桜井メイル

登録日:2017/11/29 Wed 00:41:59
更新日:2025/06/29 Sun 14:26:23
所要時間:約 5 分で読めます






熱斗、わたしたちをおんなのコだからって、
アマく見ちゃダメだよ



桜井メイルとは、『ロックマンエグゼシリーズ』のヒロイン。
当初は小学5年生。ゲームでは「3」のエンディング、アニメでは『AXESS』にて6年生に進級する。
パートナーのナビはロール。イラスト等では幼少期からロールのナビマークを身に着けているため、かなり長い付き合いの様子。

赤色の髪の毛とロールのナビマークをあしらった髪飾りと鉄壁を誇るピンクのミニスカがポイント
ゲーム作品では熱斗にチップを渡すのを、アニメでは熱斗に抱き着くのをノルマとしている。



⚫︎目次


【概要】

光熱斗の隣の家に住む幼馴染
優しい性格で頭も良く、ピアノをならっており、ピアノを弾くのが得意。
ただ若干キツめなところやたまに暴走気味になることもある。

熱斗に異性として淡い恋心を抱いているが、なかなか素直になれない。
たまに積極的な行動に出ることもあるが、熱斗が鈍感なために上手く伝わらず、機嫌を損ねるのがお約束。
彼女のナビであるロールも、自身のパートナーの恋心やそれにまつわる行動の真意に気付いており、
熱斗とメイルの前でロックマンとイチャイチャしたやり取りをするのは、じれったい彼らをけしかける意味合いもある模様。

熱斗とは学校も同じく秋原小学校でクラスも同じ。
同じクラスの大山デカオや綾小路やいととも仲が良い。

普段二階建ての一軒家に一人でいるが、両親は海外に頻繁に出ているため、基本的に家にはいないらしい。
そのためか熱斗の母であるはる香も彼女のことは気にかけている。
メイル自身も熱斗の母を「おばさま」と呼んで慕っており、彼女から料理のレシピを教わったりしている。

基本的には事件に巻き込まれることこそあれど、非戦闘員であり、
お守りとしてロール系のナビチップを彼女が熱斗に無事であってほしいという願いを込めて渡すのがシリーズのお約束。
ちなみにこのチップはあげているのではなく、貸しているという名目のようだ

【ゲーム版の活躍】

ロックマンエグゼ

秋原小学校洗脳事件にて、初めてロールのナビチップを渡す。
また信号ジャック事件では乗っていたバスが暴走し命の危機にさらされるが、
バスにロールをプラグインして爆発までの時間稼ぎをし、カラードマンにやられる寸前で駆け付けた熱斗に助け出された。
最終決戦では秘密駅に向かう熱斗を目撃。仲間達を連れて研究所に駆け付け、熱斗とロックマンの道を拓いた。

ロックマンエグゼ2

作中で市民ネットバトラーのAライセンスを取得。この頃からネットバトルの腕がそれなりに高かった様子。
熱斗のアメロッパ行きの際はラッキーアイテムとの理由で「ワイヤレスプラグ」を渡す。実際これは待ち受けていたゴスペル幹部との戦いで熱斗の窮地を救うことになる。
あの伊集院炎山に好意を抱かれているような描写もあった(「3」以降はなかったことにされた模様)。
また熱斗の夢の中では、嬉しさのあまり帰国した熱斗に思わず抱き着いていた場面も(残念ながら熱斗くんは4からさらに鈍感になるが)。

ロックマンエグゼ3

N1グランプリの出場を目指して予選に参加するが、最終予選で惜しくも敗退し、本戦では熱斗たちの応援をしていた。
バブルウォッシュ暴走事件に巻き込まれた事もあったが、WWWとの決戦では本拠地に赴く熱斗たちの事を誰よりも心配していた。

ロックマンエグゼ4

レッドサンVerにて、ついにシリーズ初にしてメイル&ロールペアと通常対戦ができる。
また完全コンプでの難易度とそれ故のデータの消えやすさから賛否両論な周回制だが、メイルちゃんと何度もデートできるぞ!

