マスター・ドルスザク(デュエル・マスターズ)

登録日: 2018/02/06 Tue 17:26:41
更新日:2024/03/17 Sun 13:22:40
所要時間:約 5 分で読めます





世界は闇へと塗り替えられる。



マスター・ドルスザクはデュエル・マスターズに登場する種族のひとつである。




概要

現時点では闇文明にのみ登場しているギミック種族。
『無月の門』能力で踏み倒すことが可能であり、
「進化クリーチャーでないにもかかわらず、カードの下にクリーチャーを重ねる」ことがありうる初の種族。
進化と似ているエクシーズが存在する遊戯王にも《絶望神アンチホープ(原作版)》という似たような存在がいるが、
あれみたいな感じだといえば分かってくれるだろうか。

無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。

魔導具を召喚した際に、場と墓地の魔導具を2つづつ計4つ重ねることで場に出せるクリーチャーであり、
恐らくは闇文明の呪術的な側面を再現した能力ということになる。フレーバー的にはあれだが、別に使わなくても出せないわけではない
元々は6枚にすることをウィザーズの射場本氏は考えていたそうだが、「配置が難しかったため」4枚になったとのこと。
結果的に場に1体いてもう1体出せば(闇、とりわけマフィ・ギャングの墓地肥やし能力によって)出しやすいのでオーライというところか。
実際、魔導具クリーチャーを場に出すときに6枚のほうがイラストの魔法円が綺麗に繋がることは間違いないが置きにくい。
別に円形に並べる必要性はルール的にないけどせっかくだし円形に並べようぜ

なお、無月の門はあくまで召喚条件に場のクリーチャーの上に重ねるという効果があるだけなので、
進化やNEOクリーチャーでない限りは召喚酔いすることに注意(DMRP-04魔時点のデ・スザーク2体はいずれも召喚酔いする)。

見た目はかっこいいが、むしろ「出す条件のゆるさから、使いまわされないようにするために墓地や山札送りなどでなく場に縛り付けているのでは」という考察がある。

またこの能力は「召喚する」能力のため、新章デュエル・マスターズで登場した《異端流し オニカマス》や《洗脳センノー》といった「召喚以外でクリーチャーをバトルゾーンに出すことを制限するシステムクリーチャー」の影響をすり抜けることが可能になっている。

背景ストーリーでの活躍は実はまだなく、マフィ・ギャングによってプランDGに対抗するために産みだされた魔導具から降臨した事以外の記述がほとんどない。
つまりシリーズの最終弾をまるまる使って次シリーズのプレビューを行ったことになり、相当な出オチとも言える。
来期での活躍にご期待下さい。

カード紹介

魔凰(まおう) デ・スザーク P 闇文明 (8)
クリーチャー:マスター・ドルスザク/マフィ・ギャング 6000
無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーを-3000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
コロコロのプロモーションカードとして登場した最初のマスター・ドルスザク。

『凰』は女性を意味する漢字ではあるが、特に他意は無いと思われる。そもそも不定形のコイツに性別があるのかも疑わしいが。
コロコロの能力体験版カードという立ち位置ではあるが、一概に《卍 デ・スザーク 卍》に比べて弱いとも言いがたい。
あちらが確定破壊であるのに対してこちらは全体パワー低下。アンタッチャブルや対象を取った時に発動する能力をメタれる上に、
踏み倒して起用できるので非常に強い。

卍 デ・スザーク 卍 MDS 闇文明 (8)
クリーチャー:マスター・ドルスザク/マフィ・ギャング 9000
無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
このクリーチャーの下に4枚以上カードがあれば、相手のクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。

召喚条件の割にコントロール適性が高い優秀なカード。
とりあえず簡単に出して使いまわせる確定除去でありながら、生きていれば相手のクリーチャーをタップインさせられる。
ハヤブサマルも怖くない!まああいつ殿堂入りだし最近そんなに見ないけどね。

