ミラーマン(登場キャラクター)

登録日:2011/01/14(金) 14:54:54
更新日:2020/03/13 Fri 13:13:18
所要時間:約 4 分で読めます





ミラー・スパーク!





ミラーマンとは、1971年に円谷プロダクションが制作した、テレビ特撮番組『ミラーマン』及び『ミラーファイト』に登場したヒーローの名前である。



データ

身長:170cm ~ 40m
体重:70kg ~ 3万5000t
演:西条 満(第1~37話)
  久須美護(第36~51話)
声:石田信之



概要

二次元人の父と三次元人の母との間に生まれた鏡京太郎(演:石田信之)のもうひとつの姿。
京太郎はニ代目であり、先代のミラーマンは父だったが、インベーダーとの戦いの中で命を落としている。

鏡や水、金属などの光を反射する物体に向かって「ミラー・スパーク!」の掛け声と共にミラーアクションというポーズをとることで変身する。
変身にはかなり融通が利くので、劇中では月の光を反射した水溜まりや怪獣マヤザウルスの眼を介して変身してみせたりもした。(これは罠だったが)

飛行能力は無いが、光を反射する物体を通して移動する能力を持つ。
近距離ならノーリスクかつ瞬時でに移動出来るが、月などの長距離ともなれば激しくエネルギーを消費してしまい、移動にも多少時間がかかるようだ。
しかし鏡の世界*1に長時間とどまることは出来ず、ミラーマンの父はこの弱点を付かれて命を落とした。

また、水中や異次元、果ては 時間が止まる程の超重力空間 などの環境でも自由に活動出来るものの、月面や宇宙空間では一応活動こそ出来るが息も続かない上に飛行能力を持たないミラーマンにとっては不自由な場所であり、ウルトラマンのように自由に活動出来るという訳ではない。

初陣ではディフェンスミラーしか使えず、格闘能力も低かったが戦いを通して力を付けていき、時には父の教えを受けて新たな必殺技を会得していった。

第26話にてインベーダーの罠に落ちて体内にエネルギー時限爆弾を仕掛けられ、エネルギーが尽きると爆発する危険に晒されるも、父からカラータイマーを与えられて的確にエネルギー残量を掴めるようになり、自らもエネルギー消費の低い必殺技を開発していく。
この展開はよく「捕まえといて爆弾仕込んで返すだけとかwww」とネタにされるが、実際はインベーダーが捕まえたのはいいがミラーマンを殺せないことに驚愕するシーンがある。
爆弾を仕込んでエネルギー切れ任せにするしかないほど、ミラーマンは強力なのである。

最終回、インベーダーの最大にして最後の作戦をSGMと共に退けて地球を守りきった京太郎は、夕陽に染まる海岸で父の形見のペンダント(これを使って変身することは三次元の世界に別れを告げることを意味する)を使って最後の変身をする。
そして二次元の世界の復興の為に、SGMの仲間達に見送られながら父の待つ二次元の世界へと旅立っていった。



鏡 京太郎

ミラーマンに変身する力を持った23歳の青年。
先代ミラーマンである二次元人の父と御手洗博士の助手だった三次元人の母・優子との間に産まれたハーフ。

生後間もなく父がインベーダーに殺され、命を狙われることを危惧した母によって御手洗博士に預けられ、何も知らないまま普通の青年として暮らしてきたが、インベーダーが本格的に地球侵略を開始したことを切欠に自らの出自と両親の話を聞かされ、ミラーマンとしての戦いを開始した。

当初は突然聞かされた自分の正体に混乱して戦いを拒否していたが、卑劣なインベーダーの策略に対して戦う決意を固めた。
明るい青年であるが、精神的に未熟なところがあり、インベーダーの挑発に乗って罠に落ちることも少なくなかった。

普段はSGMの手伝いをしつつ毎朝新聞社のカメラマンをしているが、SGMの組織強化後は特別隊員としても活動するようになった。



必殺技


◆ミラーナイフ
作中で最も使用された必殺技。手から光のナイフを連射する。
初期には決め手として多用され、シルバークロスにその座を譲った後も牽制から止めまで頻繁に使用される。
ジャンプして片手または両手で放つ ミラーシュート(ジャンピングミラーナイフ) というバリエーションもあり、こちらも使用頻度は高い。


◆ミラースライサー
両腕から放つカッター光線。
垂直に2発放つ スライサーV 、水平斬りの スライサーH の2タイプがある。


◆ディフェンスミラー
防御バリア。
両手の間に長方形の光の板を作り出すのが最もポピュラーなタイプだが、
手の動きに沿って火焔怪人ザイラスの光の剣を防いだ細長いタイプ、古代恐竜アロザのレーザー光線を連続で捌いた片手で素早く作り出すワイパータイプなど様々な形状で展開出来る。
敵の攻撃を反射する効果があり、このバリアで跳ね返された光線が止めになった怪獣もいる。


