再生怪人(特撮)

登録日:2020/08/12 Wed 00:42:44
更新日:2025/03/14 Fri 23:03:07
所要時間:約 24 分で読めます






蜘蛛男「驚いたか!?改造人間は死なん!貴様にやられた箇所を直せばな!」

ビッグワン「一度倒された者など、我々の敵ではない!」



再生怪人とは、いわゆる実写特撮ヒーロー作品における、ある種の一大イベントと言える展開である。

●目次


解説

基本的に、一つの特撮作品で使用されるヒーローや敵キャラクターの着ぐるみは、以降のシリーズや別作品で使い回されるケースは少ない。
現在でこそスーパー戦隊のVSシリーズや仮面ライダーシリーズの番外作品など、過去作の着ぐるみが再び登用される舞台も増えたものの、
それでもやはり一つの作品内で使用される着ぐるみ、特に怪人・怪獣といった「一発屋の悪役」は、一つか二つのエピソードで出番を終えるのが普通である。
その後、そのまま撮影所の倉庫に眠り、耐用年数を終えて廃棄されるか、別のキャラクターの着ぐるみに改造されて再利用されるか……
そんな悪役の着ぐるみがある意味、もう一度脚光を浴びる一大イベント、それが再生怪人というシチュエーションである。

文字通り、過去に倒された悪役が「再び登場する」という展開であり、その手段となる設定は作品によって多彩だが、
大抵は一度倒された怪人が死の世界から蘇る、あるいは寸分同じ姿の同型タイプの怪人が登場するという点で共通している。

再生怪人登場のメリットを簡潔に挙げるとすれば、

①画面映え
怪人・怪獣と言ったキャラクターは、たとえ一発屋と言えども、それそのものがデザイナーと造形班の汗と努力の結晶。
そんな多彩なデザインと個々のキャラクター性を持った悪役達が画面に一同に会してヒーロー達と対峙する場面は、統一された見た目の戦闘員に比べて遥かに臨場感溢れるものと言えるだろう。
事実、映画『仮面ライダー対ショッカー』では劇中の山場における再生怪人達が一斉に名乗りを上げるシーンが子供に好評だったという証言も存在する。

②予算節約
これに尽きる。
悪い言い方をすれば、再生怪人というシチュエーションの原初はぶっちゃけ廃材利用と言っても過言ではない。
そもそも着ぐるみというものは、現在でもゴムなどの素材を用いたナマモノである。
特に1960~1970年代の素材技術が未熟だった時代は、今に比べ耐用年数の面では間違いなく劣っており、メンテナンスを続けた上でもどこまで持つかは怪しいところであっただろう。
つまるところ、再生怪人とはいずれは廃棄される運命の着ぐるみを使えるうちに再利用し、最後の花道を歩ませるイベントとも言える。


逆に再生怪人のデメリットを挙げるとすれば、

①設定消失
初登場時のエピソードに用意されていた個々の設定や人格などは基本的に無視されがちという傾向にある事だろう。
怪人に声優が設定されている作品で登場した場合は無言、あるいは奇声を上げるのみになっている事も多い。これらも声優のギャラ削減のためと言えよう。
幹部怪人にもかかわらず再生怪人として他の一般怪人と十把一絡げにされてしまった『仮面ライダー』シリーズの狼男、死人コウモリ、荒ワシ師団長、ヤモリジン、
必ずしも絶対悪とは言えない立ち位置だったのに再生時にはガン無視された『人造人間キカイダー』のゴールドウルフに『仮面ライダー(新)』のサソランジンなどが、ある意味この点での被害者と言えるかもしれない。

②弱体化
また多くの再生怪人に共通する事項として、「復活した怪人は弱い」というものがある。
基本、再生怪人の扱いは「デザインが多彩なだけの戦闘員」的な扱いになりがちであり、再生前に持っていた特殊能力の類もあまり使わないまま、
ヒーロー達の徒手空拳や必殺技であっさりと蹴散らされてしまう……というパターンもしばしば。
早瀬マサト氏の小説『仮面ライダーEVE』ではこの件について、
「仮面ライダー達は過去に戦った怪人のステータスや弱点を熟知しており、そのデータを仲間内で共有しているため、傍目からは相対的に再生怪人が弱く感じられる」という解釈が地の文で語られている。
事実、『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』において、ウルトラ兄弟がかつての地球における戦いで苦戦した怪獣達を相手に、
当時とは比べ物にならない経験で鍛え上げた戦闘能力で敵を完封し勝利した一件は、ある意味この解釈を如実に表したものと言えるかもしれない。

但し一方で、時が経って再登場した場合は映像技術の向上により、初登場時には使用していないや光線を出すようになるなどの利点もある。
それでヒーローに勝つ例はあまりないが(例外もある)。



