弱いボス(ドラクエ)

登録日:2023/01/26 Thu 21:32:23
更新日:2023/02/04 Sat 08:44:03
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ここではドラゴンクエストシリーズに登場する弱いボスについて解説する。
弱いボスの主な特徴などについては、元項目を参照してほしい。


ラスボス裏ボス

DQ7の最後を飾る本作の裏ボスの皆さん。大地の精霊を含めた四精霊が同時に攻めてくる。

が、数が多いせいか最後の裏ボスでありながら全員完全1回行動という驚きの仕様。
大地だけは全体即死攻撃・痛恨の一撃・威力3桁の全体攻撃を持ち十分手強いが、残りの水・炎・風があまりにも弱い。
水の精霊に至っては裏ボスなのに全体に30~40ダメージの津波や、全体20~30回復の安らぎの歌を使って来る。せめてメイルストロムやベホマラーがあれば強かっただろうに。
炎の精霊は全体攻撃がはげしい炎とマグマどまり。道中雑魚のれんごく火炎の3分の1の火力。
風の精霊は水と炎よりは強く、作中最速の素早さも誇るが、所詮は紙耐久かつ完全ローテーション。
なので大地の精霊さえ倒してしまえば後は残り3体いてもこちら側の回復が(まず)追い付くので、もう消化試合となる。
なおその大地の精霊も一部の状態異常が効いてしまう為、それに気付くともはや負ける要素がなくなる。流石に最後の最後に戦う裏ボスにそんな弱点があるとは、大抵のプレイヤーは思わないだろうが……。

炎の精霊だけはストーリー中でも一度中ボスとして戦う機会があるが、その際はHPが2倍近くあるなど明らかに中ボスの時の方が強いという不可解な事になっている。
また、再戦時にはおたけび(とメラミ)も忘れている。
再戦時は仲間も一緒にいるから手を抜いたのだろうか。油断し過ぎ。

そもそも精霊と戦う前に彼らの主人で遥かに強い神さまを3回も倒す必要があるうえに、設定的にも本来精霊の方が前座である。
この程度の実力ではシナリオ中で4人まとめてオルゴ・デミーラに一撃で吹き飛ばされるのも無理はない。

リメイク版でも特に強化されなかった。

形態変化した後の第二形態が特に「弱い」事で有名。
一応全体攻撃を連続で使ってくるが、どれも100ダメージ前後とラスボスの攻撃としてはかなりヌルい。
前作のオルゴ・デミーラは「しゃくねつ」を吐いてきたのに、こっちは一段落ちる「はげしいほのお」なのがその象徴。
また、力に慢心してか不敵に笑ってターンを無駄消費する事もある。むしろ300ダメージ前後の痛恨を乱打してくる第一形態の方が厄介という意見も。
とはいえ第一形態が強いかと言えば…ここまで進められた強さなら、MPとアイテムを使い切ったとかでもない限りはHPの維持さえ気を付ければ脅威はない。

仲間の増えたリメイク版ではHP、攻撃力、守備力といったステータスの強化は勿論の事、慢心しなくなったのか結界破壊後は不敵に笑う無駄行動をしなくなったり、
威力の上がった神々の怒りや強制睡眠の妖しい瞳の使用頻度が増加。更に時々ローテーションを無視した攻撃を繰り出すなど行動パターンが強化されている。
ローテーション無視の攻撃はマダンテ凍てつく波動の流れでさえ容赦なく使う為、マダンテ→叩きつけでパーティーが壊滅する事も。
肝心のラスボス戦では馬車が無い大空での戦い=控えと入れ替え不可というシステムな上に、
加えてリメイク前の弱さから甞めて掛かったプレイヤーを返り討ちないし全滅寸前に追い込む強さとなり、弱いの評価は脱している。
挑むなら少なくとも追加ダンジョンを探索して追加ボスに勝てる位の強さは欲しい。


その他ボス

DQシリーズに限らず、ゲームではボス戦の相手が専用のキャラではなく「後半のザコ敵が前倒しで出現」というのは割と多く、
そういった敵は例えゲーム全体で見て弱くても、登場時点でそこそこ強かったりすれば一概に「弱いボス」とは言えない。
しかし、この海底の洞窟最深部で邪神の像を守っている「じごくのつかい×2」は、間違いなくここのボスとしては問題のある弱さである。

