ロビン(バットマン)

登録日:2019/03/22 (金) 21:55:08
更新日:2020/05/30 Sat 21:14:20
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  • ロビン

「ロビン(Robin)」はDCコミックスのキャラクターで1940年に初登場したバットマンのサイドキック。
初登場は『Detective Comics Vol.1』#38。
赤・緑・黄のカラフルなコスチュームに身を包んだDCを代表する少年ヒーロー。またの名をボーイワンダー。






【概要】

バットマンの助手にして相棒そして大切な家族。
登場初期ダークヒーロー然としていたバットマンがよりスーパーヒーローらしく変わる過程の中で誕生した。
少年という年頃やカラフルなコスチュームなど少年読者の目線を強く意識している。
ロビンの名とコスチュームは1922年の映画『ロビン・フッド』に由来しているが、
劇中ではロビン・フッドに加えコマドリ・コマツグミを意味するロビンからも取られている。
またバットマンとの会話相手として物語を加速させ、バットマンには無いコミカルさで物語を盛り上げる役目も期待された。
当初はダークな作風との相性を心配されたが、ロビンは瞬く間に受け入れられバットマンの人気をさらに加速させることとなった。
その人気は他のタイトルにも影響を与え、多くのヒーローにサイドキックが登場することとなった。

登場してすぐにバットマンのタイトルにロビンの名が追加されると、ダイナミック・デュオのコンビで様々な犯罪者と戦いを繰り広げた。
またいくつかのタイトルにはロビン単独の活躍も描かれ、サイドキックに留まらない1人のヒーローとしても人気を誇っていた。
60年代からは少年ヒーローチーム『ティーン・タイタンズ』を結成しチームでの活躍も描かれ、
80年代からは代替わりと名前の変更を経験し、以降現在までに4人のロビンが登場し様々なタイトルで活躍している。



【歴代ロビン】

【ディック・グレイソン】

『ヘイリーズ・サーカス』で両親と共にブランコ乗りをしていた少年。『フライング・グレイソンズ』の名で知られていた。
ある時サーカスからみかじめ料をたかるアンソニー・ズッコによって両親を殺され、同情したブルース・ウェインに引き取られた。
大富豪の家族という立場を得るも両親の仇討ちを忘れられずにいたディックの心を汲み取ったブルースは、
自分がバットマンであることを明かし共に犯罪と戦う道を示し、ディックは戦いに身を投じる決意を固めた。
ブルースと共に修業を重ね力を得たディックはロビンの名とコスチュームを得てバットマンと共に悪との戦いを開始した。

その後成長したディックはブルースから独立、ロビンの名とコスチュームも置いていった。
そして新たな名前にスーパーマンへの尊敬からクリプトンの神の名と夜を支配する意味を込めて「ナイトウィング(Nightwing)」を名乗り、
サーカス時代の服をアレンジした新たなコスチュームを身に着け犯罪との戦いを再開した。

サーカスで鍛えた身体能力に加えブルースの修行を経験し、軽やかな身のこなしと柔軟性を活かした体術を極めている。
特に大きく股を広げた飛び蹴りを好んで使用する。またナイトウィングになってからはエスクリマ・スティックを使うようになった。

ロビン時代は明朗快活な性格でともすれば暗くなりがちなバットマンの支えとなった。
またコミュニケーション能力も高く『タイタンズ』では家族のような関係を築き、その方針は『タイタンズ』の定番となった。
成長するとバットマンと衝突することもあったが、『バットファミリー』の長男として後輩たちの尊敬を集め、
偏屈なジェイソンや傲慢なダミアンからも慕われている。

表の顔ではバーテンダーや警官として職を得ている。
またブルースほどではないが様々な女性と浮き名を流している。


【主な活躍】

【ゴールデンエイジ】

1940年の『Detective Comics Vol.1』#38で初登場。バットマンのサイドキックとして悪との戦いを繰り広げた。
記憶に残る生足・鱗パンツはこの時代から。
1947年の『Star-Spangled Comics』#65から#130ではロビン単独の活躍も描かれた。

シルバーエイジではこの時代のディックはマルチバースの1つ『Earth-Two』の人物として登場。
成長後もロビンとして活躍し『ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ/JSA』にも参加、
ブルース引退後は彼の娘ハントレス(ヘレナ・ウェイン)を相棒に新たなダイナミック・デュオで活躍した。
その後『クライシス』での戦いで命を落とした。