再生怪人のシチュエーションがある主な作品一覧

※本項ではあくまで「メタ的な意味での着ぐるみ再利用による再生怪人」を取り扱うため、素面の役者による悪役の再登板、あるいは漫画・小説媒体などの非実写作品における再生怪人は取り扱いません。
また、一覧に記述されてない再生怪人のシチュエーションをご存じの方がいたら、その都度コメント欄に報告するか、追記していただけると助かります。


仮面ライダーシリーズ

昭和ライダーにおいては怪人は1体ずつしか登場せず、再登場するものは再生怪人とされる場合が多い。
一方、以降の作品では明確に別個体として同一種の怪人が何回も登場するケース(『龍騎』『響鬼』『電王』『W』『鎧武』『ゴースト』『ゼロワン』他)があり、その場合は除いている。
後者はどちらかと言えばウルトラシリーズの「○○星人 ×代目」に近いと言えよう。
(また『劇場版仮面ライダーカブト』では本編で倒されたワーム達が大量に出現したが、そもそもこの映画は最初からパラレルなので並行世界の同一人物と解すべきである)
一部映画や配信作品では過去作の悪のライダーが作品の枠を越えて徒党を組み、再生怪人めいた事もをする場合もある。

いわゆる等身大ヒーローものの金字塔にして、(巨大ヒーロー物を除けば)俗に言うところの「再生怪人」シチュエーションを根付かせた立役者。
実に第13話、第27話、第37話、第41話、第66話、第68話、第97話、第98話、そして劇場版第1作第2作にて再生怪人の登場する展開が用意されている。
ちなみに映画第1作で幹部怪人のはずの狼男が一般怪人の中に混じっていたのは語り草(もっとも狼男は初登場話で既に実験用の個体とゾル大佐の複数個体がいたが)。

このうち再生怪人の初登場となった第13話、ショッカー墓場を用いた大規模な復帰プロセスを描写した第66話は共に本郷猛役の藤岡弘氏の出演が困難な状況でそれを補うだけのインパクトのある話作りのために再生怪人を出したという裏話がある。
事実、第66話に至ってはスケジュールも逼迫しており、この話の「新怪人」も公開を控えていた映画出演予定のカミキリキッドを先行登場させている。
また同話で再生した怪人の中に劇場映画『仮面ライダー対ショッカー』でメインを務めたザンジオーが含まれており、こちらはTV初登場となった。

第8話にして人工心臓の移植技術を(毎度毎度のお約束通り罪もない科学者を攫って拷問にかけて得た知識で)確立しており、
前話で死亡したナイフアルマジロの蘇生に成功している。
(因みにナイフアルマジロは上記の科学者によって蘇生した罪なき一般人が脳改造された成れの果ての姿であり、都合3回死んだという事になる)
以降は劇場版と第52話の他、第27~28話ではかつてのショッカーゲルショッカー幹部復活に伴い旧組織時代の怪人達が復活している。
第52話ではこれまた幹部格の怪人だった死人コウモリが混じっている。でもやってることはただの児童虐待

第21話、27話、第28話劇場版にて再生怪人が登場。この内21話では「命の炎」によって復活した。
特に第27話は敵が再生怪人のみという珍しい展開となった。
また設定上は再生ではなく息子だが、歴代ライダーでも珍しいことに最後の通常怪人が「サソリジェロニモJr.」という、以前(第24話)登場したサソリジェロニモの同型怪人だった。

第17話、第26話、第39話、そして特別編『全員集合!7人の仮面ライダー!!』にて再生怪人が登場。
このうち第39話は、デルザー軍団の再生怪人なのに荒ワシ師団長を除くとサメ奇械人や奇械人アリジゴクなど大半がブラックサタンの怪人
劇中初登場のカニ奇械人なる新怪人*1が混ざっていたりと色々突っ込みどころ満載。
また17話ではタイタンの葬式になぜか『X』のアリカポネがモブとして登場している。

劇場版及び第27、28話にて「改造人間二世部隊」が登場。第27、28話に登場した個体は首に黄色いスカーフを巻いているのが特徴。
必ずしも悪の怪人ではなかったサソランジン、狼男に続いて幹部怪人の立場はどこへやらなヤモリジンが混ざっているが、
あくまで「二世部隊」なので別個体という事なのだろう……恐らく。
初代は首と胴体を分離させて戦っていたオオカミジンなど、2世はグランバザーミーに斬首されて「俺の首が~!」と叫んで爆死していたので、
明らかにスペックは劣化していると言える。
なお余談であるが、劇場版のスカイライダーは強化前にもかかわらず、TV28話で強化された際には劇場版に登場したジャガーバンのⅡ世が登場している。
東映が何も考えてなかった可能性もあるが、最初から量産化を目的として作られた怪人だったのかもしれない。

