フェニックス(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/06/18 Wed 14:49:44
更新日:2024/11/03 Sun 21:21:00
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急げや急げ天高く。集えや集え天焦がし。


さぁ不死鳥のお出ましだ。




フェニックスとは、TCGデュエル・マスターズ」の種族の1つ。


概要

ドラゴンと並ぶデュエル・マスターズの花型種族。
基本的に非進化の状態で単独では存在しえず、進化元を2体以上要求する進化クリーチャーなのが特徴だった。
しかし《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》を皮切りに、非進化フェニックスも度々登場している。

その分自身のスペックはそのマナコストに反してオーバースペック気味に作られるので、進化元を手早く用意できれば驚くほど早く攻めかかれるのが強み。しかし進化元を複数用意しなければならないことから一度退けられると立て直しが困難というなんとも言えないことになったりもする。
進化元を複数要求することからデッキ中のフェニックス濃度も高められないことが多く、また多くのフェニックスは通常種族ないし特殊種族を併せ持たないため、進化すると種族サポートを受けられないことも。
というかフェニックスオンリーで組めるデッキなんて【カイザーフェニックス】こと【強欲ユニバース】くらいである。しかもお高い。

難点も多いが、その分高火力と能力で制圧できる種族軍である。


カード造形

不死鳥編以降はほぼすべてのフェニックスに専用のカード造形が施されるようになった。

イラストの枠が不死鳥の両翼を模したものになり、カード全体に羽根のエフェクトが散りばめられている豪勢なもの。
フェニックスの美麗なイラストと相まって、見るものを圧倒する仕上がりになっている。

エピソード1からはカードの新枠移行に伴ってこちらも造形が変化した。
イラスト枠は不死鳥の片翼を模し、左中段の「進化クリーチャー」のアイコンも不死鳥を象る形になって羽根のエフェクトは廃止された。


分類

フェニックスは大きく分けて2種類のグループがある。双方は出自が違うので本来なら別種族であるが、両者ともにフェニックスなのでこのように区分する。
後に、2種類のグループにおける共通の祖先としてイデア・フェニックスなる存在が示唆されており、実際には2種類は生物的にも繋がりはあるようだが、その事実は誰も知らない模様。

不死鳥型フェニックス

不死鳥ないし人型をとるフェニックス。
いやPhoenixが不死鳥なのは当然だし人型ってなんだよって思うだろうが、デュエル・マスターズのフェニックスは鳥の形をしているとは限らないのである。子供向けTCGなのに概念的な表現とはなかなか凝っている。
不死鳥型の初出は聖拳編。この時は敵方として登場しており、詳しくは五体の王の記事を参照。
ただし不死鳥と対立すると不死鳥が助けてくれるのもお約束か。

暗黒王デス・フェニックス》と《龍炎鳳エターナル・フェニックス》は初出時は不死鳥型だったが、そのリメイクである《暗黒凰ゼロ・フェニックス》《龍炎凰インフィニティ・フェニックス》は人型だったため、不死鳥型フェニックスは以上のような分類となっている。
基本的に火を含む多色であるのが特徴で、火単色はエターナル・フェニックスとインフィニティ・フェニックス、火を含まないのは闇/自然の《星狼鳳マスター・オブ・デスティニー》のみ。

また、マスター・オブ・デスティニーを除く不死鳥型のフェニックスは名前に「〜・フェニックス」を持つ。まんまである。

惑星型フェニックス

惑星ないし彗星銀河ブラックホール宇宙の始まりの姿をとるフェニックス。な、なにを言っているか(ry
初出は不死鳥編。やはり敵として登場していたら不死鳥が味方になってくれました。ちなみに不死鳥編のフェニックスは惑星型しかいない。
いまでこそメテオバーンは多くの進化クリーチャーが有するが、当初は惑星型フェニックスの特権であった。だがブラックホールさんはその強みを自らお捨てになられた結果ラスボスなのに残念クリーチャーに…。

不死鳥型に比べて単色が多く、また全文明に満遍なく存在する。


代表的なフェニックス

「超神星」シリーズはこちらをどうぞ。

暗黒王デス・フェニックス 闇/火文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分のドラゴン・ゾンビ1体とファイアー・バード1体を重ねた上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに自身の墓地に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。