【シルバーエイジ】

50年代はバットマンと共に摩訶不思議な冒険を経験した。またバットマンとの関係性が危ぶまれた結果、
バットウーマンやバットガール(ベティ・ケイン)が登場し『バットファミリー』の原型を築いた。
1964年には犯罪との戦いを再開そして『The Brave and the Bold Vol.1』#54でキッド・フラッシュとアクアラッドとチームを結成、
翌年の『The Brave and the Bold Vol.1』#60でワンダーガールを加え『ティーン・タイタンズ』を結成した。

1969年に大学進学を志しブルースの元から独立、『ティーン・タイタンズ』で活動しながらバットガール(バーバラ・ゴードン)とのコンビで活躍した。
その後1978年に個人での活動を優先するため『ティーン・タイタンズ』は解散するが、80年に新たなメンバーを加え再結成した。

1984年にヒーローとしての自分の姿に疑問を感じロビンを引退しジェイソンにその座を譲るが、
直後デスストロークとテラの攻撃に苦しむ『ニュー・ティーン・タイタンズ』を救うためナイトウィングとしてヒーローに復帰した。


【ポストクライシス

リアルな世界観が導入された影響でバットマンとの関係性が緊張感をはらんだものに変化し、
独立したきっかけも大学進学からヒーロー活動の方向性を巡る喧嘩別れになった。

『ニュー・タイタンズ』として活動を続ける一方、バットマンとはジェイソンの扱いなどを巡って長らく対立が続いた。
そして『Batman: Knightfall』を前後して状況が大きく変化し、直前にはコスチュームを変更、
事件の間にスターファイヤーとの結婚式を挙げるも妨害を受け破局さらに『ニュー・タイタンズ』も脱退した。
そういった変化もあって『Knightfall』終盤にはバットマンに協力、そして一時的にバットマンの代役を担い彼と和解した。
この和解を機に大事件が起きた際にはバットマンの援護を積極的に行っている。

その後ある事件でヨーロッパに向かう際に現在でも知られる黒と青のコスチュームに変更、
また別の事件を機にゴッサム近郊の都市ブルードヘイブンでの活動を開始し、ヒーローと警官の2つの姿で街を守っていく。

ゴッサムが『ノーマンズ・ランド』に変貌するのと同時期に『JLA/Titans』を経て再結成された『タイタンズ』に参加した。
その後バーバラと付き合うようになる、ブルースの正式な養子になるなど私生活で大きな変化を経験した。
そして『Titans/Young Justice: Graduation Day』を経て『タイタンズ』が解散し新たに『アウトサイダーズ』に参加した。

宿敵ブロックバスターとの戦いを通じてブルードヘイブンに居られなくなるとニューヨークでの活動を開始した。
裏切者との戦い『Teen Titans/Outsiders: the Insiders』を経て『アウトサイダーズ』を離脱する一方、
大きな計画を企てるヴィランのスパイになろうと宿敵デスストロークの元に身を寄せることになった。
しかしこの行動が原因となり『インフィニット・クライシス』でブルードヘイブンを失った。
この事件をきっかけにバーバラにプロポーズすると、バットマンと共に自分を見つめ直す旅に向かった。

バットマンに先駆けてゴッサムに帰還するとバットウーマンたちと共にバットマン不在の街を守った。
その後ニューヨークでヒーロー活動を再開、また『アウトサイダーズ』にも再び参加した。
『アウトサイダーズ』再編を前にチームを離脱、『バットマン:R.I.P.』と同時期に三度結成された『タイタンズ』に参加した。
しかし『バットマン:R.I.P.』と『ファイナル・クライシス』でバットマンが姿を消したため『タイタンズ』をすぐに離脱することになった。

バットマンの遺言もあってナイトウィングのまま仲間たちと共に街を守っていくが、
ジェイソンとの戦いを通じて意思を固め新たなバットマンとしてゴッサムで悪との戦いを開始する。
勝手にロビンになったブルースの息子ダミアンを相棒に新たな強敵たちと戦いを繰り広げ
ブラッケスト・ナイト』終了後には再編された『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ』に参加した。
その後ブルースが帰還するも彼が世界を巡ることになったためゴッサムの守護者を続けることになった。


【ポストフラッシュポイント

『DCユニバース』全体の歴史が変更されたが大きな変更は無く、『DC Rebirth』直前までチームに所属した過去が無かった程度。
バットマンからナイトウィングに戻っており、コスチュームは配色が変更され黒と赤になっている。
ロビン時代のコスチュームも変更されティムの初期コスチュームを意識したものになっている。
活動拠点はニューヨークからゴッサムになった。

