフォートレスのみが持つ能力で(1枚だけ例外あり)、なんとほぼあらゆる除去に耐性を得る。
相手からすれば非常に面倒な能力で、このカードが強いと言われた理由である。
環境において
だが、革命編の時点では、Q.E.D.+としてはほとんど使われていない。
実際にはターン中に5枚ドローするのは専用の構築にしないと難しくガイギンガとモルトが異常なのだが、次第にM・A・Sとセットで「置きドローにおまけでバウンスが付いてくる」という認識になっていった。最近の出番は多くがコントロール系のデッキで、当然龍解なんてされない。
青単の復権を期待したいところだが…
ストーリーでの活躍
関連カード
龍素王 Q.E.D. ≡V≡ 水文明 (7) |
ドラグハート・クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 11000 |
呪文の効果で相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。 |
各ターン、自分の水のクリーチャー1体目を、コストを支払わずに召喚してもよい。 |
各ターン、自分の水の呪文1枚目を、コストを支払わずに唱えてもよい。 |
W・ブレイカー |
龍解前⇒《真理銃 エビデンス》 |
ν・龍素王 Q‐END VR 水文明 (8) |
ドラグハート・クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 11000 |
呪文の効果によって、相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。 |
自分が呪文を唱えた時、それよりコストの小さい呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 |
W・ブレイカー |
龍解前⇒《超龍素要塞 エビデシュタイン》 |
どちらもQ.E.D.+に比べると派手だが、より癖が強い。デッキによって使い分けていこう。
アクア・アタック<BAGOOON(バゴーーーン)・パンツァー> ≡V≡ 光/水文明 (7) |
サイキック・クリーチャー:リキッド・ピープル/ハンター 6000 |
自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。 |
自分の水のハンターは攻撃されない。 |
W・ブレイカー |
超次元ゾーンから呼び出せる置きドロー繋がり。
こちらは
- 5コストの呪文で出せ、6コストの呪文でサイキック以外をコスト無視でバウンスできる
- 光の呪文からもアクセスできる
点で勝るが、
点で劣る。どちらが強いかは環境によるだろう。
魔素縫合 アモデゴラス SR 水/闇/自然文明 (7) |
クリーチャー:ディスペクター/グランド・デビル/クリスタル・コマンド・ドラゴン 9000 |
EXライフ |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
相手がカードを引く時、それがそのターンに相手が引く1枚目でなければ、相手はそれを手札に加えるかわりにマナゾーンに置く。 |
自分が手札を捨てる時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置いてもよい。 |
背景ストーリーの設定的には特に縁がなかった《魔流星アモン・ベルス》と融合して
ディスペクターと化したエビデゴラス。
相手がターン開始時の1枚目のドロー以外でのドローをした場合にマナに置かせるロック能力と自身が手札を捨てる際に代わりにマナブーストを行う効果を持つブロッカー。
フレーバーテキストは、力なき者を助けるという「希望」を与えていたエビテゴラスが、むしろ未来を奪い去るという「絶望」を与えるアモン・ベルスの力に乗っ取られたと解釈可能な内容になっている。
アニメでの活躍
アニメでは
べんちゃんが使用。初披露は
勝太戦で、
フォートレスに関する情報アドをいいことに見事リベンジを果たした。
ちなみにドラグハート・フォートレスは、アニメでは使いこなすのに相当な特訓が必要らしい(後日ホカベンもべんちゃん指導のもと、ガイシュカクを使うために猛特訓をしている)。
ルシファー戦では
ビクトリーにもかかわらず2枚所持している(アニメでは現実でよりはるかに希少な設定)ことが判明した。
さらに
二刀龍覇 グレンモルト「王」のお株だったダブル龍解も成し遂げている。
龍波動空母 エビデゴラス ≡V≡ 水文明 (4) |
ドラグハート・フォートレス |
自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。 |
龍解:自分がカードを引いた時、それがそのターンに引く4枚目のカードであれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーンを離れた場合、そこに戻す) |
龍解後⇒《最終龍理 Q.E.D.+》 |
最終龍理 Q.E.D.+ ≡V≡ 水文明 (7) |
ドラグハート・クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 11000 |
自分のターンのはじめに自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を山札の上に戻し、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。その後、カードを1枚引いてもよい。 |
自分の水のクリーチャーはブロックされない。 |
W・ブレイカー |
龍回避-このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。 |
龍解前⇒《龍波動空母 エビデゴラス》 |
DMPP-23で実装。
シークレットが存在し、ゲットすると後術の擬人化Q.E.D.のスキンが貰える。
