借金

登録日:2018/11/05 Mon 01:12:33
更新日:2025/04/29 Tue 13:56:56
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「お願いだよ。俺、どうしても今、お金が必要なんだ。貸してくれよ~」

「そうは言ってもなあ…こっちも家計が苦しくてねえ」

「頼むよ! 迷惑かけたりしないから、ならせめて保証人になってくれよ! 友達だろ!?」

「ああもう、分かったよ。それくらいなら。しょうがないなあ」

「あ、ありがとう! 恩に着るよ!」






「へっへっへっ。やったぜ! 後はあいつに任せて俺は遠くに逃げるとするか」

\ PRRRRRR /
(保証人になった友達からの電話)

「はいはい。着信拒否、着信拒否。後は知ーらないっと」


借金(しゃっきん)とは、読んで字のごとく金を借りるということ。またそうやって借りた金のこと。負債(ふさい)とも呼ばれる。
本項では個人が行う借金について主に解説し、俗に国の借金と言われる国債については省略する。





概要

人間、生きていく上ではどうしても必要となるお金――しかし、それが手元に足りなくなると今後の生活はもちろん、新しい仕事を始めることもできない。
かといって仕事が無くて収入が無ければもうどうにもならない。

これは個人ではなく企業などでも同様。
企業が借金を行うのはそれ自体に多くのメリットがあるからである。

「この商品が欲しいが、手元にお金がないから買えない」という状況は客からすれば欲しいものが手に入らず、店からすれば売上がゼロで赤字となってしまうのでどちらも損となる。
だが、今その場に現金が無くても取引を成立できるシステムがあれば客は商品を、店には売上金を手に入れられるWin-Winの結果が築けるだろう」
という発想を実現するためのシステムや概念が借金なのだ。

誰かからお金を借りなければならなくなり、色々な手段によってお金を借り、そして後にはちゃんと借りた相手に返す義務があるのである。
だが「単純に後で返せば良いんだろ? 簡単、簡単!」、等と何も考えずに借金をすればあっという間に転落人生へ真っ逆さま。

借金によって自分の首を絞めるのも、他人を不幸にするのも全ては貸し借りをする人間次第なのだ。
今の世の中、金を貸すという仕事も存在する以上、借金無しでは人生は成り立たないと言えなくもない。
無論、借金とは無縁な健全な環境であれば自分も誰も不幸にならずに済むのだが。

払えないからと開き直って踏み倒そうとしたりすると、ブラックリストに載せられてカード審査が通らなくなったり、銀行口座を差し押さえられたりするので、ちゃんと借りたものはしっかり返すべし。

国にもよるが、借金というイメージは負だけでは無いので注意。
「借金を予定通りに返した」事は記録に残り、次のローンを組む際の参考にされるので、アメリカ等ではちょっと高額なくらいのモノでもローンを使って購入することが少なくない。
そうやってローン返済の実績を積み重ねていかないと、いざ車とか家とかの超高額商品のローン審査に通らないのである。
ローンと言うと身構えてしまうかもしれないが、後述する通りクレジットカードも立派な借金であり記録が残る。日常的にクレジットカードを使って支払いを済ませているという実績だけでもローンの審査に大きく影響する。

特に日本では借金は「負の資産」というイメージが強いが、海外では「投資」として積極的に行う価値観で積極的に借金をする傾向にある国も珍しくない。どちらかが間違っているということはなく、リスクとリターンのどちらを強く意識しているかの違いである。

ちなみに、日本ではプロ野球などリーグ戦を戦うスポーツチームで、負けの数が勝ちの数を上回る状態を「借金」と呼ぶことがある。


利子

「借りた金はそのまま返せば良いんだろ?」と上記のように考える何も知らない人もいるだろうが、そんな訳はない。
個人間ならまだしも、貸金業を生業にしている会社などは商売で金を貸しているので、貸した金に対して利息というものを設ける。
まぁ儲けなきゃ商売やってられないもんね。

これは借りた金+額に応じた貸し主への対価であり、基本的には返すまでの時間経過によってどんどん増えていくのだが、その増え方や返し方も決して単純なものではない。

例えば借金が10万で利息が月10%だった場合、最初に借りた日から1ヶ月が経つと1万円を上乗せで返さなければならないのである。

ちなみに借りた金そのものは元本といい、これ自体を返していかなければ借金は一生消えていかないので注意。
何も知らない人はこの元本と利息の仕組みを知らずに借金生活から抜け出せないことも…。

利息に関する設定も様々であり、もし契約書でこの金利をよく読まずに金を借りたりすると、下手をすれば法外なまでの借金を抱えることになるので電卓を持参してしっかり計算しよう。

なお、利子に相当するものは、基本的に返済リスクに比例する。
高利子を負ってまで真っ当なルートでの借金ができない人間だけが通過するフィルターとなる。


  • 単利
最初に借りた元本に対してのみ利息がつく仕組み。
上記の契約で借りた場合なら1ヶ月後には1万円だが、さらに翌月にも同じ1万円分が上乗せされていく方式である。

1ヶ月目 10万+10%=11万0000

2ヶ月目 10万+10%=12万0000

3ヶ月目 10万+10%=13万0000

つまり返さないまま1年経つと、利息だけで12万円、元本との合計で22万円となる。


  • 複利
こちらは単利と違って注意しなければならない利息の仕組み。
現在の元本と利息分まで含めた分を再計算して利息が増えていくという方式である。
分かりやすく言うと、上記の契約で借りると1ヶ月目までは単利と同じなのだが、さらに翌月になると「(10万+1万)×110%」という計算になり、

1ヶ月目 10万+10%=11万0000

2ヶ月目 11万0000+10%=12万1000

3ヶ月目 12万1000+10%=13万3100

といった具合に単利の場合よりも結果的に返す額が増えていくことになる。
なのでこの契約のまま返さずに1年が経過していれば約31万3000円という、単利とは比べられないほどの額にまで膨れ上がることになる。
よく「雪ダルマ式に増える」とか言われてるのはコレのことである。


利息制限法・出資法

上の例では分かりやすくするために月10%の例を出したが、実は現実だと月10%なんてレートは違法である。
利息制限法という法律があり、元本に応じて利息には上限が定められている。
貸したお金が10万円なら利息の上限は年利18%、月1.5%が上限。
例え月10%で約束しても、強制的に月1.5%に下げられ、払いすぎた利息は返さなければいけない。

一部の弁護士と中川家のお兄ちゃんが、「過払い金」というコマーシャルを流しているのを見たことはないだろうか?
これは、一部の消費者金融が利息制限法を越える利率の金銭を取っていたので、払いすぎていた利息を取り返しましょう!!というものである。
というのも、当時の貸金業法では出資法による年29.2%から、利息制限法による15%(借りた額によって最大20%)の間も特定の条件を満たすと「みなし弁済」として有効だったためである。
このグレーゾーン金利は2009年に法改正されて埋められている。