『ヘイリーズ・サーカス』やズッコの娘ソニアといった自分の過去にまつわる事件と向き合いながら、バットマンのサポートを担当した。
『梟の法廷』との戦いでは自分が彼らの仲間になるよう育てられたことを知った。
ジョーカーとの戦いでバットマンとの関係が悪化し、『リバイアサン』との戦いでダミアンを失うなどショックを受ける中、
『クライム・シンジゲート』による侵攻の際にオウルマンにその身を狙われ、正体を全世界にさらされてしまう。
ヒーローとしても一般人としても生きられなくなってしまうがバットマンの説得を受け、
『リバイアサン』との戦いで暗躍していた『スパイラル』に潜入しエージェント37として活躍した。

『DC Rebirth』からは『スパイラル』の協力を得てナイトウィングに復帰。コスチュームは伝統の黒と青の配色になった。
ゴッサムで『梟の法廷』に潜入後、ブルードヘイブンに拠点を移し単独でヒーロー活動を開始した。
また記憶から消えていた『タイタンズ』としての活動を思い出し、再結成された『タイタンズ』にも参加した。



【ジェイソン・トッド】

オリジンは時代毎に異なる。

シルバーエイジでは『スローン・サーカス』で両親と共にブランコ乗りをしていた少年。
グレイソン一家の影響を強く受けており、友人のピエロを介してディックとブルースに知り合った。
偶然母トリナがバットマンの正体を知ったのを機に両親がキラークロック絡みの事件に関わり、2人は命を落としてしまう。
一方両親が不在の間ウェイン邸に預けられていたジェイソンは、偶然『バットケイブ』を発見しバットマンの正体を知った。
そして自力で両親を探そうとコスチュームに身を包み、キラークロックと戦うバットマンのピンチを救い両親の敵を討った。
その後ブルースに引き取られるとディックと異なり事件に関わらせないように扱われていたが、
グアテマラ騒乱で暗躍していたジョーカーとの戦いをきっかけにロビンとしての活動を開始した。

『ポストクライシス』からは両親を失ったストリートチルドレン。
『バットモービル』のタイヤを盗んだ際にバットマンと遭遇し、彼に過去を共感されウェイン邸に招かれた。
ちょうどディックが自分の元を離れたこともあり、ブルースはジェイソンに秘密を明かし新たなロビンに指名した。
バットマンのサイドキックとして悪人たちと戦うも、徐々に凶暴性が増していきバットマンも手に負えなくなっていく。
そして活動自粛を言い渡された際に母親が生きていたことを知り会いに行くが、その果てにジョーカーの手で命を落とした。
その後様々な要因で復活するとバットマンとは違う方法で悪と戦うため「レッドフード(Red Hood)」を名乗り活動を開始した。

シルバーエイジではディック同様サーカスで鍛えた身体能力が武器だった。
『ポストクライシス』からはストリート育ち由来のバイタリティに加え、ディックと同等の才能を持ち合わせていた。
復活後は『リーグ・オブ・アサシンズ』をはじめとする暗殺者集団に鍛えられ新たな戦い方を学んでいる。
また復活後は銃火器や刀剣類を扱うようになり、特に二丁拳銃を愛用している。

シルバーエイジは少年時代のディック同様に明朗快活な性格。
『ポストクライシス』からはストリート暮らしもあって斜に構えた性格で暴力的な一面も持ち合わせていた。
復活後はバットマンやジョーカーへの怒りもあってさらに暴力的で狂気に満ちた性格になったが、
バットマンとの関係が良好になるにつれ冷静さを取り戻し『バットファミリー』や仲間たちの良き兄貴分となった。

ヴィラン一歩手前という立場もあって色恋沙汰には余り縁がない。


【主な活躍】

【シルバーエイジ】

1983年の『Batman Vol.1』#357で初登場し、『Batman Vol.1』#368から正式にロビンとしての活動を開始した。
正式に活動を開始するまでは『バットケイブ』のコスチュームを改造した全身タイツ風の独自のコスチュームを使用していた。
その後ディックから伝統の生足・鱗パンツを引き継いだ。また元々金髪だったがディックに似せるため黒髪に染めている。


【ポストクライシス

クライシス終了直後はシルバーエイジの設定を引き継いでおり、シャーロック・ホームズと出会う、『タイタンズ』に参加するなどした。
その後『ダークナイト・リターンズ』や『イヤーワン』を経てリアルな世界観が導入された影響で『Batman Vol.1』#408からオリジンが変更された。
そして『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』で命を落とし、『バットファミリー』に暗い影を落とすことになった。

それから15年以上経った『バットマン:アンダー・ザ・レッドフード』で復活を果たした。
復活した理由はスーパーボーイ・プライムがきっかけとなり本来の歴史、ジェイソンが生存した歴史を世界が取り戻したため。
また復活直後は精神・体調共に不安定だったが、バットマンと因縁深いタリアの手で『ラザラス・ピット』に浸かり完全復活を果たした。