  • 仮面ライダースーパー1
第21話ではドグマ怪人の墓場からバチンガル、カニガンニー、カマキリガン、アリギサンダー、スネークコブラン、ツタデンマの生首が復活し、仮面ライダースーパー1に襲いかかった。
また、劇場版において「ドグマ復讐兵団」が登場。
……したのだが、ファイヤーコング、スパイダーババン、ギョストマ達ドグマ怪人の他にクラゲロン、ゾンビーダなどネオショッカーの怪人が紛れ込んでいる。
これに関しては8人ライダーの登場が決まった事で、当初の予定になかった再生怪人を急遽登場させる必要に迫られた事によるもの。

  • 10号誕生!仮面ライダー全員集合!!
バダンの軍勢として強化兵士&UFOサイボーグと獣人オオムカデやカマキリガンなど過去組織の再生怪人の混成部隊が、阿修羅谷で仮面ライダー達を待ち受けていた。

  • 仮面ライダーBLACK
劇場版第2作ではシャドームーン、第42話ではハエ怪人によって亡霊怪人軍団として暗黒結社ゴルゴムの怪人達が復活。
実体を持たないため、仮面ライダーBLACKの攻撃が通じない厄介な存在。
亡霊怪人達の中にはアンモナイト怪人(マルモ)も混じっていたのだが、彼も怨念を持ってたのだろうか?

第45話にてマリバロンによって呼び出された霊界怪人が登場し、このうち怪魔獣人ガイナニンポーは仮面ライダー1号の偽者に化けている。
召喚に用いられた金の羽を奪わない限り何度でも立ち上がってくる。『BLACK』同様オカルトブーム全盛期の作品のため厄介な存在。
「復活した怪人は弱い」シチュエーションに慣れていた10人ライダーはさぞ困惑しただろう。
また『仮面ライダー 世界に駆ける』でも再生怪人が登場するが、まさかのBLACK×4の猛威によって……

シャドームーンの手によって『BLACK』のサイ怪人、『真・仮面ライダー 序章』の改造兵士レベル2、『仮面ライダーJ』の三幹部が再生。

そもそもアンデッドは何をやっても死なず*2封印する事しか出来ない為、劇中で幾度か仮面ライダーレンゲルの所有するラウズカードリモートテイピア」によって、一度封印されたアンデッド達が解放されている。
レンゲルが悪側の時は解放されたアンデッドは本能のまま暴れまわるだけだったが、終盤で善側に移行後は自身の意思でアンデッドをある程度コントロールして戦力にできるようになった。(『ディケイド』でリマジブレイド世界の住人がリマジキバ世界と抗争を起こした際にも使用されている)
劇場版では、レンゲルのこのカード使用場面が最大の燃えどころとなっている。

そもそもイマジン自体、別個体が多く登場するタイプの怪人であるが、映画『ファイナル・カウントダウン』では死の世界から大量にイマジンが出現した。
そのせいで、今まで一度もTVや映画に姿を見せなかった「謎のイマジン」なる怪人まで出現している。

第38~39話において過去に倒されたファンガイアがマンティスファンガイアの手によって復活しているが、
もはや知能は全く無く、ゾンビに等しい扱いであった。
最終回ではビショップにより、ルークを始めとした大量のファンガイアが復活し、人間達を片っ端から虐殺してライフエナジーを奪いまくり甚大な被害を出した。
因みに本作のラスボスであるバットファンガイアも過去の時代に死亡しており、その死骸にビショップの怨念と上記の略奪されたライフエナジーが注ぎ込まれ、
意思を持たぬ「バットファンガイア・リボーン」としてキバとサガを苦しめた。
…つまり、『仮面ライダーキバ』は世にも珍しい「尋常ではないほど強い再生怪人がラスボスの作品」なのである。

作品のコンセプト上、基本過去作品の怪人の着ぐるみ流用が多い作品であるが、最終話ではスーパーアポロガイストの手先として『ディケイド』オリジナルが『悪の勇者』として蘇っている。
その生贄として非オリジナル怪人が食われてしまったが。

中盤で策に嵌った仮面ライダー達に対し、ブラック将軍が再生怪人を差し向ける。
イカデビルガラガランダが混じっている辺り、相変わらず再生怪人のシステムは大幹部に優しくないようだ。

映画『MOVIE大戦 MEGAMAX』にて財団Xのレム・カンナギがドーパント並びにグリードの複製を差し向けた。
また映画『みんなで宇宙キターッ!』でも、インガ・ブリンクが強奪した複製ホロスコープススイッチから生成したホロスコープスの複製体が登場。
この「そもそもコピーして出す能力があるので戦闘員的に再生怪人を出せる」という理由付けは映画作品ではちょくちょく再利用されることになる(特に大量にライダー側の見せ場、すなわち斬られ役(蹴られ役?)が必要になるオールライダー映画で顕著)。

