SCP-738-JP

登録日:2019/11/21 (木曜日) 03:44:56
更新日:2019/11/25 Mon 23:00:05
所要時間:約 9 分で読めます







あなたが使ったその画像、本当にお目当てのものでした?



SCP-738-JPはシェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクトである。
オブジェクトクラスEuclid


※R-18
微妙に上級者向けの性的要素を含むため、閲覧には注意。


特別収容プロトコル

最後の一文以外は特に分かりづらい点はないため、先に説明する。(最後の一文は後に回す。)

SCP-738-JPがどこから発信されているのかは財団が現在も特定しようとしており、インターネット上のSCP-738-JPは専用ウェブクローラによって発見次第削除される。なおこれらに関わる職員は全員女性。
SCP-738-JP-AとSCP-738-JP-Bは一緒にサイト-8119の軽異常人型収容室に収容され、-Aは財団にEクラス職員として雇用されて異常存在に関わらない範囲で働いてもらう。-Aは申請があれば8時間以内の自由行動も許可される。

以上。インターネット上に出てきて、男性にだけ影響するがそんなにひどいことにはならないことが伺える。
…本当にひどいことになってないかは、説明を聞いて判断していただきたい。

概要

SCP-738-JPはインターネット上に不定期に現れる画像である。
どういうものかというと、これ。


…うん、丸まったティッシュだ。
しかしその下に書いてある文章で、ここを見ている諸氏らにはこれが何なのか察せられるかもしれない。

このティッシュ画像は男性限定の認識災害である。
SCP-738-JPを目視した男性はSCP-738-JP-Aとなり、この画像を自身にとって最強にシコリティの高いエロ画像と認識してしまう。それはもう下の文章の通り会社に居てもトイレに駆け込むような…ああ、そのまま保存されたSCP-738-JPは異常性引き継ぐけど上の画像はスクショだから大丈夫。ご安心いただきたい。
ここまででも「ネットに転がってるドチャシコエロ画像が実はティッシュだった」というなかなかアレな話だが、色んな意味で本領はここから。

SCP-738-JPの異常性はSCP-738-JP-Aがこれを使って致した時に次の段階へ進む。残念ながら先述の性質のせいでそこそこの人が条件を満たしてしまうだろう。
その後すぐは何もないのだが、5~6週間たつとなにやら見覚えのある初期症状が現れる。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 全身倦怠感
  • 頭痛
  • 唾液増加
  • 眠気

…いやいやまさかと思う致してから12~16週目の頃、疑惑は確信に、そしてすぐに困惑へ変わる。

  • 腹部肥大化
(身元不明の精液が腹部に発生し溜まっていることによる)



お め で た (?)



最初にSCP-738-JPで致してから約320日後、溜まっていた精液は人型実体となってケツから排出出産される。もちろんこの時ケツの穴はメリメリメリメリと拡張されるため凄まじい痛みが伴う。男性にも陣痛の辛さを味わわせるとは男女平等だなあ(白目)。
こうして生まれた赤ちゃん…否、精液で出来てるんだから白ちゃんはSCP-738-JP-Bと指定され、見た目は人間の男の子の新生児である。
以下長いのでSCP-738-JP-Aを「パパ」、SCP-738-JP-Bを「白ちゃん」と呼ばせて頂く。作者曰く「子供を産むパパであってママじゃない」とのこと。

パパは出産した時点で白ちゃんに強い愛情を持っており、またその育て方も理解している。
なんと白ちゃんは普通ママがお乳をあげるようにパパが精液をあげることで育つのだ。授乳ならぬ授精(誤字ではない)である。
ハッキリ言って想像したくない。でも直接ドクンドクンと吸わせるのか、哺乳瓶に入れたりするのかとつい想像してしまう。ああ…これが母乳だったらパパが哺乳瓶で与えてても普通なのに。精液を直接だったとしても相手が懇ろの女性だったらまだエロ同人とかでよく見るレベルで済んでるのに。哺乳瓶は入れるならまだしも飲ませるは流石に見覚えないけど。