バットマンとジョーカーへの復讐を失敗すると、赤い仮面を外しドミノマスク姿となりティムやディックと戦った。
『ファイナル・クライシス』の直前にはアトム(レイ・パーマー)を行方を捜すチームに参加しマルチバースへと旅立った。
その旅の果てにたどり着いた『Earth-51』でその世界のジェイソンの死後に全てのヴィランを殺したバットマンと出会った。
そのバットマンと意気投合したジェイソンは、彼からその世界のジェイソンに与えるつもりだったレッドロビンの称号とコスチュームを与えられた。
それを用いて『Earth-51』の戦いを乗り切るが、元の世界に戻ると自分には合わないとして元のコスチュームに戻した。

その後ティムからバットマンの死を教えられ、彼の遺言を聞くも納得できずバットマンのコスチュームを身に着け自警活動を開始する。
ディックやティムとの激しい戦いの末に敗れるも、程無くして復活し赤い仮面と新たなコスチュームを身に着け新生ダイナミック・デュオに挑んだ。


【ポストフラッシュポイント

『DCユニバース』全体の歴史が変更され幾つかの設定が変更された。
一番大きな変化は『バットファミリー』と幾らか良好な関係になっていることと死の真実。
実は彼がロビンになり命を落とすまでの全てが、ジョーカーがバットマンを苦しめるための罠ということになった。
また復活のきっかけはスーパーボーイ・プライムは関与せずタリア単独によるものになった。
その他ロビン時代のコスチュームはディック同様にティムの初期コスチュームを意識しながら差別化が図られ、
『オール・ブレイド/太極剣』と呼ばれるエネルギーをまとう双剣を使用し、
『DC Rebirth』が始まるまでバットマンとの出会ったきっかけがタイヤ泥棒から薬泥棒に変更されている。

同じくはぐれ者のアーセナル、スターファイヤーとトリオを組んで世界各地や宇宙で活動しながら、時折ゴッサムに戻ってバットマンを援護した。
また以前からバットマンの頼みで『バットマン・インク』にウイングマンとして参加しチームをサポートした。

ジョーカーとの戦いで他の『ファミリー』同様バットマンとの関係が悪化しかけるが、
ジョーカーがひそかに仕掛けた罠とダミアンの死をきっかけに逆に絆を取り戻すことになった。

数多くの戦いを経てスターファイヤーがチームから離脱すると、アーセナルとのコンビでゴッサムを中心に活動した。
途中ジョーカーズ・ドーターと協力するようになった。

『DC Rebirth』からは殺しをしないことを条件にバットマンから正式に許可を得てゴッサムを中心に活動を開始、
当初は単独で動いていたが偶然出会ったアルテミス、ビザロとチームを組むことになった。

仲間たちの問題を解決しながら犯罪との戦いを続けていたが父親の死にペンギンが関わっていることを知り、
怒りを抑えきれず公衆の面前でペンギンに重傷を負わせゴッサムに居られなくなってしまう。
時を同じくしてアルテミスとビザロも姿を消しバットマンにその身を狙われるもアーセナルの協力でゴッサムを脱出、
ほとぼりが冷めるまでコスチュームを変更しゴッサム以外の事件を追うことになった。戦い方も変更し短刀とバールを使用している。



【ティム・ドレイク】

普通の家庭に育ちながら独力でバットマンやロビンの正体を見抜くほどの知性を持った少年。
ロビンになるまでの経緯は時代毎に異なる。

『ポストクライシス』ではジェイソンを亡くし荒れるバットマンを見て、バットマンにロビンは不可欠と感じナイトウィングをロビンに戻そうと奮闘、
そしてトゥーフェイスとの戦いでバットマンを救ったのをきっかけに新たなロビン候補に選ばれた。
その後バットマンの元でサポートと修業に取り組み両親の不幸を乗り越え、スケアクロウとの戦いでバットマンを救い正式にロビンに就任した。
ロビンになってからはバットマンのサイドキックや一人のヒーロー、若手ヒーローチームのリーダーとして様々に活躍し、
『バットマン:R.I.P.』と『ファイナル・クライシス』後にディックがバットマンになった際も彼のロビンになるつもりだった。
しかしディックはなし崩しでダミアンをロビンに指名さらにブルースの生存を巡って2人と対立したのをきっかけに、
紆余曲折を経て入手したジェイソンのレッドロビンの名前とコスチュームを使用し単独での活動を開始した。

