孤影衆(SEKIRO)

登録日:2021/08/12 Thu 03:42:28
更新日:2024/03/17 Sun 09:56:11
所要時間:約 6 分で読めます




内府が最も信頼する忍びは、孤影の衆だろう
長である織部正綱には、十七人の子がおり、
各々が毒手や忍犬など、得意とする秘技を持つ

概要

孤影衆とは、SEKIRO:SHADOWS DIE TWICEに登場する敵キャラクター群である。
物語の舞台となる葦名の国と敵対する内府方の忍びであり、黒と紫の縞模様の外套を羽織り、長めの直刀を携えている。
内府が葦名を攻めあぐねている元凶、剣聖と謳われる葦名一心が病床に伏せているという噂を聞きつけ、攻め入る隙をうかがっての偵察が主な任務である。
名ありの個体が何度か中ボスとして立ちはだかるほか、雑魚としてもしばしば登場し終盤に至っては大量に配置される。
孤影衆が侵入した葦名城では屋根上を守っていた葦名方の忍び、寄鷹衆が皆殺しにされており、内府と葦名の戦力差を如実に物語っている。
葦名城の内外で葦名兵との戦闘になっていることもあり、強モブである葦名流の剣客や侍大将が相手でも1対1では圧倒するが2対1だとさすがに不利。

攻略

基本的な攻撃手段は刀での斬撃と足技。
これまで戦う敵と比べ攻撃に緩急がついており見極めて弾くのが難しくなっている。素早く動き回る上、攻撃の出が早いものもある強敵。

険攻撃は下段扱いの足払いと突きの2種で、どちらも蹴りで繰り出してくる。
単発でも使用するが、足払いは仙峰脚に似た蹴り下ろしから、突きは身を翻しての4連回し蹴りからの派生で使用することが多い。

実は攻撃をガードさせた(攻撃を当てる→その後攻撃を2回ほどでやめるといった手順を踏めばできる)場合、

  • 斬り上げ
  • 斬りつけ
  • 仙峯脚→(危)下段足払い

の3択に絞れる。どれも弾きやすいため、一種のハメ状態に持ち込める。ただし、後述のように足払いは危険攻撃なので注意。
下段足払いに対して仙峯脚・菩薩脚で対処すれば、そのまま攻めを続行できるため、上のハメが続けられる。ただし菩薩脚は刀の2連攻撃までで止めること。
その他、距離が離れた場合やうかつにジャンプをしていたりするとクナイを投げてくる。

主に後半で出現する白い頭巾を被った個体は、汎用技に加えて毒手を使う。
普段外套に隠したままの左腕は毒に浸した異形のものとなっており、この左腕で繰り出す手刀は弾いても中毒が蓄積する。
個体によるが、こちらは上のハメが通用しないことがあるので注意。背後忍殺で処理できるならそちらを推奨。

他に忍犬を操作するものもおり、指笛で合図を出して集合させたり一斉攻撃させたりする。
忍犬は普通の犬と異なり手裏剣一発では沈まない、うかつに飛びかからずこちらから距離を取って様子をうかがうことが多いなど手強い。

SEKIROのゲームシステム上、フロムの過去作におけるパリィやバックスタブといった一撃で大ダメージを与える手段はなく、狼の奥の手である回生からの背後忍殺も回生した直後に背中を向けていても即座に気付いて臨戦態勢に入る隙のなさを持つ難敵。
たいていの雑魚をそのまま忍殺出来る義手忍具・神隠しでも後ろを向かせて攻撃チャンスを作れるだけで忍殺は出来ない。
要は雑魚版でもほぼボス同様の耐性を持っているわけである。
故に単純なプレイスキルを要求されるので倒すのは困難だが、裏を返せばこいつ等を難なく倒せるようになればそれだけ腕前が上がったということにもなる。