龍解条件が緩くなり、龍解後も水のクリーチャー全てにアンブロッカブルが付くようになった。
スタン落ちするまではドロソとしてそこそこの活躍を見せた。
リメイク
龍波弩級戦艦 エビデックス SR 水文明 (4) |
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 7000 |
攻撃できない。 |
自分のターン開始時、自分の手札が8枚以下なら、カードを1枚引く。 |
自分がカードを引いた時、それがそのターン引く4枚目以降のカードであれば、このクリーチャーを《永久龍程式 Q.E.D.=X》に進化させる。(この進化は召喚として扱う) |
永久龍程式 Q.E.D.=X SR 水文明 (7) |
進化クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 11000 |
進化:水のクリーチャー |
W・ブレイカー |
バトルゾーンに出た時、相手のクリーチャー1体を手札に戻してもよい。 |
自分のターン開始時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から1枚を山札の上に置き、残りをランダムな順番で山札の一番下に置く。その後、自分の手札が8枚以下なら、カードを1枚引く。 |
自分の水のクリーチャーはブロックされない。 |
(このカードは、《龍波弩級戦艦 エビデックス》として召喚してもよい) |
DMPB-06にてオリジナルカードとしてまさかのリメイクカードが実装された。
こちらもシークレットが存在し今度はサンタ衣装の擬人化Q.E.D.のスキンが貰えるほか専用BGMもついてくる(しかも歌付き)。
ドラグナーを介さなくてもコスト4という早い段階でエビデゴラスと同等のドロソになり得る点である。
パワーも7000と《勝利のガイアール・カイザー》に除去されない点も偉い(え?革命チェンジ?侵略?知らん。)が、あくまでクリーチャー扱いであるため除去体制そのものは落ちている点には注意。
最大の特徴はエビデゴラスと同じ条件を達成すれば裏面に進化するという能力で龍解を再現した点であろう。
裏面はQ.E.D.+ の能力を引き継ぎつつMASのバウンス効果も継承しているため一つで二度美味しい。
ただし、条件進化は龍解扱いではなく「踏み倒してバトルゾーンに出た」扱いなので、なんと《嘘と盗みのエンターテイナー》等の能力に引っかかってしまい、龍回避もないため一概に上位互換とは言えないだろう。
現在は【青黒ハンデス】のドロソとして活躍中。
擬人化
「ハッハッハー!読んでいましたよ!」
CV:(長谷川育美)
前述の通り龍覇MASやエビデックスのシークレットを入手することで彼女のスキンをゲットできる。
容姿はQ.E.D.+の要素を含みつつ近未来感溢れるこれまた絶妙なラインの擬人化となっている。
あとおっぱいがデカい。
サンタ衣装はサンタの要素を含みつつ指揮官を思わさるデザインとなっている。無知を装備しているため若干ドSなイメージもついたか?
あとおっぱいがさらに強調されめっちゃ揺れる。常にバルンバルン揺れる。けしからん。
セリフや容姿から分かる通りもう既にポンコツ感が溢れまくっており色々やらかしてしまうネタキャラになってしまうのではないかと予想された。
がいざ蓋を開けてみるとメインストーリーでは水文明のリーダー格として登場し、他のドラグナー達を纏める指揮役や作戦の立案者として終始活躍し有能ぶりを発揮する等、紙の背景ストーリーでの影の薄さを払拭することに。
が…
「私はドラゴンという種族を活かして人間のペットになればタダで美味しい水とご飯が食べられると導き出しただけです!!」(デュエマシティの日常108話より引用)
ダメだこりゃ…
イベントシナリオや「デュエマシティの日常」では案の定、おもしれーポンコツお姉さんと化してしまっておりもはや尊厳も威厳もかなぐり捨てた龍素王もひったくれもない感じに…
特に公式4コマの「デュエマシティの日常」では街の噴水を直飲みしたり、水やお菓子をタダで得るために自らペットに成り下がるという謎行動をし、威厳を完全に失ってしまった。
シリアス場面での有能ぶりとギャグ場面でのポンコツぶりのギャップが非常に受け、デュエプレキャラ人気投票では6位を獲得した。
これからもっとおもしれー挙動をする龍素王に期待しよう。
余談
シークレット版が存在し、箔押しが紫から銀になり、背景に0と1がビッシリと並んでいる。また、元の絵もアルトアートになっている。
追記・修正はエビデゴラスを龍解させてからお願いします。
- これとパンツァーどっちが使いやすいと思いますか? -- 名無しさん (2016-05-28 23:40:24)
- 除去のされにくさであればこちら、アクセスできるカードの多さで言えばパンツァー でも今はだいたいこっちですね -- 名無しさん (2016-05-28 23:46:47)
- 龍解は積極的にこそ狙われないけど、出来るような構築にはしとくべきだとも思う。青竜アンブロッカル化は詰めの盤面では普通に強いよ -- 名無しさん (2016-05-28 23:51:24)
- ライトの代わりにブック積むだけで割と龍解出来たりする……MASのバウンス含めて青黒ハンデスで重宝してるカード。 -- 名無しさん (2016-05-29 19:44:14)
- ドロー効果が強すぎて龍解するのが珍しいのか龍解させると大体テキスト確認される -- 名無しさん (2016-05-29 21:24:05)
- イラストが両面とも好きすぎてデュエマ復帰の切っ掛けになった1枚。いつもお世話になってます -- 名無しさん (2016-05-30 00:23:56)
- whfのくじで当たったパックからこれが出てきた時はビビった。 -- 名無しさん (2016-05-30 11:41:55)
- デュエプレではウェディングと並んで擬人化大成功キャラ。余りにも叡智すぎる -- 名無しさん (2025-06-30 18:43:04)
最終更新:2025年06月30日 18:43