地獄先生ぬ~べ~

登録日:2010/02/14 Sun 13:19:14
更新日:2025/03/25 Tue 23:29:00
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この世には


目には見えない闇の住人達がいる


奴らは時として牙を剥き、君達を襲ってくる


彼は


そんな奴らから君達を守るため、地獄の底からやって来た正義の使者


なの かも しれ ない


地獄先生ぬ~べ~とは、学園漫画にしてホラー漫画であり、バトルとラブとコメディが合体した日本の漫画作品である。
真倉翔が原作、岡野剛が作画を担当し、1993年~99年に週刊少年ジャンプで掲載された。

概要


凄腕の霊能力者でもある小学校教師・鵺野鳴介、通称ぬ~べ~と、その周りの生徒や妖怪が中心となって話が進行する。
読み切り作品として発表された頃は「地獄先生ぬ~ぼ~」というタイトルだったが、当時有名だった某お菓子と名前がカブっていることを方々から指摘されたために、連載化にあたって「ぬ~べ~」と改題した。

当時は「学校の怪談」などの影響で、いわゆる七不思議や怪談話が大ブームになっていた時代であり、
日本の古典的な妖怪はもちろん、古今東西のあらゆる怪物や怪奇現象、オカルトがバラエティ豊かに盛り込まれている。
ただし連載初期はマイナーで子供たちにピンとこない妖怪ばかりを取り扱っており思うように人気がでなかったらしく、
河童回で反響が得られたことで子供たちのよく知る怪談を積極的に出すようになったという。

特筆すべきは、登場人物の大半が小学生であるため、彼らの言動が同年代である読者に感情移入しやすく、「もし自分が同じ立場に置かれたら」と簡単に想像する事ができる点である。
そのためホラーシーンの衝撃は相当なものであり、当時読んでいた読者に幾多ものトラウマを刻み付けた。

その一方で、ホラー漫画のはずなのに日常パートにおけるお色気シーンに妙に気合が入っており、それは後期に進むにつれて顕著になる。
むしろ、エロ目的で読んで恐怖のドン底に突き落とされたという者も多いかもしれない。

また、タイトルロゴは原作者の真倉が後々にアニメ化される事を意識して直接手掛けた。

その後、スーパージャンプで本作のスピンオフである『霊媒師いずな』を連載。
青年誌になりエロ解禁でやりたい放題のエロマンガ。こちらも1話完結なため、ぬ~べ~を知ってる者なら途中から読んでも楽しめるだろう。
続編の『地獄先生ぬ~べ~NEO』は連載時期に合わせて2010年代設定で、辻褄合わせのため本作にあたる時代が1990年代から2000年代頃に引き上げられている。
また、子供達の複雑な家庭環境や教育現場等を絡めたエピソードも取り扱っているなどの相違点がある。

作風

本作の連載当時は(今も?)テレビのホラー番組も演出が過剰だったり、霊能力を面白おかしくネタにするかのような傾向が強かったため、それに対して作者が警鐘を鳴らしていたと思えるようなエピソードも少なくない。
妖怪や幽霊を必ずしも絶対悪として描かず、時に人間に虐げられた犠牲者として、人間味溢れる存在として描いたり、妖怪と人との共存をテーマとしたりと、厚みのある描き方がなされている。

基本的には1話完結のスタンスで、たまに長編も挟む…というそのフォーマットは後の『銀魂』と『ゆらぎ荘の幽奈さん』に近い。
ゆらぎ荘の幽奈さん』とは、基本的に1話完結だがたまに長編も挟む、お色気多い、座敷わらしが登場しているなど共通点も多い。そちらの未来編はこちらのパラレルワールドのパロディだった。

繰り返すようだが、お色気度が凄まじく、圧倒的画力で描かれる登場人物のHなシーンは年齢問わず興奮する。
後期における眠鬼のエピソードなどに至っては、あまりにやりすぎて逆に困惑した読者も少なくなかったのであろう。

余談ではあるが、同時期に連載されていた同ジャンルのメジャーな漫画と絵柄からくる第一印象を比較して、恐怖度ではうしおととら、お色気度ではゴーストスィーパー美神が上を行っているように思えるが、実際は逆である。

厨二病患者やトラウマの原因の筆頭でもある。


◆以下トラウマを呼び起こすキーワード
etc……

この漫画に感化され、自分も幽霊が見えると言う子やこっくりさん、霊視実験を試した子も多い。
作内でぬ~べ~が「危険だから試すな!」って言ってただろ! 江頭2:50かお前ら!

