登録日:2020/06/26 Fri 12:48:49
更新日:2024/05/04 Sat 07:23:52
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そして、変身した冬子は田宮教授に宇宙ヴィールスの実験資料を寄越せと迫った!
『ミラーマン』第43話「打倒!異次元幽霊怪獣ゴースト」に登場した怪獣。
出典:ミラーマン/円谷プロ/第43話「打倒!異次元幽霊怪獣ゴースト」/1972年10月1日放送
身長:49m
体重:4万3000t
出身地:奥多摩
別名:異次元幽霊怪獣
【概要】
SGMと田宮教授が共同で開発している、対インベーダー用のヴィールス兵器を奪い取ろうとする女インベーダーが、変身して出現した怪獣。
襲撃して行方不明になった、田宮教授の娘の冬子に精巧なマスクで
変装しているがマスクの下の顔は
骸骨であり、マスクを剥ぎ取る事でゴーストに変身する。
全身真っ赤な不気味な姿をした怪獣で、多くの怪獣と戦って来たSGMにも「薄気味の悪い怪獣」「まるで
幽霊か化け物」と、異質なものを感じさせる。
武器は背中の緑色の背びれから発射する破壊光線だが、スピードはあまり速くないため
ミラーマンには避けられてしまった。
両耳から煙幕を噴射し、相手の視界を遮る事ができ、その間にその場から姿を消したり、ミラーマンの後ろに回って攻撃を仕掛ける。
頭には、金属製のようにも見える銀色のトサカがあり、
ミサイルのように撃ち出す事ができる。
両手は非対称で、左手は
ハサミになっていて武器として使用する。
長い尻尾は柔軟な動きをする事が可能で、ミラーマンの
首を絞めて攻撃した。
【活躍】
SGMと田宮教授が共同で開発している、対インベーダー用のヴィールス兵器を狙うインベーダーは、教授の留守を狙って娘の冬子を襲撃し、川に突き落とす。
その後、白昼の奥多摩に出現して少しの破壊活動を行って姿を消す。
その夜、冬子に化けて教授の家に侵入すると、教授にヴィールス兵器の実験材料を持ち出すように言う。
冬子の存在を怪しみ、調査に向かった京太郎をインベーダーが襲撃した事や、教授の振りをして待ち伏せていた京太郎に目的を語ってしまった事からヴィールス兵器が狙いだという事がばれてしまう。
インベーダーの頼みを断り続けていた教授がついに実験材料を持ち出してしまうが、それはすり替えられていた偽物で計画は完全に失敗。
現れた京太郎の前でゴーストに変身し、ミラーマンと対決となる。
背びれから発射した破壊光線を避けられて「ミラーナイフ」で反撃されるが、耳から煙幕を噴射して後ろから不意討ちを行う。
尻尾でミラーマンの首を絞め、頭のトサカを発射して攻撃するがトサカを投げ返されてダメージを受け、「スライサーV」で尻尾を切断されてしまう。
武器を失って弱体化し、「ミラクル・キック」で頭を切断されて倒れ、爆発して果てた。
その後、本物の冬子の無事も確認された。
【余談】
デザインは米谷佳晃。
デザイン画初期稿での名前は「人喰い怪獣テクノジャガー」で、体が赤いのは『
怪奇大作戦』の第12話「
ジャガーの眼は赤い」から連想されたもの。
決定稿では額の一本角に「ロウソクの炎」という脚本に準じた指示書きも確認できるが、実際の着ぐるみでは白単色の一本角として造形された。
田宮教授の娘の冬子を演じているのは、『
仮面ライダー』にライダーガールズとして出演していた中田善子氏。
田宮教授役の神田隆氏は、『怪奇大作戦』第20話「
殺人回路」にも出演しているが、こちらも女の
幽霊にまつわる話だった。
追記・修正お願いします。
- 元々幽霊とかの属性は関係ないプレーンな怪獣として作られたんじゃないかなあ?劇中のリアクションからこの項目の不気味とか異質って紹介も含めて別にそうでもない物をわざとらしく幽霊!って必死に推してるっぽいのが不自然。悪いとかじゃなく現場は大変ね、って意味で -- 名無しさん (2020-06-26 18:00:18)
- ユニタングの着ぐるみといっしょでしょ? -- 名無しさん (2020-06-29 14:52:52)
最終更新:2024年05月04日 07:23