理由は一言でいうと「海底の洞窟では通常エンカウントで『じごくのつかい×2』が普通に出てくる」から。
つまりここまで進めた人は問題なく倒せる。というか倒せない様ではここまで来れない。
なぜ上位のあくましんかん*1をここで出さなかったのかは謎。

主人公の怨敵ゲマの部下でパパスをリンチにした片割れ。
終盤に直接対決するが、攻撃力は道中の雑魚以下で、攻撃パターンも通常攻撃か強化攻撃しか無い。
空振りも多く、更に完全1回行動。上司同僚とは比較にならないほど弱く、物語の中での影も薄い。
あまりにも弱すぎた為かリメイクでは攻撃力が大幅に上がり、ミスもしなくなった。
だが、同じく通常攻撃一辺倒な終盤ボスのDQ3のバラモスゾンビやDQ8の暗黒の魔人がリメイクで1~2回行動になる中、こいつは変わらず完全1回行動のまま。
多少はマシになったという領域を出ていない。しかもボスのくせに休み耐性がない為、ノーダメージで完封される事さえある。
DS版に至っては実質 通常攻撃しかしなくなった 為、どうしようもない程に弱体化してしまった。

デュランの前座2番手として主人公達に立ちはだかる。
が、どう考えても1番手のキラーマジンガ+ランドアーマーの方が遥かに手ごわい。どっちも通常出現する単なる雑魚なのに(マジンガ様の登場はクリア後だが)。
HPはそれなりに高く、回避率も高めなので戦闘が無駄に長引くがそれ位。後は雷鳴の剣のライデイン効果にさえ気を付ければ、さみだれ剣以外は1回行動の単体攻撃しかないので、ほぼ全滅する要素はない。最強の攻撃が道具頼りというのが余計ネタっぽさを助長している。
また、グラフィックが用意されておらず、フィールドグラフィックをそのまま拡大されているという変な見た目なのもよくネタにされる。だいぶ前に登場する単なる山賊の下っ端にはレアなグラフィックが用意されているのに*2
更に仲間になると敵の時に使っていた特技をほぼ忘れていると、最後の最後までネタには困らない男である。結局味方になってもドランゴを仲間にした後は大抵酒場送りにされる為、付いた渾名が「ドランゴ引換券」
一応リメイク版でグラフィックに関しては大幅に修正された。

物語も終盤になって突然戦う事になる門番コンビ。中ボスとしてはコイツらが最後になる。何気にドラクエでは珍しい軍艦由来の名前の敵キャラ。
うごく石像系&トロル系という脳筋めいた外見に違わず、完全ローテーション行動なのに無駄行動をスキップできない最低レベルの判断力のせいで立ち回りが雑。
ステータスは低くない上に、ズイカクは岩石系以外全属性強耐性+全補助技無効というトンデモ耐性まで持っているものの、大抵あっさり攻略される。
特に終盤ではもはや焼け石に水にもならないベホイミを使うのが余計に低火力に拍車をかけている*3。この時のショウカクは「どうしていいかわからない」様子。
また、ズイカクは仁王立ちでショウカクを、ショウカクは身代わりでズイカクを守ろうとするが、ズイカクは既に相方が死んでいても使う。これも当然無駄行動。
挙句にズイカクの方は鉄壁の守備を誇るが、逆にショウカクはぐんたいよび以外の全攻撃属性+ルカニ無耐性かつボスのくせに1ターン休みまで効いてしまう。
一応ズイカクの岩石落としだけは危険だが、完全ローテーションなのでアストロンでも使っておけばスルー可能。

但し通常プレイでは雑魚そのものだが、そのズイカクのトンデモ耐性と無限のHP回復技は縛りプレイによってはまさかのストッパーと化す事も。

あのRPG史上最悪の村と名高いレブレサック編の大ボス。
だが、魔法使いの様な見た目の癖に、まともな魔法はマホトーンとベホイミだけで、攻撃手段も直接攻撃(HPの低い者を狙う)と猛毒の霧(猛毒状態にする)のみ。
攻撃力自体大した事はなく、また一度狙った相手をひたすら攻撃し続ける癖があるので、狙われた相手にスカラをかけるだけで有利になれる。「猛毒の霧+マホトーン」でのキアリー封じにさえ気を付ければ楽に対処できるだろう。メルビンに仁王立ちでもさせておけば、ほぼ被害皆無で勝てる。
完全2回行動なので、事前情報無しでもコイツの集中攻撃の特質には気づくはず。

