金霊(地獄先生ぬ~べ~)

登録日:2020/01/30 Thu 13:09:34
更新日:2025/07/12 Sat 00:39:07
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漫画『地獄先生ぬ~べ~』に登場する妖怪。単行本第13巻収載の「妖怪・金霊の巻」に登場。

【概要】

福耳で目が光った不気味な托鉢僧の姿をした妖怪で、どことなくラッキーマンに似ている。
まずは夜道を急ぐまことの前に現れ、「いくらほしい?」と尋ねた。

【能力】

まことが「千円」と答えると「これからここを通る者たおしや」と言い残して去る。
すると大きくて強そうな犬、続いて普通の犬が通りかかった。まことは2匹は怖くて倒せず、最後に現れた放っておいてもくたばりそうな老犬を謝りながら蹴飛ばしたところ犬は消えそこには200円が落ちていた。

つまり、金霊は倒した相手に応じて金を与える能力を持っているのである。
最初の相手を倒せば望む通りの金額がもらえるのだ。

【その後の展開】

が親子の屋台をサッカーボールで壊してしまったため、ぬ~べ~はやむを得ず金霊に弁償代を工面してもらう事に。交渉は美樹が行った。
最初に現れたのはパチンコで負けて不機嫌な力士、ぬ~べ~はあっけなくやられてしまう。このあたりにすもう部屋はないはずだが…?
続いて「うつべし!うつべし!」と登場したどこかで見たようなボクサー軍団にもKOされてしまい、いよいよ最後の相手となった。

すると現れたのはリツコ先生。これは勝てない!
だが、ぬ~べ~は「超怖がりのリツコ先生が夜中に出歩くわけがない、これは偽者だ」と見破り、鬼の手で偽のリツコ先生を祓った。勝負の相手はみな金霊が操っていた低級霊だったのだ。

瞬間大量の硬貨が降り注ぐ。一番弱い奴を倒したのに?
実は、美樹がこっそり一千万円を提示していたのだ。
八割も要求する美樹をぬ~べ~はゲンコツで制裁し、親子の屋台代の件は一件落着となった。
















と、ここでぬ~べ~はある事を思いつく。
相手が鬼の手で簡単に倒せるなら、たちまちのうちに一攫千金!
そこで金霊に五千万円を要求。するとやってきたのは大型トラック!
ぬ~べ~は一瞬怯むが、「こんな狭い道をトラックが通れるわけない」と鬼の手で挑みかかり…………

ズド―――――――ン

実は金霊の出したまやかしの看板に引っかかった本物のトラックだった。
いくら鬼の手といえど突然現れたトラックはさすがになす術がなくぬ~べ~は一ヶ月の重傷を負ってしまった。


【余談】

  • 金霊の説明をする際に広が「金玉(きんたま)」と間違えているが、『ゲゲゲの鬼太郎 国盗り物語』の「金霊の巻」においても子泣き爺が「なに、キンタマだと!?」と言って目玉おやじにツッコまれるシーンがある。
    また、「金玉(かねだま)」という妖怪の伝承は実在するものであり、多くは紛失したり死蔵されたりして忘れられてしまったお金が「使って欲しい」と願ってそれが形を持った、いわゆる付喪神の一種として扱われる。
    中にはオチのぬ~べ~のように、欲深い相手に対してはお金の代わりに戒めを与えるような話もあるそうな。

  • 今回の金霊のエピソードは作者による創作と思われるが、熊本県には力比べをして勝てば大金が手に入るという「金ン主」という妖怪の伝承がある。

  • 2chの某スレにおいて、

468 :マロン名無しさん :2007/02/24(土) 23:29:20 ID:???
  (前略)
  つまり、安全に大金手に入れたければ、例えば
  「百兆円」とかとんでもない金額を請求しておいて、3番目に現れた相手を倒せば
  最初の金額が金額なだけに、弱い相手でもそれなりの金額(1億円とか1千万とか)が手に入るんじゃないか?

  まぁ、こんな膨大な金額ふっかけたら、弱い相手でも何が出るかわからんが(´・ω・`)


473 :マロン名無しさん :2007/02/25(日) 02:47:56 ID:???
  >>468
  百兆円要求して一番弱いやつを倒したら一億円もらえると仮定した場合、
  百兆円要求時の一番弱いやつと、一億円要求時の一番強いやつの強さは同じなんじゃないか?
  そう考えるといくら要求しても同じ、というか・・・

という考察がなされていた。


追記・修正はお望み通りの金額を手にしてからお願いします。


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最終更新:2025年07月12日 00:39