本作のリ・イマジネーションバダンは明確に「冥界の住人」という設定であり、構成員の大多数が再生怪人である。
但し、ヤマアラシロイドなど新規怪人はスーツが新造されているので、死人ではない可能性が高い。フィフティーンも生者なわけだし。

同作の怪人バグスターは「病原体でありゲームの敵キャラ」であるため、倒されてもいずれはレベルアップして復活するという性質を持ち、同一の個体が度々強化されてライダー達の前に立ちはだかっている。
強化のペースは基本的にライダー側のレベルアップよりやや遅めのため、そこまでの脅威ではないのだが、
仮面戦隊ゴライダー』では倒したバグスター達が一斉に蘇って倒しても倒しても即復活し波状攻撃を仕掛けた*3他、
仮面ライダークロニクル』ではそれまでのドクターライダー達との戦いを経てレベルの上がったバグスター達にライドプレイヤーが蹂躙されるという状況が出来上がってしまうことに。
またクロノス登場以降の展開、そしてTVシリーズ最終回においては、この「バグスターであれば全員がほぼ自力で再生怪人の要領でもう一回登場できる」設定が極めて重要な使われ方をしたのも特筆される。
視聴者の視点だと一番復活阻止しないといけないであろうキャラが残っちゃったが。

元々攫って来た人間にネビュラガスを注入しさえすればいくらでもスマッシュが作れる設定であり何度も別個体や強化個体が出現していたが、後半にて「クローンスマッシュ」が登場。
この手の作品では珍しく、今までの戦闘データをすべて投入しているため圧倒的に元のスマッシュより強いという「強い再生怪人」である。

財団X製のグリード、並びにホロスコープスの複製体が登場。
ちなみにインタビューによるとグリード勢は着ぐるみの流用に加えてスーツアクターも『仮面ライダーOOO』放送当時と同じ布陣を起用しているとのこと。

EP41~EP43にてそれまでのエピソード&外伝作品に登場したアナザーライダーが大挙して復活。
EP LASTでは並行世界の時空が乱れた事により、過去の平成ライダーに登場した怪人や戦闘員が一斉に復活し、世界中で破壊の限りを尽くした。

第45話にてギフの手により、過去に倒されたデッドマン4体(サーベルタイガーカメレオンプラナリアアノマロカリス)が復活。
このうち、アノマロカリス・デッドマンの変身者であったオルテカが同エピソード冒頭で大二達に捕らえられた事から、
変身者と関係ない複製体*4である事がうかがえる。
少々はみ出すが、冬映画の『ビヨンド・ジェネレーションズ』では
再生怪人ポジションとも言えるデビルライダー軍団が登場し、ヒーロー側を終始圧倒していた。

作中でこの項目のニュアンスでの再生怪人と扱われたことは少ないが、ボス敵に相当するジャマト(今週の怪人、に相当する敵怪人)は設定上何回も再利用・再登板されている。
この観点であれば「強い再生怪人」と解釈することもできるだろう。

戦闘員に相当する敵キャラがそもそも設定上存在しないという作劇上の事情もあり、作中設定でも「過去に出てきた怪人をコピーしたもの」という扱いで再生怪人が第27話に登場。
但し、よりによってこの回は当時のガッチャード最強形態・プラチナガッチャード初登場回だったこともあり、最終結果としてはこのレプリマルガムはあまり有効な戦力としては機能せず、
結局また「そのへんから良さそうな悪意を見つけてきて普通のマルガムにする」方針に変更されることになった。
第44話では以前記憶を消されたはずのマルガム適合者達が再びレプリカードを用いることでより強化された「冥黒マルガム」化している。

スーパー戦隊シリーズ

仮面ライダーシリーズに比べて登場率が高く、平成以降の作品では幹部級でもしょっちゅう生き返る。

第51話でヘッダー怪人の妖魔力によりドグウロボット・ギンガロボット・スポーツロボットが「幽霊ロボット」として復活。
一度倒されてもすぐさま蘇る不死性でバトルフィーバーロボを翻弄するも、ヘッダー怪人を攻撃されて消滅してしまった。

第28話にてサメモズーの手によって幽霊という形で亡霊モズー*5が召喚される。
首から白い数珠のようなものを身に付けている点が以前と異なる。

第25~26話にてゴーストカンスによって、過去に倒されたメカジャイガンの亡霊*6(設定上は虚像)が登場。

第44話にて宇宙獣士ザドスによって宇宙獣士の亡霊*7が登場。

第16話に登場した獣戦士ザ・ズコンダは誤って自分が小さくなって鯛に食われるオチだったが、第24話で幽霊になって再登場し、後に大博士リー・ケフレンに実体化してもらっていた。
狭義の「怪人」ではないが、デウス獣戦士 ザ・タフモスはサー・カウラーの手下3名(バウラ・ホウ・ハグ)が改造された設定で、バウラらの生首を出してフラッシュマンを襲わせた。

