種族カテゴリ(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/03/24 Mon 14:21:42
更新日:2025/05/09 Fri 20:26:45
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種族カテゴリとは、デュエル・マスターズの概念の一つである。


概要

デュエル・マスターズは他のTCGと比較しても種族が重要なTCGである。これら種族に従うデッキ構築は、ファンデッキレベルから大会トップメタまでいろいろな種類が存在している。

この中でも、同じ語句を含んでいる種族の中には、その共通語句に関係するサポートを持っていることがある。「ドラゴン」などいい例である。
デュエル・マスターズの看板であるドラゴンだが、実は2022年までデュエル・マスターズには「アーマード・ドラゴン」「ドラゴン・ゾンビ」「アース・ドラゴン」といった種族は存在しても、「ドラゴン」という種族名は存在しなかった。一方で、「ドラゴン」に対応するサポートは《コッコ・ルピア》や《竜星バルガライザー》などが存在し、こういったサポートはドラゴンを種族名に含んでいればどの種族でも恩恵を受けられる。

こうした場合、ドラゴンと付いている種族であればひとまとまりに運用することができるので、自然とそういう扱いをするようになる。これが「種族カテゴリ」というまとめ方をされる理由である。

種族カテゴリのルール

種族カテゴリは
A:その種族カテゴリと同じ名前の種族が存在しないカテゴリ
B:その種族カテゴリと同じ名前の種族が存在するカテゴリ
の二つに分けられる。

分かり辛いと思うので例をあげると、「コマンド」は「コマンド」という種族名は存在していないのでAに該当する。他方、「アウトレイジ」は種族カテゴリ内にアウトレイジと言う名前の種族が存在するためBに該当している。

普段はどっちであろうがどうでもいい話なのだが、《光器ペトローバ》のように種族を選択する場合、Aの場合カテゴリ自体はは選択できず、適用したい種族の中から選択する必要がある。他方Bの場合は選択でき、かつ選択した際内包する種族にもペトローバの効果が適用されるため、後者のカテゴリの方が若干だが利便性は上。

主要な種族カテゴリ

ドラゴン

デュエル・マスターズの看板。「アーマード・ドラゴン」をはじめとして、多数の種族が所属する。
というか中には分かれている理由が全く理解できないドラゴン種族も多い。

コマンド

「エンジェル・コマンド」「デーモン・コマンド」をはじめとするドラゴンと並ぶ重量級種族のカテゴリ。ただし、「侵略」が登場した革命編まではドラゴンに比べてコマンドであるメリットが薄かった。

コマンド・ドラゴン

上記2つを併せ持つカテゴリ。エピソード1期から登場はしていたがカテゴリになったのはドラゴン・サーガからである。

サイバー

  • サイバーロード
  • サイバー・ウイルス
  • サイバー・コマンド
  • その他多数
ほとんどのクリーチャーが水文明に属している。かつては【青単サイバー】は人気を博していたが、コマンドやドラゴンといった別軸の種族のプッシュや新章での種族一新により過去の栄光となってしまった。

モンスター

《百獣王ミリオンデス》のみが指定するカテゴリ。カテゴリ恩恵なんてあるわけないだろ。でも所属クリーチャーは異様に多い。
コラボカードである《秩序の邪将 ビホルダー》によって「モンスター」指定ができるようになったという奇妙な経緯を持つ。

ジャイアント

  • ジャイアント
  • ジャイアント・インセクト
  • ジャイアント・ドラゴン
  • ジャイアント・スノーフェアリー
  • ジャイアント・スキル
  • その他多数
元々はジャイアントとジャイアント・インセクトによって成立したカテゴリだが、正直共通語句があっただけに過ぎない。
だが《スナイプ・モスキート》《ベニジシ・スパイダー》がジャイアントデッキで扱えるのは大きい。
巨人と虫が親戚と化したのは公式も割と思うところがあったのか、アプリ『デュエル・マスターズ プレイス』ではギガント・インセクトなる種族名に変更されたことでカテゴリが形成されなくなった…が、後にTCG版と同様にジャイアント・インセクトとして元通りの親戚関係となった。

後に既存種族ドラゴン化が流行ったときにジャイアント・ドラゴンが登場したが、
他と異なりジャイアントらしさはあまりなく、「巨人龍」ではなく「巨龍」という印象であった。
インセクトとそこは揃えたか。

アウトレイジ

  • アウトレイジ
  • アウトレイジMAX
  • アウトレイジOMG
  • アウトレイジ犬
  • アウトレイジ猫
  • アウトレイジ・ドラゴン
  • マジック・アウトレイジMAX
  • マジック・アウトレイジ
当初アウトレイジMAXの《無重力ナイン》登場時には、G・ゼロの都合でばらされたのかと思われていたが、全然そんなことなかったぜ!サポートが非常に多い。というかぶっちゃけ同じ種族としか思えない。

ゴッド

現状種族カテゴリであるメリットはゴッドサポートを共有できることであり、クリーチャーを共通のデッキに入れるメリットはあんまりない。だがそれだけでも充分強いといえば強い。
なお「ゴッド・ノヴァ」カテゴリを参照するカードはないが《真滅右神ラウドパーク》や《聖邪のインガ スパイス・クィーンズ》など「ゴッド・ノヴァOMG」カテゴリを参照するカードは存在しているる。

