裏切り(展開)

登録日:2012/03/26 Mon 23:22:50
更新日:2021/05/12 Wed 18:29:01
所要時間:約 11 分で読めます





橘さん!(ダディヤナザン!)何故見てるんです!?(ナズェミテルンディス!?)

橘さん…!!(ダディャーナザァーン…!!)


本当に裏切ったんですか!(オンドゥルルラギッタンディスカー!)


「裏切り」とは、漫画やアニメ、ゲームの中の展開の一つ。
大半の作品で発生する展開で、ある意味お約束とも言える。
というか日常四コマとかでない限り誰も裏切らずに物語が進む方が珍しい。バトルものだと尚更。
日常系の裏切りと言えば「一緒にマラソンゴールしようね」とか「絶対秘密だよ」とかだろう。

裏切りはイメージが悪いためか、裏切り者に「貴様、裏切ったのか!?」と問いかけても「裏切ったのではない」などと否定され、
「元から仲間のつもりなどなかった」「見限ったのだ」「先に裏切ったのはお前だ」などと反論されることも多い。

主人公側が裏切るか否かを強いられる展開もある。
軍隊、組織の上層部の腐敗を目の当たりにして身の安全や恩義のために留まるか、正義や理想のために組織を裏切るか選択を迫られる展開が多い。
もしゲームにおいて主人公がこの様な選択を迫られるとルートが分岐したり意外とすぐに収束したり。

作品によってはあからさまに怪しい奴がいることもあれば、意外な奴が裏切る事もある。
あからさまにうさんくさい奴が裏切らないと「あの怪しさは何だったんだ…」「人を見かけで判断しちゃ駄目だ」となる。(敵には容赦ない知将タイプに多い。敵に裏切りを持ちかけられ、意外な忠義の厚さを見せる者もいる。)
誰が裏切るのかとの予想もまた一興。かと言って実は誰も裏切らないという展開もあるので、あまりあれこれ考え過ぎるのも問題ではある。


【主なパターン】

大きく分けて以下数パターンに分かれる。

1、力を得る為

「我に力を―――っ!!!!」
「仕方なかったんだ!お前に追いつくには…!」

主人公のライバルポジションがよくなる展開。
己の目的を達成し得る強大な力を求めて主人公を裏切る。なんらかの事件(家族の死、主人公や敵への敗北など)がきっかけで己の無力感や主人公への嫉妬心が爆発した故の行動であることが多い。
場合によっては力に目をつけた敵側から勧誘される事も。
大抵、このパターンの裏切りを行うキャラは高潔な理想や主人公以上の実力を持っており、彼らの行動が物語のキモとなり得る。
敵の思想に染まりきっている訳では無いので、主人公と決戦⇒敗北して改心⇒再加入or和解して安らかに死亡、はお約束の展開。

2、洗脳or怪物化

「私は貴方に忠誠を誓います…」
「……コロシテクレ……」

敵に目をつけられ洗脳(+αとして記憶操作)or自我を失った怪物に変化し味方を裏切る展開。厳密には裏切りではない。
自分の意思と関係無く行動し、大抵凶暴、残忍になる。
作品によっては、洗脳と同時に改造されており、かなりのパワーアップを遂げている事も。怪物化の場合は言うまでもない。
相手は容赦無く攻撃してくるが、主人公達はかつての仲間を攻撃するのに抵抗を持ち本気で戦えず劣勢になる事も多い。
洗脳を解くのは決死の呼び掛けだったり思い出の品だったりシチュエーションだったりする。
洗脳を解いた後は主人公と共闘で元凶を撃破する展開はかなりアツい。
ズール皇帝こそ正義だ!!とナタクのファクターは表裏一体。
逆に怪物化した場合元に戻す方法はまず無く、無残な姿になった仲間を自らの手で殺す羽目になってしまう。非常に後味が悪い。

3、敵の策略

「お前、なぜそれを知ってやがる…!?」

敵に弱味を握られたり、敵の陰謀で立場を追われるなどして、仕方なく裏切る展開。
大抵裏切る本人は迷っていたり後悔してる。
敵に人質を取られて(特に肉親)無事と引き換えに裏切る展開が多く、勘の良い仲間が気付いて人質を助けに行くこともしばしば。
上手くいった後に裏切った奴が「何故打ち明けてくれなかった」一度叱られて和解するのはお約束。

4、思想の違い

「もうアンタらにはついていけないよ……」

主人公達の思想についていけなくなったり、敵に勧誘されて主人公の元を去る展開。
敵陣営のキャラが味方のやり方に不満を抱いて寝返ったり、反乱を起こすケースもよくある。
そのまま敵の軍門に下る例は少ないので厳密には裏切りでは無い。
去った者達はそのままフェードアウトしてラストに少しだけ登場したり、第三勢力を作り上げたりする。
再三に渡る主人公とのぶつかり合いだったり、ピンチの仲間を見捨てきれずに結局復帰するパターンも。

