超神星ブラックホール・サナトス

登録日:2014/07/09 (水) 20:23:02
更新日:2024/04/08 Mon 10:51:39
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絶対に覚めない悪夢こそ、不死鳥の夢であった。

*1


超神星ブラックホール・サナトス》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。

DM-23「不死鳥編 第5弾 冥龍王帰還(ジ・エンド・オブ・ユニバース)」にて初収録。レアリティはスーパーレア。
背景ストーリーにおいては、歴代DMラスボスの中でもチート性能を誇る。

しかしそれと反比例するような実際のカードスペックの低さや、対照的な存在の《超神星ビッグバン・アナスタシス》の性能が高かったことから、一躍ネタとなった。
現在では歴代最弱のラスボス候補として語られている。


スペック

超神星ブラックホール・サナトス SR 闇文明 (8)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化GV−自分のグランド・デビル、ティラノ・ドレイク、ディープ・マリーン、ブレイブ・スピリットのいずれか3体を重ねた上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、進化クリーチャーの下にあるカードをすべて、持ち主の墓地に置く。
G(ゴール)L(ライフ)・ゲート:グランド・デビル、ティラノ・ドレイク、ディープ・マリーン、ブレイブ・スピリット(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに、好きな数のグランド・デビル、ティラノ・ドレイク、ディープ・マリーン、ブレイブ・スピリットを、自分の墓地から手札に戻してもよい。そうした場合、このクリーチャーを山札の一番下に置く)
T・ブレイカー

不死鳥編の最終弾のラスボスカードなだけあって、もちろん進化GVのフェニックス。
持っている能力としては
  • 進化GV
  • 進化クリーチャーの下にあるカードを全て墓地に送る
  • G・Lゲートで、破壊されるときに墓地から特定の4種族のクリーチャーを好きな枚数回収する
  • さらにG・Lゲートを使った場合は、墓地に送られる代わりに山札の一番下にいく
というところだが、これらの特徴全てに問題が見当たるから凄い。

①進化GVに問題がある

このクリーチャーも不死鳥編のフェニックスなので、ハイブリッド種族を対象にした進化GVを持つ。
確かに4種族を進化元に持ち、その4種族はいずれも軽いため、進化元としては悪くない。
むしろ、不死鳥編のサポート種族も進化元の射程範囲内なので、他のフェニックスよりリードしているように見える。

しかし、よりにもよってサナトス自身のコストが重いことが問題になる。

まず、不死鳥編における進化GVフェニックスは『進化に手間はかかるが、コストが軽くて破格のパワー』という点が特徴である。
そのため、不死鳥編の進化GVフェニックスは『軽くてコスト4、重くてコスト7』といったカードが多い。

つまり、サナトスはパワーは悪くないのだが、ライバル候補が多すぎるのだ。
ましてや、サナトスと同じグランド・デビルやティラノ・ドレイクを進化元とするフェニックスは、特に強力なカードが数多く存在する。
例として挙げると《超神星プルート・デスブリンガー》は、サナトスと同パワーでありながら、コストは破格の4。
能力もメテオバーンで《チェイン・スラッシュ》をぶち込めるし、フィニッシャーとして十分である。

このようなフェニックスがいる中で、サナトスがハイブリッド種族デッキのフィニッシャーとしてデッキに入れる余地はないのだ。

②要の能力も不安定極まりない

前述したように、他のクリーチャーにはあまり見られない面白い能力はある。
しかし、見た目に反して全てがプレイヤーへのメリットが地味で相手へのダメージが少ない。

まず、進化元のカードを敵味方問わず墓地に送り込む能力。

これはおそらく、不死鳥編時期のメテオバーン進化のクリーチャーへの対策として考えられた能力だろう。
しかし、メテオバーンを使わないデッキや進化元を参照にするカードを切り札にしたデッキ以外には明らかに通用しない。
王来編で登場したスター進化に対しては明確にメタとして機能するために対メテオバーンよりは使えるが、そもそもスター進化を持つカードの展開に対しては時代によるゲームスピードの違いからカウンターとして間に合う可能性が極めて低い。

