忍び狩りの僧兵(SEKIRO)

登録日:2023/01/31 Tue 18:11:09
更新日:2023/02/06 Mon 04:24:17
所要時間:約 6 分で読めます




弥山院の者は、忍び狩りの術を心得る
忍びと戦うならば、
体の軸をぶらさぬのが肝要だ





忍び狩りの僧兵は、SEKIRO:SHADOWS DIE TWICEに登場する敵キャラクターである。



概要

外見は僧兵というだけあって頭を丸め法衣をまとった僧形であり、長槍を携えている。
いざ戦いとなれば槍を振るって鋭い突きやなぎ払いを次々に繰り出す、そこらの雑兵や野盗とは一線を画する強敵。
作中ではモブの僧兵のほか、中ボスである「忍び狩り 弥山院圓真(みせんいんえんしん)が登場する。



主な攻撃パターン

  • 斬りつけや打撃
槍を振り下ろす斬りつけ、石突きを振り上げる打撃などの攻撃。
狼の直接攻撃が届くくらいの距離で使ってくる。
二、三回攻撃を繰り出したあと、以下の危険攻撃に派生することがある。

  • 【危】なぎ払い
槍を大きくぶん回して足元をなぎ払う。
下段の危険攻撃なのでガードや弾きは不可能。
攻撃の出が遅いので、動作を見極められればジャンプ踏み付けで体幹ダメージを与えられる。

  • 【危】連続突き
槍をまっすぐに構えて四連続の突きを見舞う。
突きの危険攻撃なので通常ガードは不可能であり、弾きか見切りでないと受けられない。
四段目の突きだけ微妙に出が遅いので弾きや見切りのタイミングをずらされないよう注意が必要。
見切りを成功させればその場で攻撃が中断する。
また、地上で最初の突きを食らっても二段目以降の突きに見切りを決めることができる。

  • 【危】突きからの振り上げ
槍をまっすぐに構え、助走をつけて突き、上に振り上げる。
突きの危険攻撃なので通常ガードは不可能であり、弾きか見切りでないと受けられない。
最初の突きを食らうと串刺しにされたまま振り上げで持ち上げられてしまい、そこから地面に叩きつけられて即死級のダメージを受ける。
下段と間違えてジャンプした場合も振り上げが刺さってしまい、そこから地面に叩きつけられて即死級のダメージを受ける。



対処のしかた

まず前提として、突きの危険攻撃を防げる「見切り」、見切りの体幹ダメージが増える「忍びの目」は縛りプレイでもなければぜひ習得しておきたい。
突きに対する見切りは弾きよりも成功させやすく、見切りから通常攻撃がつながるので体力、体幹とも優位を取りやすくなる。
ただし見切りのチュートリアル的ポジションの割には下段も織り交ぜてくるため、ワンパターン攻略は通用しない。

  • 接近して戦う
敵の攻撃を弾いて反撃し、こちらの攻撃が弾かれたら防御して敵の攻撃を弾いてまた反撃、というSEKIROの剣戟の基本だが、忍び狩りの僧兵とはやや噛み合いの悪い面がある。
近距離で斬り合っていると危険攻撃が各種の突きと下段のなぎ払いの二択になるので、対処を間違えると手痛いダメージをもらう羽目になってしまう。
動作を見極めて適切な行動をとれれば最良なのだが、そこまででなくても敵の危険攻撃は突きのほうが頻度が高いことを頭に入れておくと事故が減るかもしれない。
突きと下段の二択を迫ってくる敵は葦名城天守の葦名弦一郎などもいるので、来たる戦いに備えての練習と思って頑張ってもよい。

  • 少し離れて戦う
危険攻撃の二択が苦手なにオススメの戦い方。
突きの危険攻撃は遠くからでも走りながら繰り出してくるので、斬り合いにならないように間合いを取り、突きを見切って一、二回攻撃してまた間合いを取るのを繰り返す。
あんまり離れすぎると敵の突き攻撃が届かなかったり前ステップの終わり際に槍が刺さったりするので、ちょうどよい距離感をうまく身につけられるようにしよう。