『ポストフラッシュポイント』ではティムの才能を知り現れたバットマンにロビンになりたいと申し出るが、その才能を別のことに活かすよう言われた。
その姿にジェイソンを失った悲しみを見るも我慢できず、ロビン以外の方法で街に貢献しようと義賊行為に走ってしまう。
その結果ペンギンの怒りを買い両親共々殺されかけるがバットマンに救われ、
証人保護プログラムに守られることとなった両親の許しを得てバットマンの元に身を寄せることになった。
そしてロビンになることも認められるも、成功も失敗も自分の責任とするためにレッドロビンの名と新たなコスチュームを使うことにした。

体操で鍛えた優れた身体能力を持ち、その腕前はオリンピック級。また修業の中で棒術を習得している。
最大の武器は頭脳で、推理や戦術はもちろんのこと様々なガジェットを開発して戦闘に役立てている。

明るさと礼儀正しさを併せ持つ性格で、若さもあって多くのヒーローたちとすぐに友人になっている。
その一方でバットマンへの尊敬から彼の警戒心を学んでしまい秘密主義な一面も持つ。
また『ポストフラッシュポイント』では天才ゆえに周りの人間よりも一足先に行動して衝突することもある。

学生生活が長く幅広い交友・恋愛関係を持つが、ヴィランとの戦いや事件に巻き込んでしまうことも多い。


【主な活躍】

【ポストクライシス

1989年の『Batman Vol.1』#436で初登場し、『バットマン:ロンリー・プレイス・オブ・ダイイング』からバットマンとの交流が始まった。
その後バットマンのサポートや母ジャネットの死を経験し『Batman Vol.1』#457から正式にロビンとしての活動を開始した。
コスチュームは伝統のコスチュームに歴史の重みを感じたため、裏地が黄の黒のマントや緑のタイツを使用した新コスチュームをまとった。
ロビン就任直後には独りで海外へと修業に向かい、その旅の中で長らく使用する棒術を学んだ。

修業から戻るとバットマンのサイドキックとして数多くの戦いを経験、『Knightfall』からは単独での活動も開始し、
後に恋人となるスポイラー(ステファニー・ブラウン)とのコンビで活躍した。
『ノーマンズ・ランド』の前には親友のスーパーボーイ、インパルス(バート・アレン)と共に『ヤング・ジャスティス』を結成し
その後『Titans/Young Justice: Graduation Day』を経て解散した『ヤング・ジャスティス』に代わり『ティーン・タイタンズ』に参加した。

長らく学生生活とヒーローの両立を心掛けていたが、ある日父ジャックにばれてしまいロビンを引退することになった。
そしてロビンを恋人スポイラーに譲ることになったが、彼女は短期間でロビンの座を追われスポイラーに戻り、
直後ゴッサム全体がギャングの抗争に巻き込まれた『War Games』でジャックの許可を得てロビンに戻った。
喜びもつかの間『War Games』でスポイラーが、『アイデンティティ・クライシス』でジャックが命を落とし悲しみに暮れることになった。

さらに『インフィニット・クライシス』ではスーパーボーイを亡くし、体と心の傷を癒すためバットマンと共に一年間の旅に出た。
ゴッサムに帰還すると気持ちを新たにするためコスチュームを変更し正式にバットマンの養子となるが、
バートまで戦いの犠牲者となったため何度か死者の復活に心を揺さぶられることもあった。

バットマンが姿を消すと『ティーン・タイタンズ』を離脱しレッドロビンとして活動を開始、あらゆる手を尽くしてブルース生存の証拠を探し求めた。
バットマンが戻ってくると一時的に『ティーン・タイタンズ』に所属したダミアンとの入れ替わりでチームに復帰した。


【ポストフラッシュポイント

『DCユニバース』全体の歴史が変更され幾つかの設定が変更された。
前述のようにオリジンが変更され最初からレッドロビンで活動していることになった。
コスチュームはオリジンの時点で『インフィニット・クライシス』後のものを使用し、
連載開始の時点ではレッドロビンのコスチュームをベースにドミノマスクと鳥の羽を思わせるマントを使用している。

バットマンの元を離れ活動していたところ『NOWHERE』という組織による若いメタヒューマンの誘拐を知り、
ワンダーガールやキッド・フラッシュと巡り合ったのをきっかけに『ティーン・タイタンズ』としての活動を開始した。
そしてチームでの活動を続けながら時折ゴッサムに戻ってバットマンのサポートを行った。

『DC Rebirth』からはコスチュームを『ポストクライシス』初期を思わせるものに変更しバットマンの新たなチームに参加するが、
新チーム結成直後に起きた戦いでミスター・オズの策略によって異次元に囚われの身となってしまう。
その結果『ティーン・タイタンズ』は解散し、『バットファミリー』に暗い影を落とすことになった。

