信仰(Elona)

登録日:2020/08/21 Fri 14:59:15
更新日:2025/01/22 Wed 15:47:24
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ここではローグライクゲームElona』に登場する信仰の対象を紹介する。

概要

Elona世界には七柱(+1)の神が存在しており、それぞれが信仰の対象となっている。
なお、「猫の神」などの種族は「神」を冠しているだけで、信仰の対象ではない。神クラスの戦闘力はあるけど

プレイヤーはこの中から任意の神を選んで信仰することができる。
神を信仰すると様々なメリットが得られる。

メリット

  • 信仰している神ごとにスキルやステータスにボーナスを得られる
  • 一定以上信仰を深めるとご褒美がもらえる
  • 特殊なスキルも使えるようになる

ご褒美は「下僕」「宝物」「アーティファクト」の順。どの神も必ずこの順番で受け取ることになる。

それぞれの神ごとに得られるメリットには違いはあるが、「祈りをささげると一定の信仰度と引き換えにステータスを回復できる」は全神で共通。

デメリット

  • 改宗すると呪われる

呪われるとかなり凶悪なデバフを長期間受けることになるため、戦闘力にペナルティがかかることになる。

……実質的なデメリットはこれだけである。実は、他のローグライクと比べると信仰のデメリットはかなり緩やか(他のゲームだと戒律としてやってはいけないことが制限されるケースがある)
改宗さえしなければ特にデメリットはないし、呪いも状況次第で抵抗も可能なので、あまり気にする必要はない。

信仰の仕組み

まずは、その神に対応する祭壇を発見する必要がある。
普通にダンジョンを潜っていてもごくまれに見つかることがあるが、どの神かはランダムなので、この方法で信仰対象を決めるのはお勧めできない。
それよりは、「神々の休戦地」に行った方が良い。

パルミアの北の方をずっと行くと、なんだかよくわからない建物がある。ここが「神々の休戦地」である。
ここには無のエイスを含めた全ての神の祭壇があるので、好きな神を信仰することができる。
ただし、だいぶ街から離れることになるので、初心者には少々厳しい旅路になる。
また、街と違い再生成されることはないので、破壊には要注意。後述の「祭壇乗っ取り」もできるがエイスの祭壇以外に下手に手を出すとその神を信仰しにくくなってしまう。マニはのっとっていいかもしれないが

ちなみに、祭壇は一応オブジェクトなので自宅に持って帰ることも可能。ただし、500sという非常識な重さなので盗むのは非常に困難。
一部ダンジョンには「誰のものでもない」扱いの祭壇があるが、普通に拾っても潰れるだけなので持って帰るには一工夫必要。

信仰度の上げ方

信仰度はスキル「信仰」と密接にかかわっており、信仰スキルの上限までしか信仰度は上がらない。信仰スキルの上げ方についてはスキル(Elona)を参照。

信仰度は、主に3つの上げ方がある。
  • 信仰の巻物
  • 神に捧げもの(死体・好物)
  • 他の神の祭壇を乗っ取る

信仰の巻物は信仰スキル経験値も一緒に手に入るが、滅多に手に入らない珍品なのでそうそう頼ることはできない。
基本的には神に死体及び神ごとに異なる好物を与えて信仰を深めることになる。
死体は重ければ重いほど高評価。好物は希少価値に関わらず一定の評価。ただし、腐った死体や料理された死体の評価は低い。
原則重い死体をクーラーボックスに入れて保管しつつ、好物を探していくのが基本の流れになる。
また他の神の祭壇に捧げものをすると乗っ取って自分の神の祭壇にすることができ、その際は大きく信仰度が上がる。捧げものができるポイントを増やすこともできるので乗っ取りは重要。
エイスの祭壇なら抵抗されることなく確実に成功する。
パルミアやノイエルにある祭壇は乗っ取っても燃やせばそのうち白紙になって復活するので、うまく使えば効率よく信仰度を上げられる。


以下、信仰できる神の一覧。

神の一覧

機械のマニ


入信者か。私の名を貶めないよう励むがいい

  • 好物…銃 機械
  • ボーナス…器用 感覚 / 銃 治癒 探知 宝石細工 鍵開け 大工

機械を司る神。信仰しているとプレイヤーにも機械化を勧めてくる。
一言で言うと、 超絶地味 。地味すぎて一周回ってネタとして愛されている節すらある。
ボーナスがかかる対象がいずれも地味な上、固有のご褒美もどれも非常に微妙。言動も「神らしい」と言えば聞こえはいいが、個性に欠けている。
好物である銃、機械は店にあまり並ばないため、信仰度もイマイチ上げにくい。
数少ないメリットは、ヴェルニースからほど近い「アクリ・テオラ」に確定で祭壇があるので、ゲーム開始直後から信仰できること。
神々の休戦地に行くのも難しい初心者には馬鹿にできないメリットではあるが……。またここには銃器専門店があるので、投資しておけば効率よく信仰度を上げられる。