そもそも「猛毒の霧+マホトーン」戦法はコイツよりだいぶ前のボスである「ヘルバオム」のモロパクリという有様。一応ステータスはボトクが上だが、ヘルバオムはお供を連れ、まぶしいひかりや甘い息による嫌らしい遅延戦法も取ってくるため、猛毒の霧の危険度も相応に高い。対してボトクにはお供も他の戦法も無く、総合的に見ても劣化版と言わざるを得ない。
恐らくは集中攻撃も含めてコイツの性格の邪悪ぶりを表す戦闘スタイルになっているのだろうが、肝心の攻撃力がそれに見合っていなかったようだ。

また、この直前に戦うボスが7屈指の難敵と名高いヘルクラウダーなのが余計に弱い印象を強めている。
もっとも、上述のヘルクラウダーは自身の能力で神殿を暗黒の霧に包んで…という方法でその地域を攻略していたのに対し、
ボトクは人間の一員である神父を魔物の姿にする事で人間同士を疑心暗鬼に陥らせるという方法を採っている。
全編を通じて人間を殺す事より絶望に陥れる事そのものが目的とは言え、自身の能力ではなく策略で立ち回るタイプなので、ヘルクラウダーより弱いのもある意味当然ではあるのだが。

なお、小説版ではものすごい大物になっている。

  • バリクナジャ(ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち)
石板編ラストを飾るコスタール編の大ボス。コスタールの子供達を怪物にして誘拐するという非道な悪事を働いていた。
だが戦闘ではヘルクラウダーの下位互換。むしろこの直前に戦う中ボスのガマデウス+たつのこナイト+シードラゴンズの方が搦め手・思考パターン・回復手段・手数とあらゆる意味で凌駕している。
トドメとばかりに某攻略本のせいで「猛毒の霧をかけて6ターン放置すれば勝手に死ぬ」事が知れ渡り、『7』最弱のボスの座をボトクと争っている。
ちなみに戦闘をAIに任せていても味方はちゃんと猛毒の霧を吐いてくれるので安心して倒せる。
そういえば完全1回行動+焼け石に水のベホイミって上記のズイカク&ショウカクみたいな…。
地響きのモーションが縄跳びであったり、公式攻略本の記述「HPの回復が遅れるとすぐに倒されてしまう…のは寧ろバリクナジャの方」もネタにされている。
なお、流石に単体としてのステータスはガマデウスより上だが、よりにもよってガマデウスの使用技に猛毒の霧がある為、改造でガマデウスとタイマン張らせると理論上ありうる確率で普通に負けるもちろんお供付きなら言うまでもない

リメイク版ではかなり強化され猛毒の霧にも耐性が付いた……が、元が弱すぎて印象はあまり変わっていない。低すぎるHPと完全一回行動は変わらないので、コイツ相手に負けることはまず無いだろう。

こいつがこうなった経緯は長ったらしいので、詳細は当該記事で。
本作の表ラスボスである魔王ウルノーガの一つ前のボスで、六軍王の中でも最後に戦う事になる。
特技は強く、完全2回行動で全体攻撃の「裁きの冥槍」や「シルバースパーク」は無耐性だと結構痛く、「黒くかがやく炎」もこれら程ではないが痛く、痛恨の一撃は攻撃力100%の凶悪なタイプ。
しかし素の攻撃力が異常に低い*4のに物理攻撃ばかりのローテーションで台無し。
連続攻撃の「超高速連打」も攻撃力が低すぎて、ひとつ前のボス六軍王の一体ガリンガの「魔神の絶技」の半分にも届かない様な合計ダメージ。
「突進」は転倒効果付きの強化攻撃だが単体攻撃であり、同じく六軍王のジャゴラの転倒攻撃付きの全体攻撃「船ゆらし」に比べると危険度は低い。
最強の攻撃が道具頼りという点は先の引換券を彷彿とさせる。
通常攻撃の威力はお察し。しかも頻度が高い。

