ドルスザク(デュエル・マスターズ)

登録日:2020/12/12 (土) 19:31:17
更新日:2023/11/30 Thu 13:18:55
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卍月 ガ・リュザーク 卍の新たな姿、月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍が現れると、時が止まり、そして気が付くと、ありとあらゆるドルスザクが姿を現していた。

それは、世界の崩壊を予見させるのに十分だった。




ドルスザクとは、デュエル・マスターズの種族及びサブタイプ。

概要

月刊コロコロコミック2018年6月号の付録カード《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》から登場。

現時点で所属している文明は水文明と闇文明。種族ではあるが、クリーチャーだけではなく呪文やオレガ・オーラのサブタイプとしても存在している。
命名ルールは名前に「卍」の文字が入っていることが特徴で、『卍○○○○(カタカナの文字)卍』という形式が目立つ。
背景ストーリーの設定も絡み、マフィ・ギャングムートピアと複合しているカードが多い。

無月の門や魔導具関係の能力を持つカードが殆どであり、この種族の登場以前に既に存在しているマスター・ドルスザクと基本的な傾向は一緒。
《卍 新世壊 卍》などのサポートカードも存在している。
魔導具を投入したデッキや【青黒オレガ・オーラ】などのデッキでは、ドルスザク持ちのカードが主要パーツとなりやすいのでそういったデッキと対戦する時は見かけやすい。

背景ストーリー上では、双極篇において《卍 デ・スザーク 卍》及び《卍月 ガ・リュザーク 卍》の誕生後に出現した種族。
魔導具に汚染されて闇の影響力が強くなった水文明に《卍 新世壊 卍》が築かれた後、それによって開かれた無月の門99から現れた《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》によって、大量のドルスザクが出現した。
時が止まった後に気が付いた瞬間に現れた大量のドルスザクが姿は、世界の崩壊を予見させるには十分な光景だったという。
超天篇背景ストーリーでも登場していたが、その後の十王篇背景ストーリーでは闇のマスターが消滅したため退場となった。

種族カテゴリとして

《魔凰 デ・スザーク》などを抱えるマスター・ドルスザクの存在から、ドラゴンジャイアントと同様に種族カテゴリでもある。
前述しているが、発売の時系列ではマスター・ドルスザクの方が登場は先であり、上位種の方が下位種よりも先に登場したというパターン。

だが、遅れて登場した下位種という経緯に何か意味があるのかと言うと特にそんなことはない。
何故ならドルスザクの種族サポートは存在するが、マスター・ドルスザク単独の種族サポートは現時点で存在していないためである。
それどころか命名ルールやデザインと言った部分でも基本的には2種族は共通しているため、そのような部分でも差別化されていない。
種族としては両者ほぼ違いがない状態なので、上位種と下位種と言う関係はあってないような物だろう。

一応、今後マスター・ドルスザク単独を指定したサポートが出てくる可能性もゼロではないため、状況が変わる可能性もある。
また、背景ストーリー及びメディアミックスの描写の関係から水のマスター・ドルスザクは登場していないので、所属文明の範囲という部分では違いが生じている。

主なカード

卍 デ・ルパンサー 卍 SR 闇文明 (8)
クリーチャー:マフィ・ギャング/ドルスザク 8000
無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のアンタップしているクリーチャーを1体破壊する。
W・ブレイカー
葬爪 SR 闇文明 (2)
呪文
自分の山札の上から2枚を墓地に置く。

コロコロコミックの付録であり、「ドルスザク」という単体の種族で見た場合は初めてのドルスザクのツインパクト。
クリーチャー側は無月の門による踏み倒しとcipやアタックトリガーによる除去能力を持つ。
呪文側は軽量コストの呪文であり、能力も山札の上から2枚墓地に落とすという極めてシンプルな墓地肥やし性能を持つ。

付録カードとしてはなかなか高性能だという評価を受けながらも、種族に反した《卍 デ・スザーク 卍》とのクリーチャー面の噛み合わせの悪さなどを指摘する意見もあった。
しかし、後に環境で大活躍した【カリヤドネループ】系のデッキに墓地肥やしとして投入する構築も現れ、環境の第一線で見かける機会が見られるようにもなった。

卍 ギ・ルーギリン 卍 SR 水文明 (8)
クリーチャー:ムートピア/ドルスザク 9000
虚無月の門:自分の魔導具呪文を唱えた時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から合計4枚選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
ブロッカー
W・ブレイカー
自分のクリーチャーはブロックされない。
卍獄ブレイン SR 水文明 (1)
呪文
カードを1枚引く。

「虚無月の門」という新能力を掲げて登場した水文明のドルスザクであるツインパクト。
クリーチャー面は自身がブロッカーでありながらも自軍は全てアンブロッカブルにするサポート効果を持ち、虚無月の門によって踏み倒しが可能。
呪文面は僅か1コストで1枚だけドローするというツインパクト版《ガード・グリップ》とも呼べる効果だが、さり気無くブレインカテゴリにも分類される。

虚無月の門と呪文面の組み合わせが恐ろしい効果を発揮しており、1ターン目から実質的に手札を減らさずに墓地から虚無月の門を起動する体制を作り始められる。
アンブロッカブルはフィニッシャーとして十分な効果であり、GR召喚などで大量にクリーチャーを並べてからアンブロッカブルで一気に仕掛けるなどの手法も可能。

月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍 SR 水文明 (99)
呪文:ドルスザク
ドルスザクを4体まで、自分の手札または墓地からコストを支払わずに召喚してもよい。
このターンの後で、自分のターンをもう一度行う。

コスト99という呪文としては前代未聞の超重量級設定を持つカード。
その数値インパクトは登場当時、ネット上で画像が拡散されると既にDMから引退した人々からもインフレの象徴として驚く声が出た程。

本来はあり得ない設定なだけあって能力も豪快であり、ドルスザクの4体までの踏み倒しとデメリットなしのエクストラターン追加を行う。
しかしながら99コストなどの通常の手段では軽減サポートで支援しても唱えることは不可能に等しいので、《卍 新世壊 卍》などによる踏み倒しで唱えることが基本となる。

卍魔刃 キ・ルジャック SR 闇文明 (7)
オレガ・オーラ:ドルスザク/マフィ・ギャング/デリートロン +8000
これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。
これをクリーチャーに付けた時、そのクリーチャーに付いているオーラ1枚につき、相手のクリーチャーを1体破壊する。
これを付けたクリーチャーが破壊された時、コスト6以下のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。

オレガ・オーラのドルスザク。
パワード・ブレイカー追加に加え、オーラを付けた際にオーラの数だけの確定除去とpigによる6コスト以下のオーラのリアニメイトを持つ。

能力だけでも強力だが基本的に追加されるパワー設定が大きいので、超天篇初期に登場したカードながらもオーラの中では今なおカードパワーが高い。
実際にシリーズが進んで超天篇におけるGRクリーチャーのカードプールが増えると、一時期大幅に高騰した時期もあった(現在は落ち着いている)。





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それは、項目の追記・修正を予見させるのに十分だった。

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最終更新:2023年11月30日 13:18