それだけではない。利息制限法とは別に出資法という法律がある。
年に109.5%以上の利息で金を貸したり、利息を受け取ったりすると犯罪となる、という内容だ。
例えば、友達に1万円貸したら、友達が「気持ち」といって1週間後に1万1千円返してきたのを受け取ったりすると、年利520%近い暴利を貪ったことになり、犯罪になってしまうのだ。
こっちにそこまで利息をやるつもりがなくても、相手の善意から来る返済金の上乗せによってあっという間に犯罪者になってしまうのだ。

Der Weg zur Hölle ist in gutem Glauben gepflastert.(地獄への道は善意で舗装されている。)
-ドイツの諺より

因みに、時代によって利息の上限は異なっている。
  • 室町時代は規則上の上限は年単利50%以内だったが、実質的にお上が動き出すのは70%以上
  • 戦国時代の黒田家は金融で財を成したが、年単利20%という当時としては格安に抑える代わりに月3日、成人男性一人分の労働を対価とした
  • 江戸時代、特に徳川綱吉以降に年単利20%以内という相場が全国的に規定されて定着した
個人情報の管理や治安維持機構の整備と共に、利子の上限が低くなっていったことが良く分かる。
合法範囲内での借金において、借主が借り逃げした場合の捜査や逮捕が難しかったので、回収の確実性が低かった故に利子上限が上がると言う悪循環が起きていたのである。
借り逃げによる貸主の損失を防ぐ為に、担保や質*1と言った制度も整えられた。


遅延損害金

生活が苦しかったり、様々な理由で約束の期限通りに借金の返済ができなかった場合、貸主に対して賠償をしなければならなくなる。
それが遅延損害金というもので、借金に元々ある利子とは別に設定された利息である。

例えば表向きは月1.5%の利息でもそれはちゃんと予定通りに借金を返済している場合の話で、予定通りに借金が返せなかった場合のペナルティとして遅延損害金が3%と設定されていれば、そちらの方で計算して借金を返さなければならない。
ただし、元々の利息に加算されることはないので安心されたし。

この遅延損害金の存在を知らずに、利息が安いからと軽い気持ちで滞納したり借金を踏み倒そうとすると、裏で設定された遅延損害金によってとんでもない額の返済をしなければならなくなるのだ。


担保

金をサラ金から借りたいという場合に、会社側は借りた相手が期限までに返せなかった場合の保険を要求してくる。
それが担保と呼ばれるもので、現金以外の財産などを代わりに差し出すものである。
これは「(カタ)」とも呼ばれ、借金のカタという言い回しを聞いたことある人も多いだろう。

よく借金を返せなくなった場合に差し押さえなどと称して、家具などを取り上げていってしまう場面が見られるが、それこそが担保として回収しているものである。

換金性のある財産であれば何でもよく、自動車や貴金属類からはたまた住んでいる家や土地、さらには株といった証券までも担保にすることができる。

酷い場合には自身・家族・身内などを差し出す、人身売買紛いな事態になることも……*2
勿論、これは犯罪になり得る行為であり、反社会的勢力などから借りていない限りはまず起こらないだろうが。

個人間のやり取りでは時折、債務者が担保として美術品などを債権者側に渡すこともあり、これは「代物弁済」と呼ばれる。
これらは大抵二束三文程度の価値しかなく、それ関連の鑑定が多い『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京)では「借金に名品なし」なる迷言が生まれるほど。


保証人

上記の担保は『物的担保』と呼ばれるが、『人的担保』としてよく知られているのがこの保証人。
つまり借金を肩代わりしてくれる人間のことを言う。

ただし保証人も無条件で金を返さなければならない訳でなく、取り立て人に対して
「借りた相手から請求や差し押さえをして」
「他にも保証人がいるならそれに応じて金を返すよ」
と主張できる権利がある。そのため、保証人になったとしても基本、借りた相手が逃げたりしなければ請求はされない。

そのため、友人や家族から頼まれて軽い気持ちで保証人になったりする人がいるかもしれないが…ここで注意!
保証人にはとんでもない落とし穴があるのだ!

  • 連帯保証人
これは上記の保証人と違い、債権者は借りた本人と同時に連帯保証人となった人間に対しても同時に借金の請求ができるもの。
上記のような権利も連帯保証人は持ち合わせてはいない。つまりは借り主と全く同じ立場になるということである。

  • 根保証人
さらにヤバイのがこのタイプの保証人。通常、保証人と連帯保証人は借り主本人が最初に借りた分+利息分までを支払えば良いのだが、
この根保証は借り主が複数の借金をしていたり、追加でさらに借金をした場合にそれら全ての借金に対して返済をしなければならないというもの。

頼んでくる友人や家族などであっても、これらの真実を隠して保証人になってくれ、と言ってくる可能性はゼロではないので、頼んできたのが誰であれそいつが持っている契約書をしっかり確認しよう。
何も考えずに保証人になれば、絶対にそいつはあなたに借金を押し付けて逃げることは間違いない。
逆ギレしてきたのであれば、見殺しにするか、根負けして保証人になるかはあなた次第。つーか、絶対になってはいけない。

ん? 嫌いな奴を破滅させたいから知らない所で保証人にさせる? それも犯罪だ。
これは「無権代理行為」といって、有印私文書偽造罪や有印私文書行使罪(ともに刑法159条1項)にあたり、3~5年の懲役が科される。当然、契約自体も無効になる。


借金の種類

借金と一言に言っても実際は色々と種類があり、考えも無いまま貸し借りをしたりすると痛い目を見たりするので事前調査や勉強もしておこう。

個人間での借金

もっとも手近かつポピュラーに行われるであろう借金。友人や親戚に拝み倒してもらってお金を借りること。

借りる側は相手(あなた)に頭を下げて金を借りようとすることもあるだろう。

「迷惑はかけないから!」
「あとでちゃんと返すから!」
「今、大変なんだよ!」
といった具合にその場は必死かつ真剣に金を無心してくるかもしれないが、ここで根負けをして貸してしまえば相手の思うつぼ。
いつまでに返して、と口約束をしたとしても余程の真人間でなければあなたに金は返そうとはしない。

そもそも借りる側は、サラ金などのリスクは嫌だけど金が欲しいと考えている。
友人と称すあなたを都合の良い財布程度にしか考えていないので借りたら用済みで、催促しても言い訳などをこねて借りパクしたまま絶対に返す気はない。

むしろ逆ギレしたり、「今は金がない」「返す気持ちはあるからその内返す」と言って開き直るのがほとんど。
酷い場合にはまた金を貸してとのたまったり、着信拒否や引っ越しなどをして逃げることも。

口約束による借金も一応法律上は返す義務があるが、効力がとても弱いのでもしも貸す場合はボイスレコーダーで証拠を残したり、自前の契約書や借用書をコピー含めて用意しよう。
さらには万が一の保険として借りた相手の家族などにも連絡を取って、取り立てができるようにすべし。

