鹿肉

登録日:2011/11/28(月) 10:52:04
更新日:2019/12/04 Wed 21:50:39
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鹿肉とは、シカ科シカ属の動物である鹿の食肉である。
古来より、繁殖力が強く、林業や農業にとって害獣である鹿は、狩猟の対象となってきた。

日本でもニホンオオカミの絶滅以降、個体数増加による害が目立ってきたため、紀伊半島や北海道をはじめ、ほぼ全国で一定期間の狩猟が許可されている。
海外でも、野性動物の狩猟であるジビエの定番である。

無論、畜産で安定して供給できる普段の肉と違い、
ジビエは猟師が一頭一頭銃や罠で仕留めなくてはならないため、非常に流通量が少ない。
おまけに仕留め方や後処理を下手にやると生臭くなってまずくなってしまうため
腕のいい猟師がきれいに仕留めて処理してこそ美味しいジビエとなるのである。
いかに鹿が大量にいると言ってもこのように肉を得るまでの手間暇が段違いなため、
殖え過ぎてるならなら片っ端から獲って食えばいいじゃん」とは簡単に行かないのも事実である。

肉質は、脂身が少なく、赤身の色が非常に濃い。

カロリーも牛肉の1/3程と低カロリーで、鉄分を主として栄養分も豊富であるため、ジンギスカン鍋として、女性達からも注目を浴びている。
クマザサを食べているので、香りもよい。
また、野生の鹿肉は小麦アレルギーなどで家畜の肉が食べられない人にも適している。


■主な料理

◆もみじ鍋
鹿肉の鍋。ボタン鍋と同じく味噌仕立てで食べられる。
赤身は柔らかく、歯で簡単に噛みきれる。
お茶にもされるクマザサをたくさん食べた鹿は、香りも素晴らしく、脂身こそ無いが、赤身の旨味を十分に味わえる。


◆大和煮
とおなじく、砂糖醤油で煮込まれる。
しっかりと味のしみた鹿肉は、飯のオカズに最高である。


◆鹿ステーキ
北海道などの地元のレストランで食べられる。
塩か醤油で味付けされた鹿肉は、柔らかく、脂身が少ない分くどくなく、力がつく感じがする。


◆シチュー
牛肉の代わりに入れても違和感なく食べられる。


◆生食
狩猟者の中には、刺身にして食べる人もいる。
かなり美味らしいが、病原菌や寄生虫の心配があるので奨められない。
特に野生のものは危険である。


◆スープカレー
札幌のスープカレー店では、エゾシカの角煮が入ったスープカレーを出すところがある。


■番外編

◆ペット用鹿肉・鹿骨
ペットなら多少味の劣る肉でも食べてくれるということで近年鹿肉の消費拡大などを目的に流通し始めた。
犬用の鹿肉ジャーキーや鹿の骨・鹿の角などはペット用品店でよく見かけるし、一部のドッグカフェでは地元で獲れた鹿肉を犬用オヤツとして提供していることがある。
本来狩猟犬は獲物の肉を分け与えられたりするため犬種によっては適したおやつになりうるが、全体的にやや高価ではある。


追記・修正は、鹿のように元気に駆け回りながらお願いします。

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