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人狼(ゲーム)

登録日:2011/09/10 Sat 23:07:07
更新日:2026/06/16 Tue 16:28:20
所要時間:約 38 分で読めます




人狼とは

アメリカのゲームメーカーLoony Labs.より2001年に発売されたパーティーゲーム「Are You a Werewolf?」(汝は人狼なりや?)

及び、そこから多種多様に派生した同タイプのゲームの総称である。

●目次

【概要】

このゲームは複数名(人数は10~15くらいで行われることが多い)で行い、プレイヤーはそれぞれ村人陣営と人狼陣営に分かれる。
人狼は人間に化けて村人の中に紛れ込んでいるため、村人陣営は人狼を特定して全て処刑できれば勝利、
人狼陣営は処刑されないように立ち回りつつ、村人を食い殺して人間の数を人狼と同じ数以下まで減らせば勝利となる。

ゲームは昼パートと夜パートを交互に行う。
昼パートは村人全員で集まって投票を行い、投票で選ばれてしまったプレイヤーを1人処刑する。
夜パートは人狼が村人を一人選んで食い殺す他、能力持ちの村人は能力を使う。

村人になりきってロールプレイを楽しむか、淡々とゲームを進めるか、疑心暗鬼の中の推理を楽しむか。プレイヤーによって楽しみ方は人それぞれ。
ゲームによってはプロローグやエピローグが語られたりもし、凝ったものだとマルチルートになっていることも。

この手のゲームとしては珍しく、明確な著作権が存在しないため、各社から好き勝手に「人狼」を冠したキットが販売されている。
というか裏側から区別できない役職カードさえあればプレイできるため手作りすらできるし、極論事前の役職分担が明確なら別にトランプや花札で代用しても問題なくプレイ可能である。


【役割】

役割は大きく分けると「村人」と「人狼」であるが、さらに細かく分けることができる。
また色々なローカルルールがある為、場所によっては微妙に呼び方が違ったり、役割が省かれたり、追加されたりすることがある。

以下、比較的よく見られる役割とその呼び方。
下記以外のローカル役職(割と見かける猫又・狂信者・妖狐なども含め)は本項内の後の折りたたみにまとめているため、そちらも参照。

◆村人陣営

基本的には、人狼(あるいは他の人外)を全て村から駆逐すれば勝利。

  • 村人
村人陣営の大多数。
打倒人狼ではあるがレベル0の無能力者である。
村人陣営の総称で「村人」という言葉を使うこともあるので、ややこしさ回避のために「素村」などの呼称が用いられることが多い。
ややこしくなるのを避ける為に、(最終日を除いて)村人の役職騙りを禁止する村もある。

  • 占い師
村人陣営で基本的に1人。
1日1回対象のプレイヤーが村人であるか人狼であるか知ることができる(役職まではわからない。)このゲームの鍵的存在。
初日に食われると超悲惨。

  • 霊媒師
村人陣営で基本的に1人。
処刑された人が村人だったか人狼だったかが知ることができる。
能力の都合上、騙りが出たら基本的にローラーされ、出なかったら胃痛役を任されるという気苦労の絶えない役職。愛称は「ボロ雑巾」。

  • 狩人
村人陣営で基本的に1人。騎士と呼ばれることも。
1日1回指定したプレイヤーを人狼から守ることができるが自分は守れない。
狩人が守った人は確定白になれる*1
護衛相手とその理由の記録、いわゆる「狩人日記」を夜時間のうちに書いておくと、複数狩人が出てきた時に内容で真偽を考察される上での重要なポイントになる。
村のルールによっては「2日(あるいはそれ以上)連続で同じ人物を護衛する(いわゆる鉄板護衛)ことはできない」場合もある。

  • 共有者
村人陣営で基本的に2人1組。
共有者はお互いが共有者だということを認識できる。スタート時から1人だけ村人陣営か人狼陣営かわかる状態なので彼らの立ち回りはかなり重要。
人狼陣営は共有者を騙るのはリスクが大きすぎるので、役職COと同時に白判定される。
この二人か霊能者が主に村での指定、進行を務める。


◆人狼陣営

村の生き残りのうち、人狼の総数が残った村人と同数以上になれば勝利。
ただし、後述の第三勢力が絡んできた場合は先にそちらを潰さなければならない。

  • 人狼
人狼陣営で人数は1~3人くらい。
夜パート毎に村人を1人捕食することができる。
人狼が複数いても捕食ができるのは1回につき1人だけであり、なおかつ襲撃を担当するのは1人である。
人狼同士はお互いを認識でき、もちろん人狼が人狼を捕食することはできない。
いかに村人の信用を勝ち取るかが焦点で、そのためには時に味方を切り捨てる覚悟も必要。