一応固有のメリットとして、宝石細工への高いボーナスが挙げられる。素材を変化させる巻物を量産するならなかなか便利。それ以外の用途は特にないが。

  • 特殊能力…「マニの解体術」
罠を踏んだ時、汎用マテリアルに解体できる能力。
生産スキル全般が微妙な上にスキル「罠解体」で解体してしまったときは無効なので、互いに競合しあう微妙な能力。
そもそも罠は踏んでから何とかするより踏まないようにするのが基本であるし、Elonaの罠はローグライクとしてはかなりヌルイので需要もイマイチ。
あって損はないが……。
  • 下僕…アンドロイド
機械の神らしく、銃器を扱うことが得意な下僕。
敵からは常に1マス以上距離を取るような思考。
特殊能力がブーストしかなく、ほかの神の下僕と比べるとあまりに魅力に欠けているが、それでも普通のペットよりかは強い。

  • 秘宝…マニの再構築の宝玉
杖の「錬金術の杖」と全く同じ効果。 以上
……失敗しないので便利っちゃ便利ではあるが、わざわざ神から貰うようなものでもないような…。
一度使うと24時間は再使用できない。

  • アーティファクト…ウィンチェスター・プレミアム
強力な銃器補正を持つ散弾銃。単純な武器としての性能はなかなか優秀だが、そもそも散弾銃自体が結構癖のある武器なので使い勝手が良いかと言うと微妙。
なお、アンドロイドとの相性はかなり悪い(アンドロイドが常に1マス以上距離を置くせいで最大火力を出せない)。
なぜか武器の癖に地味に優秀な耐性を持っており、さらに妙に軽いのでいっそ防具代わりと割り切った方が使えるかも。

風のルルウィ


私を選んだのは正解よ。たっぷり可愛がってあげるわ、子猫ちゃん

風を司る女神。どんなプレイヤーでも必須能力である速度にボーナスがかかり、好物も集めやすく痒いところに手が届く非常にありがたい神。
詳細は風のルルウィ(elona)を参照。

元素のイツパロトル


我が期待に応えて見せよ

  • 好物…杖 長棒
  • ボーナス…魔力 / 瞑想 / 火炎耐性 冷気耐性 電撃耐性

大仰なセリフが特徴の元素を司る神。
脳筋戦士プレイヤーには属性耐性ぐらいしか恩恵がないが、魔法使いにとっては最終信仰の有力候補。
ボーナスがかかる能力が少ない代わりに伸びしろが非常に大きく、極めて行くとボーナスだけでかなり能力が上がる。
しかし、好物である杖と長棒は武器屋にも滅多に並ばず、全神の中でも最も信仰を深めにくい。
初心者が信仰すると間違いなく苦労する。魔法使いプレイの難易度も含めて色々な意味で上級者向け

  • 特殊能力…マナの抽出
スタミナを消費してMPを回復する。
咄嗟の魔力切れは魔法使いにとって命に関わる事態なので、いざというときにあって損はない能力である。

  • 下僕…追放者
魔法の矢、地獄の吐息、暗黒の矢の三種の魔法で敵を攻撃する魔法使い系の下僕。なぜか元素の神の下僕なのに元素系魔法は使わない
特徴的なのは、魔法を三連射する特性を持っていること。一発当たりの火力は落ちているがそれでも総火力は優秀。矢系魔法は味方を決して巻き込まないのも頼れるところ。
ただ、地獄耐性と暗黒耐性の高い相手には思ったほど火力が出ないので注意。
物理攻撃は一切行わないので、武器は耐性だけを考慮して選べばいいだろう。

  • 秘宝…イツパロトルの秘宝
元素ダメージ強化のフィートを習得できる。効果は単純明快でそれだけに優秀。

  • アーティファクト…エレメンタルスタッフ
杖だが、「詠唱」などの魔法関連のスキル補正は一切付かない変わり種。
単純な武器としての性能は控えめだが、相手の元素耐性を削る「元素の傷跡」と火炎・冷気・電撃の追加打撃効果で相手を滅殺する まさかの殴打武器
非常に軽いのも特徴。
ただし、火炎の追加効果が想定外の事態を起こしやすいので注意。
何気に耐性が非常に優秀なので、自分から殴ることは一切ない追放者との相性は良好。
とはいえ魔法攻撃専門なので武器にするならやはり魔法の威力を上げるエンチャントがついてる方がいいわけだが……

収穫のクミロミ


よくきたね…期待…しているよ

  • 好物…野菜 種
  • ボーナス…感覚 器用 習得 / 栽培 錬金術 裁縫 読書

ダウナー系で争いごとを好まない性格の神。しかし信仰を深めるとヤンデレっぽい側面も…。ちなみに男神
戦闘にはあまり向いていないが、農夫プレイをするならば最適、というか一強。
栽培スキルへのボーナスのおかげで、農夫を強力に手助けしてくれる。
好物である野菜はヨウィンで盗みまくれば簡単に供給できるが、自分で栽培したものを捧げてもいいというかそれが本来のあるべき形だろう
何気に読書へのボーナスがあるので魔法使いプレイでもそこそこ有用。

