登録日:2016/07/21 (木) 16:16:00
更新日:2025/02/23 Sun 11:58:39
所要時間:約 4 分で読めます
声:白川澄子(~2015年11月29日放送分)、うえだ星子(2015年12月6日放送分のみ)、落合るみ(2015年12月13日放送分~)
概要
原作には登場しない
アニオリキャラで、
磯野カツオの親友。「中島くん」と言った方が通りがいいかもしれない。
原作に登場するカツオの友人の要素を複合したようなキャラクターである。
アニメでは古参キャラで、1970年に放送された118話「僕はもらわれる」で、全く同じ容姿のクラスメートが確認できる。
かもめ第三小学校5年3組で、カツオ、花沢、ハヤカワ、カオリ、西原、橋本とは同じクラス。
放課後は良くカツオたちと野球やサッカーをしている。
西原、橋本とはカツオと並ぶ親友同士で、4人で一緒に行動することも多い。
一方花沢・ハヤカワ・カオリの女子トリオとも仲が良く、この7人は互いに家を行き来する仲である。
イラストや物まねなどで
「磯野、キャッチボールしようぜ!!」というセリフで象徴されることが多々あるが、実際はこのセリフはさほど……というかほとんど言っていない。
「
真実はいつも一つ!!」や「
オッス、オラ悟空!!」みたいなものである。
成績はあまり描写されないが、カツオよりはいい様子。
正確は
真面目だが気弱、そして若干
厨二。
不真面目で大胆なカツオとは正反対であるが、それ故にか極めて仲が良く、何度も喧嘩しているがその度に仲直りしている。
「僕は現代に生まれてよかったよ。だって、そうじゃないと磯野と出会えなかったからね」
(一目ぼれに敗れた後で)「僕には磯野がいるからね」
そんな彼であるが、欠点としてはかなりの見栄っ張りかつ自慢したがりであり、オーダーメイドのスーツやジャケットをわざわざ着て来たり、旅行先で撮ったコスプレ写真をわざわざ持ってきて見せびらかしたりと、
わりとあざとい手段でクラスの注目を集めようとする。
その度にカツオが「目立ちたいがためにあんな真似をして!!」と拗ねて険悪になるも最後は仲直りする、というのがよくあるパターン。
ただ、そんな小細工をしなくてもクラスの中心になれるカツオのことは羨ましくも思っているようだ。
またカツオにとってはハヤカワ・カオリをめぐる恋の
ライバルでもある……と、カツオは思っているが、この世界は花沢さんどころかクラスメートや磯野家メンバーまで公式でカツオ×花沢カップリングを推しているので、
彼もカツオは花沢さんと結ばれると思っている様子。
家族は大学生の兄と厳しいおじいちゃんがよく登場するが、両親はほとんど登場しない。
両親が現時点で唯一確認されているのが、「ボーナスのあとさき」(1980年12月7日放送)という話。後ろ姿が出てくるのみで顔は明確でなく(ただし母親はメガネをかけているのが分かる)、台詞もなし。
なお、あまり詳しくない人からは、兄とおじいちゃんの二人はそれぞれ甚六さん・裏のおじいちゃんと混同されることが多々ある。
主な中島メイン回
- 「中島くんにラブレター」(2007年4月8日放送)
いわゆる
腹筋崩回。
小学三年生の桜井マホというゲストキャラからラブレターを受け取り、有頂天になりつつも右往左往する中島くんの姿がコミカルに描かれる。
中島だけでなく、内々に相談を申し込まれて拗ねつつも(←重要)親友の恋路のために奔走するカツオ、小学生のラブレターを代筆する
マスオ、
そして
ツインテール・ニーソックス・ミニスカというサザエさんらしからぬキャラデザの上に
異様に作画が滑らかでよく動くマホちゃんと、見どころ満載。
最終的にはマホが惚れていたのは中島ではなく中島の兄だったという勘違いオチ。
やけになった中島が
ハンバーガー3個と山盛りのポテトをやけ食いするという珍しい姿が見られる。
中島くんが路上で詩集を手売りしていた女性に一目ぼれする話。
上の話に続いて、奥手な中島くんのために話を取り持とうと奔走するカツオの姿には、こんな親友が欲しかったと思うこと請け合い。
ラスト、失恋した中島が「僕には磯野がいる」と強がったのも正直納得である。
二人で詩を暗唱するシーンが結構切ない。
「夜の口は私を静かに飲み込んだ」
中島君中二病全盛期。
冒頭で
「なんで人間に生まれたんだろう」とか言い出し、
哲学にハマって「
漫画なんかもう子供っぽいから読まない」などと言い出す中島くん。
そのハマった理由が「哲学者の伝記漫画を読んだから」というのがオチなのだが、デカルトやニーチェではなくパスカルというあたりが雪室脚本の味である。
「あいつどうせマンガ読むのに忙しいだろうから」とか言ってハブにされるなど、わりと酷い扱いをされているのに
「哲学の本に書いていない大事なこともある」と教えてあげるカツオは人間出来すぎである。
「中島」という名前入りの
ブレザーを着て登校し、みんなに注目を浴びる中島。
カツオは
「人間は中身だ」と拗ねるのであるが、実はブレザーは中島の兄のお古であった。
中島は長男でお下がりを押し付けられることのないカツオを羨ましがるが、マスオから
「自分も次男だったけど、兄のお下がりで得をしたこともある」と諭されて納得する。
マスオと中島という珍しい2ショットが見られる話。
追記・修正は友達を野球に誘ってからお願いします。
- のぶドラの出来杉と中の人が同じ、と思いきやいつの間に交代してたのか…。 -- 名無しさん (2016-07-21 16:38:24)
- ↑声優さんが亡くなったからね・・・ -- 名無しさん (2016-07-21 16:48:06)
- カオリちゃんに貸して返って来た本に桃の花が入っててそれを -- 名無しさん (2016-07-21 16:58:22)
- カツオに自慢したこともあったな -- 名無しさん (2016-07-21 16:59:01)
- 未視聴なので申し訳ないが、カツオ君がかわいいと思った美少女の正体が女装した中島君だったという回に関して追記してもらえないだろうか。そこをなんとか頼むよアナゴ君。 -- 名無しさん (2016-07-21 17:34:18)
- 両親は後ろ姿だけ一回登場したんだよな -- 名無しさん (2016-07-21 17:38:13)
- 「真実は~」や「オッス~」は作品内で言ってないだけでそれ以外じゃ言いまくってるから・・・ -- (2016-07-21 20:28:35)
- ワカメやタラちゃんにこれと言った親友キャラがいない中(せいぜい遊び仲間)、カツオは中島のような親友がいてかなり優遇されてると思う。 -- 名無しさん (2016-07-21 22:10:23)
- 個人的には「お~い、磯野~!」って言ってるイメージだった -- 名無しさん (2016-07-21 22:19:49)
- 磯部磯兵衛物語にも明らかにリスペクトなキャラが登場している -- 名無しさん (2016-07-22 00:00:15)
- ↑スペースなダンディだとあからさまに中の人も同じなパロキャラがでてたな。 -- 名無しさん (2016-07-22 17:53:20)
- 下の名前を初めて知ったわw -- 名無しさん (2016-07-25 07:43:52)
- 中島君のブレザーはちょくちょくリメイクされてる話だから初回放送はもっと前だったはずだが。 ちなみに2000年以降だとたしか2回放送されてる。 -- 名無しさん (2016-07-25 12:10:36)
- ↑アニメ版のサザエさんでは、原作の同じエピソードを中心に据えるので似たような話になることはあるが、過去の話がそのままリメイクされることは無い。ブレザーがスーツやYシャツに変わっただけの似たような話はたくさんあるのでそれと混同しているのかと -- 名無しさん (2016-07-26 13:32:23)
- 中島「花沢さんの項目は・・・」 -- 名無しさん (2016-08-13 16:24:57)
- ある本によると原作に戦争孤児のカツオの友達がいて、アニメ化する際にその子を中島君に置き換えたと聞いたけど本当かな? つまり、中島君の両親が出て来ないのは戦死しているかららしい・・・。 -- 名無しさん (2018-02-06 14:05:35)
- 僕には磯野がいるから 夜の口が 僕らを静かに呑み込んだ -- 名無しさん (2018-06-06 00:08:47)
- 言われて見れば、たしかに言うほど野球誘ってなかった気はするが、磯野〜って呼んでるイメージはある。実際はどうなんだろう。 -- 名無しさん (2022-12-18 22:31:11)
- 下の名前が「弘」というのをこの項目で初めて知りました。 -- 名無しさん (2023-08-09 10:08:08)
- サザエさん界のアルミン・アルレルト -- 名無しさん (2024-07-14 07:53:50)
- ひろしって名前がどこで出てきたのか知りたい。先日のアニメ特集ではたかし?になってたから -- 名無しさん (2024-07-15 11:07:04)
- 自分も弘だと思ってたけど公式じゃないらしくてびっくりした -- 名無しさん (2024-07-31 19:55:20)
最終更新:2025年02月23日 11:58