◆ミラー・アイビーム
両目からの破壊光線。
主にインベーダーの宇宙船の破壊に使用されるが、インベーダーが乗り移った人間を元に戻す効果もある。


◆シルバークロス
矢じり型の光弾を撃ち出すミラーマン最強の必殺技。この技を受けて倒れなかった怪獣は殆どいない。
非常に強力な分、膨大なエネルギーを消費する。
エネルギー時限爆弾を埋め込まれた為に一時期は使用が制限されたが、次第にエネルギー消費量を的確に把握出来るようになったからか37話から再び使用されるようになり、40話では2連続で放っている。


◆ミラーキック
腕を負傷してミラーナイフやシルバークロスを使えなくなった際に編み出された必殺キック。
足を黄色に輝かせて相手の頭部を蹴り落とす。


◆ミラクルキック
腕を痛めた時にインベーダーに襲われた京太郎がその時に放ったキックを元に考案したミラーキックの強化版。
ミラーキックとは足が赤く輝くこととキック前に回転をする点などの違いがある。
また、両足にエネルギーを集中させているので同時に複数の相手を攻撃出来る。
エネルギー消費が抑えられている為、カラータイマーの状態によってシルバークロスと使い分けられる。


◆必殺水平斬り
高空にジャンプしてから発射する赤い風車型のカッター光線。
「水平」の名前に反して垂直にも切断出来る。


◆ミラーハレーション
鏡や光を反射する物がない場所で使用する技。
本来はテレポーテーションする技だが、同時に強烈な閃光を放つために目くらましとしても使用される。


◆ミラーファイヤー
体内の光のエネルギーをビームにして放つ。
白色がメインのミラーマンの光線技にしては珍しくカラフル。


◆ミラーグラックル
シーキラザウルスに使用した渦状のストップ光線。


◆瞬間移動
光を反射する物体の前でミラーアクションをすることで光を介して鏡の世界に飛び込み、別の鏡面から出現することが出来る。
変身と同時に行えるので、光を反射する物体がある場所ならば変身した場所からどれだけ離れた場所であっても瞬時に駆け付けられるのである。

流石に光があれば無制限に移動可能という訳ではなく、月まで行った時はエネルギーを激しく消耗してしまっていた。
また、鏡の世界に長時間留まることは出来ず、あまりに長い間閉じ込められてしまうと命を落としてしまう諸刃の剣でもある。


◆ミラーアイ
透視光線。
異次元をも見渡すことが可能。




余談

『天才バカボン』第68話「パパはこうして植木屋になったのだ」で授業中に将来の夢を聞かれたバカボンが「ミラーマン」と答えて笑われるシーンがある。さらにその話を家でした際に、バカボンのパパがミラーナイフの仕草をしている。『天才バカボン』第1作のスポンサーは『ミラーマン』と同じく大塚製薬の単独提供である。

主題歌は「今だ! キックを使え! 目だ!」と不可能ではないが微妙に無茶ぶりをしてくることで一部で有名。

ジャンボーグA』の12.13話にゲスト出演した岸京一郎は石田が演じており、ナレーターの「ミラーマンの石田くんも出る」と言う言い方からミラーマンの鏡京太郎として出ると勘違いしたファンが多い。

後の『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』にて、リメイクキャラであるミラーナイトが登場している。
また、同作品にてミラーナイトの故郷である鏡の星の住人の声を、ミラーマン40周年で偶然円谷プロを訪れていた石田信之が担当した。
石田氏は「40年後の鏡京太郎と思って演じた」とファン感涙のコメントを発している。
『新ウルトラマン列伝』第9話でもウルトラマンゼログレンファイヤーがミラーナイトに似た戦士としてミラーマンを紹介した。(作中では別次元の戦士と断言。)

本作のダストパンはタイの黒歴史映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』、ゴルゴザウルス二世は『ウルトラマンタロウ』、アロザは東映作品の『宇宙刑事ギャバン』と言った他の作品に出演している。

本作には「モスゴジラ」と「ハリゴジラ」という明らかに怪獣王ゴジラの名前を題した怪獣がいるのだが、容姿はゴジラには似ていない。

2016年の24時間テレビのランナー、林家たい平がファンだったため、日本テレビの番組にゲスト出演した。






追記・修正は鏡に飛び込みながらお願いします。

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