また、作中に出てくる呪文などを必死に覚えて学校で、
「俺んち家族が霊媒師でさー俺も悪霊とかに狙われて大変なんだよね~。あーあそこにもいるわー」
と言い覚えたお経を言い悦に入る強者もいる。だから試すなって言(ry

ちなみに作内の経文・呪文は本物である。
アニメではさすがに本物の経文はマズいと、改めて独自の経文が新造された。
この経文は専門家による監修の元で制作された本格的なものである。

メディア展開

テレビアニメ

アニメ版は1996年4月13日~1997年6月21日にかけてテレビ朝日系列で放送されていて、未だにオープニングの歌詞を覚えている者が多い。アニソン三昧のトリも飾ったりした。
意外なことにB'zがエンディングテーマを担当していたりする。
制作は東映動画(現・東映アニメーション)。スポンサーの都合や編成の関係上、視聴率が爆発的に良ければ延長もあり得たが当初の予定通り4クールでの放送となった。作画担当の岡野も公式ツイッターでこの件の説明を行っている。
玩具的にもぬーべーの鬼の手をあまり買ってもらっても嬉しいとは思えないが……。

テレビ放映ということで、エロ・グロ表現や地上波で放映するにはデリケートな問題を扱ったエピソード名は基本的に省かれる、もしくは描写を改変するなどの措置が取られている他、作中で生身の人間が犯した犯罪行為の描写などもすべて妖怪や悪霊の仕業に置き換えられている。

映像媒体ということで、原作のストーリーの筋を膨らませたり、独自の解釈を交えて原作と異なる展開で描いているエピソードも多い。

最終回(48話)は原作が終了していないこともあり、原作第137話「次元妖怪・まくらがえし」でいつものように妖怪を退治した後、「これからも話は続いていく」という終わり方であった。
最終話は第48話だが、本編終了2カ月後に放送されたスペシャル「完全保存版!! 地獄先生ぬ〜べ〜超百科」もカウントされるので全49話となる。

劇場版も3作制作され、いずれも東映アニメフェア内で公開された。

全3話のOVAも制作されており、人気エピソードのブキミちゃんや絶鬼がここでアニメ化された。OVAなのでTVシリーズと比べて結構きわどい描写があったりも。

2006年に劇場版・OVAを含めたコンプリートDVD-BOXが、2021年にはBlu-ray BOXが発売され、描きおろし漫画も収録されている。DVD-BOX収録の「一夜かぎりの復活」は2016年に漫画図書館Zで期間限定配信され、現在は電子版限定で配信されている。

知名度皆無だが1997年にプレイステーションでゲーム化もされている。アニメ未登場のキャラがここに出てたり。
ちなみにゲーム内容はぬ〜べ〜クラスの転校生となっておなじみのキャラとコミュニケーションを図っていくというアドベンチャー方式。

そして2024年に新アニメ版の制作が発表され、2025年夏にテレビ朝日系列深夜枠「IMAnimation W」にて放送予定。アニメーション制作はスタジオKAI。
ぬ〜べ〜役は真倉先生と岡野先生の要望により置鮎さんが続投。また、一般小学生向けのキッズ声優オーディションを実施し、合格者は生徒役として出演する。


実写版

2014年には日本テレビでテレビドラマ化されたが、舞台が高校になっていること(演技の都合上の実写あるあるだが)を始めとして改変が激しかったり根幹の重い設定絡みのやりとりが悪い意味でコミカル寄りにされていたり、評価は散々である。


