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カニ獣人

登録日:2021/01/06 Wed 00:30:58
更新日:2026/07/23 Thu 06:36:25
所要時間:約 2 分で読めます





十面鬼様、人間の娘はもとより憎いアマゾンもこの前に引き据えてご覧にいれましょう!


出典:仮面ライダーアマゾン/東映/第9話「ゆけアマゾン!カニ獣人の島へ!」/1974年12月14日放送

仮面ライダーアマゾン』の第9話「ゆけアマゾン!カニ獣人の島へ!」に登場した獣人。

:峰恵研


【概要】

人食いガニに人間の知能を与えて造り出されたゲドンの獣人。
姿は巨大な緑色のカニそのもので、カニらしく横歩きで移動する。
ちゃんと蟹の足を再現して両手の下に節足が3本6対あるのだが、当然中の人の腕は2本しかないのでプルンプルン揺れてるだけ。



十面鬼のエネルギーである血液確保、それも上質とされる若い娘*1の拉致誘拐のために招集された。


カニらしく両腕のハサミを武器とし、口から噴く毒の泡は人間を白骨死体になるまで溶かしてしまう。
更には小型の人食いガニを無数に操る力を持っており、カニ獣人の命令一つで人体を容易く捕食する恐怖の食人獣。
これらの能力から十面鬼曰く「人さらいに最適」であるらしい。

よせばいいのに受けた命令以外にも「アマゾンを引き据えてやりましょう」と自分から盛大に死亡フラグを立てに行く自信過剰で、モグラの嘘にもあっさり引っかかってしまうなど、オツムはあまりよろしくない。




【活躍】

十面鬼の呼び出しを受け他の獣人のように洞窟の岩壁をブチ破って登場。
上の通り受けた命令に加え色々と口約束してしまい、上質な血液源としての若い娘の誘拐とアマゾンを捕獲してのギギの腕輪の簒奪というゲドン獣人定番のダブルタスクを請け負い、ひとしきり能力のパフォーマンスをしてから出撃。

このとき人喰いガニで若い娘の右腕を文字通り食い散らかしており、地味にグロい。


出典:同上

まずは血液確保の方から取り掛かり、「都内各地の少女蒸発事件」としてニュースとなる程の成果をあげる。
まさひこのラジオによるニュースで事態を知り、動物的な勘によって現場に遭遇したアマゾンと交戦。
ハサミで攻め立てて血みどろにしたり、逆に蟹脚に噛み付かれるなどの獣の戦いが繰り広げられたが、捕えられた女性の救出を優先したアマゾンは撤退を選択。

今度は矛先をモグラに変え、ラジオを楽しんでいたところを襲撃。
ハサミを首に突きつけ尋問を開始し、裏切り者のモグラに対して「十面鬼さまに取りなしてやる」と甘言で釣り、アマゾンの弱点を聞き出そうとする。

構図としては物騒な脅迫シーンの筈なのだが、モグラとカニの着ぐるみで繰り広げられる会話劇は日本昔ばなしみたいで絵面がキュート。


出典:同上

ありがとよ!死んでもらうぜ!

チュチューン、約束が違う……。

ゲドンに約束も何もあるか!


保身第一のモグラはあっさりとまさひこの存在をゲロするがガキには用はないとして一蹴し、最終的に姉のりつ子の存在を聞き出す。
アマゾンの知り合いとして人質にしつつ腕輪を奪い、十面鬼のオーダーである若い娘の確保。
一挙両得の卑劣な作戦はこうして展開された。

十面鬼の許しを乞うという約束はもちろん嘘で、用済みとなったモグラを始末しようとするが「あっアマゾンだ!」という嘘に引っかかって取り逃してしまう。
まぁ放置してもいいとして取り敢えず捨て置き作戦を実行。