第17話にてギーバドグラーの作った迷宮「異次元ラビリンス」内で地帝獣達*8が登場するが、幻影なのか幽霊なのか同族の別個体なのかは不明瞭。
また、同作の敵怪人・地帝獣は寄生獣○○と地帝ドグラー(名前は同じだが外見は個体ごと違う)の合体で「地帝獣○○ドグラー」という設定だが、
地帝ドグラーだけ登場しているのが確定で2体、初登場の際に明確に分離していないのでどこまでがどちらなのか不明2体(うち1体は以前外して投げていた頭部の剣状のパーツがない)ので、全員ドグラーのみ登場している可能性もある。

第25話にて霊魂将来装置で頭脳獣の亡霊*9が登場。
第47話ではドクター・マゼンダが4体の幽霊ヅノー*10を合成させたアクムヅノーを作り出した。

第35話にて、流れ暴魔キリカの指揮するシニガミボーマの力で暴魔獣の亡霊*11が出現。
しかし、あらゆる物を断ち切る魔神剣を手にしたブラックターボに角を叩き切られて亡霊軍団は消滅した。

第41話にて銀河博士ドルドラ銀河闘士幽霊*12を呼び出す。

第27話にてラディゲの妖術で魂を奪われた早坂アコ結城凱大石雷太を救うために天堂竜カー将軍泰元上人の助力を得て単身霊界に突入。
これまで倒してきた次元獣の亡霊*13と戦った。

第50話にてドーラモンスターの亡霊達*14が登場。ドーラガンサクは等身大に縮んでいる。

劇場版にてトランプ公爵の怪人カードによって序盤のゴーマ怪人4名*15が復活。
これ以外に最終回紐男爵(金色)が青と白になったような新ゴーマ怪人が登場。

敵が「妖怪」設定の為か、死んでおしまいという訳ではないため何度か再生しており、第12・53話・劇場版に多く登場する。

劇場版は時系列が不明なので「再生」ではなくメイン回の前に顔出しかもしれないが、第3・4話などでもお時々あったアジトにたむろするモブ(一応戦闘シーンはある)に数体登場*16

第12話はテングがユガミ博士によって作られた過去に倒された妖怪達*17を復活させた妖怪レプリカ(オリジナルとは両手足が武器になってたり、オボログルマは大砲を搭載など結構違う)を用意してカクレンジャーに挑む。
過去の記憶もあるらしく、わざわざ因縁の相手を選んで闘っているなど芸が細かく、敵味方合わせて17体が登場する巨大戦は必見。

第53話はラストの封印の扉内で封じられてしまった存在として多数*18が登場。

第31話で劇場版に登場したジャグチャックがバラジャグチに改名して再生(帽子・手袋・靴の色が青に変わっている)。
「前世の恨み」というなど、機械なのに同型などではなく明確に同一人格だった*19
第33話にてバラドリルなど過去に倒されたマシン獣を巨大サイズで復元した「超マシン獣軍団」*20が登場、ブロッカーロボの初陣の相手となる。

第21話にてムカデネジレによって、サイネジレ・ガマネジレ・エビネジレ・ハチネジレ・ドクガネジレの計五体のネジレ獣の亡霊「ゾンビネジレ獣」が登場した他、Vシネマ『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』でも妖精ピコットの願いによってサイコネジラー軍団が蘇っている。

第34話にてイリエス魔人族の怪人達が亡霊として復活。
Vシネマ『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』にてグレゴリ艦長の手により宇宙海賊バルバンの幹部一党に加えて構成員の大半が復活している。

第42話にて幽魔地獄に流れ着いていたサイマ獣の亡霊達が大挙して登場。

case file38にてロンダー囚人グロカンの演出の一環で、過去に逮捕された囚人達が再登場。
Vシネマ『未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ』ではかつて逮捕された囚人達の瓜二つの姿をした親族*21が登場する。
中でもとりわけブラスター・マドウの隣に住んでいたシリングは「要は他人だろ」「マドウに隣人が復讐に来る程度の近所付き合いがあったのか」と視聴者から度々ネタにされる。

Quest42にて幻影という形で過去のオルグ怪人が登場。
Quset47ではオルグの巫女として蘇ったツエツエの手でシュテン、ウラ、ラセツがヘルハイネスデュークとして復活している。
Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』でもラクシャーサによってオルグ怪人が復活するが、幻影世界ではガオレッドが仲間達の過去の戦いを参考にして次々と撃破し、現実世界ではドリーム戦隊に一蹴された。

巻の25にて復活忍者バンパ・イヤーンの能力によって過去に倒された宇宙忍群ジャカンジャの中忍が復活している。
Vシネマ『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』ではチュウボウズの手により中忍、並びに過去に倒されたチュウズーボが復活。