登場人物

※CVは一部1996年版/2025年版の順

鵺野鳴介(ぬ~べ~)
CV.置鮎龍太郎、瀧本富士子(少年時代)
演:丸山隆平(幼少期:若山耀人)
主人公。童守小学校に勤める若き教師であり(初登場時で25歳)、担任をしているクラスは5年3組。いつも左手に手袋をしている。
本名は「ぬえの めいすけ」だが、生徒たちからは専ら「ぬ~べ~(読みきり版だとぬ~ぼ~)」というアダ名で親しまれている。
貧乏かつ甲斐性なしのスケベであり、生徒たちからも尊敬できる大人というよりは友達のような感覚で接されている。
だが、実際はかなりの人格者でもあり、叱る時ははっきり叱り、迷える生徒には手を差し伸べて教え導く、温かさと厳格さを併せ持つ教師の鑑のような人物。
慈愛と奉仕の精神に飛んだ人物であり、そしてその心は人のみならず、よんどころない事情でさ迷える霊や悪意なき善良な妖怪たちにも平等に差し伸べらえる。
普段はドジでスケベな三枚目的性格で少々頼りないように見えるが、ひとたび緊急事態に瀕すると雰囲気が一変。左手に隠された「鬼の手」を解放し、強大な霊能力であらゆる怪異に立ち向かう。
実は運動神経が抜群で、鉄棒、水泳、スキー、スノボーなど、ほとんどのスポーツをこなすことが出来る。
その一方で、機械系統はまるでダメで、特に自動車を運転するエピソードでは、協力してくれる霊がいてさえなお暴走状態になっていた。TVゲームもまるで出来ない。
普段はおバカな一面ばかり見せていても、その素顔を知る数多くの生徒や先生から厚い信頼を得ており、本人もそれに応えている。
公務員なのでそれなりの給料を貰っているにも関わらず貧乏キャラが板に付いているのは、おもに霊能力グッズの収集や修繕、善意のボランティアや寄付金などに収入の大半を費やしてしまうから。人が善すぎるあまり、霊能力の行使はその殆ど全てを無償で行い、何かにつけて生徒たちに食事をご馳走してしまうことも貧乏に拍車をかけていると思われる(ちなみに、先述の車に乗るエピソードでは、霊が憑いた曰くつきの自動車を5万円で購入した)。子どもたちに金の無心をする迷シーンすらある。
読者人気も非常に高いが、作中の女性人気は今一つ…(女子生徒の人気は高い)。
作者曰く「結構かっこいいのに、との指摘もあるが、霊や妖怪の話題しかないから実際もてないと思う」。確かに。

決め台詞は「俺の生徒に手を出すな!」。ちなみに小学校なのに児童ではなく生徒と言っているのは作者の意図的なものであり誤植などではない(「児童」だと守られる対象というニュアンスが強くなりすぎてしまうため、とのこと)。

名前の由来は映画『悪霊島』のキャッチコピー「鵺の鳴く夜はおそろしい」から。
髪が額の中央に寄っている髪型は、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』の主人公キリコ・キュービィーがモチーフ。黒いネクタイとズボン姿はブラック・ジャック間黒男)のイメージだと作者は語っている。

  • 鬼の手
3年前に除霊に挑んだを左手に封印したことによってできた、文字通りの「鬼の『手』」。
余りにも強大過ぎて太刀打ちできなかったため、封印の際に鬼の妖力波で消し飛ばされてしまった左手にやむを得ず封印を施し、手首から上だけを表出させている。
霊体なので普段は目に見えないため常に手袋をはめて隠しており、除霊の際に封印を部分的に解くことで誰の目にも視認できる状態になる。

手自体が霊体であるため、物理的な攻撃が通じない悪霊や妖怪をその強大な力を持って滅することができる。
また、攻撃のみならず、妖怪や幽霊に物理的に接触できる点を利用して、相手の心を読み取ったりする目的でも使われる。
ちなみに、現世を生きる普通の人間の体に触れた場合はそのまま貫通してしまうが、相手の霊体や魂といった部分には触れることが出来る。
そのため魂を肉体から無理やり剥ぎ取れば生きている人間を殺すことも理論上は可能だが、あまりに非人道的であるため、
上記の他人のプライバシーにかかわる読心術も含め、生身の人間相手に鬼の手の力を行使することは基本的にない。