「鬼! 悪魔!!」などと友人から涙声で罵られようが情けをかけてはいけない。
すかさず「甘ェ事言ってんじゃねェ 聖者でも相手にしてるつもりか?」と返してやろう。

会社の上司や同僚と飲みに行って金が無いからと代わりにあなたに払わせるのも立派な借金にあたる。
後で「この間の店で代わりに払ったお金返して」と言ったら、「あれ? 奢ってくれたんだろ?」と開き直りだすことも多々あり。

どこぞの警察官中間管理録に出てきた多重債務者のクズ共のように踏み倒したりしないように。

また、いくら金を返さずに開き直るからといって、暴力行為や脅迫などを行えば逆に貸した側が訴えられてしまう。
よって、誠意を見せないからと焼き土下座で誠意を示させることもできなければ、指に血のマニキュアをしてやったりもできない。

そして何よりそうしたトラブルを起こさない最善の方法は、お金は決して軽い気持ちで貸したりしない、に尽きる。
頼まれると嫌とは言えずとも、「金を貸さない」という単純かつ明快な返答と勇気だけは持てるようにしよう。

それでも貸すならば、返ってこないことを覚悟して許容できる額までにしておこう。例えば上記の飲み会の例ならば、最悪返ってこなくても大した痛手にはならないだろう。
また、返ってこない場合はその相手への信頼も揺らぐため、人間関係の解消まで視野に入れる必要がある。所詮その程度の人間だったと言ってしまえばそこまでだが。


「何で貸してくれないんだよ! 友達だと思ってたのに! 迷惑かけないって言ってるじゃねえか!!」

「友達だと思ってるなら、金を借りて迷惑をかけようとするな」

まぁ、『俺なんかの名前であの人が救えるなら、この身や人生がどうなろうと構わない!』と本気で断言・実行出来る程惚れ込んでいる相手ならば、止めはしないが…。


クレジットカード、ツケ払い(貸し売り、掛け売り)


両さん! いい加減、溜まってるツケを払ってくれないか!

次のボーナスか出世した時に払うよ

常日頃、利用してるであろうクレジットカードによる支払いも立派な借金である
「現金の手持ちが無いけど、カードで払えば大丈夫だ!」…とカード払いばかりしている人は気付いているだろうか?
それはクレジットカードの会社が代わりに代金を肩代わりしているからであり、そのために翌月になると請求がくるのである。

また、月々で分割払い*3リボ払いを設定したりするとその分だけ手数料がかかったりするので、可能であれば一括払いで支払おう
クレジットカード会社からの勧誘で安易にリボ払いなどにしないように。
勿論しっかり計画して使うのであれば、分割払いも選択肢にはなる。ただし、分割の回数が多すぎると高額の手数料がかかるため注意が必要*4

また、小さな飲食店などで「ツケといてくれる?」と言ったりして代金を払わずにいる人がいるのをもしかしたら見かけるかもしれないが、
これは上記のクレジットカードのようにその場は支払いをせず、次回にまた来店した際にまとめて払うために請求書を発行してもらうように頼むことを意味する。
これが「掛け売り、貸し売り」と呼ばれるものであるが、当然ながら金を持っていないのに飲み食いや商品の購入を行うので立派な借金にあたる。
もっとも現代では、よっぽどの常連でもない限り、ツケを認めてくれる店は無いだろうが……。

当然のことながら返せるアテもなく出世払いなどと言って開き直り、いつまで経っても返さずツケを踏み倒そうものならば店からは出禁にされたり、
その地域の他店でブラックリストに載せられて買い物はおろか入店さえも拒否される事態に陥るので、どこぞの警察官の真似などせずにちゃんと払えるツケは払おう。


住宅、車等のローン


家族が暮らすため住宅や高級な自動車を購入したりする場合、金持ちでもなければ一括払いはほぼ不可能。
そんな時は数十年もの時間をかけて分割払いで支払いを行っていくことになる。それがローンであり、これも立派な借金である。
毎日、素敵な家で平和に暮らすためにもローンを返済し、汗水流して働いてくれているお父さんお母さんには感謝しよう。


消費者金融、街金

消費者金融、通称サラ金はよく繁華街などで見かけるお店。個人に対しての金貸しを生業としている会社である。
サラ金はよくテレビなどでトラブルの元として紹介されることがあるのであまり良い印象はないだろうが、現在は法律でしっかりとルールがあるので、有名なチェーン店*5で借りるのであれば大丈夫。ただし金をちゃんと返せる場合に限る。

なお、チェーン店展開していないその地域でのみ営業している街金は違法でなくても、通常のサラ金チェーン店と比べて金利は高いので要注意。


闇金融


さらに注意しなければならないのは貸金業登録をしていなかったり、登録をしていても違法で金貸しをしている闇金である。
しかもこの闇金、儲けるためなら手段は選ばずいかにも安全そうな勧誘の広告を出したりするだけでなく、最初は低金利に設定しておいて後で法外な金利に変更するという詐欺行為も行うどころか、返済しようとしている相手の妨害までしてくる。
反社会的勢力が絡んでいることもあり、絶対に利用してはいけない!!

何故なら、違法で設定した高金利だけで借りた相手から延々と搾り取るのが目的なので、完済されてしまうと金が手に入らないからだ。
最悪、家に怖い暴力団や半グレなどが取り立てにくることも。さらには勝手に金を貸してくる、押し売りならぬ押し貸しさえしてくることも。

もしも闇金から金を借りてしまった場合は弁護士に相談しよう。
そして、どの消費者金融でも契約書は命なので、必ず最初から最後まで時間をかけてでも読んでおきましょう。
契約途中でトイレに行ったりして書類をすり替えられたりしないように。


銀行の融資、社債

消費者のような一個人だけでなく、企業も新しい事業を始めたりするには金が必要。
そのため、銀行からお金を借りるのである。その企業が成長して儲ければ融資した銀行も得をする。

また、銀行以外の知人や友人、一般投資家などから出資を募る方法に社債があるが、もちろんこれも借金である。決められた期日までに決められた利息を乗せて返済しなくてはならない。


株、FX


一般的に株式の発行の場合は借入とは別で、返済の必要はない。
見返りとして儲けが出れば出資者に配当を出す場合はあるが、出さなかったからといって利息が膨らんだりすることもない*6

だがその株式の取引にも注意点がある。
自分の元手のみで株を買う「現物取引」ならば、たとえ株価が暴落して大損したりしても投資した分を失うのみでそれ以上の損失はない。
しかし、元手を担保にしてより高額の株式の取引が行える「信用取引」の場合だと話が異なる。
信用取引では証券会社から金を借りて株式を買う「信用買い」、または株券を借りてそれを売る「信用売り」というものがあり、株価上下しても利益を出せるチャンスがある。

だが預けた担保には取引のために最低限は必要な保証金維持率というものが定められており、株が暴落して損失が発生した場合、これを維持するため保証金を支払う義務が発生してしまう。
これが「追加保証金」=追証というもので、俗に言う「株で作ってしまった借金」と呼ばれるもの。

信用取引はハイリスク・ハイリターンな諸刃の剣となり得るので、株式投資をする際はリスクやメリット、そして自分の生活状況をよく考えて取引を行おう。
間違っても、全財産を注ぎ込んで株で一発当てようなどという無謀なことをしてはいけないぞ!


