ジャイアント(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/09/08 Mon 22:00:40
更新日:2024/04/13 Sat 16:45:55
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DM DM種族項目 アビス・ジャイアント・セレス アビス・レボリューション ゴッド・オブ・アビス シノビドルゲーザ ジャイアント ジャイアント・インセクト ジャイアント・スキル ジャイアント・スノーフェアリー ジャイアント・ドラゴン ジャイアント・ドリームメイト ジャイアント・ハンター ジャイアント・ビーストフォーク ジャイアント・ファンキー・ナイトメア ジャイアント・ポセイディア・ドラゴン ジャイアント・マジック・セレス ジャイアント・リヴァイアサン デュエル・マスターズ パワー メクレイド 巨人 水文明 水文明の種族 種族 種族カテゴリ 自然文明 自然文明の種族 超人 重量級






森がある限り、1000年前の過去も1000年後の未来も彼らはこうしている。





ジャイアントとは、TCGデュエル・マスターズ」の種族である。


概要


自然文明の重量級種族。
後にアース・ドラゴンガイア・コマンドが登場したが、一線級を退くことはなかった。

基本的に自然文明よろしくパワー馬鹿。
しかも当初は重い癖にやたらデメリットを持つことが多く、実用的なジャイアントは少なかった。
だがデメリットがやがてなくなってくると、その豪快なパワーと能力で敵をゴリ押していくのが爽快な種族になっていく。
なおゴリ押しなのはあくまでイメージの話で、デッキ自体は結構丁寧に組めてしまう。
このギャップもまたジャイアントの良さであろう。

種族カテゴリのルール改訂によってジャイアント・インセクトもジャイアントとして扱えるようになった。
更にアビス・レボリューションでは「アーマード」「マジック」「メカ」「アビス」に並ぶ五大勢力の一つとして大々的に扱われ、多種多様なジャイアントカテゴリの新種族が登場する。
メクレイドや革命チェンジといった「ジャイアント」指定のサポートが実装され、水文明単色のジャイアントも新たに誕生したりとかつてない追い風を受けている。

単種族は「○○の超人」「○○の巨人」(読みは「~・ジャイアント」)、多種族は「剛撃」または「無敵」。
進化クリーチャーは「大宇宙」、サムライとの複合なら「大神秘」。


背景ストーリー


森羅万象の力が表出した存在とされ、遥か昔から三つの目で超獣世界をにらみ続けている。
そのような言い伝えもあって、オリジンではなくジャイアントこそが真の最古種族であると信じる一派もいるという。

当初は自然文明が闇文明に強襲された時、デーモン・コマンドを追い返した種族として登場している。

戦国編ではサムライの主要な種族になる。
この時は名前に幕末関係の用語を含んでおり、戦国時代などをモチーフにした他に比べるとやや異質な点もあった。

覚醒編では勇者サイクルのひとり、《大見得の覚醒者ジャングル・カンクロウ》こと《剛撃無双カンクロウ》が登場している。
ひとりだけコマンドではなかったためガイア・コマンドは涙目である。

エピソード2では食べ物の名前を含むジャイアントが多数登場している。
名前がユニークすぎるために笑われる結果になってしまったが、当時は他もそうなのであまり気にしたら負け。
一応ほとんどがアンノウン側についているが、彼らの上司のゼニスは不明。

ゴッド・オブ・アビスでは自然文明における一大勢力として栄えている。


デッキ


ジャイアントデッキは《西南の超人》からジャイアントを大量展開して《剛撃戦攻ドルゲーザ》に繋いでいくタイプや、各種進化ジャイアントに繋いでいくタイプなんかが代表的。
前者はアースイーターとの混淆になる。
なにげに両方が大型であるため、コスト軽減とマナブーストを併用して並べていく必要がある。後者は【ダヴィンチビート】とも呼ばれる。

