首絞め

登録日:2018/2/17 (土曜日) 00:58:00
更新日:2020/03/23 Mon 09:57:42
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首絞めとは文字通り様々な手段で首を絞める技である。

首を絞める手段も多種多様であり体格差を利用して馬乗りになって絞めたり、片手で相手の首を掴んで
そのまま締め上げたりと素手での手段もあれば紐やロープやタオルといった長く柔軟なものを相手の首に巻いて締めたりすることだってあるし
人外であれば触手や舌、尻尾で締める等締める方法は例を挙げればキリがない。

プロレスや総合格闘技での業界用語においてこうした技で意識を失うことを落ちるという。
プロレスではネックハンギングツリーやネックブリーカーという技があるし
総合格闘技では三角締めや裸締めという技があるなど禁止されてはいないものの
後述の通り使い方を間違えると確実に後遺症が残る上に下手をすれば命を奪いかねない危険な技である為
格闘技ではこれが決まった時点で決着となる事が多く、場合によっては使用自体を禁止されるケースもある。
また、大半の場合は頸動脈を絞めることのみを許し、気管の圧迫は反則としている。
とはいえ、これをやられた方の選手のタップが間に合わなかったりレフリーが止めるのが間に合わずに
落ちてしまう事もあるのでその場合迅速な蘇生行為が行われる。

というのも呼吸あるい首の血流が止まると脳に酸素が行かなくなるため酸欠状態になるが、
これが長時間続くと脳細胞が破壊される事によって、一命を取り留めたとしても後遺症が残ってしまい最悪の場合再起不能になる事もあり得るからである。

頸動脈が塞がり脳が酸欠状態になった場合、自動的に脳が生命維持のために意識を落とす。よってその後頸動脈が開放されれば脳に酸素がいきわたり、しばらくすると意識を取り戻す。
気管だけがふさがった場合はそのように意識が落ちることはなく、肺から送り出される酸素が不足することで全身が酸欠状態となり、やがて意識を失う。こちらは放置すると死に繋がり、後遺症の危険性も高い。無論、頸動脈を絞める場合も解放しなければ脳が本当に酸欠で意識を取り戻せず、死に至るが。

その為喧嘩においては金的や噛み付き目潰しと並ぶ卑怯な技の一つとして扱われることもあるがこれは
実際にこれらの卑怯とされる行為と違い命に関わる可能性が最も高い為だろう。

ちなみに絞首刑のように、縄などで首を吊った場合は頸動脈が長時間圧迫されて意識を失い脳が酸欠から脳死に至るか、頚椎が体重に耐えられずに折れて脊髄を傷つけ、やはり脳死に至る。
が、下手くそな吊り方をしたりそもそもそれが目的の場合は窒息するまで意識を保ち続けることもあるという。恐ろしいねぇ……。


派生技


  • ネック・ハンギング・ツリー

相手の首を両手で掴んでそのまま持ち上げ、叩き付ける技。
長身で怪力を誇るレスラーがよく使う技であり、坂口征二やアーニー・ラッドがよく多用。
勘違いされやすいが実は相手の頸動脈を直接絞めるのではなく掛けられている側の
自重によって掛けている側の指が食い込む事で苦しくなる技であり、
厳密には首絞めではないが漫画などでは首絞めとして扱われるのでこちらに記載。

  • 裸締め

元は柔道の技で、プロレスや総合格闘技でも多用され多くのバリエーションが存在する技。
服を着ていない相手にも掛けられることが名前の由来。
相手の首に腕を回してもう片方の腕で相手の頭部を掴んで押すバックチョークが有名か。
英語ではチョークスリーパー・ホールドか単にスリーパー・ホールドと言われる。
総合格闘技では相手に逃げられないように脚による胴絞めと共に行うのが一般的。

  • 三角締め

これも柔道の技で、上記の裸締め同様に服を着ていない相手にも掛けられるためプロレスや総合格闘技でも多用され
多くのバリエーションが存在する。
掛けてる側の脚が三角に見える事からこう呼ばれており、英語ではトライアングル・チョークとも言う。