  • 特殊能力…生命の輪廻
食物が腐るとき、ランダムに種へと変換してくれる。
種の供給に貢献してくれる便利な能力だが、発動がランダムなのが少々ネックか。
とりあえず種を手に入れたいなら果実の木から大量に果物をゲットして適当に持ち運んでおくと良い。
大量ストックしておくと一気に変換できるが、数にばらつきがある上に上限もある。

  • 下僕…妖精さん
種族の「妖精」とは別物なので注意。
遠距離武器と魔法で後衛からサポートする援護型のキャラ。火力が高いわけではないが、縁の下の力持ちとして働いてくれる。
戦闘力もそれなりに高いが、最大の魅力は「食べ物を食べると一定確率で種を吐き出してくれる」こと。
効率がそこまで良いわけではないが、時々与えてやればそれなりに種を供給してくれるようになる。

  • 秘宝…クミロミの活性化の宝玉
作物を一段階成長させるか、枯れてしまった作物を復活させることができる農業用の秘宝。
一度使うと72時間再使用できなくなるので何に使うかは慎重に。
希少なアーティファクトの種やハーブの種が枯れてしまったとしても、実が成るかどうかは結局栽培レベル依存。
そして大規模な農園を作っているならたかが1株ぐらいどうってことないので使い時は思った以上になかったり。

  • アーティファクト…クミロミサイズ
武器としての性能はそこそこだが、栽培・料理・採掘に極めて高いボーナスが付与される。武器というか農機具である。
戦闘系のスキルは乏しいが、0.8sと鎌とは思えないほど軽く、ステータス補正も何気に優秀なので二刀流の二本目などとしては意外と使える。

地のオパートス


フハッハハハハ。逃がさんぞ!

とにかく豪快な言動が特徴な大地の神。
その言動通りボーナスがかかる対象も筋肉関連ばかりで非常にわかりやすく明確。
詳細は地のオパートス(elona)を参照。

幸運のエヘカトル


わ~ほんとに信じてくれるの?くれるの?

その独特の言動で高い人気を持つ神。とあるイベントにもちらっと顔を見せている。
詳細は幸運のエヘカトル(elona)を参照。

癒しのジュア


べ、別にアンタの活躍なんて期待してないんだからねっ

  • 好物…鉱石
  • ボーナス…意思 / 治癒 瞑想 解剖学 料理 魔道具 魔力の限界

典型的ツンデレ言動をとる女神。セリフのほぼ全てで最初の文字を2回言っている。
好物を集める難易度はオパートスと同等でやはり信仰を深めやすい神の一つ。
ボーナスは主に耐久関係に強くなるが、解剖学と料理のおかげで食糧事情が良くなるのも特徴の一つ。
単純なボーナスよりは特殊能力などが美味しい神。

  • 特殊能力…ジュアの癒し
スタミナを消費してHPを回復する。信仰さえあれば、純戦士系キャラでも十分すぎる回復量を手軽に得られる貴重な手段になる。

  • 下僕…防衛者
前線で戦う戦士系キャラだが、範囲内の味方を回復する「治癒の雨」や死亡した仲間を蘇生させる「レイハンド」でパーティー全体の安定度を大きく引き上げてくれる。
聖なる盾やリジェネも活用するので、単騎でも非常にしぶとく最前線を支えてくれる。

  • 秘宝…ジュアの秘宝/ジュアの聖なる雨の宝玉
唯一秘宝を2種類持つ神。2つセットでくれるのでお得感がある。
ジュアの秘宝は狂気度減少フィートを習得できる。目立った効果は感じにくいがあって損はない。
聖なる雨の宝玉は8時間に一度治癒の雨を使えるようになる宝玉。連続使用はできないとはいえ、いざという時の保険としては便利。

  • アーティファクト…ホーリーランス
攻撃系の追加効果はないが、「治癒の雨」と「ホーリーヴェイル」を発動できるので、生存率を大幅に上げられる防御系の武器。
また、意志への高いボーナスも特徴的。

無のエイス


あなたは神を信仰していないが、試しに捧げてみた

この世界では「無宗教」という概念はないのか、何の神も信仰していない場合、この神を信仰していることになる。
一切のボーナスがないため特にメリットはないし、エイスから声をかけてくれることも皆無。
ただ、エイスの祭壇でも水を置くと他の神同様祝福はしてくれるので、やはり何かしらの奇跡的な力はある様子。
既に神を信仰している場合、エイスの祭壇で祈りを捧げることでエイス信仰に戻ることもできる。当然呪いを食らうだけで何のメリットもない。
設定上は無宗教的な概念という訳ではなく、かつて神だったがその地位から落とされた神。作者曰く元々何の神だったかはまだ決められていないとのこと。


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最終更新:2025年01月22日 15:47