子供の頃、凶悪な悪霊トウビョウにとりつかれてしまい、最大の理解者であった霊能力者の恩師美奈子先生が彼を救うのと引き換えに命を落としてしまう。
その後、地獄の鬼・覇鬼に魂を吸収され鬼の一部となってしまった彼女が、覇鬼のもたらす災いを防ぐために、
新任教師として童守町に赴任した手だった彼の元に現れ、事情を理解し涙を呑んで彼女の魂ごと左手に鬼を封印する。
以来、鬼の内側に眠る美奈子の魂の協力の元で、封じられた鬼の手を除霊に用い、美奈子先生をいつの日か鬼の手から解放できる時が来る日を最大の目標としつつ、
霊能力教師として日夜子供たちを守り続けている。

封印の力が緩むと覇鬼に体を侵食されてしまうため、普段のエピソードでぬ~べ~が妖怪と戦うために解放している力は実は10%程度(それでも並の妖怪は一瞬で消し飛んでしまう)。
が、物語が進むにつれ、ぬ~べ~自身の成長により解放できる力は20%まで上昇(「玉藻の期限」で広のどくろを再び狙って戦いを挑んできた玉藻との戦いで、御鬼輪がないにもかかわらず力を開放している)。
最終的には、覇鬼と和解したことにより、覇鬼の協力を得て圧倒的な能力を行使できるようになった。


◎5年3組の生徒

立野広
CV.藤田淑子/白石涼子
演:中川大志
第一話で5年3組に転校してきた、生徒側の主人公ともいえる少年。
運動神経抜群でサッカーが大得意だが勉強はからっきしダメであり、
テストで百回0点を取るばかりか、一般常識にすら壊滅的に疎いほどの馬鹿(小学校で一年弱の間にテストが百回も行なわれるのか?という疑問はあるが…)
しかし、困っている人を決して見過ごさない優しさ、誰かのためなら危険に躊躇なく立ち向かう正義感の持ち主で、
いきなりバスやクレーンなどの乗り物を運転するよう無茶振りされても何とか対応できるほど咄嗟の判断力や運動能力に長けている。
基本的に勢い任せに突っ走る猪突猛進タイプで無茶する事も多い。
意外なことに、サッカーは得意でも卓球などの細かなスポーツは不得意。
トラック運転手の父と二人で暮らす父子家庭であり、母は小さい頃に他界したため母親の愛情というものを知らない。
そのため、似た境遇にある子供に優しい。
お風呂はあまり好きではないようで、10日間風呂なしでも全然平気だった。

稲葉郷子
CV.笠原留美/洲崎綾
演:松井愛莉
5年3組のメインヒロイン的存在でツンデレツインテール
体育会系の活発な性格で、成績は中の上であり理科はクラスでも上位、機械にも強いという割とハイスペックな少女(ただしクラス唯一のカナヅチであり水泳だけはダメ)。
口より先に手が出る暴力系ヒロインで、本人も割とそのことを気にしている(これについては守護霊が敵を惨殺しまくった戦国時代の荒武者であることもある)。
その反面心優しい性格でもある。
並外れて手先が不器用で、編み物や料理をするたびに毎回とんでもない事態になってしまう。
特に広のために作った弁当は、ぬ〜べ〜も驚く程の妖気を放っており(妖怪が出てきたときと同じ効果音が描かれているというメタなネタ有り)、味もひどく、広は1口で悶絶していた。
広とはいつしか殆ど両想いの関係になってしまった。
体型的には貧乳の部類に入るが(小5にしては十分な気もするが……)、その割にはお色気シーンだと何であんなにエロく感じるのか不思議だった読者も多いのではなかろうか*1