ご丁寧に白ちゃんはパパの精液なしではどんどん弱りながら縮んでいってしまうし、育つにつれて必要な精液の量が増えていく。パパも大変である。
なお特別収容プロトコルで飛ばした最後の一文とはこれだった。

SCP-738-JP-AはSCP-738-JP-Bへの定期的な精液の提供が義務付けられています。

ふたりにとっては何もおかしくないし、そうしないと白ちゃんが死んじゃう。だからこうするしかない。いいね?
具体的にどう与えるか書かれていないので上記のように想像するしかないのだが、自分が何を想像したかで自分の業の深さを逆に付きつけられる第二のモントークじみたことになっているのも意図せずキツいものがある。

白ちゃん自身についてだが、五感や年齢相応の知性があるにもかかわらずそれに対応する臓器がない。当たり前だよだって精液の塊だもん。
成長しても流石に話すことはできないが、ジェスチャーや筆談でコミュニケーションが可能である。曰くパパのことはちゃんと父親だと認識しているらしい。

発見されて日が浅いかもしれないからかこれ以上のことが書いていないため、幼児以上に育った白ちゃんがパパと共にどのような人生(?)を歩むことになるかは不明。
そのうちパパが枯れないか心配だし、そのうち白ちゃんが精通するみたいなわけのわからん事態が発生しないことを切に願う。
あとパパは経産夫になった時にケツがガバガバを通り越して深刻な痔になっている可能性が高いのでそっち方面も心配である。

インタビュー記録

おそらく最初期に確保された「パパ」のうちの一人であるSCP-738-JP-A-1に対してのインタビュー。
インタビュアーは沢渡研究員。

沢渡: ではインタビューを開始します。

SCP-738-JP-A-1: おい、それよりもあの子は大丈夫なんだろうな。何かひどいことしたらただじゃおかねえぞ。

沢渡: SCP-738-JP-B-1については

SCP-738-JP-A-1: その変な呼び方はやめろと言ってるんだ。[対象は激昂する。]あの子には立派な名前、██っつう名前があるんだ。

なんと立派な父性愛ですね(適当)。確かに愛情を持って育てるからには名前は必要だ。…どんな名前付けたのか地味に気になるところである。

沢渡: 申し訳ありません。██くんの無事は保証します。決して害することはしません。

SCP-738-JP-A-1: [5秒間の沈黙]まあ、今は信用しよう。俺の方も悪かったな。いきなりこんなとこに来て気が立ってたんだよ。

沢渡: 心中お察しします。それでSCP-738-JP-A-1、あなたが██くんを産む前の行動を教えてください。

SCP-738-JP-A-1: 産む前と言ってもなあ、どこから話せばいいんだよ。

沢渡: それではこちらの画像に見覚えはありませんか。[SCP-738-JPの一例のスクリーンショットを見せる]

SCP-738-JP-A-1: ん?あ、これどっかで見たことあるなあ[15秒間の沈黙]思い出したぞ。たしかエロい画像を集めるスレとかそんな感じのもので貼られた奴だ。いや待てよ……なあ、本当に言わないといけないか。

沢渡: お願いします。口外は致しません。

日頃そういうスレを直接またはまとめサイトで見てる人たちはSCP-738-JPが存在したら引っかかるかもしれないということだ。
日常に潜む恐怖とはこういうことである。

SCP-738-JP-A-1: うーん、そこまで言われてしまっては[10秒間の沈黙]それでその後まあ、シコったんだよ。[深く項垂れるSCP-738-JP-A-1]

沢渡: どうしました、SCP-738-JP-A-1。

SCP-738-JP-A-1: いや、よく思い出せば何故かそのティッシュの画像でシコる自分を思い出してな。全くもって意味が分からない。俺にそんな性癖なんてないのに、何故俺はあんなのが最高にエロい画像だと思ってたんだ[30秒間の沈黙]いや、もうこの話はよそう。思い出すだけで頭が痛くなる。