同じく囚われていた未来の自分と協力して脱出に成功し、ゴッサムをより良くするための計画実現に向け動きだす。
焦りからチームの解散大事件を経験するも、気持ちを新たにスポイラーと共にゴッサムを離れた。



【ダミアン・ウェイン】

バットマンとの逢瀬の中で彼の遺伝子を入手したタリアが、自分の遺伝子と掛け合わせて生まれた少年。
その存在はバットマンに隠されタリアの元で英才教育を受け育てられていたが、成長するにつれ父親を求めるようになった。
そして実際に対面した際にバットマンの相棒になることを望むようになり、
タリアや祖父ラーズ・アル・グールの陰謀を乗り越え、ブルースが姿を消しディックがバットマンになった際になし崩し的にロビンに就任した。

タリアの英才教育によって暗殺術だけでなく、科学や芸術などあらゆる分野で高い能力を持つ。
父親の元に身を寄せてからは殺しをしない戦い方を学んでいる。
試験管ベビーとして生まれたため、実年齢より肉体年齢が高くなっている。

幼少のころから我儘放題に育ってきたため、性格は傲慢で自分本位。特に最初はティムと殺し合うほど相性が最悪だった。
しかしロビンとして活動するようになってからは徐々に大人しくなり、最終的に生意気な悪ガキという程度に落ち着いた。
その一方で父性に憧れる一面を持ち、実の父ブルースやサイドキックを務めたディックには強い信頼を寄せている。

英才教育で幅広い知識を持つため基本的に学校には通っていない。またブルースが姿を消した際には会社経営を行った。
まだ若いこともあり恋愛経験は皆無。


【主な活躍】

【ポストクライシス

1987年の『バットマン:サン・オブ・デーモン』のラストでその存在が描かれるが、
この時には読者にもクリエイターにも受け入れられず黒歴史として扱われていた。

その後2006年の『Batman Vol.1』#655でリメイクされ再登場し、バットマンと初対面するがしばらくはタリアと行動を共にした。
初対面した際にジェイソンのコスチュームの上半身を身に着け、勝手にロビンを名乗りバットマンに協力することもあった。
そしてバットマンの後継者を巡る戦いの中でディックとティムを手助けし、その流れで『Batman and Robin Vol.1』#1から正式にロビンになった。
コスチュームはディックのものに近いが、フードがつき下半身が黒いタイツに変更されている。

新たにバットマンとなったディックの相棒として活躍した他、一時的に『ティーン・タイタンズ』に所属した。
ブルースが戻ってきてからもディックのサイドキックとして活躍した。


【ポストフラッシュポイント

『DCユニバース』全体の歴史が変更されたが大きな変更は無い。

ナイトウィングに戻ったディックではなく父ブルースと共に親子ダイナミック・デュオとして活動を開始した。
また『バットマン・インク』にはロビンとして参加できなくなったため、ウイングマンのサイドキック、レッドバードとして活動した。
ノーボディ(モーガン・デュカード)を殺害するといった過ちを犯しながらもブルースと共に成長していくが、
『リバイアサン』の首領として暴走するタリアの攻撃により命を落とし『バットファミリー』に衝撃をもたらした。

その後遺体をラーズ惑星アポコリプスのカリバックに狙われながら、ブルースをはじめとする『ファミリー』の協力で復活を果たした。
時を同じくしてブルースがバットマンでは無くなったため、単独で活動し怪物ゴライアスやモーガンの娘マヤと知り合った。

『DC Rebirth』からは肉体年齢がティーンに入ったこともあり、ティムの跡を継いで『ティーン・タイタンズ』を結成、
またスーパーマンの息子スーパーボーイ(ジョン・ケント)と知り合い『スーパーサンズ』として活躍した。

オメガ・タイタンズとの戦い後は『ティーン・タイタンズ』を自分と相性のいいメンバーに再編した。



【その他のロビン】

  • ブルース・ウェイン
シルバーエイジで就任。10代のころ名探偵に弟子入りした際に身分を隠すためロビンを名乗った。
そのためこの時代の最初のロビンはブルースということになる。

  • キャリー・ケリー
『ダークナイト・リターンズ』シリーズに登場。復帰したばかりのバットマンにピンチを救われた少女。
そのことをきっかけにロビンとして犯罪との戦いを開始し、『ミュータント団』との戦いに苦しむバットマンを救い彼のサイドキックになった。
DK2』ではキャットガール、『DK3』ではバットガールとして犯罪との戦いを続けている。