西南の超人(キリノ・ジャイアント) 自然文明 (4)
クリーチャー:ジャイアント/サムライ 3000
自分のジャイアントの召喚コストを最大2まで、少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
セイバー:ジャイアント

ジャイアントのコストを軽減できる上自身もジャイアントで、更にセイバー:ジャイアントを持つため無駄が少ない。コスト2の《フェアリー・ライフ》からつながるのも見逃せない。

他に進化元になり得るのがこの《絢爛の超人》である。

絢爛の超人(ゴージャス・ジャイアント) 自然文明 (7)
クリーチャー:ジャイアント 5000
W・ソウル
マナ爆誕4

淡白なスペックであるがマナにおいておいてそこから出せるのは魅力的である。こうしたクリーチャーを揃えながら展開していくことになる。

他に、以下の2種が進化元になりえる。これらはいずれもジャイアント・インセクトであるが、デッキに都合がいい。

《スナイプ・モスキート》 コスト1。攻撃するとマナ回収できるので便利。
ベニジシ・スパイダー コスト5。リベンジ・チャンスを持つため相手ターンにも召喚できる。

他のジャイアントも見ていこう。
まずはコスト軽減やマナブーストできるジャイアント。
《華麗の超人》 ATでガチンコ・ジャッジし勝った数だけマナブースト。カレー。
大喰の超人 マナの数字を2か3にする代わりに使うとマナが吹き飛ぶ。むちゃ食い。
《躍喰の超人》 マナブーストができるST。白魚。
二角の超人 出た時マナブーストと回収。《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》を元にした名前のために
「タイタン・ジャイアント」とまるでチゲ鍋やサルサソース、希望皇ホープみたいなことになっている。
《剛撃古龍テラネスク》 最大3マナブーストしつつ状況に応じ手札補充も可能。

次に除去札や妨害札。
《格調の超人》 cipでGJ。勝てばマナに送れる。マナー。
《剛撃無双カンクロウ》 リベンジ・チャンス持ちQB
《真実の名 ジャイアント・マック》 除去とコスト踏み倒しを同時に行うクリーチャー。

他にサーチクリーチャー。
《土隠雲の超人》 シノビサーチ。手札にシノビを抱え込んでおけば相手にもにらみが効く。
《奇兵の超人》 進化クリーチャー2枚サーチ
《剛撃竜騎ヴィレム海舟》 cipでジャイアント・ドラゴン・サムライをサーチ

これらを駆使してジャイアントを展開し、シンパシーを使ってドルゲーザを踏み倒しつつドローしたり、ソウルシフトでゼノン・ダヴィンチを出すのが基本戦略。

ゼノン・ダヴィンチの場合、超次元ゾーンから《時空の役者カンクロウ》や《巨人の覚醒者セツダン》を呼んでおくことでもソウルシフト可能。これはドルゲーザにも使えるテクニックだが(キルキル大型で2体を出す)。

他にも以下の様なカードもある。

大神秘アスラ 自然文明 (7)
進化クリーチャー:ジャイアント/サムライ 9000
進化-自分のジャイアント1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を手札に加える。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

光以外では純粋なシールド追加。
手札とマナも増えるため堅実にアドを稼いでいける。打点もなかなか。

大神秘イダ 自然文明 (5)
進化クリーチャー:ジャイアント/サムライ 7000
マナ進化-自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
W・ブレイカー

軽い上に盤面のクリーチャーを消費しない優秀な進化クリーチャー。


代表的なジャイアント


驚天の超人(アメージング・ジャイアント) 自然文明 (8)
クリーチャー:ジャイアント 13000
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、相手は自分自身の手札からクリーチャーを2体まで選び、バトルゾーンに出してもよい。
T・ブレイカー

不死鳥編期だけあってかパワーがあることに対して現代では考えられないようなデメリットを付与してしまっている。
なんでこんなにデメリットを付ける必要があるんですかね…?別の意味でアメージングである。
しかしデュエプレでは驚愕の魔改造が施され…