認識災害でエロ画像に見えていただけで、こうやって普通に関連付けて思い出せばその画像はティッシュだということには気づけるらしい。
だからといってパパになっちまった今じゃ何の救いにもならないが。

SCP-738-JP-A-1: んでその後はすぐ寝たな。それでその時はなんとも無かったが1ヶ月とちょいぐらいかな、経った時からすげえ気分が悪くなってきて、ひとまず会社には連絡して寝たね。しばらくしたら治ったんだけどその後も度々気分が悪くなるし、なんかお腹もどんどんでかくなるし、医者に行っても全然分からなくてさ、もうどうしようもないから仕事をやめてずっと家で療養することにしたんだよ。

沢渡: なるほど、その療養中に██くんを出産したということですか。

SCP-738-JP-A-1: ああ、たしか9……10ヶ月ぐらい経った時かな、尻に違和感を感じてトイレに行こうとしたら激痛が走って、あれは何時間ぐらい経ってたんだろうな、もう痛みが強すぎてそれどころじゃなくてな、ずっと居間でうずくまってたらシュッと痛みが消えたんだ。何事と思って振り返ったら██が産まれてたんだ。そりゃ真っ白な赤ちゃんが自分から出てきたんならびっくりするよな。でもな、やっぱり自分がお腹、いや尻か?を痛めて産んだ子ってのは可愛いもんなんだよ。それでとにかく服着せてあげないとと思ったがあいにくうちには赤ちゃん用の服なんてない。だからとりあえずタオルで巻いたんだ。

パパに産休はない。
あとこの描写だとトイレでずっと耐えた末に白ちゃんを便器の中に産み落としてしまったパパがいそうで心配になる。

沢渡: 分かりました。それでは██くんとの生活面について教えてください。特にあの栄養摂取の方法はどのようにして知ったのですか。

SCP-738-JP-A-1: 知ったっていうか、普通の母親と赤ちゃんならおっぱいをあげるだろ。でも俺は男だからさ、どんなに絞っても母乳は出ない。その代わりに精液なら出せる。そういうことだ。

いや、そのりくつはおかしい。

沢渡: な、なるほど。それで██くんとの生活はどのようにされていたのですか。

SCP-738-JP-A-1: そうだな、いくら俺にとっては可愛くても、██は普通の子じゃないからな。外に出たら大騒ぎになることは分かりきってる。だから可哀想だけど家でひっそりと暮らしていたな。ちょうどその頃にはなんとか元の会社にも戻れて生活も安定してたから。まあ結局こんなよく分かんない組織に捕まるんだから人生ってどうなるか分かんないんだけどな。なあ、俺と██は元の生活に戻れるのか。

沢渡: 残念ながら元には戻れません。しかしここの中での生活は必ず保証します。幸いあなたと同じような方を数人ほど確保しているので、おそらくはその方たちと同じような生活をしていただくことになると思います。

SCP-738-JP-A-1: 俺と同じようなのがいるのか、それは朗報だ。パパ友ってやつかな。


パパ友とはいったい何だったのか…
新米ママだったら集まれば母乳が出ないとか上手く飲んでくれないとかの相談をするかもしれないが、彼らは同じ文脈でどういう会話をするのだろうか。
まあともかく、パパ友になれるかは知らないけどプロトコルからして多分Eクラス職員として同じような仕事すると思うから知り合えるはずだし、財団に収容されても同じ境遇の仲間と出会って子供ともども一緒に仲良く暮らせたらいいんじゃないかなもう。



彼らはSCP-738-JPによって授かった子を育てる男性である。
その子を育てるためには精液を出す必要がある。



まさしく彼らは────。




SCP-738-JP


イクメン


やかましいわ!


追記・修正は最近のオカズが本当にオカズだったか思い返してからお願いします。


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