質屋


「このバッグ、高値で売れるかなあ? これで金を貸してくれませんか?」

現金は無いけど、手元には高価な品物がある。でも、大事なものだから簡単には売れない…。
そんな時はこの質屋から金を借りれば良い。品物を一時的に預け、その価値によって金を借りれるのだ。
期日までに利息分も含めて返さなければ預けた品物は質屋のものになってしまうので、どうしても大事な物を預けたなら急いで金を返そう。

無論、金だけ欲しくてその品がいらなければそれで良いのだが。

上記のサラ金と違って代金を請求されないのでリスクが小さいのが利点だが、借りられる金は品物次第というのも欠点。

ただ最近は「金の貸し借り」よりも「物を渡して現金を貰う」ことがメインになり、質屋を名乗りながらも実質ブランド品などの買取・販売業務を行なっているところが多い。


奨学金/教育ローン


学費を納めるのが苦しいけど家だけで学費を払うのは厳しい場合もある。
そんな時に支援をしてくれるのが奨学金制度というもの。

日本では専門学校生・短大生・大学生に向けられた日本学生支援機構の貸与式奨学金が有名。
もちろん、学校を卒業して社会人になったら今度はその返済を行っていかなければらなない。
なのでサラ金からの借金の経験はなくとも、奨学金の返済を抱えている人はそれなりの数になっている。

将来、首を絞める可能性もあるので借りる額の設定はほどほどに。
下手をすると就職してから人生の大半をずっと奨学金を返すだけになることも。

なお世界一般的に奨学金は基本的に返済義務のない給付式のものを言い、貸与式のものは教育ローンと呼ばれる。
日本でも地域や財団が給付型の奨学金を設けているので、進学に悩んでいる人は学校掲示や配布物はくまなく確認するべし。先生にもよく相談。
多くの大学は学費減免規定があるはずなのでこちらも忘れずチェック。


相続で借金

自分は一切借りてないから大丈夫とは限らない。
自分の親族が大量に借金したまま死んだりすると、相続として自分に借金が降りかかってくる。
いうなれば、『負の遺産』である。

家庭裁判所で相続放棄をすれば財産が来ない代わりに借金も被さってこないが、相続放棄は相続を知ってから3か月以内にやらなければいけない。
タチの悪い債権者の中にはしばらく黙っておいて3カ月たつと「払いなさい。相続放棄? 3カ月たったからできませんよ」と返済を迫るケースもある。

ただそれでも何とかなる場合もあるので、諦めて親の借金に苦しめられる前に弁護士に相談を。


会計士・経理士等、第三者による不正

借金もしてないし、財産も家族で幸せに暮らせる余裕もあるので大丈夫!
…しかし、そんな幸せな家庭にも魔の手が伸びることもあるので油断はできない。

もしも自分達の財産を公認会計士のような第三者によって管理させている場合など、その会計士が実は悪徳であったならば非常に危険。
会計士の巧みな不正行為などで財産を横領された結果、多額の借金がある日突然に降りかかるということもあり得るのだ。

特に気を付けたいのが、認知症などで知識の無い家族が騙されて悪徳会計士らにサインなどをさせられてしまうことである。

会計士との話し合いは、必ず家族一人だけでは行わせないこと!!


借金で首が回らなくなった時は

返済できる見込みのない借金はしない・借りた場合は生活費を切り詰めてさっさと返すというのが鉄則だが、それでもどうしようもなくなった場合。

絶対に止めるべきなのは、当面の借金の返済に充てるために、新たに借金をすること。
これがいわゆる「自転車操業」状態であり、この状態になってしまうともはや個人の努力ではどうしようもないと言ってもいい。
行き着く先は闇金である。

「親族に土下座して肩代わりしてもらう」というのが最も一般的かもしれないが、それもできないという人のため、合法的に借金を踏み倒せる手段がいくつかある。
なお、出してあげた結果味をしめてまた借金をする者もいるので、親族もあまり安易に肩代わりしない方がいい。

大きく分けて「任意整理」「個人再生(借金を5分の1程度に圧縮する)」、そして最も有名な「自己破産(全ての借金を踏み倒す)」である。

これらはいずれも自分自身で手続きをすることも可能だが、膨大な書類を用意したりとかなりの手間・知識が必要なため、弁護士や司法書士に依頼することが一般的である。
よって、シンプルな回答としてはさっさと専門家に相談しなさいということになる。

もちろん、こんな強力な手段がノーリスクでできるわけはなく、それぞれの段階に応じて大小さまざまなデメリットがある
有名なもので言えば、

  • 「官報」に住所氏名が載る
官報とは国が発行する機関誌のようなものであり、法令や裁判の結果など公的な記録が色々載っているのだが、個人再生・自己破産を行うとこれに住所と氏名および「個人再生・自己破産をした」という情報が載る

とはいえ、こんなものを購読している一般人などまずいないだろうし、仕事上必要があって購読している人でも膨大な債務整理者の氏名に全て目を通すことなどまず無いので、ここから家族や職場にバレる危険性は少ない。
だが基本的に誰でも見れるものなので、就職・転職活動をする際に採用担当者に調べられる可能性はある。
さらに、住所まで載ってしまうので、闇金業者にチェックされて営業をかけられることもある。

同姓同名がいてもおかしくない名前で、破産後にすぐに引っ越してしまえばデメリットはかなり少ないとは言える。


  • 一部の職業に就けなくなる
自己破産の場合のみ。具体的には弁護士・銀行員・保険の外交員・警備員など。
意外なことに警察官などを含むほとんどの公務員は当てはまらない。
ただし永久に就けなくなるわけではなく、破産申請開始から破産決定までの期間だけである。
今現在上記の仕事に就いている人にとっては大打撃となるが、無関係な人のほうが多い。


  • クレジットカード・ローンの類が組めなくなる
おそらく最も大きなデメリット
これも永遠ではないが、概ね7年から10年は組めなくなる。官報を見るのもクレジット会社やローン会社がメインである。
仕事上どうしてもクレジットカードが必要な人や、将来的に家や車を買いたい人などには大打撃である。
まあ、破産を検討している段階でそんなことを気にしている場合ではないが。


  • 不動産や車などの財産がある場合、手放さないといけない
自己破産の場合のみだが、上に並んで大きなデメリット。
逆に言えば、借り家に住んでて車などの資産もない場合はデメリットが減る。
車も、あまり高額なものでなければだいたい手放さないで済む。


このように、デメリットの大きさは結構人それぞれである。
なおよくある誤解として、「引っ越しや海外出国もできなくなる」「今の仕事をクビになる」「すべての財産を差し押さえられ、素っ裸でホームレス」と思っている人もいるが、これはややオーバーである。
一定期間引っ越しや出国に制限があるのは「財産を処分して自己破産する場合」のみであり、その場合でも裁判所に許可を得れば可能である。
仕事については、上記の「自己破産者が就けない仕事」に該当しなければ、解雇の正当な理由としては認められていない。
そもそも自己破産したことが職場の人間にバレることは、職場に官報を毎日精読している人でもいない限りほとんどない。