バトルチップGPでの描写によればその手の大会では予選で落ちていたらしく*1、またロールが戦闘タイプのナビでないこともあり、
熱斗とロックマンには若干なめられた部分もあるが、スピードにはかなりの自信を持ち、予選も含めて勝ち抜いてきた*2

さらに今回のストーカー事件でものにしたロールチャームによってウイルスを放つ技を身につけ、そのスピードとともにロックマンを苦戦させた。

ちなみにイーグルトーナメントに参加したのは、いつも自分を守ってくれる誰かをいつかは自分が守れるような強さがほしかったから
この日のためにかなり特訓してきたらしい。なお、そのだれかさんはやっぱりニブくて気づかなかった。

なお、メイル&ロールペアは『ロックマンエグゼ ファントムオブネットワーク』でも大会に参加しており、一回戦で熱斗たちと戦う。
本作中のセリフを見る限りではレッドサンのイーグルトーナメントでの戦いは正史ではない様子*3
そのため本作ではウイルスを召喚してこない。

ちなみにレッドサンでは幼少期の光兄弟の写真になっている額縁は、ブルームーンではメイル(と熱斗)が写ったものとなっている。
また、通常対戦可能・レッドサン限定ということから分かると思うが、シリーズ中唯一メイルからロールのバトルチップを貰えない作品でもある。

ロックマンエグゼ5

物語開始直後にPETをネビュラに奪われてしまうため、前作に比べ出番は控えめ。
オラン島へバカンスに行った時には、可愛らしい水着姿を披露した。
はる香にネットバトルについて教えているらしい。

パストビジョンでの過去の秋原町での住民のセリフによれば「サクライさん、らいげつ こどもさんがうまれるよていデス」とのことで、
このパストビジョンは住民のセリフから光兄弟の生まれた6月10日だということが分かるため、メイルの誕生日はおそらく7月だと推測されている。

ロックマンエグゼ6

舞台が移った為、直接の出番は少なめ。
エグゼシリーズ完結作である本作のエンディングでも、自身の夢について熱斗との結婚をほのめかしており、
エピローグである20年後の世界では本当に熱斗と結婚していた。どうやら熱斗の家に嫁いだらしい。
また一人息子である「光来斗」も授かっている*4

20年経っても小学生の頃のように朝に弱い熱斗をたたき起すなど、世話焼きな性格は相変わらずで、熱斗は尻に敷かれているようである。

アニメ版

第1話から登場。
こちらでは熱斗達からは基本的に「メイルちゃん」とちゃん付けで呼ばれており、デカオから惚れられている。
基本設定はほぼ原作に近いが、性格は原作よりも更に少しキツめ*5。とはいえ、もちろん優しい姿や勇敢な姿も随所に見られる。
N1グランプリで試合に出場した際に「戦う美少女」とアナウンスされていたことから、作中でも美形扱いの模様。
ピアノを弾けるのは原作通りだが、ネットチェスバトルの県大会で準決勝まで進出したという意外な経歴も持つ。

家は結構大きいが、やはり一人暮らしの様子。第一話でいきなり放火の被害に遭ってしまう。
24話では祐一朗から電脳犬のラッシュを与えられた。それ以降は彼女の家に住んでおり、時として意外な活躍を見せる。

原作以上に熱斗へのアプローチは強めで、『AXESS』以降はOP最後でPETをキャッチした熱斗に抱き着くのがノルマ。OPが無くなった『BEAST+』では抱き着くシーンは描かれないものと思われたが…?
プリンセス・プライドやジャスミンなど熱斗くんがゲーム版よりモテる描写が多いため、焼き餅をやく回数も多くなっている。

『AXESS』42話の回想にて幼い頃は熱斗と公園で遊んでいたことが判明する。
その時の出来事は双方にとって大切な思い出となっている様子。

『AXESS』までは非戦闘員ポジションであり、彼女が戦うのはごく一部の話のみだったが、
『Stream』ではデューオの紋章を持つ、13人のクロスフュージョンメンバーの一人となり、アステロイドと本格的に戦うことになる。