すぐにモグラが打ち明けた事でこの情報は知れ渡り、少年軍師まさひこの作戦によってアマゾンはりつ子の護衛に向かうが、この頃のりつ子は「弟を危険に巻き込む存在」としてアマゾンを毛嫌いしており、手厳しい言葉と共に拒絶。
その隙をついてまんまと拉致に成功する。
その際りつ子は同性の友人*2と行動しており、「りつ子はどれだ!面倒だから両方攫う!」と2人まとめてお持ち帰り。
オツムはあまりよろしくない。

順当に計画を進行させ、「人食いカニ島」というやけに物騒な名前の島でアマゾンを迎え撃ち、りつ子たちを磔にした上で人喰いガニを這わせる(動けば即座に捕食)という人質作戦で抵抗を封じる。

身動きできぬままハサミで首を締められるアマゾンだが、意を決して一か八かアマゾンライダーに変身。
命令を伝達させる前に速攻で殺せば問題あるまいと言わんばかりのお約束の人質無視作戦で最後の戦いに。

戦闘の最中、なんとか毒泡を命中させるも…




「アマゾンには、カニ獣人の泡など通用しないのである」


不思議な事ですらない、まさかのナレーション処理で普通に無効化という理不尽チートの憂き目に。
その後はジャガーショックで脚を文字通り踊り食いされると、背びれ帆が揺らめき…



出典:同上

フットカッターによる回し蹴り→飛び蹴り→アームカッターの右手刀振り上げ→振り下ろしという鬼のような大切断のコンボを喰らって絶命。
泡なのか体液なのか分からないオレンジ色の血飛沫を吹き出しながら溶けていった。




出典:同上

ケーッ、ケケケ、ケーッ!






出典:同上

本体の死後も人喰いカニはしぶとく残っていたが、命令を降す前に倒せたようで人質は2人とも無傷で救出。
勝利の雄叫びを上げるアマゾン。

夕暮れ、原っぱで佇むアマゾンに、まさひこ達が駆け寄る。
必死で助け出したりつ子も一緒に。




出典:同上

日本の冬は寒いのよ。これ、私達からのプレゼント

りつ子はついにアマゾンに心を開き、友情の洋服をプレゼント。
パンツ一丁の野生児は、こうして文明人に一歩近づいた。




出典:同上

どうアマゾン、着心地は?

アマゾン、ウレシイ……


「アマゾンばかりがなぜモテる」とボヤくモグラを尻目に、洋服の着心地に喜ぶアマゾン。
りつ子との友情も結び、新たなる決意でゲドンと戦う勇気が湧いてきた。
がんばれ、われらのアマゾンライダー。





【その他】


  • 十面鬼にはギギ腕輪簒奪の暁に「ゲドン獣人の最高の位」を約束されていた。かなり規模の小さいゲドンで、果たしてどれほどの地位だったのかは不明である。


  • 大切断を食らったシーンはとにかく血飛沫の量や勢いが激しく、いい感じのスチルが撮れた事もあってアマゾンを象徴する1枚としてよく話題に上がる。人呼んで「カニ味噌」








出典:仮面ライダーストロンガー/東映/第39話「さようなら!栄光の7人ライダー!」/1975年12月27日放送

右腕をカマキリ奇械人、左腕をハチ獣人のものに変えただけだが、劇中で破損した右の脚が折れたままとなっている。おまけに右腕は別のシーンで違うものになっていた。
ちなみに、その回のEDは去り行く7人ライダー回想シーンで締めくくられるのだが、 選りにも選ってカニ獣人との戦い もチョイスされている。

カニ奇械人はその後TVSP『全員集合!7人の仮面ライダー!!』にも登場しているが、その際は腕が奇械人ハサミガニとゴキブリスパイクになっていた。改造されたのだろうか。








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最終更新:2026年07月23日 06:36

*1 若い娘の血は濃いという凄くHENTAIなコメントを寄せている

*2 初対面な事もあり、りつ子ほどアマゾンに懐疑的ではなく結構いい人