  • 狂人
村人ではあるが人狼陣営で基本的に1人。
その為、勝敗条件では村人としてカウントされるが人狼陣営の勝利が自分の勝利なので、村人陣営の捜査を撹乱するのが目的。*2
占い・霊媒では村人と出るため厄介。
狂人が霊媒師や占い師に化けて荒らしてからがこのゲームの本当のスタート。
目立ちすぎると人狼に食われる。しかし、あくまで勝利条件は人狼陣営の勝利であって生き残ることが目的ではない。そのため、死んでも村人陣営が1名減るためそれだけで人狼陣営を勝利に近づけることができる。いわば殺されることが存在意義なのである。
そのため、偽占い師として散々信頼を集めた挙句に人狼に殺してもらい、残った本物占い師を無力化し吊るし上げさせるなどのムーブも作戦の一つになる。
この役職の動きが狼の勝敗を決めるといっても過言ではなく、それだけに人気の高い花形役職。
なお「狂人」という言葉がセンシティブなためか、地上波テレビ*3で人狼ゲームを扱う際は裏切り者と言い換えられる事が多い。

◆その他

  • 村長(ゲームマスター)
GMの略称が一般的。ゲームの司会及び進行役で1人。誰がどの役割か全部知ってる。オフラインでは必要不可欠(PCやスマホのアプリで代用もできる)。ローカルルールによっては指示を出したりも。

【ゲームの主な流れ】



昼パート
捕食された村人の確認

議論し、誰を処刑するか決める。時間制限有り

投票でプレイヤーを1名処刑(「吊り」とも言う。設定上は絞首刑のようである)

夜パート
狩人は護衛対象を指定。占いや霊媒もこのタイミング*4

人狼同士で誰を襲撃(「噛み」とも言う。)するか相談

村人襲撃(狩人の護衛対象と同じだったら襲撃失敗)

朝。GMによる死亡者確認、および勝敗確認終了後に昼パートへ


以上を繰り返し、人狼と村人の人数で勝敗が決まるまで続ける。
ローカルルールでは初日に提示された時間を迎えるとタイムアップな場合も。

  • 死亡
死亡するとゲームから除外され、発言ができなくなる。
墓場と呼ばれる場所で雑談に興じる場合も。(通称「墓下会話」。)
下でも述べるが、死亡の方法は例外を除くと昼間の「処刑」と夜間の「襲撃」に分かれ、それぞれ全く違う性質を持っている。



上記の通り多数のローカルルールやローカル役職が存在し、同じゲームでありながらその場の特有の駆け引きなどがあったりする。
多いのは特有のジョブや能力の有無、媒体によるルールの最適化など。少し珍しいところでは第三勢力などもある。

【ローカル役職】










【ローカルルール】

  • 自殺
狂人の能力。夜に自殺する事が出来る。

  • 役欠け
NPCである第一犠牲者が役職を持っている。つまり、ゲーム開始時点で村には占い師や霊能力者、狩人がいない可能性が生まれるし、全員揃っている可能性もある。

  • 返り討ち
狩人を襲った場合、人狼が死亡。

  • 意図的襲撃失敗
襲撃先を「なし」にするか、処刑と襲撃が同時に起こる村で襲撃先を処刑先に合わせることであえて死体なしにすることが出来る。

  • 処刑無し
処刑の前に処刑を行うかの投票をする。過半数で処刑中止。

  • 騎士団到着
タイムアップ。提示されたパート終了時、村人陣営生存で村人勝利。この場合、人狼陣営が強力になる事が多い。

  • 突然死
通称凸死。チャット形式の人狼で処刑投票を期間内に行わなかったり、オンライン形式の人狼ゲームにて切断すると突然死扱いになる。
酷いときには狼全員が突然死し、処刑投票をしていないにもかかわらず狐が勝者になったりすることもある。
たとえ狂人であっても突然死は迷惑行為にあたるので絶対に避けよう。


【基本用語】




【関連ゲーム】

この人狼ゲームをモチーフにしたゲームも多い。
大きく分けて、人狼ゲームそのものをデジタルゲームに置き換えたものと、人狼ゲームを元にしたデスゲームからの生還を目指すものがある。







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最終更新:2026年06月16日 16:28

*1 もっとも狂人や下に書く妖狐という敵陣営である可能性も否定はできないが。

*2 狂人自身は誰が人狼なのかは分からないし、人狼も狂人が誰なのか分からない。

*3 一時期、フジ系「人狼~嘘つきは誰だ?~」、TBS系「ジンロリアン」が不定期放送されていた。

*4 その為占い師が襲撃されても、狐を占っていれば翌日にその死体は出る。

*5 本物が偽物を殺し、本物を人狼が襲撃すること