むしろ、自転車操業を繰り返した挙句、給料を差し押さえられるような事態になった場合のほうが、よっぽど職場の心象は悪くなるだろう。
財産についても価値が低いものや、生活や仕事に必要なものは差し押さえの対象にならない。だから上記のように素っ裸で路上に放り出されることはない。安心はできないが。

「自己破産申請などしたら人間失格だ」などと、強い心理的抵抗がある人も多いだろうが、
いつまでも利子が増え続けて借金が減らず、ついには闇金に手を出してしまう……
もしくは、借金を解決せず放置した結果、周囲に迷惑をかけて仕事も家族も失う……
というようなエンドを迎えるよりは、まだマシだと考えることもできるだろう。
債権者も、どうせ回収できない債権を抱え込むよりさっさと破産してもらった方がありがたいこともある。実は債権も持っていると税金がかかるのだ。


総量規制

かつては他社の金融機関でクレジットカードを作ってさらに借金が可能だったため、収入に見合わない借金を抱えてしまう「多重債務」が社会問題と化していた。
現在は法整備が行われ、金融機関は各会社ごとではなく融資対象となる個人が持つ債務情報を全て照会し、(長期ローンなど例外はあるが)年収の1/3を超える融資を行ってはいけない、という「総量規制」が設定されている。
このためクレジットカードを含む金融機関は融資を行った後に債務情報をまとめているデータベースに顧客の融資情報を登録するため、個人間の融資や闇金融でもない真っ当な企業から借金する分には多重債務の発生が防がれている。
住宅ローンなどそのルールに従ってたら不可能な高額かつ長期間な融資をする際はこの総量規制の額に含まないようにされたりするが、そもそもローンを組む際に抱えてる債権情報を融資の審査時に加味される。

借金するメリット

あくまで順調に、滞納せず真っ当に返済をしている事が前提だが、「あえて借金をする」事にもメリットはある。
それは「ちゃんと借りた金を返す」という実績を作り続ける事で金融機関から「高額な融資をしていい、良好な投資先」と評価される、というものである。
概要でも述べているが、家や車を買う時に不動産会社や金融機関は過去のクレジットカード等の使用・返済履歴を照会する事になるが、特に問題なく返済出来ているならば同じ経済状況でも返済が遅延しがちな人間より融資を良い条件で提示しやすくなる。大きな買い物をしよう、と思った時に思わぬところで日頃の行いがアシストする事もあるのだ。

この事例は企業の融資だとよりわかりやすく、「普段から融資と返済を繰り返してる企業」と「無借金経営だが、だからこそ取引関係がなかった会社」の2つが、どちらも数千万〜数億の融資を求めてきたらどちらに金を貸そうと思うか?といえば付き合いが長い前者の方が貸しやすいだろう。実際、無借金経営を続けた優良企業とされていた会社が経済危機や災害などで大きな打撃を受けた際に資金調達先がなかなか見つからず倒産する、という事例は少なからずある。
「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉もあるが、ビジネスでは「金で縁を作る」ことは重要な戦略なのだ。

また、クレジットカードは日本では便利なポイントカードかの如くポンポン作れたりするが、貧富の差が激しい外国では身分証明証としても機能する。そもそも融資を受けられ、返済するチャンネルや戸籍を持ってる事が第三者に認められている事自体が有力な信用情報なのだ。
ちなみに日本でも身分証明証を求められた時にクレジットカードやその利用明細が使える事もある(だいたいの場合、他にも保険証など複数の身分証を使った証明書の位置付けだが)。

日本という国が借金大国と言われて槍玉に挙げられたりもするが、実際には外国に膨大な資産を所有しているため国が持つ全資産に対する比率も加味すると騒がれるほどの危険性は無いとも言われる。外国向けの借金はあまりしておらず基本的に円建てで返済する前提のものばかりなので、円を大量に刷って返済してしまう、という荒技も可能。そのため債務不履行になるリスクは低い。*7
一方で韓国が米ドル建てで借金を作った結果、返済しようとしたらウォン安ドル高で用意したウォンでは返済額に届かない、という事例も起こっている。この場合は米ドルはアメリカの通貨である以上韓国がドルを刷ることは出来ないので、前述の日本のパターンのようには行かずデフォルトの危機に…となるのである。
むしろ日本が「そこまで金を借りられる」ということそのものが「それだけ貸しても返せる」という信用の裏返しでもある。勿論あくまでそう言う一面があるというだけで、だから山のように借金してる状態に全く問題がないかと言われればそういうものでもないのだが。

とはいえ、繰り返すがあくまでちゃんとトラブルなく返済してることが前提の話。計画的に行わなければブラックリスト送りになるような末路になりかねないので慢心ダメ、絶対。


フィクションにおける借金

全員ゴール後に所持品の精算をして、一番多くお金を持っていた人が勝ちなすごろく形式のゲーム。
所持金が足らずゲームの指示に従えない場合は、金額に応じた約束手形を受け取り借金の印とする。
このゲームで約束手形という言葉や借金という概念を覚えた人も多いであろう(なお現実の約束手形はおおよそ数ヶ月後に指定の金額を支払うことを定めた証文であり、支払い期間が何十年でもOKな本作とは意味合いが少々異なる)。
決算日を乗り越えてゴールまであと少し…というところで島買ったり宇宙行ったりして借金を抱えてしまい、開拓地送りになってしまうのもたまに見かける光景。


ハドソン及びコナミの有名なボードゲーム。
プレイヤーの所持金がマイナスになった場合、借金を抱えているという状態になるため、もしも物件(=そのプレイヤーの資産)を所持しているなら、それらを処分して借金を減らしていかなければならなくなってしまう。
ただし、物件には数種類あるが農林物件だけは売れない制約がある。

全てを処分してもなお所持金がマイナスでもゲーム自体は続行できるが、当然ながらあらゆる買い物はできなくなる。
しかし、作品によるが時折貧乏神が買って(貰って)くる「徳政令カード」を使ったり、ワープ駅を使ったりなどすれば何兆円借金があろうが一瞬で0にできる。
なお、これも作品によっては逆に大借金王となることを目的とするルールもある。


億万長者ゲームやいたストなど様々な派生があるが、やはりプレイヤーの所持金がマイナスになった場合、物件や株を処分して借金を減らさなければならなくなる。
そして全てを処分してもなお所持金がマイナスのままなら、破産したとしてその場でゲームオーバー。


動物が擬人化された世界でほのぼのスローライフ生活を送るゲームであるが、主人公が建てた家のローンを抱えるところからゲームが始まるのがお約束。
そのためプレイヤーはほのぼのした生活を送る傍ら、家の増築を可能とする為にまずは借金完済を目指す事になる。
ただ、ローンという名称でありながらリアルタイムで何年滞納しても一切督促されないし返済期限や利息も無い夢のようなシステムになっているので、事実上はツケ払い。
現実のローンは期限もあるのでちゃんと返そう。