むしろ、墓地肥しデッキの場合は相手の墓地のカードを増やしてしまう危険性すらある。
一応、サナトス自身の進化元も墓地に送られるためこちらも墓地肥しはできるが、その場合は、G・Lゲートと噛み合わない。
自分をも対象にする能力だが、G・Lゲートとの連携以外の使い道を切り開く事は最初から想定すらしていなかったとしか思えない。

メテオバーンが少なからず見られた不死鳥編限定環境ならば一応使えなくはなかった能力だろう。
だが、後に登場したメテオバーン持ちのカードは《バルガライゾウ》《M・ロマノフ》《大邪眼B・ロマノフ》《ラムダ》等、ほとんどが出てきたターンで進化元を使い切ってしまうため、後出しでしか進化元を消せないこのカードがメタとして機能しているとはとても言えない。

次に、このクリーチャーの専用能力である『G・Lゲート』である。
この能力はL(ライフ)・ゲートの能力を拡張させた、いわゆる強化版。
墓地回収&山札戻りといった能力自体はそこまで悪いとは言わない。
一応、なんだかんだ言っても好きな枚数のクリーチャーを墓地回収できる点は純粋に強いと言える。

しかし、G・Lゲート自体の発動条件が不安定すぎる。
G・Lゲートは破壊以外には対応することが出来ないのだ。
つまり、バウンスやマナ送りに対しては一切対策が出来ない。

特にバウンスをされた場合は、再び召喚するにも進化条件が面倒な進化GVということもあり、再召喚は難しいだろう…。

③評価点

まず、進化元の墓地送り能力は実用性は薄いが、様々なコンボに使える。

究極銀河ユニバース》とうまく組み合わせれは、一気にエクストラウィンが狙える。
…えっ、そんなことするなら、もっと他に方法がある?…それを言ってしまったらおしまいである。

後はカスレア特有のフォローになるがイラストが美しい。
背景ストーリーでの設定である『絶望を司るフェニックス』といった様子を、一目で確認できるような美しさを誇る。
フェニックス専用のフレームを飛び出す図体の大きさは、イラストレーターの力の入れようが見て取れる。
観賞用として、一枚保存しておくのも悪くはない。

名前もとてもかっこよく、クリーチャー名を聞いただけで「強い」となるカードもなかなかないだろう(能力が強いとは言ってない)。

④まとめ

このように進化GVフェニックスでありながら、サナトスに関しては実用性が見つからない。
フィニッシャーとしても今一つな能力であり、ただただ使いにくい能力ばかりが目立つ。

その結果、DM-23の目玉カードでありながら、購入者からはハズレア扱いをされてしまった。
概要でも述べたように、同じSRである《超神星ビッグバン・アナスタシス》が強力だったことも低評価に拍車をかけた。

背景ストーリーでの設定が強力だったこともこのカードのネタ要素を強めてしまっただろう。
後述するが、現実では最弱扱いのフェニックスでありながら、背景世界においては現在でも最強クラスのラスボス候補なのである。

しかし、背景ストーリーでのサナトスの能力である『絶望を司る』『戦うほど強くなる』といった点は何一つ再現されていない。
絶望は「ハンデス」、強化設定は「パワーマイナス」「モヤシ」「呪文で離れない」「パンプアップ」とか再現しようがあったろうに…。
強いて言うなら、このカードを当ててしまった際の『絶望感』として、絶望の能力は再現されているかもしれない…。


最終的に、最終弾のラスボスカードがよりによってこれだった不死鳥編は、当時のデュエリストにあまり良い印象を与えなかった。
ついでに言うと、このカードを抜きにしてもDM-23は荒削りなカードばかりが目立つパックだった。
年末商戦向けとしても不死鳥編全体から見ても豪華だったDM-22とは現在までよく比較されるレベルに。