細川美樹
CV.冨永みーな黒沢ともよ
演:佐野ひなこ
郷子の友人でヒロインその2。
初登場時点だと郷子と体型的にそんなに違いはなかったが、差別化を図るためなのかいつしかどんどん胸がインフレしていった。
(作中だと、最初はBカップだったがFカップになり、最終的にGカップになったという解説がなされている)
おっぱいいっぱい夢いっぱい。
当初は「おしゃべりなトラブルメーカー」といった感じのキャラだったが、話が進むごとに最早そんなレベルじゃ済まない勢いでゲスい性格となり、いわゆる「黙っていれば美少女」ポジションに落ち着いた。
普段の行いが凄まじく悪いことは他のメンバーからも周知されているが、土壇場になると周囲を救うために行動を起こしたり、
意外な優しさを見せたりと、根だけは良いヤツだということも理解されているため、嫌われてはいない。
霊感は割と強い部類に入り、本に載っていた幽体離脱の実験を行った結果、
ろくろ首のように首を自在に伸ばす特技(首のみの不完全な幽体離脱)を会得した。
「幽体引っ張りゲーム」という遊びで、郷子が美樹の全身の幽体の糸を引っ張ったことで、完全な幽体離脱を果たしたことも。
本作のラストでは葉月いずなに弟子入りし、本格的に詐欺師……じゃなくて霊能力者としての修行を初めていた。
体形からか、ドラマ版でもグラビアアイドルが起用されている。

木村克也
CV.田中一成/岩崎諒太
演:吉沢亮
共働きの家庭に生まれ、自分を慕ってくれる可愛い妹を溺愛するシスコン
その一方で、タバコをふかしたり、賽銭やテストの答案を盗むなど非行行為に走る不良少年でもある。
彼の軽はずみな非行行為が怪奇現象の引き金となることも少なくなかった。
しかし、彼自身はそんな自分に対する強い自己嫌悪の念と自分の行いを深く反省する性根も持ち合わせており、
ぬ~べ~の指導や広たちとの友情の中で、徐々に責任感の強い正確に更生していった。
作者曰く、当初はその他大勢のモブの1人であったが当時のアシスタントの1人が彼を気に入ったことによりレギュラー化し、
キャラが立っていて共感できる話も多かったため、後述する山口晶と入れ替わるような形で出番が増えていったようである。

栗田まこと
CV.浦和めぐみ/古城門志帆
演:知念侑李
小柄で童顔な、クラスの弟分的存在の少年。
「~なのら」という語尾で喋るが、アニメ版だと「~なのだ」に変更されており、
その影響なのか原作でも途中から「~なのだ」という喋り方をするようになった(さらに文庫版では全編「~なのだ」で統一)。
パッと見だと小学校低学年にしか見えないほどの容姿かつ精神年齢も低めで、
人一倍純粋な感性と視点によって悪意を持たない妖怪と接点を持つエピソードが多い。
スポーツ・勉強ともにダメなようで、広・克也・まことの3人でテストのワースト3を飾るのが本作における恒例行事。
登場するたびに背が低さがインフレし、どんどん縮んでいった。
そんな一方、1学年上の先輩で童守小一の才女である篠崎愛と親密になるリア充でもあり、
一足先に中学進学した彼女に触発され、同じ学校に行くべく努力の末に勉学の苦手意識を克服するなどやればできる子でもある。

山口晶
CV.柳沢三千代/藤原夏海
演:清水一希
ブラコン。
序盤はメインキャラだったがだんだん空気になるマッドサイエンティスト。
成績優秀で、様々な発明品でクラスを驚愕させる。
たまにその発明品で暴走することも…

白戸秀一
CV.金丸淳一/高垣彩陽
演:佐野岳
クラスの金持ち枠でイケメン
財力を鼻にかけて物を粗末に扱う嫌味なガキだったが、ぬ~べ~との交流で更生。
UMAや超自然現象に心躍らせ研究している超常現象マニアでもある。

中島法子
CV.豊嶋真千子/東山奈央
演:水谷果穂
真のヒロインにして最大の萌え要素。
背景・脇役ポジだったが途中から出番が激増し、被害担当主役回も多い。お色気シーンも多い。
クラスのヒロイン2人と違って清楚な美少女だが、潜在的な部分では腹黒いところもあるらしく、
たびたびそういう所が露わになっては周りの皆が(本人も)驚く。

