鹿羽うらみ

登録日:2018/12/08 Sat 13:33:25
更新日:2024/04/17 Wed 21:12:01
所要時間:約 5 分で読めます






‥‥とびきり濃いお茶と‥‥
‥‥‥‥‥を飲んでもらいます‥‥


鹿羽うらみとは『逆転裁判シリーズ』の登場人物である。

CV:早見沙織(テレビアニメ)


消費者金融会社「カリヨーゼ」の従業員。初登場時の年齢は25歳。
頭に巻いた包帯と喪服のような黒い服が特徴の美人。少々伏し目がち。
その見た目どおりとても恨めしげで湿っぽい人物。時々怪しげに「ククッ」と微笑み、他人には聞こえないような声で意味深な事を囁く。
また存在感もあまりないほうで、幽霊のようにスーっと現れては成歩堂達をビックリさせている。
カリヨーゼ社長の芝九蔵虎ノ助を「トラさま」と呼び、一途な愛を向けている。

来客があると自分が特別に調合したとびきり濃いお茶を振舞うが、それには大きな声では言えないような“何か”が入っている‥‥らしい。
ビスケットを焼いたりおいなりさんを握ったりなど料理好きのようで、おいなりさんには隠し味として‥‥‥‥‥を入れたり、たくあんを綺麗な色にするために‥‥‥‥‥を混ぜたりなど料理に一工夫する事もある。
‥‥え?「‥‥‥‥‥」の中に何が入るのか気になるって?それは‥‥、おっと誰か来たよう(ry

他にもトマトを栽培したりニワトリの世話をしたりと案外多趣味であり、美味しいトマトを育てるために自分で調合した薬を使い、ニワトリが青いヒヨコを産むように特別なエサを配合して与えている。

また裁縫も得意なようだが、ちゃんちゃんこを作った後にマチ針が足りない事に気づくというドジなところも。
決してわざとマチ針をちゃんちゃんこに残したわけではない。‥‥多分。

ちなみにおいなりさんやたくあんなどの物騒な代物の数々は、サイコ・ロックを失敗する度に成歩堂に勧めてくる。

実は裏社会で絶大な力を持つ暴力団「鹿羽組」の組長・鹿羽権太の孫娘。
鹿羽組は主に街の闇金融を取り仕切っており、うらみのいるカリヨーゼも鹿羽組の配下にある。
権太はたった1人の孫であるうらみの事を溺愛しており、常に組員を彼女の見張りにつけている。
そのせいか、彼女に睨まれるとただでは済まないという噂も流れている。
当然芝九蔵も鹿羽組には頭が上がらず、うらみがミスをしても怒鳴る事無く機嫌をうかがっている。

今から約4ヶ月前に組のに乗っていた際、車の前にいきなりバイクが飛び出してくる。
その時にそのバイクと接触事故を起こし、乗っていたうらみは頭に怪我を負った。
とても難しい手術でかなりの治療費がかかったが、そんな時に芝九蔵が「うらみちゃんだから」と言う理由で手術費を工面してくれる。
その後手術は成功し、芝九蔵を命の恩人として慕うようになった。
頭の包帯はその時のものである。


逆転裁判3』の第3話『逆転のレシピ』で初登場。
カリヨーゼから借金をしている本土坊薫の借金を取り立てに吐麗美庵へ行った際に、成歩堂達に姿を見られる。
その後、成歩堂達がカリヨーゼに来た時には、自慢のお茶を彼らに振舞いながら4ヶ月前の交通事故について話すが‥‥


今から、その交通事故について話します‥‥。重要なネタバレがありますから‥‥でも飲んで‥‥


















‥‥信じていたかった‥‥
トラさまのコトバ‥‥


実は4ヶ月ほど前に受けた手術はたいしたものではなく、うらみ自身もその事に既に気づいていた。
また組の車と接触したバイク(スクーター)の運転手が芝九蔵である事も薄々感づいていた。

鹿羽組は運転手が芝九蔵だと突き止めた後、落とし前として彼に1億円の治療費を要求。
期限は年の瀬までであったので、何が何でも1億円が必要だった芝九蔵は吐麗美庵でプログラマーの岡高夫を毒殺し、担保として用意させていた時価数億円相当のコンピューターウイルス「クリーニング・ボンバー」を強奪した。
芝九蔵と一緒に来ていた彼女はその後、「うらみちゃんのためだから」という彼の言葉を信じて計画に加担。ウエイトレスの服に着替え、岡に変装した芝九蔵のテーブルにコーヒーを運んだ。

なお、芝九蔵はうらみの事を全然愛しておらず、彼女のいない時には「組長のマゴや思うてデカいカオしおって‥‥」と不満を爆発させている。

事件から1ヶ月が経っても芝九蔵の事は信じていたが、成歩堂から真実を聞かされると、「信じていたかった‥‥」と涙を流す。
そして鹿羽組の娘として落とし前をつけるために、芝九蔵の動機を立証出来る証拠「うらみの診断書」を成歩堂に渡した。

EDでは芝九蔵がいなくなったカリヨーゼを乗っ取った引き継いでいる事が判明。
芝九蔵を“退治”してくれたお礼として、成歩堂に5000万円を融資し、特別に配合したお茶を贈っていた。

逆転検事』の第3話『さらわれる逆転』では名前のみ登場。
事件関係者の1人・天野河光に対し、所々に黒インクを血痕のように垂らした物騒な内容の借金の督促状を送付していた。
ちなみに光はこの物騒すぎる手紙を「ラブレター」だと言い張っていた。

アニメ版では成歩堂に診断書を渡した時に「トラさま‥‥うらみます‥‥」と恨めしげに囁く(この言葉は「診断書の裏を見ろ」というメッセージになっていた)。
また審理終了後には、殺人罪で連行されていく芝九蔵の前に現れて彼と会話をしている。





ウラミ「追記・修正お願いします。

    もし荒らそうとするなら、
    お茶100パイ、飲ーます‥‥」

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最終更新:2024年04月17日 21:12