そして、多くのデュエリストは複雑な心境の中で、次のエキスパンションリストである極神編に突入することになる。

なにはともあれ、現在まで言われる「不死鳥編は低迷期」という印象をこのカードが強めてしまったことは否定できない。
不死鳥編の最終弾を派手に飾ることが出来なかった要因の象徴であるサナトスの罪は、地味に重いかもしれない…。


派生カード

不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン SR 水/闇/自然文明 (8)
クリーチャー:ディスペクター/フェニックス 13000
EXライフ
ブロッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置き、その後、カードを2枚引く。
自分の山札が0枚でも、自分はゲームに負けない。
自分がカードを引く時、自分の山札が0枚なら、かわりにクリーチャーを1体、墓地から出してもよい。

ディスペクターとして、因縁深い《超神星ビッグバン・アナスタシス》と縫合させられた姿。
山札切れに関する非常に独特な効果を二つ有している。

詳しくは個別項目を参照。


関連カード

究極銀河ユニバース SR 光文明 (5)
進化クリーチャー:フェニックス 17000
進化-自分のフェニックス1体の上に置く。
メテオバーン-このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そのカードが最後の1枚でフェニックスならば、自分はゲームに勝利する。
T・ブレイカー

不死鳥編で登場した進化GVフェニックス。
そして、DMの歴史上において初めて『エクストラウィン』の概念をもたらしたカード。

能力としては、メテオバーンで墓地に置いた下のカードが最後の一枚でフェニックスならエクストラウィンが可能になる。

サナトスと能力を使い、《緊急再誕》《母なる星域》を使うとあら不思議。
一気にエクストラウィンで勝利が決められる。実用性は薄いが。

超神星プルート・デスブリンガー SR 闇文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化GV-自分のデスパペット、グランド・デビル、ティラノ・ドレイクのいずれか3体を重ねた上に置く。
メテオバーン-このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選んで墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーを1体破壊する。
T・ブレイカー

サナトス最大のライバル。
メテオバーンで相手のクリーチャーを除去できる。
T・ブレイカーと打点も高く、コストもかなり軽い。

わざわざサナトスをグランド・デビルやティラノ・ドレイクなどの種族デッキに入れる必要が無いといわれる最大の要因。

超神星ビッグバン・アナスタシス SR 自然文明 (8)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化GV-自分のアーク・セラフィム、ドリームメイト、グレートメカオーのいずれか3体を重ねた上に置く。
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からクリーチャーを好きな数、コストを支払わずに召喚してもよい。その後、それ以外のカードを墓地に置く。
T・ブレイカー

不死鳥編最終弾のSRカードである、進化GVフェニックス。
山札から五枚までクリーチャーを召喚するという派手な能力を持つ。

背景ストーリーでは、サナトスのライバルにあたるフェニックスであり、互角の戦いを繰り広げる。
サナトスが『絶望』なのに対して、アナスタシスは『希望』。

評価の低いDM-23の中では今でも使われるカードであり、まさに『希望』といっても過言ではないカード。

超神星ネプチューン・シュトローム SR 水文明 (7)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化GV−自分のグランド・デビル、デーモン・コマンド、エンジェル・コマンドのいずれか3体を重ねた上に置く。
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、相手はバトルゾーンにある自身のクリーチャーをすべて、持ち主の山札の一番上に好きな順序で置く。
T・ブレイカー

不死鳥編トップクラスのフィニッシャーである進化GVフェニックス。

サナトスとの共通点はパワーとT・ブレイカー、グランド・デビルから進化出来るぐらいしかないが、
なんとデュエル・マスターズ プレイスにおける背景ストーリーでは不死鳥編時代のラスボスに格上げされた。
プレイスとTCGでは背景ストーリーに差異があるとは言え、仮にも『絶望』を司るフェニックスがラスボスの座を奪われると言う『絶望』を経験するとは誰もが予想出来なかっただろう。