「暗黒ローン」なる会社から太陽エネルギーを借金としてから借りることが可能で、800%という暴利どころの話ではない利息付きで返さなければならない。
借金を踏み倒していると強制的に暗黒ローンの地下100階・通称おしおき部屋に連行されるイベントが発生し、そこで借りた分のエナジーを自家発電で返済しなければならなくなる。
ちなみに何度も踏み倒しまくっていると受付嬢の反応もどんどん変化していくようになる。
後のシリーズでは借金を踏み倒しまくられた結果、暗黒ローンは倒産してしまったようだ……。


借金と聞くと多分、思い浮かべることが多いと思われるであろう漫画・アニメの代表。
作中に登場する巨大コンツェルン・帝愛グループは生業である金貸しで市民から金を搾り取り続けており、さらに借金を返せない人間には容赦のない制裁や拷問などを行うブラック企業として知られる。


『カイジ』の作者が同作の前に描いていた作品。打ち切りにされたけど。
作品の序盤で、平井銀二は200億の不正融資を嗅ぎ付け口止め料代わりに10億ほどを掻っ攫い、それが入ったみかん箱を軽トラに積んでボロアパートの一室へ運ぶ仕事を競馬場で会った森田鉄雄に手伝わせる。
銀二はこれらをアパートの前に集まった24社の脂ぎったオッサンたちへ年利を変えながら百万単位で貸し付けていったが、実は損害遅延金が日歩40銭*8。最初の年利とは別に年利146%がかかる仕組みだったのだ。
そして森田は裏金に手を出すしかなくなった、金を持っていないという罪を背負った者達の運命を知る。

裏金をつまもうなんて連中の 運命は三つ……!
奪われる……絞られる……殺される……!

残った金を軽トラに乗せて債権の回収を暴力団に委託したところで10億は残り半分となったが、そこまでが森田の仕事であったため森田は日当を手渡される。
だが森田はそこである行動に出て……続きは是非自分の目で。


こちらも借金と聞いて思い浮かべることが多いと思われるであろう、漫画・Vシネマの代表。
主人公・萬田銀次郎は金貸しとして、客から手段を選ばない方法で金を取り立てる鬼のような男。
一方「確実に金を取り立てる」ために客の借金の原因になったトラブルを解決する一面もある。


  • 青木雄二
大阪の街金が舞台の『ナニワ金融道』を始めとする、シビアで下品で法の穴をつく漫画で知られる漫画家。
漫画より文書の方が多い気もするが。
ミナミの帝王』をパクリ認定したこともある(後発なのは事実だが)。


  • 闇金ウシジマくん
2000年代以降の借金漫画の代表格。山田孝之主演の実写版が大ヒットしたことでもおなじみ。
実際のアウトローやボーダーラインな人々への取材から生まれる、リアルにいやーな感じと過剰なまでの残虐さが売り。
なおスピンオフ作品が何作かあるが、なぜかテーマはグルメやバトルだし、果ては萌え4コマを意識しているようなものまで飛び出すなど手広く展開している。


  • 借王
読みは「シャッキング」。ダサいんだかオシャレなんだか…
億単位の借金を背負った主人公たちが詐欺を目論む漫画シリーズ。これも実写化多し。


未来を「担保」として貸し付けられたミダスマネーを背負った者たちがバトルを繰り広げるアニメ。


主人公、フォックス・マクラウドらスターフォックスチームの母艦・グレートフォックスはフォックスの父、ジェームズ・マクラウドが開発を依頼して完成させたもの。
だが、その費用は極めて巨額だったようで80年というローンを組んでいた。
このため、息子のフォックスは消息不明となってしまった父の代わりにローンの返済を続ける破目になってしまっており、報酬の一部を借金の返済に充てている。
しかも後のシリーズでさらにローンが膨れ上がっており、このままでは数代に渡っても返せなさそうな事態に…


密輸業者のハン・ソロは暗黒街の帝王ジャバ・ザ・ハットからスパイス(麻薬のこと)の密輸を請け負っていたが、帝国の臨検から逃れる苦肉の策としてそれらを破棄せざるを得なくなり、結果として莫大な負債を背負ってしまう。
この返済のため、主人公・ルーク・スカイウォーカー達を反乱軍へ送り届ける仕事を請け負い莫大な報酬金を手にしたものの、帝国軍との戦いに巻き込まれたせいで借金を返すどころではなくなってしまった。
こうしてソロはジャバからお尋ね者とされ、賞金稼ぎ達に本格的に追われる身になってしまう。



…世界は変わるっていうのに、俺は変わらない…
くっそぉぉっ! また借金生活なのかよぉぉぉっ!!

同作の真のラスボス。
主人公、クロウ・ブルーストは冒頭から事業に失敗して病死した父親の借金100万G*9を背負うことになり、この100万Gを返済するために乗機の操縦データを収集していくことになる。
一応作中で何度か借金を完済しているのだが、その度に新たなる借金があの手この手で襲い掛かってくる。
そんな彼に何も聞かずに100万G貸して「完済出来たらまた飲みに行こうぜ」とエールを送るゼニさんマジ良い人。*10
挙句の果てに、彼の愛機の後継機諸事情借金を背負っていないとそもそも本気で戦うことすらできないという斬新な仕様。そのくせ本気で戦うと借金が増えていく仕様でもある。
本人も段々慣れてしまったのか、続編では「借金がない人生など張り合いがない」という悟りの域に入ってしまっている。
結局続編のエンディングまで新たなる借金に襲われることになり、そのままZシリーズは完結してしまった…

ちなみに続編の方で、『ガンダムW』のデュオ・マックスウェルが「将来莫大な借金を背負うだろう」と預言されている。
これは同作の後日談小説『Frozen Teadrop』を意識したネタであると思われる。


  • 銀河烈風バクシンガー
主役機であるバクシンガーと移動基地バクシンバードは、闇商人であるスリーJが大借金しながらこさえたものであるが、いきなり代金を踏み倒されてしまった。
世の中荒れ放題、ボヤボヤしてると前からもバッサリだ。
以降スリーJは自身の後難を避けるため、やむなく銀河烈風隊についていくことになる。


バブル期の高レート麻雀を描く群像劇
ビンタルールにより数十万以上という金が飛び交うため、パンクして払い切れないこともある。
そうした場合は廻銭として勝負相手から融通して貰ったり、懇意の金融屋に行かされたりする。
本業があまり良くなくても麻雀で増やせるとのめり込んでしまい、手を付けてはいけない金を使って打つ者も少なくなく、破滅の道を進んだところで黒い服の男に会って引導を渡されてしまう。
また、ヤクザ同士の勝負の場に代打ちとして立ってしくじった際は、自分が借金でツメさせられてしまうこともある。


