高阪剛眼

登録日:2020/04/15 Wed 16:37:52
更新日:2024/10/18 Fri 11:03:01
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「""悪魔の右手を持つ漢""」

高阪剛眼とは、シリーズ総計100巻近い人気漫画タフ・シリーズに登場するキャラクター。
その特徴から「悪魔の右手を持つ男」と呼ばれることも。
モデルはおそらく、猿先生と親交のあった格闘家の高阪剛。

初登場は第一部の高校鉄拳伝タフ39巻。
いかなる苦境にも決して逃げなかった偉大なる長兄宮沢尊鷹の生き様灘を継ぐのを嫌がって死を偽装してたんやけどなブヘヘヘ
おとんが語り終えた次の話で登場。


その漢は怪異な右手を持っていた

親指を除く4本の指は異様に太く短く同じ長さに揃っている

手の甲は腫れあがり、厚く硬くまるで象の表皮のように薄黒く変色していた

長い年月をかけ、木を突き、火を貫き、土を掘り、幾度も生爪を剥ぎ、肉が削げ落ち、骨が削れ

鋼のように強豪な手を作り上げた

その手を""魔羅手""という

こんな荒行したのに指の関節とか曲げる事ができるのおかしいと思うんスけど
上記のナレーションと共に、魔羅手で丸太を削り仏像を作る姿を読者に見せる。
傍らには同じ方法で作ったと思われる無数の仏像。

「この手を作り上げるのに10年……いよいよ殺す時が来た」

そして、神戸龍を継ぐ男では東京に移転したっぽいっスの灘神影流の道場でガルシアを殺したトラウマに苛まれながらも修行中のキー坊の元に襲来。
魔羅手で扉を突き破り、隙間から錠を外して道場内に侵入する。
不法侵入に戸惑うキー坊に対し、「お前にはあの男と同じ匂いを感じる!」といきなり襲いかかる。
キー坊宮沢鬼龍の息子だと勘違いし、踵落としくらわせたり蹴り飛ばしたり暴行を働いたが、当のキー坊から否定され土下座して詫びる。
理不尽にボコられてキー坊に格闘家としての熱が入ったのか戦闘継続を望まれるも……

「この右手を使うのはあの男だけだ…この右手は鬼龍を殺す為にあるんだ!!」

そして語られる悲しい過去っ。灘にどんだけ迷惑かけるんスかねあの人


「10年前…我が師、安桐流体術宗家、安桐院虚毘朗*1と鬼龍による他流試合があった」

魔羅手に胸を刺されるも破ったのは薄皮一枚のみ、そのまま腕を軽々と捻ると5年殺しの塊蒐拳をぶち込み、しっかり5年後に師匠を病死させる。
その事を語りながら高阪剛眼は目に涙を浮かべると、灘の道場の修行道具を魔羅手で破壊するのだった。何やってんスかこの人
人間らしい生活の一切を捨てて10年の歳月を魔羅手に注いだ事を叫びながら、サンドバッグも破壊しようとしたが寸前でキー坊に止められる。
お師匠の無念はワシが晴らしますうっと泣き叫んでいたが豚まんを食ったら機嫌は直ったっス。情緒不安定すぎるっス。
キー坊から名前を睾丸と愚弄されたり、魔羅手をチンポ*2だと愚弄されたり(実際似てるんだ。悔仕)、お前じゃ鬼龍には勝てないと愚弄される中で静虎と対面。
静虎のオーラにピリピリしながらも自己紹介を行って、鬼龍との関わりのある場所へ案内される。
そこで鬼龍にボコボコにされて下僕となった者達相手に静虎と大立ち回りを行った。
ちなみにその間、キー坊はカバラ拳法なる怪しい使い手と戦いガルシアを殺した事を乗り越えていた。



そして……猿空間入りしたっス

次の話で灘神影流に伝わる禁断の秘奥義呪怨を探る話になったんだよね。
まあ一応、最終話の灘神影流十五代目襲名式に出席はしていたんだよね。
高石義生が媒酌人、検分役がカズ藤田とか、どういう人選なんスかこれ



この追記を使うのはあの項目だけだ…この追記は修正を殺す為にあるんだ















高阪剛眼を猿空間から放てっ



なんとおよそ数十巻の後、第二部『TOUGH』最終盤にてまさかまさかの再登場。
世界中にネット中継されたキー坊と日下部覚吾の戦いを葬式中にお経を唱えながらこっそり見ていた。何やってんスかこいつ
魔羅手で木魚を叩きながら…


(何やってんだキー坊、チャンスだ行けっ)


「何やってんだキー坊ッ相手は弱ってんだッ一気に叩き殺せえッ」

「ひいっ」「叩き殺す?」

「あっ、い…いや、こ…これは違うんです」

くっそ罰当たりっスねこいつ。そしてまた猿空間入りしたっス
師匠の仇の鬼龍探しはもうしてないんでスかね。
カメラの角度的に鬼龍は映ってないから見えないにしても、灘と和解した鬼龍を知ったらどう思うのだろうか……
再登場した理由は不明。マネモブ(タフスレの住人の俗称)からは猿先生がつい最近に高阪剛に会ったから思い出したかのように再登場させた説が出ている。
やっぱ怖いっスねモンキー・ストーリーは。



何やってんだ追記、修正だ行けっ

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最終更新:2024年10月18日 11:03

*1 元ネタはアンドレイ・コピィロフと考えられる

*2 事実、魔羅とはマラ、つまりは陰茎のことを指し示す隠語でもあるので間違ってはいない。そのものズバリである。