更に、アナスタシスの効果は『山札の上から自分のクリーチャーを呼び出す』のに対して、
対戦相手となったネプチューンは『相手のクリーチャーを山札の上に戻す』と丁度対になるため無理がない変更となっている。

そしてネプチューンを倒すために仙界に送られたエネルギーを呼び水にし、ネプチューンが消えてもなお収まらぬグランド・デビルの憎悪と絶えない悪意、ティラノ・ドレイクの闘志に呼応して2体の竜極神が超獣世界にやって来ると言う、不死鳥編から極神編への移行を仄めかすストーリーの流れになっている。

サナトスは泣いていい


背景ストーリー

サナトスは、TCG版の不死鳥編の背景ストーリーにおいてはラスボスとして降臨。

滅茶苦茶すぎるチート性能で、超獣世界を絶望に包み込んだ。
現在でも背景ストーリーにおいては後のラスボスを含めても、最強のラスボスではないかとも言われている。現実があれなのにね。

デュエチューブの「【デュエマ】背景ストーリーの強すぎる歴代ラスボスランキング!」において発表された、背景ストーリーの製作担当が考案した「歴代ヤバいラスボスTOP10」では、ギリギリ10位にランクインした。
10体中で最下位と聞くと案外弱く感じるが、実はランクインすらしていないラスボスも何体かいるので健闘している方ではある。具体的には五文明の力を吸収した《最凶の覚醒者デビル・ディアボロスΖ》や世界を崩壊させる威力の砲台を保有する《伝説の正体 ギュウジン丸》などよりも上。
解説では「当時の背景ストーリーの規模からすると無茶苦茶なことをしているが、後に登場するラスボス達の設定がインフレしたのでこれでも10位になった(意訳)」とのこと。


不死鳥編(~降臨までの流れ~)

歴史に消えていった旧種族を次々と蘇らせていったグランド・デビル。
その力は、既にフェニックスも想像できないものへと変貌を遂げていた。

しかし、グランド・デビル&ティラノ・ドレイク連合軍の快進撃は止まった。

それはドリームメイトが唐突な行動に出たのだった。
彼らは「星命樹」に覆われて封鎖状態となっていた「時空の裂け目」への入り口《ザ・ユニバース・ゲート》を拡大。

拡大したユニバースの入り口から、様々なフェニックスが超獣世界に襲い掛かる。
さらに「彗星」と呼ばれる大量の小型フェニックス達までが呼び寄せられ、小型ながらもフェニックスの名に恥じない力を見せつける。
ついには、今まで超獣世界に存在していた超神星たちよりも更に階位が上とされるフェニックス達が降臨。
小型フェニックスとともにその圧倒的力で猛威を振るう。

状況が一変し、本拠地陥落に追い込まれたグランド・デビル。
しかし、新世代の悪魔はこれでは終われない。彼らはこの危機を乗り越える最後の一手を使うことにする。

グランド・デビル&ティラノ・ドレイク連合軍は、半開きだった《インフェルノ・ゲート》の完全解放に着手。
冥界の手》によって古代の謎を紐解いた彼らは、遂に「蘇生の術」を完成。歴史の闇に繋がる門の完全解放に成功してしまう。
その彼らが目指したのは、不死鳥編以前の超獣世界の覇者である『ドラゴン』の完全復活だった。

こうしてドラゴンの復活に成功した連合軍だったが、《インフェルノ・ゲート》完全解放の余波によって、思いがけない事態が起きた。
本来はあり得なかった光と水のドラゴンであるアポロニア・ドラゴンとポセイディア・ドラゴンまでもが誕生する事になった。

こうして誕生したドラゴンや、ドラゴンとの融合を試みた連合軍のクリーチャーはフェニックスに牙をむく。
フェニックスの力には完全に及ばなかったが、以前と比較するとかなりの善戦ができるほどまでになったのだった。

最終的に各々全てがドラゴンを有する事になった5大文明は、結束してフェニックスと闘う道を選んだ。
小型化によって数を増したフェニックス軍と5大文明連合軍は全面決戦に突入する。