詳しくは個別項目を参照。

無敵悪魔カースペイン 闇/自然文明 (4)
クリーチャー:デーモン・コマンド/ジャイアント 0000+
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき+2000される。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

正直スーパーレアには向いていないよこれは。
イゾリストヴァルに比べると軽くて使いやすそうだが相手を殴れない殴り返し要員にしかならない。
一応デモコマデッキでは進化元に使えなくもない…か?ジャイアントでは4コスト域は強いのが多いため目立たない。というか色も合わない。
あと何故かこいつだけ多種族冠詞が「無敵」。でも全然無敵じゃない。
後に《無敵死神ヘックスペイン》という後輩ができた。なお強さには雲泥の差がある。

詳しくは個別項目を参照。

いにしえの超人(エンシェント・ジャイアント) 自然文明 (8)
クリーチャー:ジャイアント 9000
W・ブレイカー
このクリーチャーは、闇のクリーチャーにブロックされない。

「闇ステルス」ですらない(闇がいても他にブロックされるため)。
なんでこいつを紹介したのかというと、こいつのフレーバーテキストに理由がある。

「誰でもいいから奴を止めろ!バロム様の御前に辿り着かすでないぞ!」――暗黒の騎士ザガーン

ザガーン様をなんと打ち破り、あのバロム様に挑もうとしているのである。無茶にも程がある気はするけど。
というかこんなのに負けてしまうザガーン様ェ…。

詳しくは個別項目を参照。

維新の超人(リョウマ・ジャイアント) 自然文明 (7)
クリーチャー:ジャイアント/サムライ 8000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クロスギアを1枚、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。その後、そのクロスギアをこのクリーチャーに、コストを支払わずにクロスする。
このクリーチャーは、このクリーチャーにクロスされたクロスギア1枚につき、シールドをさらに1枚ブレイクする。
相手の呪文によってこのクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに、このクリーチャーにクロスしてあるクロスギアを1枚墓地に置いてもよい。

維新ワンショットのキーカード。
クロスギアをつけてつけてつけまくることで耐性を得、更に打点が上がるという特性を持つ。

都合上まずは擬似ボルベルグ化するために《聖装 ネビュラ・ウィング》は必須。また《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》でSA化し、《竜装 シデン・レジェンド》で追加ブレイクも付与しておき、《ペトリアル・フレーム》でアンタッチャブル化、《鬼装 オーガ・フィスト》などでパンプアップ兼ブロッカーすり抜けを狙って行きたい。あとは《バジュラズ・ソウル》なり《インビジブル・スーツ》なり《超銀河剣 THE FINAL》なりお好きな様に。

三つ目の超人(サードアイ・ジャイアント) 自然文明 (8)
クリーチャー:ジャイアント 8000
バトルゾーンにある自分の他のジャイアントすべてのパワーは+5000され、シールドをさらに1枚ブレイクする。
W・ブレイカー

エピソード3でなぜか登場したジャイアントサポート。
イラストレーターが海外の人であり、エピソード3なのに基本セット期のような味のあるテイストに仕上がっている。

剛撃戦攻(ごうげきせんこう)ドルゲーザ 水/自然文明 (8)
クリーチャー:アースイーター/ジャイアント 9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
シンパシー:アースイーターおよびジャイアント(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のアースイーターまたはジャイアント1体につき1少なくなる。ただしコストは2より少なくならない)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のアースイーター1体につき1枚、カードを引いてもよい。その後、バトルゾーンにある自分のジャイアント1体につき1枚、カードを引いてもよい。
W・ブレイカー

当初はハズレア…だったはずなのだが、その後のジャイアントフィーチャーを期に地位が上昇。
現在ではなんとドルゲーザを核にした【シノビドルゲーザ】がデッキ商品として発売されている。

