登録日:2020/08/23 (日) 21:20:37
更新日:2024/10/03 Thu 10:20:17
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ジャオーム
概要
聖ラングラン王国の「
魔装機計画」にて開発された魔装機。守護精霊は風系低位・陽炎の精霊であるジャノク。
ライトグリーンの機体色。広げた翼のような形状の背部スラスターと
鉤爪を備えた脚部など全体的に猛禽類を彷彿とさせる機体となっている。
ノルスに次ぐ2体目の
魔装機として開発され、先達が一定ラインの出力を発揮できなかった事から本機がラングランの正魔装機第1号として登録された。
穏やかな気質の多い風属性の精霊の加護を持つだけに初心者でも扱いきれる操作性と高い機動力を備えている。
搭載されたプラーナ・コンバータは優秀な性能を発揮しており、操者のプラーナ(気)次第では魔装機神に匹敵する出力を発揮することが可能だと言われている。
しかし初期開発の機体なだけに問題点も幾つか提示されてしまっている。
装甲に使用しているオリハルコニウムはノウハウ不足のため加工が不十分で、機体の随所に強度が不足している部分が発生しており強化セラミックで補強している。
火力も後続の機体群と比べるとかなり貧弱な物となっている。
比べるのもおかしい奴はいるけど
魔装機神シリーズの主人公であるマサキがラ・ギアスに召喚された当初に使っていた機体であり、マサキが
サイバスターに乗り換えた後はゲンナジーに受け継いだ。
基本的に操者はこの2名だが一時期ゲンナジーが諜報活動のためアンティラス隊から離れた際にトレイスに貸し与えられている。
後継機のジャスティニアが完成した際には運用面での問題点が少ない機体であるためか、同じく後継機が完成したジェイファーやフェンターと違い前線を退く事なく運用を続行されている。
武装
旧シリーズ「EX」のようにまだラ・ギアス関連の設定が固まり切っていない時期は普通に
SF的な火器を主体とした装備大系になっており、ファンタジックな要素や剣を活かした技のような武装に乏しかった。
また、魔装機神関連のユニットの戦闘アニメ演出が大幅にパワーアップした
スーパーロボット大戦α外伝では、それに従い短い間しか使用できないユニットのジャオームも当時としては
サイバスターよりもよく動く。
単なるビームキャノンのような兵器も独特の原理を感じさせる発射ムーブが追加されるなど、演出面ではかなり優遇されている
旧シリーズのEXやコンプリートボックスで使用できた武器。現在の設定では搭載しているかは不明。
大太刀のような形状をした刀剣。
機体の全長ほどある大鎌。トレイスが操者の際にディスカッターの代わりに使用する。
胸部の球体から発射する光学兵器。
携帯型の
レールガン。本機の数少ない保有火器の一つ。
ROE以降で使用する火器。ランクアップさせる事でハイパーレールキャノンとなる。
ゲンナジー搭乗時の
必殺技。ディスカッター」で相手を十字に切り捨てる。
なぜかLOE限定。
罪と罰をランクアップさせる事で使用可能。罪と罰の後に左手から発射した風で敵を吹き飛ばす。
こちらもLOE限定。
ROE以降の必殺技。敵の懐に飛び込んだ後に逆手の払い抜けから下段の斬り上げを行う。
切り抜いた際に黒い血煙が噴き上がる。
死せる魂をランクアップさせる事で使用可能。
逆手の払い抜けで標的の動きを止めた後、敵を正方形に切り分ける。
ROE限定。
トレイス搭乗時の必殺技。
機体が発熱するほど出力を引き上げた後に敵に飛び込み、斬撃を幾度も繰り返す。
フォーティアンミラージュをランクアップさせる事で使用可能。神祇無窮流鎌刀術・絶影の型。
風を纏い敵機に突進。鎌の一振りで敵を吹き飛ばした後に左手から発射した魔力で拘束。鎌の一振りで敵を切り裂く。
ジャスティニア
全高:不明
本体重量:不明
動力:フルカネルリ式
永久機関
装甲材質:オリハルコニウム
操者(搭乗者):
