バットマン:アーカム VR

登録日:2016/11/03 Thu 13:32:51
更新日:2024/10/27 Sun 17:50:22
所要時間:約 7 分で読めます




WEAR THE COWL
BECOME THE LEGEND






Batman: Arkham VR(バットマン アーカム VR)とは、DCコミックスのヒーロー「バットマン」を題材にしたゲーム作品。
Rocksteady Studios開発。PS4版(PlayStation VR専用)が発売されている。

バットマン:アーカム・ナイト』でシリーズの幕を閉じたアーカムシリーズのまさかの関連作でPlayStation VRのローンチタイトルの1つ。
バットマン:アーカム・シティ』と『バットマン:アーカム・ナイト』の間に起こったある事件が描かれる。

PlayStation VRを使って自分自身がまるで実際にバットマンとなっているかのような体験ができるのが魅力の作品。
アーカムシリーズおなじみのオープンワールドや敵との戦闘はないが探偵的要素を強く押し出されており、
グラップネル・ガン、鑑識スキャナー、バットラングを駆使して捜査を進めていく。
物語の長さは値段相当だがローンチタイトルとしては高いクオリティで評価も上々。





【ストーリー】

ある日アルフレッドからナイトウィングとロビンに連絡がつながらないと報告されたバットマン。さっそくナイトウィングの居場所を見つけ急行するが彼は殺されていた。相棒にして愛弟子そして息子である彼の敵を討つためバットマンは犯人の捜索を開始する。





【キャラクター】

ゴッサムの守護者であるダークナイト。ナイトウィングの死にショックを受けながらも犯人を捜索する。


初代ロビンで、現在は独立しナイトウイングとして活躍している。何者かと戦闘の末、首の骨を折られ殺された。


バットマンのサイドキック(相棒)。ナイトウィングと同時期に行方不明となっている。


  • アルフレッド・ペニーワース
父トーマスの代からウェイン家につかえる執事。バットマンを通信で援護する。





【その他】

  • トーマス&マーサ・ウェイン
ブルースの両親。幼少のころ、彼の目の前で強盗に殺された。その場面がオープニングで再現される。


  • ジョー・チル
ブルースの両親を殺した犯人。オープニングでその場面が再現される。


  • リドラー(エドワード・ニグマ)
リドル(なぞなぞ)に執着する知能犯。 一週目をクリアすると現れプレイエリアの各所にリドルを仕掛け、
解くと様々な要素を解放する神経衰弱に挑戦できる。





【ガジェット】

  • グラップネル・ガン
ワイヤーを伸ばして遠くのものを引っ張ったり遠くに移動するためのガジェット。


  • 鑑識スキャナー
従来のシリーズの捜査モードに当たるガジェット。照らした部分調べることができる。


  • バットラング
蝙蝠型のブーメラン。投げて遠くのものに当て仕掛けを発動するのに使う。










以下ネタバレを含む解説










ジョーカーに殺された2代目ロビン。『アーカム・ナイト』で言及された殺される瞬間の映像に登場する。


  • ヴィッキー・ヴェイル
ゴッサムで人気のジャーナリスト。電話に伝言を残している他、ローカルラジオでペンギンにインタビューしている。


  • ペンギン(オズワルド・コブルポット)
小柄な体格が特徴的な裏社会のボス。拠点のアイスバーグ・ラウンジが爆弾で吹き飛ばされ警備担当の部下を痛めつけていた。
部下がナイトウィングが殺される現場に居合わせていたと知ったバットマンの襲撃を受ける。
宙に吊るされてしまい、部下が爆発で吹き飛ばされ遺体安置所にいることを教える。


  • ジャッキー・フリン
ナイトウィングが殺される瞬間を目撃したペンギンの部下。アイスバーグ・ラウンジの爆発に巻き込まれ遺体安置所に送られた。
他の犠牲者2人と共に遺体をバットマンに調べられ爆弾が旧下水道の解体を任された業者だと判明し、ロビンが下水道にいることが判明する。


  • キラークロック(ウェイロン・ジョーンズ)
特殊な皮膚病でワニのような外見を持つ犯罪者。下水道でバットマンとロビンに襲い掛かる。


  • ロビン
罠にはまり下水道に捕らわれていた。落書きなどからジョーカーの模倣犯だと予想する。
バットマンと協力して脱出するがキラークロックに襲われ絶体絶命の瞬間、バットマンはアーカム・アサイラムのような場所にいた。


  • スカー・フェイス
絞首刑を行った木から作られた腹話術の人形。アーノルド・ウェスカーの相方として罪を犯している。
アーカム・アサイラムのような場所の423号室に置かれている。一旦視界から外すと位置が変わる。


  • ミスター・ザズー(ビクター・ザズー)
殺した人間を生きたように飾り付けるシリアル・キラー。殺した後に自分の体に傷をつける。
アーカム・アサイラムのような場所の424号室でバットマンに背中を向けている。


犯罪の道家王子とも呼ばれたバットマンの宿敵。『アーカム・シティ』で死亡したはずだが留守番電話や遺体安置所のテープレコーダーから声が聞こえ、
下水道でもバットマンとロビンを煽ってくる。
アーカム・アサイラムのような場所の425号室に姿を見せバットマンに近くに来るよう言い、バットマンが周りを見ると彼はいつの間にか425号室の中にいた。


  • バットマン/ジョーカー
425号室の中で今までのことを振り返ったバットマンは今回の事件が自分にしか行えないことに気が付く。
そして両手を見てみると血で赤く染まり鏡に映った姿はジョーカーそのものだった。





The dynamic duo, together at last!
HAHAHAHA HAHA HAHAHAHAHA!
























『アーカム・ナイト』につながらないように思える本作だが、所々にブルースがジョーカーの血液の影響で見ている悪夢だと示すヒントが隠されている。
  • オープニング直後やバットケイブの監視装置の『おはようゴッサム』で聞くことができるアラーム音
  • 『おはようゴッサム』で特集しようとしている夢学
  • ピアノの上の楽譜やオルゴールの音楽、ローカルラジオ、遺体安置所のテープレコーダーから聞こえてくる『ロッカバイ・ベイビー』
  • バットケイブの監視装置から聞こえてくる23,1,11,-1,4,20,15,-8,19,9,12,-10,10,12という数列(シーザー暗号を使うとWAKE UP BRUCEになる)

また『アーカム・ナイト』ではバットマンがロビンとナイトウィングを自分から遠ざけており、
DLCのチャンレンジマップ『ウェイン邸』には本作の事件についてのメモのようなものが隠されている。





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最終更新:2024年10月27日 17:50