菊池静
CV.宇和川恵美/牧野由依
演:高月彩良
のろちゃんの相方的存在だが、のろちゃんの昇格に置いていかれてしまい主役回は1回のみ。
実は読み切りの頃からいた。
おかっぱ黒髪ロングの容姿からよく市松人形と間違われており、等の人形からもライバル視されていたりする。
正義感が強く、将来婦警になりたいと思っている。

金田勝
CV.松尾銀三/猪山翔志
演:島丈明
ツンデレキンタマサル。
太っちょのガキ大将で広のライバル的ないじめっ子だが、当の広にはかなりの実力差があり、毎回返り討ちに遭っている。
2人の取り巻き付き。
当然のごとくトラブルメーカーであり、立ち位置上コイツが起こしたトラブルはいじめ関係が多い上に、克也のような情状酌量の余地も基本ないため印象は悪め。
でもあゆみと仲良くなるリア充であり、彼女との交流で活字が読めるようになる。

木下あゆみ
影が薄い病弱黒髪ロング眼鏡っ子。
しかしその正体は陽身の術で練られた分身で、本人は病院で長期入院中の病人。
非常に強い霊力を持っていたことから、みんなと同じ生活がしたい一心でぬ~べ~に陽身の術を教わり、学校生活に溶け込んでいる。
ただし、まだ未熟であるため、水をかぶると術が解けてドロドロになってしまう。


◎その他の生徒

篠崎愛
CV.及川ひとみ
演:中村ゆりか
6年5組の生徒。
小学校一の才女で天才的な音楽の才能を持つ。
周りから特別扱いされる事を嫌っており、特別視する事無く接してくれるまことと友達となる。
同じ名前のグラビアアイドルが存在するが、こちらが先。


◎童守小の教師

高橋律子
CV.根谷美智子/遠藤綾
演:桐谷美玲
美人で巨乳なリツコ先生。
幽霊が大の苦手であるため、幽霊の話ばかりするうえに自分への性欲丸出しなぬ~べ~を嫌っていたが、ある時から好意を抱くように。
結局いいとこまでいったのにゆきめに取られるが、パラレルワールドでは半身不随のぬ~べ~をパートナーとして甲斐甲斐しく介抱し、そこに多少なり幸せを感じるほどの聖人である。

◆石川
CV.幸野善之
ぬ~べ~と仲がいい先生。
変態で不潔。キャバクラなどに通いつめている。

◆大月良彦
CV.増谷康紀
早稲田大学の教授に似ているプラズマオタク
科学至上主義で霊や妖怪を絶対に認めず、ぬ~べ~とは決して相容れない。
ぬ~べ~同様生徒に対する姿勢は非常に真摯であり、成り行きでぬ~べ~と共闘することも多い。……が、あくまでプラズマ説は譲らない。その一方で霊をあくまでプラズマとして扱いつつもプラズマに人格や感情が存在することは認めていたりする。
いちいちプラズマ扱いして話を混ぜっ返すキャラが扱いにくいためかだんだん出番が無くなっていった。

◆黒井まみ
魔女っ子(?)先生。になったり悪魔喚んだりする。見た目はロリだがぬ~べ~より年上。
ぬ~べ~に惚れており、何かと気を引こうとしてぬ~べ~が不完全な呪いの被害に遭っている。


◎童守町の住民

葉月いずな
CV.本多知恵子
演:山本美月
トラブルメーカーその3。イタコのマゴギャル中学生。サービス要員。
後に本作のスピンオフである『霊媒師いずな』で主人公を務める。

◆童守寺の和尚
トラブルメーカーその4。
ぬ~べ~の友人で、金にがめつくドケチな人物。
寺から怪しげなアイテムを見つけては騒動を起こす。
いずなとは強欲同士で噛み合わせが良いのか、当初はいいように使われていたが最終的に保護者っぽいポジションに収まる。

