登録日:2018/12/15 Sat 02:30:18
更新日:2025/02/07 Fri 16:46:19
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「ああ うめえ うめえ……。こりゃ たまらんぜよ!」
「まったく 最近は われわれのなわばりも へっちまって……」
■概要
コスタール編にて、真っ暗な大灯台を突破する為の照明としてひかりゴケを求めてホビット族の洞窟に行くと、ホビットの族長から「魔物の親玉がひかりゴケを気に入って食ってる」と言われる。その情報を聞いて最深部まで行くと……、
そこにはひかりゴケを貪り食う豪華なマントと貝殻の杖を装備した土佐弁で喋る直立歩行のカエルの姿が。
主人公たちが来たことに気付くと、まだコスタールに元気のある人間がいた事に感心し、
「あまり うまそうじゃないがほうびに このわしがおまんらを 食ってやるぜよ!」
と言って襲い掛かってくる。
■戦闘
高らかに鳴り響く戦闘
BGM『強き者ども』……ではなく、『血路を開け』。
雑魚戦のBGMである。
そしてお供に現れるたつのこナイト&シードラゴンズは以前散々倒してきた雑魚敵と、初見だがその色違いの敵。
いまいち緊張感のない雰囲気の中、いざ一行と戦ってみると……、
怒涛の3連撃によって
瞬く間にパーティが壊滅。
そう、こいつら
目茶苦茶強いのである。
前回のボスとのあまりの違いにビックリした人多数。
3体とも単体でのスペックは正直大したことないのだが、3体ゆえの手数とそれぞれがそれなりの耐久力と状態異常攻撃と息攻撃を備えた万能チームなのだ。
イメージ的にはあの
山賊四人衆を時期相応の強さまで強化したような感じである。彼らの能力は以下。
HP1300 攻170 守100 素95
通常攻撃、氷の息、猛毒の霧、ザオリク
親玉。氷の息を得意とし、猛毒の霧でスリップダメージも狙ってくる。
お供が死ぬとザオリクで蘇生させる部下思いなお方。
HP248 攻110 守90 素135
通常攻撃、氷の息、甘い息、ホイミ
お供その1。
やたらと高い素早さから氷の息の全体攻撃と甘い息の眠りを繰り出す厄介者。
ボスにホイミもする上司思いの部下。
HP314 攻90 守140 素85
通常攻撃、激しい炎、焼け付く息、ベホイミ
お共その2。たつのこナイトの上位種。
激しい炎と焼け付く息という強力な息2種類を使い、3体の中で最も頭が良い。
ボスにベホイミもする上司思いの部下。
最も危険な相手だが、耐久力が高く中々倒れない。攻撃力はかなり低いが、それがかえって厄介だったりする。(後述)
3体とも息による全体攻撃と状態異常を使いこなし、ブレスを食らった後に甘い息や焼け付く息で動きを止められると極めて危険。
特にシードラゴンズの激しい炎は一気にパーティを半壊させる。
フバーハで対抗したいところだが「
マリベルが賢者ルートだったから覚えてる奴いねーよ」という場合はせめてウールガードで氷の息だけでも対応しよう。
ただしウールガードは
行動の度に効果切れ判定がある上に効果切れがメッセージで出ないという
謎仕様。
実際の被ダメージで効果が切れたかどうか判断しよう。
耐性防具も欲しい。
ちょうどコスタールに炎耐性がある
水の羽衣が売っているので、
ガボと
メルビンにはこれを装備させよう。
主人公と
アイラには炎・吹雪両方に耐性がある厚手の鎧がベスト。
実際の戦闘では敵のブレスがあまりに強烈なため、スクルト(戦いの歌)で守備力を上げて打撃のダメージだけでも減らしたくなるかもしれないが、
3体とも判断力が平均以上あるため、守備力を上げて打撃が通らなくなってしまうとブレスばかり使ってくる。
つまりスクルトはむしろ相手の攻撃を激化させてしまう。なんという罠。
特にシードラゴンズは判断力最高の上に攻撃力90しかなく、
下手に守備力を上げると激しい炎か焼け付く息の2択というとんでもない行動パターンになってしまう。絶対に使わないように。
まともに戦うとかなりの強敵なものの、ガマデウスご一行が山賊四人衆に似ているのは強さばかりではなく、弱点の方も彼らと似通っている。
それぞれ耐性に穴があるのである。
