ヘレディタリー/継承

登録日:2020/02/13 (木) 23:14:20
更新日:2024/12/13 Fri 23:14:37
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完璧な悪夢

緻密に張り巡らされた恐怖の罠。“フィナーレ”まで瞬きさえ許されない。





概要


『ヘレディタリー/継承(Hereditary)』とは、2018年公開のアメリカのホラー映画。
低予算インディペンデント映画を主に製作しているスタジオ、A24が製作した。
監督は本作が初の長編映画監督作品となったアリ・アスター。

本作は、ある4人家族が、祖母の死をきっかけに常軌を逸した怪奇現象に巻き込まれる様を描いている。
…が、開始30分で当初の予測は大きく裏切られ、物語は二転三転。しかもそれは、考えうる限り一番悪い方向へと転がっていく
観客の考える「最悪」を軽々と飛び越える展開の数々に、多くの観客は緊迫感に苛まれ続け、そして最後には一周回って最高のハッピーエンドとも考えられる最悪の結末を迎える
全編に渡って張り巡らされた伏線も秀逸で、一度見たら二度見たくなること間違いなし。
批評家からも「現代ホラーの頂点」「ホラーの常識を覆した傑作」と絶賛。
これ以上ない「邪悪」なストーリーを生み出したアスター監督への称賛の声が後を絶たない状況だ。
出演陣の演技も凄まじく、特に主演のトニ・コレットの顔芸にはトラウマになること必至。

日本では、ファントム・フィルム配給・PG12指定で公開され、そのカルト的人気から応援上映も企画されたが、本番ではほとんど誰も声を発していなかったという。








ストーリー


グラハム家はどこにでもいる普通の家族だ。
ミニチュア職人の母・アニー。仕事にかかりっきりなカウンセラーの父・スティーブ。根暗な長男・ピーター。そして何を考えているか分からない長女・チャーリー。
そんなある日、アニーの母のエレンが死んだ。アニーは複雑な想いを胸に抱きながら葬儀を進める。エレンは生前、奇妙な言動が目立ち、他の家族も変死を遂げたのだ。
そんな中、彼らの周囲で奇妙なことが起き始める。暗闇に現れるエレンの影、荒らされる墓、そしてチャーリーの奇妙な言動…。
…そしてある夜、ピーターがチャーリーを友達のパーティーに連れて行った日、決定的な出来事が起こる。
それを境に、グラハム家に起こる信じ難い出来事の数々。崩壊する家庭。
やがて物語は、信じられない結末へと家族を導くのだった…。




登場人物


  • アニー・グラハム
演:トニ・コレット/吹替:藤貴子
ミニチュア製作が仕事の主婦。
夢遊病を患っていた時期があり、そのせいで息子のピーターからは恐れられ、親子仲は冷え切っている。
彼女なりに家族を愛しているものの、決して良好とは言えなかった母との確執によって息子や娘との距離が掴めずにいて持て余し気味。

  • ピーター・グラハム
演:アレックス・ウルフ/吹替:小田柿悠太
陰キャ気味な長男。高校生。
友達はそれなりにいて同じクラスの女子に恋もしている普通の少年だが、夢遊病を患ったアニーにシンナーをかけられて以来、母に心を開けずにいるため仄暗い雰囲気を漂わせる。
実はアニーがエレンから「無理矢理産ませられた」子供で、彼女自身も重荷に感じていたようだが…。

  • チャーリー・グラハム
演:ミリー・シャピロ/吹替:小若和郁那
無口で人付き合いが苦手な長女。小学生。
常に不機嫌そうな顔をして絵を描いたり、死んだハトの首を切断する奇妙な一人遊びに熱中している。「コッ」と舌を鳴らすのが癖。
庭にあるツリーハウスがお気に入りで、冬であるにもかかわらずよくそこにいる。
エレンからはとても可愛がられており、よく彼女からは「男の子が良かった」と言われていた。

  • スティーブ・グラハム
演:ガブリエル・バーン/吹替:仲野裕
精神カウンセラーの家主。
仕事にかかりきりで家族にはあまり構っていられないが、ごく一般的な常識の持ち主。

  • エレン・リー
アニーの母。物語開始前に脳梗塞で死去する。
生前は数多くの友人と一緒に怪しげな宗教に浸かっており、娘のアニーからは敬遠されていた。
また、息子に奇妙な行動を加えた結果彼を自殺に追い込み、アニーにはピーターを近づけさせないようにしていた。
反面、チャーリーは懐いており親しく接している時もあったという。最期は認知症が酷くなり、前後不覚な状態だったようだ。

  • チャールズ・リー
アニーの兄。
アニーが小さい頃に、母エレンから上に乗りかかられ、「何かを入れようとした」として彼女を恐れ、精神崩壊の中首吊り自殺した。

  • ジョーン
演:アン・ダウド/吹替:仲村かおり
アニーがグループセラピーで知り合った未亡人。
母と娘を亡くしたアニーを気遣い、彼女が経験したという本物の降霊術を紹介し、孫の霊を召喚する実演をしてみせる。






キーワード


  • エレンの手紙
アニーに宛てられた、生前書き残したと思われる手紙。
「私を許して」「失うことを悲しまないで。犠牲は恩恵に変わる」という趣旨が書かれてあった。

  • 玄関マット
ジョーンの部屋の前に敷いてある玄関マット。ジョーンの名前が書いてあり、手作りのようだ。

  • 謎のマーク
今作に至る所に登場するマーク。
エレンのネックレス、壁紙、そして電柱…。それが意味するものは?







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最終更新:2024年12月13日 23:14

*1 物語中盤、このマットを初めて見たアニーが「母の作ったマットと意匠が似ている」と話すシーンがあり、この時点でジョーンの正体の伏線が張られていた

*2 ペイモンは男性の体に女性の頭部を持つと言われているので、件のペイモン像はその姿を忠実に再現していると言える