第8話、第13話、第30話、第43話にて過去に倒されたトリノイドギガノイドが復活を果たしている。

Episode28にてパウチ星人ボラペーノが過去に倒されたアリエナイザーの姿を模倣する形で再登場。
Vシネマ『[特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』ではトリノイド第0号・サウナギンナンの能力によって多数のアリエナイザーが復活。
Vシネマ『[特捜戦隊デカレンジャー 10 years after』ではエージェント・アブレラが巨大生体兵器「クローンアブレラ」として再登場。兵器故に人権は適用されないのか、ジャッジメント抜きでデカレンジャーロボに瞬殺された。

task24にてプレシャス「初音の鼓」の効力によってネガティブシンジケートの怪人達のコピーが出現する事態が発生した。
その他、劇場版では幻のゲッコウが秘術影忍法・再生の術によってダークシャドウのツクモガミを復活させている。

劇場版にて「リサイクル蛮機獣軍団」が登場。

epic24にてブロッケン妖怪のセマッタ霊が過去倒された幽魔獣を幻影という形で蘇らせている。ゴセイナイトの策で、Aパート中どころかその場で看破されてしまったが。
epic49では、歴代悪しき魂の首領達がブラジラの前に亡霊として姿を現している。
また劇場版ではラグナロクの角笛を吹いた事で発生した悪意がウォースターの姿で実体化する形で登場し、
更にVシネマ『帰ってきた天装戦隊ゴセイジャー last epic』ではハイドのカモミラージュカードにより、惑星のモンス・ドレイク、ビッグフットの筋グゴン、10サイのロボゴーグのコピーがヒーローショー用の斬られ役として登場(演者はいずれも他のゴセイジャーメンバー)している。

映画『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にて黒十字王の手により、冥府神ダゴン総裏大臣ヨゴシマクリタイン復活の救星主ブラジラが戦闘員のゾビル、ウガッツ、ビービと共に再生。
特にブレドランは「客将やってた時期の自分を再生怪人として出すことで分身する」→全滅、というコンボで敵幹部としての退場回数歴代トップ記録を大きく伸ばした。
終盤の巨大戦ではそれぞれの元組織の幹部怪人達も復活させ、スーパー戦隊の歴代巨大ロボ軍団と激戦を繰り広げた。
映画『空飛ぶ幽霊船』ではロスダークの手でエージェント・アブレラが配下のドロイド軍団と共に復活*22し、更に今までレジェンド戦隊に斬られてきた歴代戦闘員も大挙して出現した。

ボウケンジャーのレジェンド回である第21話ではジャリュウ一族創造王リュウオーンがプレシャス「黄泉の心臓」の力で復活し、
ハリケンジャーのレジェンド回である第25話と第26話では宇宙忍群ジャカンジャサタラクラサンダールに瓜二つの子孫(スーツは同一))が、同じくジャカンジャの戦闘員であったマゲラッパを引き連れて登場。
さらにタイムレンジャーのレジェンド回にして映画『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』の補完も兼ねる第40話では
機械禦鏖帝国マトリンティスエージェントのメタルAが、シールドのザンKTの原型(スーツはザンKTの発展型・ショートのザンKT3の改造)であるショットのザンKT0を引き連れて登場。
『ゴセイジャーVSシンケンジャー』の映像を流用する形で、外道衆骨のシタリも再登場して再びゴーカイジャーに瞬殺されている。

第35作記念作品だけあって再生怪人も悪のレジェンドとでも言うべき豪華なメンツが出揃い、ゴーカイジャーと戦った。

他方、レジェンド大戦では『ゲキレンジャー』最終章で死亡した黒獅子リオと臨獣カメレオン拳のメレがレジェンド戦隊の英霊として参戦し、その後バスコがレンジャーキーから復元する形で本編にも登場。
怪人でありながら正式にゲキレンジャーの一員として認められる形となった。

Mission29でメサイアの能力で過去に倒されたメタロイドが再生怪人として復活。

ブレイブ21でゼツメイツが再生怪人として復活。このうちデーボ・ウイルスンは「アンキドンに粉砕された破片が時間をかけて再生した」という設定で初登場しているため、2度目の復活となった。
ブレイブ36にて「大地の闇」の解放によって過去に倒されたデーボモンスターの亡霊が登場し、以後もここから呼び出される・逆にキョウリュウジャー側がここに攻め入る展開の時に亡霊が登場した。
また、劇場版では悪のキョウリュウジャーともいうべきデスリュウジャーとして登場した獰猛の戦騎Dが初登場の劇場版の時点で既に再生怪人だった他、後に本編の第39話にて、デスリュウジャーのスーツを纏わぬ本来の姿で復活し、再登場している*23