  • ステファニー・ブラウン
『ポストクライシス』で就任。B級ヴィランのクルーマスターの娘でスポイラーとして自警活動を行っている。
ティムの恋人で彼が引退した際に就任した。しかし実力不足から70日ほどでバットマンに辞めさせられた。
このことがきっかけでステファニーは大事件を引き起こしてしまう。

  • ウィ・アー・ロビン
『ポストフラッシュポイント』に登場。ジョーカーとの戦いでバットマンが消えた際にアルフレッドが組織したロビン軍団。
ゴッサム各地の少年少女で組織され、ロビンを思わせる配色の服装を着ている。
一時は非常に多くのメンバーが活動していたが、ある時メンバーの1人が警察を誤射する事件が発生し活動を規制され、
『梟の法廷』との戦いを最後に解散した。

  • デューク・トーマス
『ポストフラッシュポイント』の可能性の未来の中で就任。『ゼロイヤー事件』でブルースと知り合った少年。
ダミアンが命を落したままの未来でロビンとして活躍していた。
その後現代では『ウィ・アー・ロビン』の一員として活躍し、『DC Rebirth』からはブルースのサポート役を経てシグナルを名乗り活動している。



【関連人物】










【主なメディアミックス】

  • ドラマ『怪鳥人間バットマン』
演…バート・ウォード 吹…太田博之(フジテレビ版)/加藤賢崇(WOWOW版)
1966年から68年まで放送されたドラマ作品。デフォルメされた世界観ながら高い人気を博した。
バート・ウォードは本作以降いくつかのアニメでもロビン役を担当した。

演…バート・ウォード 吹…井上和彦(ビデオ版)/森功至(旧テレビ版)/島田敏(新テレビ版)
上記ドラマの劇場作品。ジョーカーをはじめとするヴィラン軍団にバットマンとともに挑む。

声…ローレン・レスター(ディック)、マシュー・バレンシア(ティム) 吹…松本保典(ディックとティム両方)
ポール・ディニやブルース・ティムが手掛けたアニメ作品。
ディックはいくつかのエピソードでバットマンのサポートを行い、終盤からはレギュラーになった。コスチュームはディムのデザインを使用している。
新シリーズの『The New Batman』からはナイトウィングとして登場した。
ティムは『The New Batman』から登場、コスチュームは独自のもので『インフィニット・クライシス』後にはコミックに逆輸入された。

演…クリス・オドネル 吹…宮本充(ソフト版)/山路和弘(テレビ朝日版)
1989年の『バットマン』から始まったシリーズの第3作。監督はジョエル・シュマッカー。
オリジンはコミックとほぼ同様だが、メインヴィランのトゥーフェイスが原因となった。

演…クリス・オドネル 吹…宮本充(ソフト版)/森川智之(テレビ朝日版)
1989年の『バットマン』から始まったシリーズの第4作。監督はジョエル・シュマッカーが続投。
アルフレッドと共に演者が変わらなかった数少ないキャラクター。
バットマンのサイドキックとして活動しているが、ポイズン・アイビーやバーバラに鼻の下を伸ばすなど情けない姿が目立つ。

  • アニメ『ティーン・タイタンズ』
声…スコット・メンヴィル 吹…小野塚貴志
2003年から始まった『ティーン・タイタンズ』が主人公のアニメ作品。映画化もされた。
本名はディックだがコスチュームや戦い方はティムのものが取り入れられている。
リーダーということもあり真面目な性格。スターファイヤーには想いを抱きながらなかなか素直になれずにいる。
本作で吹き替えを担当した小野塚貴志は本作以降の多くのアニメ作品でディックを演じている。

  • アニメ『ザ・バットマン』
声…エヴァン・サバラ 吹…小野塚貴志
2004年から始まったアニメ作品。珍しくバットガールより後に登場し、それからはほぼレギュラーで登場した。

演…ジョセフ・ゴードン=レヴィット 吹…土田大
2012年公開の『ダークナイト・トリロジー』最終章。
ジョン・ブレイクという名前の刑事がゴードンやバットマンのサポートを担当した。過去やその才能にロビンを思わせる点が多い。
+エンディングでは
本名がロビン・ジョン・ブレイクだと明らかになり、彼が『バットケイブ』にたどり着いたところで物語の幕が閉じる。

  • アニメ『バットマン:ブレイブ&ボールド』
声…クロフォード・ウィルソン(ディック)、パトリック・カウゲァナー(ダミアン) 吹…小野塚貴志(ディック)、興津和幸(ダミアン)
バットマンと様々なヒーローのコンビ/チームの活躍を描いたアニメ作品。
ディックはバットマンのもとから独立しシルバーエイジの『Earth-Two』のコスチュームを身に着け活動していた。
その後ラーズ・アル・グールとの戦いを経て、一人前になるためにナイトウィングを名乗るようになった。
ダミアンはアルフレッドの小説の中に登場し、バットマンとキャットウーマンの息子という設定。
新たなジョーカーの手で両親を殺されたため、バットマンとして活動しているディックのサイドキックになった。
本作でダミアンの吹き替えを担当した興津和幸は『LEGO ゴッサム大脱出』でもダミアンを演じている。

