ガラオックス

登録日:2020/03/28 Sat 20:16:32
更新日:2024/10/01 Tue 13:58:46
所要時間:約 2 分で読めます





仮面ライダーか、それは好都合だ。あの男と一緒に、仮面ライダーも俺の悪魔の霧で始末してやる!

出典:仮面ライダー/東映/第95話「 怪人ガラオックスの空飛ぶ自動車!!」/1973年1月20日放送


仮面ライダー』の第95話「怪人ガラオックスの空飛ぶ自動車!!」に登場した怪人。


所属組織:ゲルショッカー
モチーフ:+人食いカラス
身長:195㎝
体重:90㎏
出身地:アメリカ西部
:池水通洋、倉口佳三(98話)


【概要】


牛と人食いカラス合体させる事で誕生した、アメリカ西部出身の合成改造人間。
牛の頭にカラスの翼とクチバシを持ち、二本の角からゲルショッカー科学陣がナチス・ドイツの飛行船にヒントを得て開発した水素ガスの50倍の威力を持つ「悪魔の霧・ミスティガス」を噴射してあらゆるものを空中に浮かび上がらせる事ができる。
この悪魔の霧を使って地上の自動車や電車などを浮かび上がらせて落下させ、大混乱を引き起こそうとする。

悪魔の霧の他にも、両手の爪は「悪魔の爪」と呼ばれて鉄の扉をも引き裂く力があり、爪を発射する「爪ミサイル」を持つ。
角も悪魔の霧を噴射するだけではなく、地上のあらゆるものを串刺しにする事ができ、「角えぐり」という技を使う。
もちろん、カラスの怪人なので自由に空を飛ぶ事ができる

弱点は角と爪の付け根で、特に角を折られると力が半減して一気に弱体化してしまう。
また、悪魔の霧はトンネルや車内などの密室・密閉空間でなくては威力を十分に発揮できないという欠点がある。

屋外では威力が発揮できないのであれば、全ての乗り物を浮かび上がらせるのは難しいような気もする。

他の怪人と比べてもやけにデカい頭がよく目立つ怪人。
はっきり白目がある顔というデザインは結構珍しい。

ちなみに、名前のオックスとは主に去勢された牡牛を指す用語である。つまりこいつは……?


【活躍】


牛と人食いカラスの合成改造人間ガラオックスは、「悪魔の霧」のテストとして道路を走る車を空中に浮かび上がらせる。
しかし、乗っていたアベックの一人である勝彦青年がライダーに助けられて少年ライダー隊本部にかくまわれていると知ると、ライダーとまとめて始末しようと行動を開始する。

戦闘員を救急隊に化けさせて勝彦を連れ出すと、追ってきたライダーを救急車に閉じ込めて悪魔の霧で浮かび上がらせ、地上へ激突させてライダーを倒す事に成功してしまう。
ライダーを倒した事で、新幹線を標的にしようとしていた所、本郷が生きているという情報が入り、再び出撃。
本郷が乗った病院へ向かう車を爪ミサイルで襲うが、実はこれは本郷の仇を討とうとと藤兵衛の仕掛けた罠で、地雷原に誘い込まれて爆破される。

しかし、空を飛んで爆発を回避すると逆に滝を始末しようとする。
だが、そこに本当に生きていたライダーが駆け付け戦闘に突入。
ライダーに悪魔の霧は密室でしか使えない事を見破られ、角えぐりと悪魔の爪で攻撃するも角を折られて弱体化し、「ライダー月面キック」で倒された。

第98話で復活し、パルパル遊園地で姿を現す。
その後、尾行してきた滝を捕らえたが浜名湖の決戦には登場しなかった。

【派生作品での活躍】

漫画仮面ライダーSPIRITS』にも登場。
京都で五重塔を浮かび上がらせ、人々の恐怖心を煽ってバダンシンドロームを発症させていた。
しかし、ZXとSPIRITSに発見されて捕らえられてしまい、暗闇大使自害させられた。
頭がかなり小さめにデザインされていて、石ノ森章太郎が描く牛顔に近い。


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最終更新:2024年10月01日 13:58