◆不良高校生3人組
やられ役。出る度に妖怪にビビッてお漏らししたり、妖怪に襲われ大けがしたするなど酷い目に遭っている。


◎その他の人間

美奈子先生
CV.勝生真沙子
演:優香
ぬ~べ~の恩師。霊能力者でもあり、少年時代のぬ~べ~に取り憑いた悪霊を倒そうとするが……
リツコ先生と激似で当然巨乳

無限界時空
演:高橋英樹
世間でも有名な霊能力者だが、除霊には法外な金額を要求する悪辣な男。
もっとも、決してインチキなどではないばかりか超一流の霊能力者であり、その実力はぬ~べ~をも凌ぐ。
霊能力での金儲けを嫌うぬ~べ~とは犬猿の仲だが、そこには単なる主義の違いに留まらない因縁があり……


◎妖怪

玉藻京介
CV.森川智之
演:速水もこみち
ツンデレギツネ。本作における美形ライバルキャラで、ドラゴンボールにおけるベジータのような存在。
強大な力を有する妖狐であるが、まだ変化の術に不完全なところが残っており、自分と最も相性の合う完璧な頭蓋骨の持ち主が広であることを知ると、彼を狙って童守小学校の新任教師として潜入する。
人間の頭蓋骨を取り出すために使う、「首さすまた」という鎌のような刃物が武器。
人間を利己的で薄汚い存在であるとして軽蔑していたが、どんなに痛めつけても我が身を顧みずに広を助けようとしたぬ~べ~の様子を見て次第に心を改め、
広の頭蓋骨よりも「自分よりも相手を思いやろうとする心」…すなわち“愛”に関心を移し、幾多の誤解や過ちを重ねながらも、“愛”の本質を知るべく奮闘する。
途中から童守病院の医師に転職する。
物語後半からしきりに「私にはもう時間がない」と呟くようになるが……?
この手のライバルキャラの宿命として、回を増すごとにギャグキャラ的な言動も増えていった。
ちなみに、広の頭蓋骨を手に入れていない(変化の術が完全ではない)割には問題なく人間の姿に変身できているわけだが、この姿にはモデルとなった人物がおり、その詳細は後のエピソードで判明する。

ゆきめ
CV.白鳥由里/加隈亜衣
演:知英
東北出身の雪女。
本編開始の数年前、「人間に危害を加えるから」として今まさに現地住民によって殺されようとしているところを、たまたまその場に居合わせ、どうしても放っておけなかったぬ~べ~によってその命を救われ、
その恩義と愛情を忘れられず彼を訪ねて人里に下りてきた。
いわゆる“押しかけ女房”であり、傍迷惑な言動を繰り返すが、ぬ~べ~に対するその愛情だけは本物。童守小の面々との関係も割と良好。
というか玉藻といいゆきめといい初登場時に殺されかけているのにそれを完全に水に流している広達の心の広さ
本物の雪女ということもあって、戦力としてぬ~べ~に協力する機会も多い。
ぬ~べ~の嫁にして大人の事情の被害者。結局彼女はどうなるのか、本気でハラハラしていた読者は少なくなかったと思われる。

速魚
CV.山崎和佳奈(PS)
おバカな人魚。
ぬ~べ~キャラ最高齢にして、最高にエロい。がばーっとね♪

◆覇鬼(バキ)
三兄弟の長男で鬼の手の中の人。
超絶強い馬鹿。ウガ♪

◆絶鬼(ゼッキ)
CV.緑川光(OVA)
演:山田涼介
三兄弟の次男でイケメンナルシスト。
凶悪な敵としてぬ~べ~の前に現れる。

眠鬼(ミンキ)
三兄弟の末妹。
鬼のパンツは良いパンツ。











宇宙天地 余我力量 降伏軍魔 吾人左手……

南無大慈大非救苦救難広大霊感白衣観世音…

この左手には「鬼」の力が宿っている
「鬼」の力はあらゆる項目を追記・修正できる
きさまらの項目も例外ではない!

破ぁーーーッ!

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最終更新:2025年03月25日 23:29

*1 最初は貧乳設定はなかったらしく、千鬼姫の回では胸の大きさを誇る場面が見られた。