サイローラ(モンスターファーム)

登録日:2019/02/12 (火) 21:58:34
更新日:2025/01/07 Tue 22:55:48
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モンスターファームに登場するモンスターの一種。初登場はモンスターファーム3
こいつの姿は、「奇妙」の一言に尽きる。
サイがそのままローラーにまたがって、前足でローラーで転がって移動している、そんな変なモンスターである。
ローラーに頼らないと移動もままならないほど脚が退化しているのかと思いきや
普通に直立したりとかできるあたり、ますます謎が謎を呼び、作中の学会でも
サイが本体か、ローラーが本体かが議論されているという。
とにかく、わかっていることはローラーも体の一部であることくらいである。

性能としては説明書で「攻撃力が高い」とあるように
ちからが最高クラスだがかしこさと丈夫さは最低クラスというわかりやすい能力バランス…
と、思いきや、ライフと回避が抜群に高く、攻撃をひょいひょいかわすし
当たったところでどうってことないという、実際は説明書の表記とは裏腹に
守備の方が得意だったりするモンスター。
…お気づきだろうか?そう、こいつは何を隠そう
ネンドロの後釜とでも言うべき存在なのである。

3では命中と回避がすばやさに統合されていた都合上、回避率だけでなく命中率も保障されていたが
アドバンス以降でまた命中と回避に分かれてからは
ネンドロに倣い命中に難を抱えるようになってしまったので、育成は計画的に行いたい。

寿命はそこそこで、まじめ度も総じて高いが
成長曲線はモギィ同様全員早熟なので
そういう意味では多少育てづらい面もある。
総評としては中級以上の腕前が求められるモンスターといえよう。

ガッツ回復は3では8相当と、相当早い部類だったが
アドバンス以降では15相当と、やや重めに落ち着いた。
どっちが使いやすいかはブリーダーの感性次第だろう。
ローラーのおかげで移動速度は速いので、主導権は握りやすい。

【技一覧】
消費ガッツの割りに全体的に控えめな印象を与えるが
素のちからとすばやさの高さで案外ゴリ押ししてKOできてしまうケースも多い。

  • モーシン(フレアビット)
文字通り突進して攻撃するが、意外にも至近距離で放つ技である。
性能としては、語感が似ているバクーちょっとしつもんちょとつもうしんと比べると
むしろ性能としてはあとしまつに近い、つまり高命中低燃費で、最低限の威力を確保している、そんな技である。
似たようなタイプであるロードランナーのしっぽアタック同様
よろけ(攻撃力と防御力ダウン)の追加効果があるので、それを誘発させる目的で
ガッツがたまり次第連発するのもひとつの手である。

  • バンバンバン(アクアビット)
ローラーをたたいて、なんとも脱力感誘う音色を奏でるガッツダウン技。
サイローラ唯一のかしこさ技だが
もともとライフダメージには期待しない技なので
サイローラはかしこさは完全無視で構わない。
鍛えなくとも命中率とガッツダウンをハイレベルで兼ね備え
ある程度ライフに打撃を与えたらこれひとつでガッツロックできちゃう技なので
ザワザワ道場では他の技を鍛えてあげるとお得である。

  • バックスピン(オーロラビット)
ローラーを放って相手にぶつける。
放ったローラーは文字通りバックスピンでヨーヨーのように自分の元に戻ってくる。
性能としてはネンドロのバックナックルに近く、命中率に難があるが
軽い燃費の割りに威力が高いのがセールスポイント。
鍛えれば、大ダメージ技として及第点な威力になるので
使うなら最優先でザワザワ道場で鍛えてあげたい。

  • ドリフタン(クロレラビット)
ドリフトして横向きで相手に突っ込む技。
スキール音も相まって非常にかっこいい技なのだが
実用性は皆無と断言していいダメ技である。
そこそこの威力と高いガッツダウン性能を持つが
いかんせん命中率が低すぎて、その命中率も
ザワザワ道場でいくら鍛えてもまったく改善されない
ガッツダウンもバンバンバンがあるので
厳しいことを言うが、全くいらない技とキッパリ切り捨てて構わない。

  • ゼロヨン(フレアストーン)
どこからかカウントダウンが始まり、シグナルがグリーンになった瞬間
遠距離から相手に突っ込む迫力満点の大技。
消費ガッツは60ゴーストのコンビネーションなみに甚大だが
威力はサイローラの技の中でも最高で、逆転の一手として覚えさせたくなる。
使い勝手としてはネンドロのめいどのみやげに近い。
命中率は低く、前述の通り消費は只事ではないので
当てられる場面はしっかり見極めよう。