フェニックスの優位は揺るがないが、5大文明は各々の持ち味を活かして対抗をする。
必死の反撃や戦法によって、劣勢ながらも、フェニックス軍に対して善戦をする。

こうして、五大文明連合軍に、志気がかなり高まっていた、その時だった。

▼不死鳥編(~絶望の不死鳥、降臨~)

『絶望』を司るとされる最悪のフェニックス《超神星ブラックホール・サナトス》が出現。
この不死鳥は、連合軍から一気に生命力を奪ってしまった。さらに、戦うほど力が強まっていくという滅茶苦茶な力を発揮。
「絶対に覚めない悪夢」、それこそがサナトスという不死鳥の抱く夢だった。

圧倒的な能力の前に、一気に戦局はフェニックス軍に傾いてしまった。
チート性能を見せられた連合軍の士気は低下し、絶望の雰囲気が広まっていく…。

連合軍が諦めかけた、まさにその時。

そこに現れた存在は、絶望とは逆の『希望』を司るフェニックス《超神星ビッグバン・アナスタシス》が出現した。
彼はフェニックスでありながら、フェニックス軍ではなく、連合軍側に加勢した唯一のフェニックスであった。
アナスタシスの力は、サナトスに奪われてしまった生命力を再び連合軍に取り戻した。

ついに希望と絶望、二つの相反する力が最後の戦いを始めた。
この二体は、時の流れすらを歪めてしまうほどの激しい激突を引き起こした。

最終的に二体のフェニックスは光となって消滅し、その光は世界中へと散らばっていった…。
そして他の大多数の残存していたフェニックスも、その光に続くかのように姿をどこかへと消した…。

フェニックスの消滅は、一つの時代の終わりを示していた。
そして、この決戦の後にゴッドと呼ばれる種族が超獣世界に出現し、消滅せずに生き延びたフェニックスを討伐し始める…。

王来篇(~一瞬の再登場~)

希望の不死鳥と共に世界から姿を消した後、遥か未来の別世界である王来篇の時空において《禁時混成王 ドキンダンテXXII》による歴史改変の影響で再度出現。
ドキンダンテによって用意された石柱の時計の針が「II」を指した際に《ザ・ユニバース・ゲート》が発生し、そこからアナスタシスと共に登場。
しかし互いは戦うことがなく一瞬で対消滅を起こし、その際に発生した光によって地中に眠っていたサバイバーが覚醒して進撃を開始するという事態を起こした。

ドキンダンテの撃破後、サナトスの肉体はアナスタシスと合体した《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》というディスペクターとして出現。
自然文明へと襲撃を仕掛けて世界を消滅させる危機に追い込む力を見せるが、《ディダノス <デスフェニ.Star>》と《バラギアラ <ヴェロキボアロ.Star>》の力によって虚空へと消された。

▼まとめ

これが背景ストーリーにおけるサナトスの活躍である。

『絶望』を司るフェニックスなだけあって、訳の分からない強さを五大文明連合軍に発揮した。
生命力を吸い取られるうえに、どう考えても勝てない力であり、連合軍のクリーチャーが絶望に陥るのも無理はない。

アナスタシスが、正に『希望』となって連合軍に味方をしてくれたことが救いであっただろう。
そのアナスタシスでさえ、サナトスとともに消滅しているため、完全な勝利を収めることはできていなかったと思われる。

現在でも背景ストーリーにおける最強候補として扱われているが、その扱いも妥当であろう。
なのに、何故よりによって現実のカードのスペックがああなったのか。疑問を持たざるを得ない。



絶対に追記・修正できない悪夢こそ、荒らしの夢であった。

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最終更新:2024年04月08日 10:51

*1 画像出典:pixiv イラストレーター脳痛男@Nottsuo氏 『超神星ブラックホール・サナトス』 2008年2月26日掲載より https://www.pixiv.net/artworks/469118 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids