栗田まこと

登録日:2018/06/22 (金) 17:24:21
更新日:2023/10/18 Wed 08:27:08
所要時間:約 6 分で読めるのだ





栗田まこととは、漫画『地獄先生ぬ~べ~』の登場人物である。

CV:浦和めぐみ
演:知念侑李


プロフィール


身長:128cm
体重:28kg
年齢:11歳
生年月日:1986年3月12日(うお座)
血液型:A型
趣味:戦隊ヒーローごっこ
得意教科:図工・書道
苦手教科:体育・算数
好きなもの:戦隊ヒーロー
嫌いなもの:怖い妖怪


人物


童守小学校5年3組の男子児童。
まことちゃんカット(坊ちゃん刈り、アニメではおかっぱと言われていた)で童顔、ぬ~べ~クラスの中では最も背が低い。
連載当初はの肩ぐらいの背丈であったが、連載が進むに連れてぬ~べ~の股より低くなった。格好つけてる時には8頭身になる事も。
語尾に「~なのだ」とつけて話す。当初は「~なのら」口調だったが中盤から今の口調となり、文庫版では「~なのだ」に統一された。

身長が低いため小学校低学年と間違われる事が多く、実際に低学年の児童と混ざっても何の違和感もない。
精神年齢もちょっと低く、女の子のハダカを見ても特に何も感じない。母親と銭湯に行く時はいつも女湯に入っているが、クラスメイトと一緒に銭湯に行った時にもいつものように女湯に入ってしまい「ヘンタイ!」と郷子達に叫ばれ男湯までぶっ飛ばされていた。
ちなみに今だにおねしょをしている。

とても臆病かつ怖がりな性格で、怖い話を聞くとガタガタ震えて夜も眠れなくなる。
その怖がりが災いして霊に取りつかれることもある。

だがここぞという時には強い勇気を見せ、『ぬ~べ~クラスの通信簿の巻』ではいつ積荷が崩れてもおかしくないという状況で真っ先に飛び出していき、明(ぬ~べ~)の助けを借りながらも何とか猫を救出した。
背丈も性格も子供っぽく、人一倍純粋なため、座敷わらしやたんころりんなど、子供の目にしか見えない妖怪を見ることができ、温和な性質を持つそれらの妖怪たちともすぐに仲良くなれる。
人気のない社にお参りをした事でそこの神に気に入られ聖痕を与えられた事もあるが、お世辞にも格の高い神ではなかったため聖痕が出るたびに苦しむ結果となった。
動物(特に小動物)が好きで、自宅でハムスターや猫を飼っている。
疫病神がネズミを焼き殺そうとした時にそれを助け、その結果童守町の危機を救った事もある。
『童守少年妖撃団編』では妖怪からねずみを守ろうとした時に彼の「優しさ」が古代兵器を兜のように変化させ、その力で妖怪を懐かせていた。
一度だけ思考の中で鬼の手を借り、妖怪・目競を倒した事がある。

大の特撮ヒーロー好きで、下校中によく主題歌を口ずさんでいる。
ちなみにそれらのヒーローは、連載当時に放映されていた特撮もののタイトルのパロディである。


●キケン戦隊カクカクレンジャー → 忍者戦隊カクレンジャー
フランスから来た戦隊で「核」がテーマとなっているらしい。連載当時(1995年)はフランスがムルロア環礁で核実験を行った年でもある。

●みかん戦隊オレンジャー → 超力戦隊オーレンジャー

●日付戦隊カレンダー → 激走戦隊カーレンジャー
365日休みのない戦隊。

●ガメレンジャー → 電磁戦隊メガレンジャー

●シーファイターカブトニ → ビーファイターカブト
これだけメタルヒーローから取られている。


この中ではカクカクレンジャーが特にお気に入りで、テーマソングを愛にバイオリンで演奏してもらった事もある。

成績は悪いほうで、広や克也と30点未満グレート3人衆を結成している。またしょっちゅう忘れ物をしており、ズボンを履かずに登校していた事も。
体型的に体育も苦手だが、卓球などの手先を使う細かい運動は得意である。
書道の才能もあり、コンクールで何度も賞を取っている。

両親と3人暮らし。千葉に住むおばあちゃんがいる。
もう1人のおばあちゃんは既に亡くなっているが、現在は彼の背後霊として彼の事を見守っている。
守護霊懇親会ではぬ~べ~から「あまりまことを甘やかさないでくださいね」と頼まれていた。

音楽室へ忘れ物を取りに行った時に学校一の才女のと知り合い、そのまま友達となる。
愛もまことには心を開いており、まことと一緒にいるうちに彼の事が好きになっていった。
文庫版の書き下ろし漫画では愛に襲われそうになったが、そんな事には微塵も気づかずに『メイキング・オブ・ぬ~べ~』を進めていた。

初主演作は『河童と鉄棒の巻』。
鉄棒の練習をしていた時に河童と遭遇し、その事を体育の授業の時に打ち明ける。
クラスメイトは誰も信じてくれなかったがぬ~べ~は信じてくれたので、嘘じゃない事を証明するために放課後に再び鉄棒をやって河童を誘き寄せようとした。
その際に河童に地面に引きずりこまれてしまうが、後に河童の目的が地中にある不発弾から児童達を守る事だと判明したので、ぬ~べ~や河童の協力を得て不発弾の脅威から児童達を救った。

将来の夢は弁護士。
愛と同じ私立の中学校へ入るために奮起して猛勉強して勉強嫌いを克服し、成績もグングン上がっていく。
そして『さらにそれからの地獄先生ぬ~べ~』では8頭身に成長して弁護士のタマゴとなっていた。
またパラレルワールドの未来でも敏腕弁護士として大活躍しており、モテモテとなっていた。だが……


地獄先生ぬ~べ~NEO


年齢は22歳。
相変わらず坊ちゃん刈りで童顔だが身長は8頭身とまではいかないまでも高くなっている。痩せ型。
「~なのだ」口調も健在だが時々抜ける事もある。
携帯の着信は、小学校の頃に好きだったカクカクレンジャーのテーマ。

高校卒業後は他県の三流大学の法学部へ入るが、法科大学院の適正試験を在学中に失敗し、卒業後に再挑戦してまた失敗してしまう。
まだチャンスはあったものの度重なる受験の失敗によってネガティブになっており、現在は浪人生の身でありながらパチンコ屋に入り浸るという荒んだ生活を送っている。早い話がニートとなっている。
そんな生活を送る中でぬ~べ~と郷子に再会、彼の事を心配した郷子と気分転換に色々なところへ出かけるが、郷子の配慮不足で余計落ち込んでしまい「もう昔の自分には戻れないのだ!!」とつい彼女にきつく当たってしまう。
更には今でも交際が続いている愛がヨーロッパでヴァイオリニストとして立派に活躍しているため、彼女との落差に愕然とし、愛にふさわしい男になれなかったと思いつめ自殺を図ろうとする。
だが鉄橋から身投げをする寸前に、ぬ~べ~が水晶石に残る座敷わらしなどの妖怪の記憶を見せた事で昔の純粋だった頃の自分を思い出し、自殺を踏みとどまる。
そしてぬ~べ~の「人生にはたくさんの岐路があるがどの道を選んでも栗田まことは栗田まことだ」との言葉で立ち直り、もう一度試験に挑戦しようと決心した。

その後は試験勉強の息抜きに童守小へ遊びに来るようになり、5年3組のOBという事で健人達と仲良くなる。
最近はゲーセンのカードバトルにはまっており、何万円もかけて集めたレアカードで勝ちまくっているため健人達からは「ゲーマー大帝」と呼ばれている。

以前よりもダメ人間になった気がしなくもない。
更に愛が久々に童守町に戻ってきた時には見栄を張って「現在は法科大学院生で弁護士事務所でアルバイトをしている」と大嘘をついてしまう。
そのせいで餓鬼の一種「悕望」に狙われてしまうが、悕望から愛を守った後で正直に自分の現状を打ち明けた事で誤解は解け、霊に同情なきされる始末であった。
そんな不甲斐ない自分を受け入れ変わらずに好いてくれた愛のため努力を続けることを決心するも、試験本番を前に湧き上がる不安に駆られ、妖怪のせいにして現実逃避しながらもぬ~べ~の叱咤激励で奮起し、ようやく試験に合格して一歩前へと踏み出した。


余談


アンケート結果が厳しかった連載初期において、彼が初登場した回はアンケートが急上昇したという。
真倉先生曰く、まことメイン回はネームがスムーズに切れるらしい。
この為、執筆作業が円滑になり、スタッフ間では「まこと進行」なる用語が生まれたとか。*1

彼が初出演となる河童回は本来は山口晶が主演となる予定だったが、晶が登場したばかりだったため急遽新キャラを出すことに変更。
その際に1話に描いたモブのデザインを流用してまことが生まれた。なお本来このモブは女の子のつもりだったらしい。

追記・修正は純真な心を持つ人にお願いします。


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最終更新:2023年10月18日 08:27

*1 少年ジャンプ97年34号の作者コメントより