まずたつのこナイトは穴だらけで、ボスのお供にもかかわらずザキで死んでしまう。
ニフラムにも耐性が無く、突き飛ばしや風神の盾で追放が可能。
特に有効なのが後者で、吹き飛ばされたたつのこナイトはガマデウスのザオリクの対象にできない。
これにより早々に退場してもらえば実質2体相手にするだけでよく、かなり有利に戦闘を進められる。
ガマデウスもボスの割に耐性が薄く、ラリホーで寝てしまう。
これで足止めしている間に最も厄介なシードラゴンズを処理したいところ。眠っていればザオリクされる心配もない。
また、たつのこナイトを吹き飛ばしではなくザキで即死させ、ザオリクに手数を裂かせるという手もある。
更にガマデウスは猛毒の霧を吐く割に自身も猛毒が効いてしまう。
こちらから猛毒の霧をかけてやれば毎ターン216という大ダメージを与えられる。
こうなってしまえばあとはラリホーで眠らせて放置するだけでガマデウスはお陀仏である。
残るシードラゴンズはガマデウスを差し置いて状態異常耐性が完璧だが、1ターン休み系に穴がある。
よって誘う踊りや、「
神直伝の奥義」ことステテコダンス&一発ギャグが有効。メルビン歓喜。
ユバールの剣装備でつるぎのまいを放てば大ダメージと踊りによる足止めの両方が期待でき、極めて有効。
見事主人公たちがガマデウスを倒すと、
「わ わしに 勝ったからっていい気に なったら いかんぜよ!」
「まだまだ おまんらが考えもつかぬような ごっつい大物が……ぐはっ!」
と、更に強大な敵の存在を仄めかして果てる。彼の言葉通り、この後まもなく、主人公たちは
全ての元凶と対面する事になる。
■ガマデウス系のモンスター
異変後の海に出現するカエルの王様。
氷の息、ベギラゴン、メイルストロムを使って全体を攻撃してくる強敵。
ちなみにDQⅦに登場するモンスターの中で唯一メイルストロムを唱える。
しかし、出現率が異様に低く、モンスター図鑑のコンプを目指すプレイヤーに目の敵にされている。
なつかせるとモンスターパークの海水公園に住むが、実は海水が苦手であることを明かす。
■余談
DQ7の陰湿な謀略を駆使するえげつないボス連中と比べると、
こいつは単に
ひかりゴケを食ってただけであり、「とりあえず邪魔だったし襲われたので戦う」という遭遇戦でしかない。
しかも、前述したように戦闘
BGMは雑魚戦のものが緊張感を削ぎそう。
その割に実際戦ってみるとやたらと強いボスである。人によっては
ヘルクラウダーよりも苦戦するかもしれない。
戦闘BGMの事情か、25周年で刊行された書籍のモンスター大図鑑だとなぜかガマデウスは雑魚敵の欄に混じっている。
ちなみにシードラゴンズはなぜかボスの欄にいる。
リメイク版の図鑑ではちゃんとガマデウスはボス、シードラゴンズは雑魚の欄に配置されている。
また彼を倒した後、ガボはひかりゴケを食べたがっていた。やめとけ。
ちなみにそのひかりゴケだが、ガマデウスを倒した後に彼が食べていたひかりゴケを調べないと入手できない。
激闘を制したことに気を良くするあまり肝心の目的のブツを忘れてリレミトしないように。
リメイク版では他のボスと同様に『強き者ども』が流れるようになった。
追記・修正はひかりゴケの味を確かめてからお願いします。
- 灯台のあいつよりは強かった -- 名無しさん (2018-12-15 03:55:17)
- 弱いボス→バリクナジャ旋風→ヘルクラウダーの流れで来るかと思ったら来た。乙 -- 名無しさん (2018-12-15 08:33:29)
- なお、バリクナジャはテリワン3Dで別の意味でごつい大物と化したのであった -- 名無しさん (2019-12-20 13:55:50)
- リュウソウジャーのガチレウスとは関係ない -- 名無しさん (2019-12-20 15:12:54)
- 全員それぞれ全体攻撃ブレス、搦め手ブレス、回復魔法とバランスよく取り揃えているというのが万能感あって手強いんだな。 -- 名無しさん (2023-04-26 17:50:42)
- 何で洞窟の奥でコケ食ってる程度の奴らがこんなに強いんじゃ…… -- 名無しさん (2024-05-28 07:26:09)
最終更新:2025年02月07日 16:46