  • 首四の字固め

プロレス技で、足を4の字型に組んで相手の首を絞める。

  • コブラクロー

タイガージェット・シンの得意技で、相手の頸動脈をアイアンクローで締め上げる。

  • バーチョーク

片腕で相手を押さえつけ、もう片方の腕を曲げて喉に押し付け絞める。

番外編


  • 首絞めセックス

読んで字のごとく首を絞めながらヤるプレイ。
首を絞められて意識が飛ぶ寸前が気持ちいいとの事だが当然ながら一歩間違えると死亡しかねない危険なプレイの一つ。
仮に死亡しなかったとしても後遺症が残る可能性が高いので絶対に真似してはいけない。
サスペンス物で犯人の殺人の動機となることがたまにある。

  • 首絞め/Noose Constrictor

Magic the Gatheringのクリーチャー。
手札を捨てるごとにパワーとタフネスが+1される。
各種マッドネスなど手札から捨てられたり、墓地にある方が便利なカードと組み合わせられる。
いわゆる共鳴者と呼ばれるカードの1枚で、かつてサイカトグなどとともに使われていた野生の雑種犬/Wild Mongrelのリメイク。


主な使い手


アシュラマン(キン肉マン) *1
ウォッチマン(同)*2
キン肉マン(同)*3
初代ウルトラマン(ウルトラマン)
ゼットン(ウルトラマン)
ナックル星人(帰ってきたウルトラマン) *4
ダース・ヴェイダー(スターウォーズ)*5
プレデター(プレデター)
鷹山仁仮面ライダーアマゾンズ)
メタルマン(メタルマン)
三味線屋の勇次、組紐屋の竜(必殺シリーズ)
ティオ(金色のガッシュ!!)
新城直衛(皇国の守護者)
KBTIT虐待おじさん(Acceed)
シズケサ、サフォケイト(ニンジャスレイヤー)
霞刑部(バジリスク~甲賀忍法帖~)*6
メッツラー(超電子バイオマン)*7
吸血マンモス(仮面ライダーV3)*8
へラクレス(ギリシャ神話)
サスペンスドラマに登場する暴漢・殺人犯の皆さん

等々。
漫画やアニメ等において怪力を誇る大柄なキャラがそのパワーを印象付けるために使う事があるが
噛みつきや目潰しと違ってあまり姑息かつ反則な技として見られず、尚且つわかりやすい表現の為よく使われる。
使い手は上記のチョーク等の技として形になっているものを除き(馬乗りになって締め付ける等の場合)尚且つ素手だと巨漢系キャラや怪力系キャラ、暴漢に偏る傾向にあるが
紐やロープの場合はこれに限ったことではなく、一見華奢な女性も結構な割合で見られる。
シンプルながら一度決まれば相手を確実に仕留められる強力極まりない技である一方、
デメリットも大きい。
人外の様に触手や尻尾などで絞めるのでもない限りは首を絞めるというポジションに立つ以上
どうやっても相手と体を密着させなければならず、
ネックハンギングツリーのような形での首絞めの場合、首を絞められた側が長い脚を持っていると顔面や胴体を蹴り上げられたり、
馬乗りになっての首絞めでも鳩尾や肝臓を蹴られるor殴られる、肝が据わった相当な猛者であればそこから腕ひしぎに移行されるなんていう場合もあり得る。
それに相手がナイフ等の凶器を持っていた日にゃ絞めている方が血を見たり悲惨な目に遭うのは
想像に難しくない。

また超能力などの異能が出てくる作品だと絞められた方が放電
発熱等で反撃、首を絞めている方が痛手を負うなんてケースもある。

噛み付き程成功率は低くないし卑怯者扱いされないだろうが首絞めにだってデメリットはあるのである。

とはいえまともな人間であれば呼吸ができなくなると本能的にパニックになる
冷静な判断ができなくなり、上記のような反撃もかなり難しいのが現実なのだが…
だからこそ喧嘩では絶対使ってはいけないのだ。


追記・修正は首を掴んでそのまま持ち上げられる方がお願いします。


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