サポートカードの魔導具の性能が優秀なため、場に3体の《卍 デ・スザーク 卍》が並ぶことすら用意。マジ卍。
とはいえ最高レアリティでありながら切札というよりはユーティリティのあるサポートカードという面が強いので、
他にフィニッシャーを構えておきたい。

なおシークレット版は通常版の朱雀然とした姿を捨てて槍の形をとる。
実は不定形であるらしく、その気になればどんな姿にもなれるようだ。ということはロリっ子デ・スザークちゃんとかもあり得るんだろうか。

ちなみに「卍」の部分だが、発音せず「ですざーく」と読むが、デッキリストを登録する際はカード名なので記述必須という裁定になっている。
体には二十八宿の南方朱雀の星座らしきものが見える。
「死の朱雀」というネーミングであるが、むしろ自身は何度死んでも蘇る不死鳥といった存在であり、
一部ではフェニックスがたくさん登場し、同じく第5弾まで存在した不死鳥編の、
超神星ブラックホール・サナトス》をオマージュしているのではという説が挙がっている。なお性能には(互いに当時視点で見ても)雲泥の差がある。

アニメでは赤ちゃんのような行動原理を持つ青年ゼーロが使用しキラを撃破している。
中の人卍解の使い手であるため、繋がりでデュエマでのパロディが期待されている。
あっちにも月牙天衝「無月」ってのあるしね。


卍月(ばんげつ) ガ・リュザーク 卍 MDS 闇文明 (9)
クリーチャー:マスター・ドルスザク/マフィ・ギャング 11000
無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
相手のターンのはじめに、相手は自身のマナゾーンのカードを3枚までしかアンタップできない。
W・ブレイカー
卍・獄・殺(ばんごくさつ) 闇文明 (9)
呪文
クリーチャーをすべて破壊する。
すべての墓地にあるカードの合計が13枚以上であり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文は「S・トリガー」を得る。

双極編2弾で登場した新たなマスター・ドルスザク。
双極編新要素であるツインパクトカードであり、クリーチャーと呪文が同じカードにまとめられている。

新たなる無月の門、『無月の門・絶』の効果により、バトルゾーンが更地の状態であろうと墓地に魔導具が6枚あれば何度でもよみがえる。
元々の無月の門はバトルゾーンにも魔導具を要求したため、単純に墓地を肥やすだけではなく手札にも魔導具クリーチャーを握っておく必要があったが、こちらは要求枚数が増えた代わりに墓地のみで6枚あればよくなり、扱いやすさは格段に上昇した。
その分能力の使用を任意に行うことはできなくなったものの、「各ターンの終わりに」という条件なので、相手ターンの終わりに出せば召喚酔いが解け、攻撃に参加できるようになる。
そして肝心の能力は「相手のマナを3枚までしかアンタップできなくさせる」というもの。

《卍 デ・スザーク 卍》と比べて盤面に干渉出来ないという点では劣るかもしれないが、相手の行動を封じるという意味ではこれ以上にないようなロック性能を引っ提げてきた。
相手にしてみれば「ガリュザークをどかしたいがマナが足りない、かといって戦闘破壊してもターンの終わりにまた帰ってくる」というジレンマに追い込まれることになるだろう。

そして忘れてはいけない呪文面。
ツインパクトカードの特性として呪文として使えば墓地に行くため、「呪文として使い捨てにしてもいいのか?」と思う人もいるかもしれないが、このカードはクリーチャー面が自己蘇生効果を持つため、むしろ「積極的に墓地に落としたいカード」なのである。

効果もシンプルながら盤面一掃と強力。
さらに条件つきとはいえ「S・トリガー」を自身の効果で付与できるため、(全体破壊で)相手の攻撃を止め、逆転するための布陣を(『無月の門・絶』で)展開するということがほぼこれ1枚で出来てしまう。
ただし打点はそれほど高くない上に、要求枚数の都合上《卍 デ・スザーク 卍》以上に墓地肥やし対策が刺さるため、注意すべし。




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最終更新:2024年03月17日 13:22