主な構成員

三重塔の孤影衆

大抵のプレイヤーが初遭遇する孤影衆は平田屋敷を望む三重塔で待ち伏せしているこの孤影衆だろう。
名無しなので忍殺ゲージは1つ、技も汎用のものしか使用しない要は最弱の孤影衆なのだがこれが滅茶苦茶強い
普通に平田屋敷を攻略するころに遭遇すると攻撃力が異様に高く、大抵はあっという間に体幹を崩された挙げ句即死。
不慣れなことによる体感だけではなく、なんとこいつ撃破時に得られる経験値が中ボスである重蔵や火牛より多い。
本城にいる居合いマンこと佐瀬甚助とだいたい同じくらいで、さすがに弦ちゃん撃破後のボスよりは少ない。
鬼形部お蝶を撃破、本城へ進み情報屋の藤岡から三重塔の情報を買った頃に戦うのを想定した強さ設定と思われる。
もっとも簡単な対処は無視。プレイヤーが用があるのは彼の首ではなく三重塔に納められている義手忍具素材「霧がらすの羽」である。
SEKIROでは扉を開けている間は無敵なのを利用し、羽を盗んでそのまま退散してしまうのがよい。
このあと大量に戦うことになるためここで稽古をつけてもらうのもよいが、
撃破したいだけなら一度川に飛び込んで敵対状態を解除、急いで戻ると持ち場に戻るところに追いつけるため背後から忍殺できる。

孤影衆 太刀足

フン・・・ あやつの言っていた、腑抜けの狼・・・ おらんようだな・・・

水手曲輪にある井戸の底、すなわち物語の冒頭で主人公・が落とされていた場所にいる孤影衆。
毒手や忍犬といった特殊な技を一切持たない、名あり孤影衆としてはもっとも弱い個体。
しかし戦場があまりにも狭いためクソカメラの使い手としてはおそらく最も手強く、苦戦を強いられたプレイヤーも多い。
「壁際に追い込まれ、敵も自分も視界に映らない状況でだけが表示される」なんてことがザラ。

入り口に背を向けているが背後忍殺はできず、会話アイコンがあるので話しかけると独り言を言い、もう一度話しかけると戦闘になる。
ちょうどエマが文を落とした穴の真下にいるため、不意討ちをしかけたい場合はここから落下忍殺することが可能。
しかし何をしにこんな場所にいたのかと思えば腑抜け忍びの噂を聞いて見に来たとのこと。孤影衆、暇なのか。

葦名の底へ向かう道筋として、御子からはこの井戸から捨て牢を通るルートのヒントが示されるため撃破必須ボスに見えるが、
他のルートでも葦名の底へは向かうことができるのでやろうと思えば無視できる。
シナリオ終盤には水手曲輪の大半が火の海になってしまい未撃破ボスとは戦えなく・・・なるわけではなく、実は捨て牢側から逆走すればシナリオ終盤でも太刀足と戦うことはできる。
葦名観光してたら出口を格子で塞がれたうえ外は火の海になっていたでござる

水生村の孤影衆

葦名の底にある水生村にたどり着いた狼が、村と反対方向に進むと小川の中に佇んでいる孤影衆。
現代編において葦名城から離れたところにいる孤影衆は彼1人である。
白頭巾の毒手使いで、ゲージも1本の雑魚バージョン。順当に進めると毒手使いとは初遭遇なので惑わされないように。
近くにいる野犬とはなぜか視界が連動しているようで、先に犬を始末しようとするとどう見ても見えていないのに戦闘状態になり戦いに乱入してくる。
視線の先には宝鯉の鱗が1枚落ちているがこんなところで何をしていたのかは不明。
周囲の犬を忍犬に育てるべく訓練でもしていたのか、赤目のヒントを探りに水生村を偵察していたのか・・・
実は隠し森の方向からなら気付かれる前に落下忍殺を決められる。

孤影衆 忌み手

忍軍襲来時に、掛け軸の番人こと葦名流 佐瀬甚助のいた葦名城の伝場に居座っている孤影衆。
掛け軸の側を見ていて隙だらけなのでいっちょ背後忍殺を・・・とうかつに近づくと死角からもう1体孤影衆が現れる。
毒手使いであるため2対1になるとガードを固めていても削り殺されてしまう。
もっとも孤影衆2体を相手にすれば毒など関係なく死ぬことの方が多いだろうが。
対処方法は簡単、伏兵がいると分かっていればそちらに忍び寄って背後忍殺することができる。
ついでに傀儡にしたり血刀にしたりお好きにどうぞ。狭い場所で味方とはいえ孤影衆が暴れると巻き込まれやすいので血刀の方がいいかも。
名あり孤影衆の中では唯一セリフがなかったりしてちょっと不遇。

孤影衆 槍足の正長

どうやら鬼のお出ましか 丁度よい・・・ 正就が仇、取らせてもらうぞ!