「仲間呼び」はゴールデンゴーレムを呼んでくるが、一体までしか呼ばないので大した事はない。一度に複数呼び出し、補助呪文まで使ってくる同じ六軍王のキラゴルドの方が厄介。
「幻惑のひとみ」は一人を確定でマヌーサにしてくるが、影響が大きいのは攻撃手段が物理しかないカミュマルティナ、グレイグの3人だけであり、この3人以外は攻撃面は呪文や必中特技などで対応できる。最悪マヌーハを使えばいいだけであり、状態異常攻撃なら全体に麻痺効果付きの攻撃をするガリンガの「ギガスロー」の方が強い。
「いてつくはどう」も使ってくるが、バフなど貼り直せばいいだけ。
挙句に無駄行動までしてくるなど隙がとにかく多い。
ここまで来たプレイヤーならそこまで苦戦しないだろう。逆に苦戦を強いられる様ではウルノーガにはまず勝てない。
なお、こいつの強化ボス「無名の魔神」は本作でも屈指の強敵である(裏イベントに近いものであるが)。

六つの魔王の軍団の元帥たる魔王軍総司令官でありながら自身より強い部下がいるという点ではハドラーを彷彿とさせるが、あちらと違いホメロスは肉体的にも精神的にも成長する場面もなく、そもそもイベント面においてもかなりの無能ぶりを発揮している。
軍司でありながらダーハルーネでは地形を把握せずに背後から奇襲をかけられるわ、最終決戦で仕掛けたワナが仲間の幻覚を出して動揺させるという大変セコいものだったりといった有様で、イベントにおいても強敵と思わせる要素がどこにも見当たらなかったりする。


  • キングヒドラ(ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城)
本来ならARPGに分類される本作だが、ドラクエシリーズの為ここに掲載する。
初登場のDQ3ではオルテガを殺害し、プレイヤーに多大なインパクトを与えたモンスターだった。
本作でもPVからその巨体でプレイヤーにインパクトを与えた。
ラストダンジョンである次元島から脱出しようとする主人達を阻む様に襲いかかってくるが、正直拍子抜けするレベルの弱さ。
基本的には頭を攻撃し、時折上から降ってくるばくだんいわを倒してメダルを手に入れて、炎を吐こうとする際にメダルを使って口にばくだんいわをぶち込む事を繰り返すだけ。
「え、それだけ?」って思うかもしれないがそれだけである
炎を吐こうとする際に警告文が出る為、ぶち込むチャンスを逃す事はまずない。
そして成功すれば大ダメージを与えられる上、必ず怯ませられるので、そこをフルボッコにしてやればあっさりと勝ててしまう。

なおこれでも、ラスボス前最後のボスである。
しかも、直前のボスであるヘルムードはストーリー上では本作の黒幕でありラスボスを復活させた上、主人公達を道連れにする為に次元島を沈めた。また改心した振りをして不意打ちを与えたり、かなりの悪役っぷりを見せている。
そちらがゲーム中でも強敵である為、余計ヒドラの弱さが目立つ。
ちなみに初登場作品のDQ3でもそのインパクトの割にあまり強くない(タフで攻撃力も高いが竜系のボスなのに炎ブレスが中位レベルで搦手もない)
拍子抜けボスという意味ではヒーローズ版も原作準拠…と言えるのかもしれない。
ちなみにクリア後はキングヒドラ・強としてパワーアップして出てくるが、攻略法は全く同じで厄介な取り巻きもいない為、○○・強系のボス中でも最も楽に倒せる。
もう一度言うが、これでもラスボス一つ前のボスである。




追記・修正は、弱いからといって油断せずにお願いします。

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最終更新:2023年02月04日 08:44

*1 あくましんかんはFC版では登場区域が異常に狭く、ハーゴンの神殿3Fのみで下手をすると未見で終わる。

*2 湖の宝争奪イベントで間違った道行くと戦える奴と同じでこの二種のみ

*3 DQ7までのベホイミはプレイヤーサイドが使うのと同じく2桁代の回復しかしないので、HPが4桁もある敵キャラが使っても焼け石に水にしかならない。当初は上位魔法のベホイムが無かったので、程良い回復技が無かった都合がある。

*4 六軍王の中でも最初の相手の次に低い。道中の雑魚敵であるグレイトドラゴンやサタンジェネラルより余裕で低い、まあ彼らのステータスが高すぎるのも要因だが