今でも普通に戦えるフェニックス。ややファンデッキよりにはなってしまうが、各色に存在するファイアー・バードとどこからでも湧くドラゴン・ゾンビを進化元にするため出しやすい。
シールド焼却もついてくるので最速4ターン目から相手を封殺していける。

背景ストーリーでは聖拳編のラスボスを務め上げる。
後に闇文明に復活させられ後述のゼロ・フェニックスとして蘇り、ストーリー中で2回ラスボスをつとめた。もうサナトスさんが涙目である。

暗黒凰ゼロ・フェニックス 闇/火文明 (7)
進化クリーチャー:フェニックス 11000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分の闇のクリーチャー1体と火のクリーチャー1体を重ねた上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自分自身の手札を2枚選んで捨てる。その後、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置いてもよい。

前述の通りデス・フェニックスさんその人である。こちらは人型になったが。
進化元が緩くなった代わりにサイズが大きくなった。だがどちらがより相手に刺さるかは結構変わるので正直比較しづらい。
デス・フェニックスにも言えることだがイラストの剣が《神滅竜騎ガルザーク》のそれに酷似しており、関係性があるのではないかと思われる。
後にこの系譜がシーザーさんに繋がるので、ある意味ではデス・フェニックスこそが戦国編以降の全ての元凶とも言えるのかも知れない。

デスフェニと併せて詳しくは個別項目を参照。

超天星バルガライゾウ 自然文明 (9)
進化クリーチャー:アース・ドラゴン/フェニックス/サムライ 15000
マナ進化GV-ドラゴンを3体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
メテオバーン-このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から進化ではないドラゴンを好きな数、バトルゾーンに出してもよい。残りを墓地に置く。
T・ブレイカー

非進化ドラゴンサポートだが自身はフェニックス。
ただし、非進化とはいえドラゴンを3体並べられるため奇襲性に優れる。連ドラにしょっちゅうお呼びがかかるので、連ドラにおけるドラゴン進化ではバジュラ、ファタル・スパイラル、サンバーストNEX、フルボコさんに比べて採用率は高い。

ただし繰り返すが自身は進化クリーチャーなのでバルガライザーの効果で出せないのが玉に瑕(逆はできる)。
まあこんなん踏み倒したらサイクリかキューブ並みの理不尽さになるのでこれでいいのかも知れない。


サポートカード

長らく新規フェニックスもサポートも登場せず、環境のインフレに取り残されてしまった感のあるフェニックスであったが、革命編に発売されたパック「DMX-21 マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」にて、こんなカードが登場した。

神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ  闇/火文明 (4)
クリーチャー:ファイアー・バード/ドラゴン・ゾンビ 4000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。
自分の進化フェニックスを召喚する時、バトルゾーンにあるクリーチャーのかわりに自分の墓地にあるクリーチャーの上に置いてもよい。

フェニックスに墓地進化能力を付与するクリーチャーで、フェニックスの「フィールドアドバンテージ・マナアドバンテージを大きく減らしてしまう」というデメリットを解消してくれるのだ。
自身が墓地肥やし能力を持っているため、無駄がない。
特に、「コストは軽いけど進化条件が厳しい」という《暗黒王デス・フェニックス》や、「オーバーキルレベルに強いけど進化条件が(ry」という《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》を格段に出しやすくなったのは嬉しいところ。
加えて《究極銀河ユニバース》のエクストラウィン能力を満たしやすくなったのも見逃せない。

アニメVSRではまさかの復活を果たしたザキラがバサラ戦で使用。
暗黒王デス・フェニックス》の召喚に役立てただけでなく、最後のシールドをブレイクするという活躍も果たした。
この最後のシールドブレイクがなければバサラに勝ていたというのは内緒

DMX-21では他にも《ユニバース・ラピア》や《フェニックス・ライフ》といったフェニックスサポートカードが登場。
今後のフェニックスの活躍に期待が掛かる。



追記・修正はメテオバーンを使い切ってからお願いします。

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最終更新:2024年11月03日 21:21