  • ゲーム『バットマン:アーカムシリーズ』
声…スコット・ポーター(ディック/ナイト)、トロイ・ベイカー(ティム/シティ、ジェイソン/ナイト)、マシュー・マーサー(ティム/ナイト)
吹…最上嗣生(ディック/ナイト)、滝知史(ジェイソン/ナイト)、小松史法(ティム/ナイト)
2009年の『バットマン アーカム・アサイラム』から始まったゲームシリーズ。
ディックは『ビギンズ』ではロビンとして、『シティ』と『ナイト』ではナイトウィングとして登場する。
『シティ』ではDLC、『ビギンズ』ではマルチプレイのみと不遇な扱いだったが『ナイト』ではストーリーにも関与する。
ジェイソンは当初存在しないと思われていたが、『ナイト』で登場する。
ロビンとしては回想や幻覚として登場し、DLCではレッドフードとしても登場。またストーリーにも大きく関与する。
ティムは『シティ』と『ナイト』にロビンとして登場。最初からストーリーに関与し、バーバラと恋人になるなど恵まれている。

  • アニメ『ヤング・ジャスティス』
声…ジェシー・マッカートニー(ディック)、キャメロン・ボーウェン(ティム) 吹…小野塚貴志(ディック)、斉藤壮馬(ティム)
2010年から始まった若手ヒーローの活躍を描いたアニメ作品。
ディックは初期メンバーとして登場し、当初最年少ということもあって生意気な性格だったが、
徐々に成長しシーズン2からはナイトウィングとしてチームを率いるようになった。
ティムはシーズン2から登場し、コミック同様の素直な性格で個性豊かなチームの緩衝材となっている。
ジェイソンはシーズン1と2の間にロビンとなるが命を落としている。

  • アニメ『ティーン・タイタンズGO!』
声…スコット・メンヴィル 吹…小野塚貴志
2013年から始まったアニメ『ティーン・タイタンズ』の外見的続編。映画化もされた。
デフォルメされたキャラクターによるギャグアニメで、海外らしい荒唐無稽な作品。
ロビンは比較的真面目だが、あくまで比較的で基本悪ふざけを連発している。
またあるエピソードではシルバーエイジ版、キャリー・ケリー、ティムの3人に分裂したこともある。

  • 映画『DCフィルムズ・ユニバース』
2013年の『マン・オブ・スティール』から始まった映画シリーズ。
ロビン本人は登場せず『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でジョーカーに傷つけられたコスチュームが登場した。
『BvS』までを担当していたザック・スナイダーの予定ではディックのコスチュームだった。

声…マイケル・セラ 吹…小島よしお(本編)/小野塚貴志(予告)
レゴシリーズのバットマン単独映画。
孤児院で暮らしていたが、あるパーティで上の空のブルースから許可をもらってウェイン邸に引き取られた。
そして『バットケイブ』を発見し、バットマンのサイドキックになった。コスチュームはバットマンの古いコスチュームを改造したもの。
バットマンを『パードレ』と呼び嫌がられるが、持ち前の明るさで冷え切った彼の心を溶かしていく。

  • 映画『ニンジャバットマン』
声…小野大輔(ディック)、石田彰(ジェイソン)、河西健吾(ティム)、梶裕貴(ダミアン)
中世の日本を舞台としたアニメ作品。
バットマンに先駆けて活動しており、飛騨の蝙蝠衆に身を寄せていた。

  • ドラマ『Titans/タイタンズ』
演…ブレントン・スウェイツ(ディック)、カラン・ウォルターズ(ジェイソン) 声…梶裕貴(ディック)、千葉翔也(ジェイソン)
2018年から始まった『タイタンズ』の誕生と活躍を描いたドラマ作品。
ディックはバットマンの元にいることで暴力的になる自分に恐れ、ゴッサムからデトロイトに移り刑事になっている。
それでも何者かに狙われる少女レイチェルを守るためにロビンとなり戦うことになったが、
新たなロビンとの出会いや自分の過去を見つめ直したことでロビンのコスチュームを廃棄した。
ジェイソンはゲストとして登場。路上生活の中で嫌うようになった警官に対し無闇に暴力を振るう危険な存在として描かれている。



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