揚げ浸し

登録日:2020/10/30 Fri 22:38:40
更新日:2025/03/01 Sat 11:46:51
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揚げ浸しとは、名前の通り野菜を「揚げて」つゆに「浸した」料理である。ダシやつゆに浸して保存するため、中まで味が染み込む。作り置きにぴったり。
しっかり味が染みた野菜を噛むとジュワッとダシが口の中に溢れ、白米との相性もバッチリである。


【材料・作り方】

  • 野菜
  • めんつゆor白だしに醤油を加えたダシorポン酢
  • 揚げ油
  • お好みで鰹節や小ネギ、赤唐辛子

1、適度な大きさに野菜を切る。この時皮などに切れ目を入れておくと味が染み込みやすくなる。
2、160〜170℃程に熱した揚げ油に野菜を入れ、揚げる。
3、余分な油を切り、ダシに浸し、冷蔵保存する。
 (揚げてすぐダシに漬けてOK)

揚げるのが大変かもしれないが、「揚げて」「浸す」だけであり、割と簡単な部類に入るのではないだろうか。前述したように一度作っておけば常備菜になりお手軽である。
「揚げて」「浸す」ことさえできればとりあえずそれらしくなるため、油の処理が面倒な場合はフライパンに多めに油を敷いて揚げ焼きしたものをダシに浸しても美味しく作ることができる。


【主な野菜】

  • ナス
ダシをよく吸ってくれる上に油との相性が良いのでとても美味しい。ジュワッと中から染み出すダシとトロッとした身…絶品である。
加熱すると皮が硬くなりやすいので切れ目を入れよう。フライパンで作る場合は皮からしっかり揚げ焼きすると味がしみやすい。

お子様が嫌いな野菜としてよく挙げられるが、ナス程はダシを吸わないが、浸したばかりの状態で食べればシャキシャキ、時間が経てば柔らかくなり、少しトロッとしたような食感になり美味。苦味はなかなか消えないが青臭さは消える。
苦味が苦手な方はパプリカで作ってみよう。甘くて美味しいぞ!

  • ズッキーニ
ナスに近いのでやはりよく合う。

  • オクラ
出汁を吸いやすい上、独特の粘りと出汁がよく合う組み合わせ。

  • セロリ
多少は臭み消しになってくれる。その強い香りと濃いめの味付けのダシの相性はなかなかのものである。

  • 牛蒡
硬いがそこそこ吸ってくれる。ハマるとその食感から病みつきになる…かも?

上記に限らず夏野菜全般との相性が良い。
そのまま食べてももちろん美味しいが主菜の添え物にするのはもちろん、蕎麦などと一緒に食べても美味しい。
アレンジとしてワサビや唐辛子などで辛味を加えてももちろん美味しい。


【野菜以外の材料】

肉や魚も片栗粉をまぶして竜田揚げ風にしたものを揚げ浸しにすると非常に美味しくいただける。

主にカレイなどの白身魚が用いられる。淡白な身に油と出汁がよく染みる。
秋刀魚や鯵などの青魚でも美味しい。添え物に野菜の揚げ浸しを添えてもいいだろう。

  • 豚肉
淡白な肉質なのでやはりよく合う。
野菜の揚げ浸しと組み合わせればご飯もお酒もすすむおかずとなる。






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最終更新:2025年03月01日 11:46