ポコロコ(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2019/02/03 Sun 10:13:40
更新日:2025/04/26 Sat 02:35:03
所要時間:約 4 分で読めます





すげえぞッ!こいつはすげえェーーーッ

みんなの馬にふみしめられて!!

YO!YO!

こんな走りやすい地面は出会ったことねえぜェェェェーーーーッ!!

ポコロコ絶好調ォォーーーッ





【人物】
スティール・ボール・ラン・レースの出場選手の一人で、ジョージア州出身の黒人青年。
職業は農夫で年齢は21歳。
騎乗するはクオーター・ホースの『ヘイ!ヤア!』、ゼッケン番号は『777』
性格は怠け者で、雲を数えながらゴロゴロするなど、呑気に過ごす事が好き。
一応普段からやる気がないだけで、やる気さえあればきちんと仕事を片付けられるタイプではある。

街へ遊びに出掛けた時にジプシーの占い師に占ってもらった所、2か月間「天中殺の逆」というほど幸運、人生最高の時の至福の時がやってくると言われる。
当初はそれをのんびり楽しもうとしていたが、祖父が請け負ってきた仕事の賃金がスティール・ボール・ラン・レースの参加料と同じだった事で、レースへの参加を決める。

元々騎手ではないので、乗馬技術はジョニィ曰く「三流」*1、実況からもレース運びを「愚か」と言われる程度の腕しか持っていないが、持ち前の幸運だけを武器にレースをかき回す。

名前の元ネタはアメリカのジャズ・ピアニスト「Bud Powell」の楽曲「Un Poco Loco」。
第1部のポコとは特に関係ない。


【活躍】
勇んでレースへの参加を決めたものの、いきなりレースのスタート時間を寝過ごすという大ミスをやらかしてしまう。
しかし、3652名もの参加者によって踏みしめられた道は信じられないほど走りやすく、あっという間に最後尾に追い付き、さらには自分の幸運を信じて崖を飛び越える事で先頭グループに追い付いてしまった。

雑木林では落馬してだけが通れるスペースを通過、下り坂では牛の死体に乗って滑り降りるなど、あり得ない幸運の連発でジャイロ「おそるべき野郎」と評される。

結局、向い風を利用したジャイロに先着されてしまうが、ジャイロがサンドマンへの妨害行為で順位を下げられたため、最終的な結果は3位で上々のスタートをきった。

そもそもレースのルールに「スタート時刻にスターティンググリッドにいないと失格」というものがあり、恐らく審判含むレーススタッフが全員移動してから起きてきたため、なし崩し的にレースに参加できていたが、もう少し早く起きていれば遅刻が発覚し失格、もう少し寝過ごしていれば首位争いには食い込めなかった可能性があり、この時点でその強運ぶりが伺える。

その後、ストーリーは「遺体」の争奪戦にシフトして行ったために登場は少なくなったが2nd.STAGE以外では常にトップ5以内を維持し続け、5th.STAGEでは1位にもなっている。
最終的に総合2位のポイントでゴール。更に総合1位となったはずのディエゴ・ブランドーが諸事情で失格となり、ポコロコがスティール・ボール・ラン・レース優勝を果たし賞金5000万ドル(60億円)を得た。

優勝後の彼については何も語られていないが、おそらくは故郷で雲を数えながら呑気に生活したのだろう。

ポコロコにとって一番の幸運は、レースに優勝した事ではなく、「遺体の争奪戦に一切関わらなかった」事だと思われる。
もし、「遺体」の事を知ったら変な野心を持ってレースを脱線したかもしれないし、ジャイロ達のように殺し屋を差し向けられたかもしれない。

そのような事に関わらず、純粋にレースに挑む事ができた事こそがポコロコにとって一番の幸運だったと思われる。


【スタンド能力】


そう… オマエの「幻覚さん」かもなああ~~~っ

ダガ もう ソノ気ナンダロ?

自分は50億分の1の男に間違いはネェってな…

行ケッテ!

今までだってそうだったんだろ? オマエは絶対に勝つッ!


ヘイ・ヤー

破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - E / 持続力 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - E

ガラクタを寄せ集めて作った人形のようなスタンド
独立した意思を持ち、何故か乗馬と名前がほぼ同じ。*2

能力は本体ポコロコに助言し、応援して励ます事
ポコロコに「幸運」をもたらしているのがこのスタンドの能力だと勘違いされやすいが、「幸運」はあくまでポコロコ本人のもので、このスタンドとは無関係。
つまり、「超能力なのに特別な能力を何も持っていない」という、ある意味前代未聞の能力。
パラメーターを見ての通り戦闘には全く不向きであり、そのため読者からは「最弱のスタンド」呼ばわりされることも。

ただし、『ヘイ・ヤー』の助言は一見無茶な内容に聞こえるものばかりだが、自身を信じて挑戦すれば必ず成功する予言のような面もあるため、全くの無能力というわけではないのかもしれない。
ちなみに、わかるのはポコロコに関する事のみのようで、ジャイロとジョニィが型破りな方法で谷を渡った時には滅茶苦茶驚いていた。

とはいえ、ポコロコが持つ強運を信じることが出来るように後押ししてくれるパートナーとなっているのは確かであり、また、1st.STAGEでは「加速しろ」と明らかに具体的な助言している場面も見られる。
牛の死体の存在を知っているかのような発言をしていたり、本当にただ励ましてくれるというよりは軽いアドバイスをしてくれる能力なのかもしれない。

スタンド像が発現した時点ではポコロコも幻覚と幻聴だと思っていたが、6st.STAGEの時点では普通に存在を受け入れて自然に会話をしている。(スタンドという存在を知っているのかは不明)

「幸運」を武器にレースを優勝したポコロコだが、実は予言された幸運の期間は「2か月」であり、4か月続いたレース期間に全く足りていない
事実、6st.STAGEのラストではポコロコが幸運を疑っているような場面もあった。
そのような時に幸運を信じ続けられたのは『ヘイ・ヤー』が励ましてくれたおかげであり、その存在自体に意味のあるスタンドだと言えるのかもしれない。

前述の通り、ポコロコは怠け者ではあるがその気になれば面倒な仕事でもきっちりやり遂げる「やれば出来る」男である。
もしかすると『ヘイ・ヤー』は幸運に導くというよりも、ポコロコが高い潜在能力を発揮できるように後押しする事が本質なのかもしれない。

名前の由来はアメリカのヒップホップユニット「Outkast」の楽曲「HeyYa!」。



すげえぞッ!こいつはすげえェーーーッ
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  • 不遇←キャラ的には
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最終更新:2025年04月26日 02:35

*1 ただし、本職が農夫なので馬の健康状態の判別などはできる。

*2 ポコロコもしくはヘイ・ヤーにとって特別な名前なのか、適当に決めただけなのかは不明。