デデデ大王ホーリーナイトメア社から魔獣を取り寄せる際にかかるお金は後日請求という扱いになっており、度々劇中で触れられる。
当然デデデが素直に支払うはずもなくしばしば踏み倒しているため、72話の時点でツケの総額が117京411兆2464億1370万8686デデンなる大金に膨れ上がった。
定期的に取り立て屋魔獣や、時には別の役割のものと偽って取り立て屋を送り込まれる時も。
しかし、100話でホーリーナイトメア社自体壊滅したため結果的に踏み倒しきったことになる。


主人公、綾崎ハヤテは両親がヤミ金相手に作った1億5000万円超の借金を押し付けられてしまった。*11
この借金は三千院ナギが立替払いしてくれたのだが、その場の勢いでその金をハヤテが返済することになってしまった。
結果としてナギの執事を40年務めて返済することに……。
この借金の結末は本編にて。


主人公の両津勘吉は警察官という身でありながら多額の借金を抱えており、商店街で買い物などをする際には必ずツケ払いを行っている。
しかし、金に汚い本人は「ボーナスで払う」と言いつつもツケを払う気はこれっぽちも無いためにいつも踏み倒しているため、商店街の人達は何とか借金を回収しようとボーナスの日に両津を追い回す攻防が繰り広げられるので、「ボーナス争奪戦」というシリーズも展開されるようになっていた。
だが、2004年を最後にある理由からボーナス争奪戦は行われなくなった。
詳細は本編にて。


主人公の親友・城之内克也は二人暮らしをしている父親がギャンブルで抱えてしまった借金を返済するため、中学校時代から新聞配達のアルバイトで生計を立てながら少しずつ借金を返済している。
また、アニメDMのオリジナルエピソード・乃亜編の回想で海馬瀬人は養父となった剛三郎から誕生日プレゼントとして10億の金を無理矢理貸し付けられ*12、1年で100倍にするという最終試験を課せられている。
瀬人自身はM&Aによる株の転売を駆使して順調に資産を増やしていたが、それを元手に海馬コーポレーションを乗っ取る計画を練ろうとしていた。


主人公のダンテは同僚のデビルハンター、レディから多額の借金をしているために彼女からよく取り立てをされたり、彼女に手に負えない仕事を押し付けられては莫大な仲介料を巻き上げられたり、報酬の大半を持っていかれてしまったりしている。
ちなみにレディ自身もダンテの相棒のトリッシュと一緒に服を購入した際、そのツケをダンテに支払わせている。


  • トロンにコブン
空賊ボーン一家は、主力戦艦であるゲゼルシャフト号を開発する際に100万ゼニーもの大金をヤミ金業者として知られる空賊ロース一家から借り受けているため、その代償として長男のティーゼルと末男のボンは捕まってしまった。
長女のトロン・ボーンは兄達の解放を目指して借金を返済するため、銀行強盗や街を襲撃したりと空賊稼業をこなしていくことになる。
が、この借金には裏があり…


主人公オーフェンの「無謀編」と第一部初期の表(?)稼業はモグリの儲からない金貸しであり、腐れ縁のボルカン・ドーチン兄弟との繋がりも、ボルカンが借金を一向に返済せずあれやこれやと誤魔化したり逃げたりする件から始まっている。
ただ第二部最終巻にて、差し迫る危機的状況等から、ついにオーフェンはボルカンの負債をチャラにすると宣言。
全てが終わった後、借金と言う縁を無くしそれぞれ別に生還したオーフェンと結果的に借金を踏み倒した兄弟は、二度と会う事は無かった…
一応オーフェンが新天地に旅立つ際それっぽいのが港には来たが。


有名なボクシング映画だが元々、主人公のロッキーは登場する高利貸しヤクザの集金屋でもあったため、借金を取り立てる姿が見られたのである。
また、5作目では雇っていた会計士がロッキーの親友を騙して財産を横領した挙句に投機に失敗したために借金を背負う破目になってしまい、裕福であった状態から一気に一文無しになってしまうという転落人生を辿ることになってしまった。



「これが今度の実験体かね?」
「はい、資料では元レイヴンだとか……」
「なるほど、例のルートからか」
「負債は相当の額だったそうですよ」
「夢破れたりか……フッだがこの実験で生まれ変わるさ」
「生きていれば、ですが」
「まっそういうことだな。では始めよう」

フロムソフトウェアの人気ロボゲーシリーズ。
報酬は機体修理費と弾薬費、何らかの特別減算等を差し引かれた上で支払われるため、余りに被弾や弾薬消費が多いと赤字になってしまうのだが*13、これを繰り返したりミッションに失敗したりして所持金が0を下回るとマイナスに突入し、借金を負う事なる。
借金と言っても「所持金がマイナス表記になっている」だけで利子の類は存在しないが、借金状態ではパーツの売買ができないため大変不便で、借金状態を脱するにはミッションを黒字でクリアして金を稼ぐしかない。

初代と『AC2』では、借金が5万を超えるとイベントが発生。所持パーツを引き継いで最初からやり直しとなる。
しかしそのイベントというのが、
借金のカタとして、危険な強化人間手術(死亡または精神崩壊に至る確率高し)の被検体にされる
という凄まじいもの。
ゲームシステム上は強化人間手術に失敗する事は無く、また強化人間になると機体性能向上・機能追加などの特典があるため、強化人間となる事は決してペナルティではなく、むしろ純粋なボーナス或いは何度もミッションに失敗してしまう初心者への救済措置である。
借金まみれになって人体実験の被験体にされる事が強化イベント、というあまり類を見ない例。

なお『AC6』では、借金のカタに強化人間にされたという上記と似た経緯を持つAC乗り*14と、背負った借金でACを強化しつつその借金は踏み倒し続けているというAC乗りが登場。
後者の人物は借金の事を融資だと嘯いた上に「借りた金を、何故返す必要がある…!?」などというトンデモ理論をぶっちゃける。なお取り立てにいった取り立て屋は殺されている模様。タチが悪すぎる……。
どうやらそれらの行動のせいで賞金もかけられたらしく、取り立ての依頼を受けたわけではなく、別件の仕事中に妙な隠し通路を見つけて入り込んでしまった(要するに隠しボスである)主人公の621はその通路に隠れていた彼に襲撃されて意味も分からず撃破する事になり、結果なんだかよくわからない内に賞金をゲットする事になった。
ちなみに同作では所持金が0以下にならないので主人公が借金まみれになることはない。でも最初から強化人間な上に後遺症持ち


  • 終わりなき負債
小松左京の短編SF(同名のミステリーもあるが関係ない)。
祖父のある買い物のために、ある日突然膨大な借金を背負った主人公は、祖父の債権を買った人間の下で過酷な労働と返済に苦しむが……。
オチが金融とは関係ないのは内緒だ。


