飴(SEKIRO)

登録日:2019/10/28 Mon 17:48:26
更新日:2024/04/30 Tue 15:31:22
所要時間:約 4 分で読めます




飴とは、SEKIRO:SHADOWS DIE TWICEに登場する、一時的に各種ステータスを強化するアイテムの総称である。

使用すると、それぞれの飴のイラストに描かれた仏のポーズとって効果が発動する。
これらポーズをとることで御霊を降ろし、加護を得るらしい。
敵として登場する仙峯寺の僧たちも、この飴を使用する。

スキル「信心」を習得すると、効果時間が長くなる。
似たようなアイテムとして、みんなのトラウマこと首無しを倒すことで手に入る、形代を消費する代わりに無限に使用できる御霊降ろしがある。
他の飴や御霊降ろしとは効果が重複せず、新たに使ったものの効果に上書きされる。
神ふぶき赤成り玉等との併用は可能。特に神ふぶきと攻撃アップの飴と組み合わせると、よりダメージが高くなるため有用である。

剛幹の飴以外は仙峯寺が作ったものであり、死なずの探求のための資金に変えて寺外にばらまかれている。
が、テキストに記載されている通り御霊を降ろすということは人間の身に余る業…つまり使用者への負荷が大きいということである。
具体的にどのような負荷なのかは不明だが、そのまま「御霊降ろし」を続ければ発狂し、死後は首無しへと成り果てるリスクが語られている。
飴はその軽減策の一つであり、噛み締めることでそうした人知を超えた存在の助けを借りる際に生じる痛みに耐えるというわけだ。
要はパワーアップの仕組みは御霊の加護によるもので、飴はその負荷を軽減するマウスピースであり、飴自体の成分にパワーアップ効果が含まれている訳ではない
ちなみに前述の「御霊降ろし」は飴の代わりに形代を消費する。現実世界における「形代」は呪いを肩代わりする身代わりの紙人形であるが、SEKIROにおける形代は単なる紙ではなく「心残りの幻」、つまりは誰かの残留思念であり、他人に自身の呪いの肩代わりをさせている。汚いなさすが忍者きたない。



阿攻の飴

仙峯寺が作る「阿攻」の加護を受ける飴
一時、攻撃力と体幹攻撃力を強化する

飴を噛みしめ、「阿攻」に構えることで
人ならぬ御霊の加護を自らに降ろす

御霊降ろしは、人の身に余る御業
ゆえに飴を噛み締め、こらえるのだ

阿攻(あこう)の飴。阿呆ではない。攻撃力と体幹攻撃力を強化する赤い飴。イチゴ味
使うと金剛力士の阿形のポーズをとる。
後述の夜叉戮と比べると、上昇率は低いが、デメリットなしで利用できるのが利点。
仙峯寺の求道者(拳)からドロップするほか、物売りの穴山のイベントを進めると、無限に購入できる。


吽護の飴

「吽護」の加護を受ける飴
一時、物理攻撃によるHPダメージを軽減する

飴を噛みしめ、「吽護」に構えることで
その加護を自らに降ろす

御霊降ろしは、人の身に余る御業
ゆえに飴を噛み締め、こらえるのだ
仙峯寺は護国の勇者たちのため、
これを葦名に広めた

吽護(うんご)の飴。うんこではない。物理ダメージを軽減する青い飴。ソーダ味
使うと金剛力士の吽形のポーズをとる。
軽減できるのは物理ダメージだけで、炎などは軽減できないので注意が必要。
仙峯寺の求道者(槍)からドロップするほか、情報屋の藤岡のイベントを進めると、無限に購入できる。
テキストから察するに生前の首無し達が狂気に陥った元凶の可能性が濃厚。