  • 隠密忍殺を狙う
どの忍び狩りの僧兵も背後等からの隠密忍殺が可能である。
モブの僧兵は忍殺一回で倒せるし、中ボスの弥山院圓真も先制して忍殺しておけば戦いが楽になる。
ただし警戒状態(敵の頭上に黄色の逆三角形が出ている状態)で近付くと発見されやすいので、大きく逃げて警戒を解除してからのほうが忍殺を狙いやすい。



出現する場所

  • 竜泉川端 平田屋敷(竹林坂の鬼仏の前)
唯一のネームド僧兵である「忍び狩り 弥山院圓真」が忍殺マーカー二つの中ボスとして登場する。
最寄りの鬼仏である屋敷通りから道なりに進んで橋を渡った先にたむろしており、近付くか隠密忍殺を決めると戦闘になる。
圓真のまわりには弓などを持った野盗が四人ほどいるので、ボス戦の前に始末しておこう。
あじさいの茂みや鉤縄で登れる木などを隠れたり逃げたりするのに活用するとよい。
倒すと数珠玉を一つもらえる。

序盤の中ボスにしては最寄りの鬼仏から遠い場所におり、取り巻きの数も多いので面倒な印象がある。
とはいえ道中の敵はボス周辺を除いてはダッシュで振り切れるし、本人も体幹が低めなので経験を積めばあっさり勝てるかもしれない。
あるいは、葦名城下の攻略を先に進めてから挑むのも手か。

平田屋敷自体が脇道であるため、じつは弥山院圓真は倒さなくてもエンディングまでゲームを進めることができる。
ただし、彼を倒さないと竹林坂方面に進めない関係上、ストーリーに関わる重要なイベントや一部の義手忍具を取り逃すことになる。

  • 竜泉川端 平田屋敷(その他のエリア)
屋敷の本殿へ進む道中、井戸底の抜け穴の手前で横道にそれた先に白衣と黒衣の二人の僧兵がうろついている。ふたりは槍キュア
2対1ではなすすべもなくやられてしまうので、片方を釣り出して始末してからもう片方と戦うのが吉。
白衣の方は決まったルートを往復しているので、背を向けたところを背後忍殺することも可能。
この二人を両方とも倒すと、初回のみ「はちきれそうな銭袋」が手に入る。
どうもフロム的にも忍び狩りの僧兵は強モブという扱いのようだ。

また、人返りルートに限り、それとは別にうわばみの重蔵直後のエリアに僧兵が二人配置される。こちらは両方倒しても特に報酬なし。

  • 葦名城 本城
名残り墓の鬼仏の近くに黒衣の僧兵がひとりいる。
倒すと、初回のみ「重たい銭袋」が手に入る。
近くに葦名兵もいるが平田屋敷に比べれば対処が楽なので、稼ぎのために何度も倒したり、見切りや弾きの練習に付き合ってもらってもいいかもしれない。

この僧兵はストーリーが進行すると初期位置が変化し、盗み聞きができるようになる。
傭兵として葦名方に雇われているらしいが、葦名の旗色が悪いことから逃げる算段を考えている人間臭いモブ。
しかし味方を置いて逃げることに負い目はあるようで、孤影衆と実際に対面すれば戦いを仕掛けに行く。
ガー不攻撃の連発であの孤影衆にも善戦し、ときには勝ってしまうなど忍び狩りの異名は伊達ではないことがわかる。


ドロップアイテム

モブの僧兵は剛幹の飴、軽い銭袋、鉄屑系の素材アイテムをドロップする。
これらのアイテムがほしければ積極的に戦うとよい。
素材アイテムはストーリー進行や鐘鬼の組み合わせで最上位の金剛屑まで落とすようになる。



余談

  • 弥山院
剛幹の飴のテキスト、および「忍び狩り 弥山院圓真」の名前から、僧兵たちが所属する寺院の存在が示されている。
仙峯寺とは異なり、弥山院はゲーム中には直接登場しない。
だが剛幹の飴を作って卸したり、僧兵がさまざまな勢力のもとで戦っていたりするあたり、こちらのはっちゃけぶりもなかなかである。

仙峯寺に出現するゲルググこと槍術士も、僧形で剛幹の飴をドロップすることから弥山院の者ではないかとする見解がある。





追記・修正は、忍びを狩ってからお願いします。

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最終更新:2023年02月06日 04:24