第39駅にて、ボセキシャドーの手により過去に倒されたシャドー怪人が幽霊として登場。
映画『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』では復活したシャドー怪人が登場。

忍びの43にて妖怪フダガエシの「妖術カルタの舞い」により、オオムカデ、オボログルマ、ヌリカベ、ダイダラボッチ、フランケンイッカクサイが複活。
この回は味方側でも天空忍者シュリケンジャーが特別講師として登場しており、双方の陣営に「一回退場したキャラクターの復活参戦」があった*24
最終回では「終わりの手裏剣」の効果により、妖怪たちが復活。一部は巨大化した状態で復活したが、これといって倒されるシーンもほとんど明確に描かれないままいつの間にか全滅する。

巨獣ハンター・バングレイが自身の能力によって、主に宇宙の無法者デスガリアンの幹部勢から読み取った記憶からプレイヤー達を再現している。
第29話ではゴーカイレッドから読み取った記憶から過去作品のラスボス級怪人を多数蘇らせたことも。
……が、そんなバングレイも死後、映画『動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー』にてギルマーダの手により「再生怪人」として復活したのはある意味皮肉と言うべきか。
なお、バングレイの能力を奪ったクバルも自身の軍団のプレイヤー達を再現している。
後日談である『帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー』ではポカネ・ダニーロが用意した座布団により幹部の4人が記憶を持ったまま複製された…のだが、
第1話で速攻で死亡したジャグドは(『VSニンニン』でも登場したのに)敵味方全員から忘れられていた

序盤から登場する刺客マーダッコが触手一本でもあれば生き返る能力持ちなため、都合5回も生き返っており
あのブレドランと並ぶペルソナの多さを有する(メカマーダッコも別とすればブレドランを超える6形態である)。
またSpace.25では過去の記憶が復活する星で戦った為、過去に倒されたエリードロン、スコルピオ、ゴネーシ、ツヨインダベーの偽物*25が登場したほか、
ややこしいことにテッチュウによって本物の5代目マーダッコが復活させられた直後にスパーダの記憶から初代マーダッコの偽物が復活し、
何回倒されても即復活するというキュウレンジャー側にとっては地獄のような連戦となった。
後半に登場するフクショーグンも、改造などにより各2回(うち1名は3回)も生き返っている。

Vシネクスト『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』において、
ドン・アルカゲがかつて倒された宇宙幕府ジャークマターフクショーグン影武者クローンを召喚している。
なおテレビ本編中では、近作の戦隊では非常に珍しい事に(アニダラやピョードルなどの色違いの別個体を除いて)再生怪人は一体も登場していない。

第13カイ!にて復活したダイワルドが「リサイクル戦隊ダイワルジャー」を名乗ってゼンカイジャーに挑んだ。
また、ゴミワルドの胸にシールを貼り付けて「リサイクルワルド」、マヒルワルドレトロワルドの剣をc装着して「ヒドケイワルド」、
トウギュウワルドをそのまんまリペイントして「ギュウニュウワルド」…等、隠す気もないリデコ感バリバリのワルドも度々登場しており、初見のゼンカイジャーに再生怪人と勘違いされるというメタい演出が入る事も多かった。
映画『機界戦隊ゼンカイジャー] THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!』ではスーパー悪者ワルドの手によりバスコ・タ・ジョロキアザミーゴ・デルマ十六夜九衛門、バングレイ、その他多数の歴代スーパー戦隊怪人が復活した。
しかし、彼ら自身もトジテンドの傀儡にされていたのは本意ではなかったらしく、ラストシーンではゼンカイジャーに感謝の言葉を告げて元の世界に帰って行った。帰らなくていいのに。

本編では再生怪人が登場しなかった*26が、Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』では大野稔が再び王様鬼となって登場。

第1部では第10話にて繭から今まで倒された怪ジームの複製(?)であるデスジームが誕生し、最初から巨大化して出現した。
バグナラクと和解した第2部においては、宇蟲五道化が一角グローディ・ロイコディウムが命を操る能力を有していたので、
本編開始前に死んだネフィラ(ジェラミーの母)をはじめ、死んだ怪ジームやサナギムを蘇らせて度々悪行を働いていた。
何度死んでも自らの意思に反して戦わされ続けることに関しては、王様戦隊の面々も彼らへの哀憐とグローディへの強い怒りを抱くこととなる。
また、宇蟲王ダグデドも死亡した怪ジームや五道化の偽物を作り出している。
最終章ではデズナラク8世や、映画『アドベンチャー・ヘブン』に登場したライニオール・ハスティー怪人態*27が死の国ハーカバーカから甦り、イロキやカーラスらと共に王様戦隊に加勢した。

そして本人の説明を聞く限り厳密には異なる*28が、ゲロウジームにも自前の復活能力があり、何度か死亡した(ように見える)シーンとその後普通にジェラミーの腹心役を続けている展開がある。彼もこのニュアンスであれば再生怪人と言えるか。