ヒューマノイド

ヒューマノイドの下位種族として登場したヒューマノイド爆であるが、「ドラゴンとの結びつきが強いヒューマノイド」であり、背景世界ではそれ以上の区別はしていない模様。既存のサポートを使いまわせ、同じデッキに投入するメリットも大きい。
後にでんぢゃらすじーさん邪とのコラボから生まれたヒューマノイド邪も登場した。一発ネタに近い種族だがヒューマノイドサポートを受けられる。

リキッド・ピープル

リキッド・ピープルのヒーロー、リキッド・ピープル閃が登場しているが、「全く違う進化を遂げたリキッド・ピープル」という以上の違いはないらしい。既存のサポートを使いまわせるどころか積極的に既存のリキッド・ピープルをサポートするために現れた種族が閃である。
リキッド・ピープルと付いていないがクリスタル・コマンド・ドラゴンはリキッド・ピープル閃の実験中に誕生した存在であり、リキッド・ピープルがらみの効果を持つことを考えても、やはり閃が【青単リキッド・ピープル】に果たす役目は大きい。

ビーストフォーク

ビーストフォークでありながらスノーフェアリーのような能力を持つアニミズム集団「ビーストフォーク號」が登場。

ナイト

当初は成り立つのか?と議論を呼んだカテゴリだったが、無事に成り立つことが決定。
片方は5文明に跨る特殊種族で片方は闇文明の通常種族というよくわからんカテゴリに。ナイト・マジックや《爆獣イナバ・ギーゼ》が多少強化。

スノーフェアリー

西洋のフェアリーにより近くなった「スノーフェアリー風」が登場した。
ARevではジャイアント・スノーフェアリーが登場し、ファンタジーBESTでも主要種族の1つとなった。

侵略者

DMR-19でS級侵略者が登場して種族カテゴリ化。背景ストーリーでの主人公勢力である革命軍よりも先に種族カテゴリ化するとは。

イニシャルズ

マスター・イニシャルズの登場によって禁断の手下であるこの種族も種族カテゴリ化。

ジョーカーズ

ジョーカーズにもドラゴンが現れたことで種族カテゴリ化。

マスター・ドラゴン

新章を代表する新規ドラゴン種族も種族カテゴリ化している。

ドルスザク

元々はマスター・ドルスザクが先に登場したが、後に《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》がドルスザクという種族を所持していたため、結果的に種族カテゴリ化。

スプラッシュ・クイーン

DMEX-12にて海の姫達も種族カテゴリ化。
その後ファンタジーBESTにてマジック・スプラッシュ・クイーンの新規カードと共にフィーチャーされた。

ドリームメイト

  • ドリームメイト
  • ドリームメイト・ドラゴン
  • アーマード・ドリームメイト
  • ジャイアント・ドリームメイト
不死鳥編におけるハイブリッド種族において最初に種族カテゴリに到達したのはドリームメイトだった。
と言っても、ハイブリッド種族もそのサポート種族の方が先に種族カテゴリ化を達成したという何とも言えない事実もある。
ファンタジーBESTの主要種族の1つでもある。

レクスターズ

鬼レクスターズの登場で種族カテゴリ化。種族カテゴリではあるが、王来MAXの背景ストーリーでは敵対関係にある。

アビス

  • アビスロイヤル
  • アビスドラゴン
  • ノワールアビス
  • ヴェールアビス
  • ルージュアビス
  • アズールアビス
  • その他多数
DM22-RP1で言及されている種族カテゴリ。DM22-RP1時点ではアビスロイヤルしか存在しておらず、1種族のみだが既に種族カテゴリとして成立しているという珍しいパターン。
その後DM22-RP2でアビスドラゴン、コロコロ付録でアビスポリスと徐々に派生種族が登場していった。

アーマード

アビス・レボリューションで登場した新能力「メクレイド」で参照されるカテゴリの1つ。
ドラゴンでないという1点であらゆるサポートの恩恵を逃してきたアーマード・ワイバーンが肝心のバーレスクをコストの制限で踏み倒せないが遂にカテゴリ入りした。

マジック

  • マジック・コマンド
  • マジック・コマンド・ドラゴン
  • マジック・アウトレイジMAX
  • マジック・ソング
  • その他多数
GoAで多数登場していた既存種族のマジック版が、「メクレイド」の水文明版としてカテゴリ化。
いずれも元種族の命名ルール+俳句や音楽関連の用語が命名ルールになっている。

メカ

  • メカ・デル・ソル
  • メカ・デル・ディネロ
  • メカ・デル・ステラ
  • メカ・デル・テック
  • グレートメカオー
  • メカ・ゴッド・ノヴァOMG
  • メカ・エンジェル・コマンド
  • その他多数
「メクレイド」の光文明版としてカテゴリ化。
元々光文明の種族であるメカサンダーはともかく、エピソード2辺りから完全に水文明化したグレートメカオーまでカテゴリ入りしている。

サムライ

  • サムライ
  • アーマード・サムライ
  • テクノ・サムライ
「ビクトリーBEST」でカテゴリ化。同セットで新規サムライサポートも多数登場した。

ハンター

「ビクトリーBEST」でカテゴリ化。かつてメイン種族だったためサポートは多い。

ゼニス

  • ゼニス
  • ゼニス・ハザード
  • ゼニス・セレス
「ビクトリーBEST」でカテゴリ化。その後ARev3弾でも登場した。



追記・修正を行うことで、アニヲタ全ては「パワーアタッカー+4545」を得る。

裁定
  • アニヲタ
  • アニヲタMAX
  • アニヲタOMG
上記の種族にこの効果は適用される。

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最終更新:2025年05月09日 20:26