ロザリー・セルエ
戦闘曲:これがあたしの生きる道
概要
ジャオームの後継機として開発された機体。守護精霊は風系低位・野分の精霊であるジャスフィ。
機体色はエメラルドグリーン。ジャオームから一転して手足が細い女性的なラインをしている。巨大な肩部装甲を左右2枚ずつ計4枚備えておりそのシルエットは花や
蝶を彷彿とさせる。
前身であるジャオームにおいて問題点とされた火力の貧弱さを克服しており肩部装甲に内蔵された
ミサイル発射管は非情に高い攻撃力を発揮する。
南北戦争終結後に完成し、操者はジェイファーから乗り換えたロザリーが担当する。
なお、この機体のロールアウトでラングランの正魔装機の登録数が16を越えてしまうのだがセニアは「戦力強化のためには仕方ない」として割り切っている。10年拘った設定がそれでいいのかウィンキー
『野分』とは「野の草を吹き分ける強い風」という意味だが精霊ジャスフィの気質は非情に穏やかでジャスティニア自体の操作性も非情に素直。
操者であるロザリーもその扱いやすさに感激の声を挙げている。それだけジェイファーがアレだったという事だろう
武装
ベイオネットをランクアップさせる事で使用可能。
神祇無窮流及び不易久遠流の初歩的な技
ベイオネット内に搭載された火器。
本機の代名詞とも呼べる火器。肩部装甲から発射するミサイル群。
弾頭の形状は赤い花弁。
オービット(orbit)は「(天体や人工衛星などの回る)軌道」という意味。
魔装機神Fで追加された武装。オービットミサイルのランクアップで使用可能。
肩部装甲から発射した蜂のような形状のミサイルが針を発射してけん制した後にミサイルその物が体当たりする。
本機の必殺技。ちょうめいけん・あまのほしかぜと読む。
神祇無窮流と不易久遠流の合わせ技で銃剣に弾薬を込めた後、風を纏い突撃。
敵を切り刻みながら銃剣の引き金を引き、赤く発光した刀身で横一文字を見舞う。
魔装機神Fで追加された武装。そうこくけん・りゅうこうほうめいと読む。
ムデカのニムバスとの合体攻撃で、ジャスティニアとニムバスで砲撃を放った後にジャスティニアが敵を切り裂きニムバスに向かって蹴りだす。
最後は2機の剣で挟み込み同時に切り裂く。
余談
◎ジャオームは「主人公が最初に乗る機体」「初期に開発された
試作機」「パイロット次第では高い性能を発揮する」といった点から
聖戦士ダンバインの主人公機
ダンバインがモデルではないか?と推察されている。
◎マサキがかつて乗っていた、というのは魔装機神発売に際しての後付け設定であり
初登場の「EX」ではゲンナジーの機体ということで終始固定されている
現在でこそ
サイバスター搭乗以前のマサキのイメージで華奢で未熟な猛禽のような
佇まいをしているジャオームだが、この頃は操者が寡黙でごついマッチョなロシア人ということで
立グラフィックもカラーリングは同じまま、横に広いどっしりとした立ち姿になっている。
追記・修正はジェイファーより素直な操作感でお願いします。
- まだサイバスターに出会う前のマサキの愛機、というのがよく合う秀逸なデザインだと思う。前期主人公機としてはかなり好きな部類 -- 名無しさん (2020-08-24 16:27:38)
- 真・魔装機神ではジャメイムという似たような立ち位置の機体がある -- 名無しさん (2020-08-25 02:45:07)
- ちゃうんや、ジェイファーがダメなんやない……近接格闘重視のロザリー(とついでにファング)と相性悪かっただけなんや…… -- 名無しさん (2020-08-25 17:00:19)
- 魔装機神LOEではマサキがサイバスターに乗り換えた直後、一時的にセニア姫が操縦する場面もある。何気に乗った人の多い機体 -- 名無しさん (2020-08-25 23:08:28)
- α外伝のビームキャノンの構えがカッコいい -- 名無しさん (2022-08-14 12:53:44)
最終更新:2024年10月03日 10:20