  • ウッホッホ(アクアストーン)
相手を跳ね上げて、そのままひっくり返ってローラーで相手をお手玉する
なんか見てくれ的にかなり無理のある荒業。
命中率は低いが、当たればライフもガッツも大打撃を与えられる。
ただし、Lv1の時点では消費40の割りに威力が見合わない感があるので
使うならしっかりザワザワ道場で鍛えてからにしたい。

  • グライダー(オーロラストーン)
突然飛び上がって、水平方向に飛んでいき
相手に体当たりするケレン味のある技。
命中率は最低クラスだが、威力はなかなかで
消費もゼロヨンに比べれば抑え目になっている。
さしづめネンドロでいえばドラゴンナックルといったところか。

  • デカローラー(クロレラストーン)
ローラーが巨大化して、そのまま相手を押しつぶすが
巨大化したローラーに自分も巻き込まれてしまう。
当然、自爆ダメージはあるが、ゼロヨン並みの威力で
命中率も安定しているので、反動さえ気にしない精神力があるなら
普通に使いやすい。意外にも消費はゼロヨンより軽い。(それでも貫禄の50だが)

  • キャノンボール(フレアオーブ)
なにを思ったか、バトルフィールドから離れ
なんと 地 球 一 周 してからそのまま相手を 轢 ☆ 殺 する
突っ込みどころしかない…というか最早突っ込む気力すら失せる技
そんな技だが、威力は意外にもゼロヨンを下回る…
というかむしろ命中率を重視した性能となっている。
もちろん威力もしっかり高いので
高い耐久力と回避率を兼ね備えた相手に打つことになる。

  • ぐるるんパ(オーロラオーブ)
いきなり二本足で立ち上がったかと思えば
砲丸投げの要領でローラーを投げつけるこれまた突っ込みどころ満載な技。
最高クラスのクリティカル率に高い命中率と威力を誇り
消費も32とそこまで重くも無いので非常に使いやすく必修技である。
コロペンドラのいけにえと違って
外しても自爆ダメージなど一切無いので、ますます使いやすさに拍車をかける。
さらに、鍛えればただでさえ高い命中率も最高クラスになるので
覚えさせ次第、是非最優先でザワザワ道場で鍛えたい技だ。

【主な派生種】
派生によって主にローラーに特色が現れる。
純血はカララギ派生。

  • ラビローラ
ウサギを模したサイローラ。
ローラーはにんじん。のちにハム…ではなくガリ派生として登場。
自制心が高く、おねだりが起こりにくいという面で純血に輪をかけてまじめだが
成長適正自体はちからが下がっただけといまひとつパッとしない。

  • ビバローラ
ビーバーなサイローラ。ローラーは丸太。
能力適正はちからが下がってかしこさが多少マシになったが
前述の通りサイローラにかしこさはいらないのでこれまた微妙な派生種。
するどいキバもサイローラにはキバを使った技が無いので
システムにとことん嫌われた不遇なモンスターといえる。

  • ベアローラ
クマを模したサイローラ。
ローラーはシャケ。衛生面とか大丈夫なのだろうか…?
能力としてはすばやさが多少落ちてしまったが依然高水準で
ちからの高さを保ったまま丈夫さをマシにした感じ
さらにプライドが高いので、トレーニングで大成功を出しやすいなど
結構使いやすい派生種。

  • アルマローラ
アルマジロなサイローラ。
ローラーは見ようによってはディスク派生に見えるような感じ。
すばやさとちからは多少落ちてしまうも依然高水準を保ったまま
最低だった丈夫さを一気に良適正まで爆上げさせたという
初代で言うクロザザムに近い使い勝手な初心者にもおススメなモンスター。
さらにむこうと違ってすばやさというシステムの都合上高い回避率も約束されるという
とことん優遇されたニクイ奴。
初期技はモーシンとバンバンバン。序盤はモーシンでライフを奪って
バンバンバンでガッツロックして判定勝ちを狙う戦法で行き
ランクが上がってきたら好きなストーンを取りに行こう。



追記修正はネンドロソウルを受け継いでからお願いします。


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最終更新:2025年01月07日 22:55