SCP-1981-JP

登録日:2020/07/12 Sun 22:53:54
更新日:2020/07/14 Tue 19:37:28
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SCP-1981-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は「べっちょり岩」。
オブジェクトクラスは「Euclid」で、JPのコードが示す通り日本支部の管轄にある。

概要

このオブジェクトが何かというと項目名通りべっちょりとした岩である。直径は80センチで重量は400キロ。元ページに画像が載っているが、写真だけだと本当にその辺にあるタダの岩である。
調査の結果、このべっちょりとした物質は某社から発売されている一般的なポマードと成分的に完全に一致しており、特に異常性はないことが確かめられている。
ちなみに拭きとっても何度でも再出現する。
まぁこれだけなら単なる「変な岩」で、間違ってもEuclidクラスには指定されないだろうが、なんとコイツは意志を持って喋るのである。
……意思を持った石(ry(※トマト案件)

チャド共和国のンジャメナで発見されたこの岩だが、 なぜか名古屋弁で喋る
ただし、普通に喋ることができるのは「ある条件」を満たした時だけであり、条件を満たしていない場合2秒の間隔を空けてひたすら「俺ってグレイト?」と周囲の人間に語りかけ続ける。 ウゼェ
なお、表面の成分を調査したところ、コイツの出自はンジャメナとは一切関係なく、愛知県の某山っぽいことが確かめられている。

そのある条件だが、「マカダム式ロードローラー」にSCP-1981-JPを乗せた場合……って言ってもよくわからんだろうが、要するにDIO様が武器として使っていたあのタイプのロードローラーに乗せるとなぜかコイツは流暢に喋り出す。
それどころか、 なんとロードローラーを自在に操る 謎の技能も持っている(どうやって操縦しているのかは不明)。ただし、この技能を見せたのは収容当時だけで、現在は行っていない。何かしら理由があるのか財団は調査している。

SCP-1981-JPの人格だが、22歳日本人男性と自称している。一応財団の収容には協力的だが、一部証言に嘘の内容が含まれているため、どこまで信用していいかは不明。
また、男性職員には比較的友好的な態度を取るが、女性職員には割と冷淡で会話を拒否する傾向がある。 ただし、10分ぐらい説得すれば観念して普通に話し始める
平均的成人男性クラスの思考力があり自発的にロードローラーを操縦できることも踏まえれば、現状協力的とは言え心の底で何考えているのかはわからないので、Euclidはまぁ妥当なところか。

コイツの発見当時の状況だが、 ンジャメナ周辺のシャリ川でロードローラーに乗ってブイブイ言わせているところを発見され、収容された 。見つけた人はびっくりしただろう。
その当時、ロードローラーに親し気に話しかけている様子が確認されている。
なお、周辺の監視カメラなどを検証したが、どうやってンジャメナまでSCP-1981-JPが来たのかは確認されていない。そのため、瞬間移動などの未知の異常性がある可能性も存在している。

また、一応男性職員には友好的なので、インタビューも行われている。以下がその記録である。

インタビュー記録1981-JP-██

対象: SCP-1981-JP

インタビュアー: 越智博士

付記: 本インタビューはSCP-1981-JPをマカダム式ロードローラーに設置した状態で実施されました。なお設置したロードローラーは燃料が注入されておらず、運行不可能な状態でした。

記録開始:

越智博士: こんにちは、SCP-1981-JP。

SCP-1981-JP: よう、良い夜だな。ロックな俺がブイブイ言わせるにはちょうどいい日ってもんだ。

越智博士: 今日はあなたがここに収容される以前の話をお聞かせください。あなたは何の目的でチャドに来ていたのですか?

SCP-1981-JP: あぁ、アンタには俺がロックな男だって話は、散々してきたと思うけどな?俺は現状で満足するほど落ちぶれちゃあいないのさ。更なるロック、真のロックンローラーになるために、俺は流離い続けるのさ。

越智博士: つまりあなたは、自身のためにチャドに行ったということですか?

SCP-1981-JP: それだけだとちょいと弱いな。 例えば相棒のこいつ。こいつも俺と同じロックンローラーの道を目指してる。小粋な奴だろ?

越智博士: こいつ、とは?

SCP-1981-JP: 俺の下にいるのが見えるだろ?

越智博士: ロードローラーのことでしょうか?あなたはそれが、あなたと同じく知能を有していると?

SCP-1981-JP: ナンセンスだぜ博士。俺とこいつは、ソウルで繋がっているのさ。言葉なんざ必要ない。俺はこいつとなら、完全無欠のロックンローラーになれる。そうだろ?相棒。(8秒間程、断続的に相槌を打つ)…ふ。だな!

越智博士: しかしその言い方ですと、あなたはまだ目的を果たしていないように見受けられます。SCP-1981-JP。あなたの目的について、もっと詳細に教えてください。

SCP-1981-JP: なんでもお見通しだな。そう。俺たち二人は、まだ完全じゃない。後1人、1人メンバーが加わることで、俺たちはスターの仲間入りを果たす。そのために日本を飛び出し、アフリカまで探しに来たんだ。ま、八分の七ってところだな。パズルの最後の1ピースを埋める瞬間はいつだって心躍るものさ。しかしまぁ、そんな大事な時に、俺はアンタらに捕まったんだけどな。

越智博士: なるほど。それで、その新メンバーとは?

SCP-1981-JP: 全く、本当に無粋なやつだぜ。そうだな、俺が六本木のヤクザとドンパチやりあった話でもしようか。
(この発言以降、SCP-1981-JPはインタビュアーの質問に答えず、異なる供述をしました。そのためこれ以上のインタビューの続行は不可能とされ、インタビューの中止が決定されました)

<録音終了>

終了報告書: このインタビュー以降も、複数回にわたってインタビューが実施されましたが、SCP-1981-JPは黙秘及び不明瞭な解答を続けています。


さて、とりあえずここでSCP-1981-JPの異常性についてまとめよう。
  • 名古屋人の人格を有している
  • 愛知県産の
  • ンジャメナで発見された
  • ロードローラーに乗っている
  • ロックな性格をした
  • あと一人仲間を探している
  • ポマードまみれの岩


…… なんだこのわけのわからん代物
ロックな岩……(※再びのトマト案件)



あ、それとコイツは収容後に一度収容違反をやらかしている。

不明な方法で瞬間移動を行い、なんと今度はジンバブエのマシュランドに出現したのだ。

財団は慌てて現地の監視システムなどを探り、再収容を行ったがその際は以前と比べてかなり友好的な態度になっていた。

どうも、現地で「ンビラ」という鍵盤楽器(現実世界にもある楽器である)を盗み出しており、それと一緒にいることがコイツの精神安定につながっているらしい、ということがわかったので、財団はロードローラー及びンビラと一緒に収容することを検討している。



……うーん、それにしても、なんだか全然わけがわからないオブジェクトである。

「ロックンローラーを目指している変な岩」……

「ロードローラーに乗ってンビラを相棒にした岩」……

「岩がンビラを持ってロードローラーに乗っている」……

ロックビラを持ってロードローラーに乗っている」……

ロックビラを持ってロードローラーに乗っている」……




余談

なお、チャドで発見された岩がどうして輸送の手間をかけてまで日本支部の管轄に置かれているのかは報告書では触れられていないので不明である。メタ的には日本人が書いたからなんだけど
本人(本岩?)が日本人の人格を持っているので、日本語話者の多い支部で管轄した方が良いと判断されたのかもしれない。


追記・修正はロックンローラーな岩の方にお願いします。



CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-1981-JP - べっちょり岩
by nao_sunney
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1981-jp

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最終更新:2020年07月14日 19:37