なお、『AXESS』の頃は夢に見るほどクロスフュージョンにあこがれを抱いていたようであったが、
『Stream』では巨大なアステロイドとの戦いもあったためか、28話で名人さんから指名されたときには躊躇していた。
とはいえ、熱斗の力になれるならと、本当に必要なときはクロスフュージョンして戦っている。

CFロール

桜井メイルとロールがクロスフュージョンした姿。初登場は一応姿だけなら『AXESS』。
見た目はワンピースを着て、髪の毛の色がメイルのものになったロール、と言った感じ。

『AXESS』ではシンクロ率こそ高かったもののクロスフュージョンできなかった。これは使用したのが熱斗の初期型シンクロチップなのも要因である。
『Stream』での対ビデオマン(アステロイド)戦にてデカオがシンクロ率が低いためにクロスフュージョンに失敗した際、
彼女はかつて測定した時にシンクロ率が高かったことから、名人からクロスフュージョンを要求される。
そのため熱斗のピンチということでラッシュシンクロチップ*6を使ってクロスフュージョンした。

ラッシュシンクロチップを使用しているため、ラッシュにダメージがいってしまう弱点(?)を持つ。
そのためラッシュは、普段はあまりクロスフュージョンに協力したがらない。
一方、クロスフュージョン時はラッシュの能力も扱えるという特有のメリットも存在する。相手を強制的に電脳空間へと引きずり込むラッシュホールという技を使用していた。

実は変身バンクは『AXESS』42話における彼女の夢の中での物を『Stream』でもそのまま流用しており、
掛け声のシーンがAXESS時の熱斗の、変身シーンがAXESS時の炎山の変身バンクを基にしている
そのため、一人だけプログレスPETでありながらPETを縦に持っている*7
※下の画像を見ていただければわかるが、なぜか修正してないので明らかに持っているのがアドバンスドPETになっている


出典:ロックマンエグゼStream 28話、テレビ東京、小学館プロダクション、XEBEC、2004年10月2日~2005年9月24日放映。
出典:ロックマンエグゼAXESS 01話、テレビ東京、小学館プロダクション、XEBEC、2003年10月4日|2004年9月25日放映。

ちなみにこれに限らず、メイルが持っているPETがアドバンスドPETになることは『Stream』劇中ではわりとよくあることである。

使用技
ロールウィップ 頭についているリングを鞭のように振るう技
ラッシュホール 実体化ウイルスを電脳空間へ戻す
ハートスラッシュ AXESSのオープニングでおなじみ、ハート状の光弾を放つ技。
ロールアロー 腕を変化させて放つ。劇中描写を見る限りでは弓を引く必要はない様子。


追記・修正はチップを渡しつつ、抱き着きながらお願いします。


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最終更新:2025年06月29日 14:26
添付ファイル

*1 実際上述したように「3」ではN1グランプリは予選落ち

*2 予選はポイント集めなのも大きかったが

*3 もっとも本作では4や5の要素への言及があまりないうえ、ロール以外にもファイアマンへの対応からレッドサンでのファイアマン戦やバーナーマン戦の存在もあいまいになっているが

*4 すでに小学校に通っているので、結婚したのは15年以内と思われる。

*5 自分にベタベタと絡みながらカラオケに誘ってくる熱斗に鉄拳制裁をかましたり、アクシデントで髪型がおかしくなった自分の帽子を取り上げた上に笑うのをいつまでも止めない熱斗への仕返しとして彼の宿題のデータを削除したりするなど。大山チサオと初対面の際には「お兄さんに似てなくて良かったわね」とデカオ本人の前で口にしている…

*6 ラッシュの現実世界と電脳世界を行き来する能力に着目し、彼の体を一時的にチップ化させた物。

*7 『Stream』51話の同時変身シーンが一番わかりやすい。