悪役が主人公達に関する悪事の情報を流し(大抵の場合はデマか誇張・誤解を招く表現)、それを信じた味方が裏切るケースもある。

5、最初から敵だった

「例え△△でも○○は○○だよ!」

一番タチの悪い展開。
ずっと味方だと思っていた人物が実は敵のスパイor黒幕だった展開。
苦楽を共にしてきた仲間だけに、裏切られたショックは大きい。ファンにとっても賛否が大きく分かれる。
ただしよく見ると言動が怪しく、正体を察せてしまう場合もある。
記憶喪失などで当人にその自覚がなかった場合、敵サイドの人物(=元同僚)から真実を告げられることも。
根っからの悪人で、裏切った後も悪事を働き主人公達に殺される展開か、
主人公達と共に行動するにつれ感化され(当人に自覚がなく、さらに記憶を戻す方法などもない場合は当然)、結果的に敵を裏切って主人公の側に付く展開が多い。
最近では相手の絆をずたぼろにするためだけに2クールも仲良くしていた努力家も。そっち方面のダメージが全くなかったのは内緒
ごくたまにスパイであると同時に敵の黒幕(またはそれに近い立ち位置)であるというパターンや、初っ端から出て来た強敵がそしらぬ顔で潜入していたというのもある。
そもそも仕掛けた側からすれば最初から仲間になるつもりなんてないので正確には裏切りとは異なる。
シリーズ物だと後のシリーズのいい人そうなキャラも疑われるようになるとかならないとか。

6、二重スパイ、実は裏切ってなかった

「裏切ったんじゃない、表返ったんだよ!!」
「それに僕、嘘泣きしかしたことないし?」

味方を裏切ったと思われたが実は敵を欺く為の演技だった展開。
但しラスボスにはバレバレだったりして、わざと泳がされることもある。
目的は情報収集だったり内部からの組織のコントロールだったりする。
しかし敵にバレるとほぼ瀕死状態で拷問or即処刑。
成功すれば敵は物凄く怒る。

7、私利私欲

「○○、見損なったぞっ!!」

野心や保身から味方を裏切るパターン。
失敗をやらかして、処刑や一生日陰者が確定した奴が、「元いた勢力をやっつけなくては未来はない」「敵の敵は味方」というわけで敵対勢力に味方することも。
このタイプの亜種に相手の組織の構成員に恋愛感情を抱いた結果、恋は盲目モードに陥り裏切るケースがある。

8、敵が裏切る

「昨日の敵は今日の友、だろ?」

敵が改心して主人公達に協力する展開。いわゆる光落ち。
元々黒幕に騙されて従っていたりと、元来悪い人物ではないパターンが多い。
但し、協力した敵は何らかの犠牲や上司に殺される等して大抵死ぬ。
プリキュアシリーズ』や『ファイアーエムブレムシリーズ』によく見られ、どちらもイケメンか美少女である場合が多く、
シリーズファンは敵にやけに気合の入ったデザインのキャラがいると自軍加入展開を予想する。

9、コウモリ野郎


敵になったと思ったら味方になり、味方になったと思ったらまた寝返ったり…を繰り返す奴等。私欲や身の保全に走る者、己の信念がはっきりしていない者、日和見主義者がこうなることが多い。
普通では最低だが、漫画などではどこか憎めないやつらが多かったりする。
選択肢のあるゲームだと、プレイヤーの選択次第で主人公がこうなってしまう場合もある



余談

裏切り展開は、何も味方側や改心しようとする敵に限ったことではなく、敵組織の内部抗争という、幹部が仲間割れする展開も見られる。
この場合は敵幹部同士が腹の探り合いを続けた後、組織のボスに下剋上を挑む私利私欲のために暴走するなど、組織の和を乱し、主人公たちにつけ入る隙を与えてしまうことに。
こうした裏切りキャラは目論み通りにボスになる、組織から離脱し第三勢力となるor失敗して粛清されるなど、末路は様々。
裏切りキャラが胡散臭い参謀役だった場合、裏切りを機に黒幕としての本性を現すパターンもある。

他にも、恋愛ものでの浮気・不倫もパートナーを裏切る行為であるが、上記のパターンと趣きが異なる(寝取られ展開だと特に2が当てはまる場合あり)。

余談2

裏切った者が、その後どうなるかは様々だが、基本的に主人公たちと行動を共にすることは少ない。騙していたことが分かってなお、信頼や連携することはできないだろう。
しかし、ソーシャルゲームになると事情が変わり、裏切っても平気な顔をして一緒に戦闘に参加する
課金して手に入れた、または強化したキャラが、裏切ったのでいなくなりました、なんてことはできないのでしょうがないのだが……。


以下、裏切り者たち

※以下五十音順。人によってはネタバレになるので、閲覧には十分注意してください。


◆人物名(登場作品) 分類












追記・修正・追加お願いします。


『最後の最後であえてアニヲタをうらぎらない それが僕の最高のついき・しゅうせいさ』

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2021年05月12日 18:29

*1 古畑も裏切るが、安藤に釣られる形である。だが極限状況下の中、大金を得て生き延びられるチャンスがある状況だったことを考慮しても褒められたものではない。それ以前に、話が始まる前の段階でカイジを連帯保証人にするという裏切りを行なっている。

*2 漫画版では敵組織とは全くの無関係。

*3 α世界線のみ。それ以外の世界線では主人公を裏切らない。

*4 当初は味方化の予定だった

*5 ロウルートだとカオスヒーローが、カオスルートだとロウヒーローが主人公を見限る。ニュートラルルートだと両方とも見限る。キャラによっては1、2も入る。

*6 ただし、劇中に出てきた彼とは別に「本物」がいる可能性が示唆されている。