剛幹の飴

忍び狩りの弥山院が作り、卸している
「剛幹」の加護を受ける飴
一時、体幹ダメージを軽減する

飴を噛みしめ、「剛幹」に構えることで
その加護を自らに降ろす

弥山院の者は、忍び狩りの術を心得る
忍びと戦うならば、
体の軸をぶらさぬのが肝要だ

剛幹(ごうかん)の飴。体幹ダメージを軽減する黄色い飴。パイン味
イラストには三面四臂の阿修羅が描かれているが、二本腕の人間には無理なので、両腕を広げ片足を上げるポーズをとっている。
この飴のみ仙峯寺ではなく、弥山院が作っている。
しかし、発売当初は不具合によりガードや弾いた時の体幹ダメージ軽減がされていなかった
当時はそんな事情も知らず「この飴の効果を実感できた」と感じたプレイヤーが散見され、現在ではそれらはゲーム画面越しのプラシーボ効果であると考えられている。
ver1.03で上記の不具合が修正され、目に見えて体幹ダメージが軽減されるようになり長足の百足や水生のお凛など、連続攻撃でこちらの体幹を崩してくる相手に非常に有効である。
忍び狩りの僧兵や、仙峯寺の槍術士ゲルググからドロップする。


月隠の飴

仙峯上人が、らっぱ衆に授けた飴
一時、音と気配を殺し、
敵に見つかりにくくなる

飴を噛みしめ、「月隠」の構えを取ることで
その加護を自らに降ろす

らっぱの衆は、仙峯寺の裏の仕事を担う
元は寺を護るための忍びであったが、
今は、死なずの探求の手足である

月隠(つきごもり、がちいん)の飴。引きこもりではない。敵に発見されにくくなる緑色の飴。メロン味
使うと座禅を組み手を下に広げた仏のポーズをとる。
敵の真正面に立たない限りは見つからなくなるため、隠密で進みたいときや、中ボスを忍殺したいときに有効。
らっぱ衆からドロップする。


夜叉戮の飴

仙峯寺が作る「夜叉戮」の加護を受ける飴
一時、最大HPと体幹が大きく減少するが、
攻撃力と体幹攻撃力を大きく強化する

飴を噛みしめ、「夜叉戮」に構えることで
人ならぬ御霊の加護を自らに降ろす

夜叉戮の飴は、仙峯寺で禁制とされる
だが、死なずの探求は金を食う
寄進と引き換えに、寺外にもばらまかれた

夜叉戮(やしゃりく)の飴。攻撃力と体幹攻撃力を大きく強化する赤黒い飴。ウメ味
降ろす御霊は「夜叉」とされるが、ポーズはむしろ天部四天王の一柱である「持国天」、特に刀を得物とした場合のそれに近い。
体力と体幹が半減する代わりに、攻撃力が大きく上昇するのでごり押しやタイムアタックするときに便利である。
高難易度高周回の場合、攻撃をくらったら死ぬと割り切って使うのもあり。
また、減るのは最大HPのため、回復アイテムの効果も減るので注意が必要である。
孤影衆 槍足の正長」も戦闘中に使用する。ただでさえ高い攻撃力がさらに上がるので非常に危険。
更に、「宮の破戒僧」も夜叉戮の文字こそ出現しないが夜叉のポーズを構えているように見え、その根拠として幻影よりも体幹が柔らかくなっているというものもある。


余談

戦国時代に飴なんてあるのか?と思う人もいるかもしれないが、実はかなり昔から存在している。日本書紀においても、神武天皇が初めて水あめを作ったと言われる。
ただし、固形の飴が出回ったのは江戸時代から言われているため、SEKIROにでてくる飴は水飴かあるいは朝鮮飴*1のように柔らかい飴だと考えられる。よって噛み砕かずに噛み締めることができるのであろう。歯にべっとりつきそう



追記修正は御霊を降ろしてからお願いします。
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • SEKIRO
  • 隻狼
  • アイテム
  • アニめし項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月30日 15:31

*1 戦国時代~安土桃山時代くらいに発祥したとされる求肥に水飴を練り込んだ柔らかい飴。加藤清正が朝鮮出兵の際兵糧として持ち込んだことからそれまで長生飴と呼ばれていたものが朝鮮飴と呼ばれるようになった。