右代宮霧江

登録日:2011/02/27 Sun 20:36:08
更新日:2025/07/28 Mon 22:59:59
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うみねこのく頃に』の登場人物。


留弗夫の後妻、縁寿の実母で戦人の義母。
序列は12位。
自身に対して揺ぎない自信を持ち、知的で行動力のある女性だが、私益を見失わないドライさと激しい情動を内に秘めている。
留弗夫と結婚したのが遅く、戦人が母親と呼ぶ気になれなかった為、戦人からは「霧江さん」と呼ばれているが、姉のように慕われている。
明日夢の死後、すぐに留弗夫と霧江が結婚したことに腹を立てた戦人は6年間家出をして一緒には暮らしていなかったが、交流はあった様子。

留弗夫を寝取られたことで、明日夢に強い嫉妬心を抱いていた。
「嫉妬は女の力の源」らしく、霧江の嫉妬は、嫉妬を司るレヴィアタンをもはるかに超えるもの。
その力によって時速1225kmで飛翔していたレヴィアタンでも、霧江の目にはその845分の1にしか見えなかった。
つまり、時速1.46km。
某掲示板でこの力を検証した結果、恐るべき力になった。

以下コピペ

まずレヴィアタンが音速で飛ぶとして、垂直ジャンプをした場合に到達する高度は
1225km/H≒340m/sこれを二乗して2G(万有引力定数)で割ることで、≒5.9キロメートルとなる。
霧江さんは初速でこの約938.57倍が出せるとすると、5197390504.91メートル
≒5.2ギガメートルまでジャンプすることができる。
実に地球を約129.9周分の距離である。

とのこと。
霧江さんならやりかねませんな。*1

自分側からではなく、相手側から見て次の一手を探る「チェス盤思考」が得意。この「チェス盤思考」は戦人も使用している。


■各EPでの状況
【EP1】
出番は少なめ。
第一の晩に、薔薇庭園の園芸倉庫で顔面を耕されて殺害された状態で発見された。

【EP2】
出番は少なめ。
第一の晩に、礼拝堂で腹を裂かれて殺害された状態で発見された。

【EP3】
嫉妬の力を元にレヴィアタンと対決。
嘉音ですら苦戦した煉獄の七姉妹の一人をいとも簡単に倒した。
その後、エヴァ・ベアトリーチェによって召還されたシエスタ姉妹によって第六の晩の生贄にされる。

漫画版のこのシーンは留弗夫共々絶句する格好良さ。

【EP4】
第一の晩の後、地下牢に閉じ込められる。
その後地下牢を脱出し、追っ手の山羊を蔵臼と共に撃退する。
井戸から出たところでシエスタ姉妹に狙撃され、屋敷の客室に逃げ込むが殺害されて第八の晩の生贄にされる。


以下ネタバレ








EP7のお茶会では、親族間の内輪揉めから冷徹な本性を現した彼女が、10億のキャッシュカードを手に入れるために「ベアトリーチェ」の計画とは違う六軒島大量殺人を実行していく様子が描かれており、
実の娘である縁寿を夫を縛っておくための道具だと言い放った。
絵羽の残した日記を読んだ縁寿は大きなショックを受けており、EP7のお茶会が限りなく六軒島の真実に近いことが示唆されている。

地下に隠してあった金塊は黒幕の流用によって多少目減りしているとはいえ200億あり、午前中の取り決め通り(蔵臼に半分、さらに残りを兄弟四人で等分)に分けたとしても25億あり、殺人を行うメリットはないように思える。彼女の話術で蔵臼の死体隠ぺいなどの弱みを突けばもっと多く取る事も出来るだろう。
しかし、地下にあった金塊には換金等に必要な刻印がなく、換金手段を持っていたのが独自のルートを持つ蔵臼のみだった事と、金塊を手に入れたことが明るみに出れば相続税の課税対象となり、それぞれの取り分は少なくなる。留弗夫も金蔵が見せ金に使っただけで『右代宮黄金伝説』などができたぐらいだから隠ぺいは難しいと踏んでいた。
絵羽の暴走や地下に仕掛けられた爆弾を含め、色々考えた結果、自分達以外の関係者と屋敷を葬って10億引き出せるカードを奪った方が一番儲けられると考え、実行してしまったのである。


EP8では、戦人の実の母親だったことが留弗夫の告白によって判明した。



「笑わせるなよWiki篭りが。………てめぇに男を寝取られて、18年間追記・修正し続けた女の狂気がわかるかよ…ッ!!」

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最終更新:2025年07月28日 22:59

*1 ちなみに第2宇宙速度は11km/s≒音速の33倍なので、余裕で地球の重力を振り切れます