同じく忍軍襲来時に白蛇の社にいる孤影衆。
物言わぬ屍となった同僚・正就を悼んでいるところにやってきた狼を迎え撃つ。
ちなみにそれ、天狗の仕業なので濡れ衣です。
技は毒手を使うほか、1ゲージ減らすと夜叉戮の飴を使用し攻撃力が激増する。
しかもこの飴、一応使用者の体力体幹が減るものの半分も減るわけではない、しかし効果時間は無限のインチキ仕様。
1発弾き損ねると崩されて即死という苦難モードじみた死にゲーを通常難度でも味わえる。
戦場の狭さは屋根に登ることで、夜叉戮による恐ろしい体幹削りはパイン飴剛幹の飴である程度緩和できる。
また絶え間なく攻撃すれば飴を使わせないまま倒すことも一応可能。
なお近くに忍犬が3匹ほどいるが、それ以上追加はされないので先に始末すれば連携される心配はない。

孤影衆 槍足の正長(過去編)

お主、何故生きておる ・・・まあいい 始末すれば、辻褄も合うというものよ

二度目の平田屋敷で、炎上する屋敷入り口にいる孤影衆。
3年後とは違い毒手を使わず、代わりに指笛で忍犬を呼び出す。
なんとこの忍犬、無限に補充されるので呼ばれたら倒すというやり方ではじり貧になってしまう。
指笛を吹こうとしているところは隙だらけなので接近して攻撃、間に合わなければ手裏剣で妨害してとにかく犬を呼ばせないようにしよう。
周囲が炎上しているためクソカメラだけでなく炎上ダメージにも注意が必要。

ちなみに最初期のバージョンではこの個体の名前が「牙伏せの正就」であった。
忍犬を使うイメージとも合う名前だし、前述の正長が毒手使いで犬の操作はしないこととの辻褄はこちらの方が合うのだが。

なお、先に過去編の正長を倒しても現代の正長は変わらず白蛇の社にいる。
しっかり始末して辻褄を合わせてあげよう。
ただし桜竜撃破まで放置してストーリーが内府軍襲来まで進むと現代の正長とは戦えなくなってしまう*1
孤影衆や忍犬の死体が転がる社で新たに待ち構えているのは二刀流白猿2体を含む猿軍団。
下手なボスより強い彼らが相手では内府の忍びも敵わなかったようだ。やっぱり赤目よりこの猿手懐けた方がよかったんじゃねえか弦ちゃん

孤影衆 牙伏せの正就

まあ、我慢しろ いかに企もうと、所詮は田舎のはぐれ忍び 何ができるということもあるまい・・・

現バージョンでこの名前を持つのはうわばみの重蔵と話している方の孤影衆。
その内容を盗み聞くと屋敷襲撃が梟の手引きであったというネタばらしなのだが重蔵共々のことを壮絶にdisっている。
なお敵としては重蔵の方が中ボスなので正就は忍殺ゲージ1の雑魚仕様。
この正就は毒手使いであり、重蔵が毒霧を噴き周囲の弓兵も毒矢を射る毒祭りである。やっぱりこっちが正長なのでは・・・

余談

このゲームの中ボス格の例に漏れず強敵で、普通のプレイヤーはまともに戦えるようになるまで何度も死ぬのだが、葦名の天狗は内府の鼠と呼んで見かけ次第斬っている。
こいつらの死体が複数転がっているのを見て天狗のヤバさを理解できた狼も多いだろう。


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最終更新:2024年03月17日 09:56

*1 この場合、現代の正長から入手できた数珠玉は荒れ寺の賽銭箱から入手可能