詳しくは個別項目を参照。


種族一覧


ジャイアント・インセクト

ジャイアントと同じく最初期から存在する種族で、後に種族カテゴリ化によってジャイアントの一部となった。
こちらは「巨人族」であってあちらは「巨大な」なので微妙にジャイアントの意味が違う気がしてならないが、ファンキー・ナイトメアよりは普通か。
主なクリーチャーはコスト1の軽さが売りな《スナイプ・モスキート》、リベンジ・チャンスを持つ《ベニジシ・スパイダー》。

ジャイアント・ドラゴン

十王篇で登場した第三のジャイアントカテゴリ。
ジャイアント・インセクトについてはジャイアントと同時に登場しているため、実質初めてジャイアントの種族カテゴリが反映された種族と言える。
ドラゴンも併せ持っているので受けられるサポートが豊富である。
十王篇で登場した当初は不死樹王国とセットの闇・自然クリーチャーに付けられていたが、ゴッド・オブ・アビスからは自然単色にも付けられるようになった。
主なクリーチャーは《大樹王 ギガンディダノス》《首領竜 ゴルファンタジスタ》。

ジャイアント・スノーフェアリー

ジャイアント版スノーフェアリー
ゴッド・オブ・アビスから初登場し、ゴルフやチアに関連した可愛らしい恰好をしているのが特徴。
主なクリーチャーは《氷駆の妖精》《チアスカーレット アカネ》。

ジャイアント・ファンキー・ナイトメア

ジャイアント版ファンキー・ナイトメア
種族カテゴリとしては元々ナイトを含んでいた所にジャイアントも加わり、かなりの騒がしい種族名になった。
DM22-EX2時点では《デカボッチ・ボロフ》しか存在しない単独種族である。

ジャイアント・ハンター

ジャイアント版ハンター
この場合における「ジャイアント」とは巨大さではなく偉大さを表しているようで、種族名も「偉大なハンター」を意味する模様。
そのため通常のジャイアントと複合したクリーチャーもおり、《運命の親衛隊シウバ》は「ジャイアント」で重複した中々カオスな種族欄になっている。

ジャイアント・ビーストフォーク

ジャイアント版ビーストフォーク
ジャイアントと並んで自然文明を代表する二種族がついに合体した。
ビーストフォーク側もビーストフォーク號で既に種族カテゴリ化しており、これで二例目となった。
主なクリーチャーは《宇宙の頑強者》。

ジャイアント・リヴァイアサン

ジャイアント版リヴァイアサン
マジック・リヴァイアサンから1弾遅れてのカテゴリ化であり、水と自然、二つの文明で巨体を誇る種族同士でまさかの合体を果たした。
主なクリーチャーは《四番鯨 リビングハザード ParSum.》。

ジャイアント・ポセイディア・ドラゴン

ジャイアント版ポセイディア・ドラゴン
マジック・ポセイディア・ドラゴンから1弾遅れてのカテゴリ化であり、ドラゴンとの複合は元々ジャイアント・ドラゴンに続いてこれが二例目となった。
主なクリーチャーは《蒼神龍トライクラブ・トライショット》。

ジャイアント・ドリームメイト

ジャイアント版ドリームメイト
火文明と自然文明に跨るハイブリッド種族だけあって、アーマード・ドリームメイトと同じタイミングでのカテゴリ化となった。
主なクリーチャーは《球乗りコゾウくん》。

アビス・ジャイアント・セレス

フェシーサイクルの1体《機深天 クロフェシー》が所持する特殊なジャイアント。
アビスのカテゴリも備えている。

ジャイアント・マジック・セレス

フェシーサイクルの1体《巨魔天 アオフェシー》が所持する特殊なジャイアント。
マジックのカテゴリも備えている。

ジャイアント・スキル

主にジャイアントのツインパクトで呪文側に付けられる種族。
メクレイドに対応して詠唱できるメリットがある。



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最終更新:2024年04月13日 16:45