  • 花のよたろう
ジョージ秋山が『週刊少年チャンピオン』に連載していた漫画。
2巻のある回にて主人公よたろうが担任教師の不審な振舞いや彼がいかつい顔の男に追われる様子を疑問に思い、刑事コスまでして先生を追跡したが、
その答えは先生が夜逃げした友人の連帯保証人として彼が買った家電の月賦(ローン)を代わりに払う羽目になり、いかつい顔の男は月賦の取り立て人だったというもの。
取り立て人自身も先生は被害者だと理解しているが自分も生計を立て家族を養うため月賦請求せざるを得ず、沈んだ様子で支払いのため質屋に私物を質にして金を用立てようとする先生と取り立て人を見て、よたろうは家電代を踏み倒した犯人に狡さを感じるのであった…。
本作はこの取り立て回のしばらく後、初期の「ギャグ漫画」からシリアス要素も多い「学園漫画」へとシフトするのだが、ある意味この挿話はその前兆だったのかも知れない。


  • Tower of Fantasy
アーシャ大陸最大級の企業にしてベンジスの街を発展させた立役者でもあるベンジス重工は金融業も営んでいるのだが、これがとんだ悪徳金融
ここから金を借りた者の殆どは雪だるま式に膨れ上がっていく利子を支払えず、借金のカタとしてキリオン鉱山に送られ、徹底的に搾取された果てに過労や鉱山病で命を落としていくという。
後述のキングのキャラテキストにおいては「ベンジス重工から金を借りるのは破滅への第一歩」などと言われている始末である。
そんなところから何故金を借りる…と言いたいところだが、同作は惑星規模の大厄災で文明が崩壊している世界観なので、他に金融業が出来るような企業がロクに無いのだろうか。

地下格闘技元チャンピオンにして作中屈指の守銭奴であるキングもベンジス重工から借金している…のだが、「返せないなら返さなければいい」という斜め上の結論に到達して堂々と踏み倒した。
現在の利子は最早天文学的な金額に到達しており、取り立て屋からも毎日のように命を狙われているものの、全員返り討ちにして何事もなく過ごしている様子。
尚、キングは先述したキリオン鉱山の生まれであり、債権者達の末路は幼い頃から散々観てきているのだが、それでもベンジス重工から金を借りることを選んだのは自分の実力に対する自信の表れか*15


一条寺烈こと宇宙刑事ギャバンは一応牧場で働いているのだが、宇宙犯罪組織マクーとの戦いでしょっちゅう職場を抜け出すため実質的な労働時間は滅茶苦茶短く、必然的に給料も雀の涙。
なので常に金欠であり、ヒロインのミミーに「お金貸してくれない?」と頼み込む姿が定番である
そもそも彼らバード星人には「貨幣経済」という文化自体がないため、金を持ち歩く習慣自体があるのかも怪しい。
続編の『宇宙刑事シャリバン』に客演した際も後輩ヒーローに借金を頼むという、なんとも情けない姿を見せた。
とはいえ、彼は自身の宇宙船ドルギランを生活拠点にしているため生活力がないわけではなく、また金を借りるのもいつも「命の保証がない強敵と戦う前に、最後に子供達を楽しませてやりたい」「地球を去る女の子に心置きなくショッピングさせて最後の思い出作りをさせたい」など、いつも彼なりに他人を想ってのことである点も補足しておく。



わしら○○(債務者の名前)に100万貸しとるんや
返済期限はとうに過ぎとるんや
さっさと出したほうが
お前の
ため


なんでぐるぐる回るんですか!

登場人物の誰かが多額の借金を抱えており、それを取り立てに派手なスーツの借金取りがやってくる展開が定番として確立している。
借金は100万~500万円ぐらいの額が多く、物語の舞台になる店や旅館を借金のカタに取られそうになることもあり、買収狙いの不動産屋とグルになることも。
借金取りを主人公に据えたエピソードも存在し、有名なのが辻本茂雄と後輩2名が債務者の元に押し掛けるが、なぜかそこでお手伝いをすることになる「3人ヤクザ」シリーズがある。
ちなみに上の会話は3人ヤクザ登場時に披露するギャグである「ローテーショントーク」。他にも色々なパターンでこれと同じ内容の催促(本編では◯◯トークと呼ぶ)をしていくのがお約束である。

作中では色々な理由で借金を抱えるお客などが登場することがある。
アニメ版の第38話「コレクター」では主人公の母親が株の信用取引を行い*16、株の暴落によって注ぎ込んだ全財産を失うばかりか、追証で莫大な負債を背負ってしまうという展開がある。

  • エロゲー
エロ同人ゲームでよくある。パターンとしては、女主人公系とNTR系がメインか。
何らかの事情で主人公が借金を負い、その返済が滞るとどんどん食い物にされていく。
ゲームによっては限界突破すると二度と本筋に戻れなくなってゲームオーバーになってしまう場合も。




Q. 月利1%で100万円! しかし、月々のローンの支払いは1万円でOK!

さて、あなたが全額返し終えるのはいつ?

A. 無理


追記・修正は借金を全額返済してからお願いします。



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最終更新:2025年04月29日 13:56

*1 借金返済中に借金主に使用権が有る財産を担保、一時使用停止になっている財産を質と分けられている。

*2 ブラック企業や風俗などへの仕事を斡旋を含む。

*3 特に3回以上の分割払い。2回までであれば手数料がかからないカードもある。

*4 パソコンなどの高額商品ならばローンの手数料を店が肩代わりしてくれる場合も多いため、分割で買うよりもローンを組んだ方が安上がりな場合もある。

*5 これらは現在基本的に都市銀行の傘下となっているため、下手なことをしたらコンプライアンス的にアウトなのである。

*6 配当やその他の方法で株主を満足させ続けなければ経営者をすげ替えられる可能性はあるが、それはまた別の話である。

*7 よく「そんな事をすればハイパーインフレになる」と言われるが、実際には返済した時点で国債という資産(国債は他人に売れるため資産として扱われる)が消滅してしまう為、お金を刷って返済した場合は総資産量は返済前と後で殆ど変わらない。

*8 百円辺りの利息なので、どんどん膨れ上がる

*9 作中では「宝くじの1等を2、3回当てなきゃ届かない額」と説明される。

*10 逆に言えば、「宝くじの1等数回レベル」の額の借金を完済した実績でもって信用は積み上げたので「ちゃんと借金を返せる人物」と取り立て側のゼニさんからも認識されており、何度も金を借りる事が出来ているともいえる。実際、ゼニさんも交流が少ない頃は取り立て人としてクロウに恐喝まがいの態度を取った事もある。

*11 本来ハヤテに払う義務はないが、ヤミ金にそんな理屈は通じない。

*12 できない場合は元の施設に帰すと脅された

*13 報酬が全額前払いなため見かけ上は赤字になるケースや、報酬が機体パーツの形で現物支給されるため資金的には必ず赤字になるケースもある。

*14 ただし借金の経緯はギャンブル。

*15 そもそもキングは金がないわけではなく、用心棒などで大量に稼いでは豪快に使い切る日々を送っているため、本来なら借金する必要性もそれほどない。

*16 ファミコントレードというファミコンで株取引ができるという珍しい機械を使っている