Vシネクスト『王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ』ではまたしても大野稔が王様鬼となって登場。
同時上映の『王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー』では、ダグデドを倒し新たな宇蟲王となったギラの配下として宇蟲王五道化も再登場している。

なお、ゲンジボタルジームやダイヤモンドダンジームは「同一種族の別個体」なので省略する。

バクアゲ16で倒されたソードグルマーだったが、ベースとなった惑星リフレクターの伝説の剣はそのまま残っていたため、バクアゲ18にて再びイグニッションされ、左腕にも剣が追加されたソードグルマー・リベンジとして再登場。
バクアゲ26ではトイレグルマーがトイレグルマー・リミテッドとして再登場。
バクアゲ31ではトケイグルマーがトケイグルマー・セカンズとして再登場。
劇場版『プロミス・ザ・サーキット』では冒頭で苦魔獣達が「ユーズド苦魔獣」として復活した。
自分達が使い古しであることを気にしていたようで、デコトラーデから「中古車」呼ばわりされ不満を露わにする一幕も*29

第5話にて、歌舞伎町メスグロヒョウモンチョウが再び登場。
戦隊オタクであるため当然再生怪人のセオリーも知っており油断していたアキバレッドをブルー・イエロー共々叩きのめし、再生怪人らしからぬ強さを見せつけた。
というのも、以前に戦った際はレッドとイエローが飲酒により妄想力が高まっていた*30ため、シラフである今回はむしろアキバレンジャー側が弱くなっていたのだった。

メタルヒーローシリーズ

第15話で、魔空空間にてシャコモンスター、オオマダコモンスター、ゴートモンスターの3体のベム怪獣が復活。最期はシルバービームで全滅した。

ネロス帝国の軍団のうち、機甲軍団は量産されている設定で同型の二代目が多数登場する(詳細は該当項目を参照)。
正体は人間であるヨロイ軍団も、中盤以降メタルダーに倒された初代と同じ鎧と装備を纏った「二代目」が登場するようになる。
第33話ではヨロイ軍団員3人に加えて戦闘ロボット軍団のジャースも復活している。

本編では「火忍チャンカンフーの息子」「獣忍マクンバの」という風に、同じコスチュームを着ている身内が幾度か登場している。
本当に再生怪人として復活してきたケースは第49話。
妖忍クモ御前の妖術により、過去に倒された悪の世界忍者達が亡霊として復活する*31
亡霊として蘇った面子の中には同話のAパートで磁雷矢に倒されたばかりのデモストも混じっている。
恐らくこの演出の都合でパルチス、デビルキャッツ、シルバーシャークは3人まとめてあっさり倒されたのであろう……

第30話にてハンマコングを始めとする亡霊怪人軍団が登場。
第52~53話では魔道士ジャグールの手によりビルゴルディ並びにクイーン、そして『ジャンパーソン』『ブルースワット』『ビーファイター』の怪人達が復活する。


ウルトラシリーズ

所謂「二代目」「改造○○」といった怪獣の再登場は比較的多いシリーズではあるのだが、
特に昭和~平成初期では赤字覚悟の制作体制や着ぐるみの耐久度が今より劣ることもあって、着ぐるみは新造されることも多かった。
(例:明らかに違う着ぐるみのバルタン星人初代と二代目、元は同じ着ぐるみながらボロボロになってしまい兄弟扱いにされたテレスドンデットンなど)
本項では『セブン』の改造パンドン、『タロウ』の怪獣二世軍団、『ダイナ』のクローンシルドロンなどはキリがないので省略し、
所謂メタ的な着ぐるみ流用における「明確な再生怪獣」のみを取り扱う。

第37話「小さな英雄」において、ジェロニモンの手によってドラコ、テレスドン、そしてピグモンが復活する。
……が、テレスドンは兎も角ドラコは造形が大分手を加えられており、しかも劇中で仲間割れしてしまったため、後年の「再生怪人」感はあまり無い。
ちなみに当初はレッドキングゴモラの2大人気怪獣がチョイスされる予定だったが、着ぐるみの都合で変更になったという逸話は有名。

第42話でバイオコンピューター「カレンE-90」が生み出したゲームキャラとして、レイビーク星人ムザン星人(等身大)が再登場。

第46話にて宇宙植物メージヲグの力によって、過去に倒された怪獣や宇宙人達(前作のものも含める)が幻影として出現した。
これは人々が恐れるものを幻影として出現させるものであり、人によって見える姿が変わるのが特徴である。
最終回ではグランスフィアの闇からギアクーダ、ビシュメル、ゾンボーグ、バゾブが生み出されたが、迷いを断ち切ったウルトラマンダイナに一蹴されている。

ウルトラマンメビウス』に登場した暗黒四天王メフィラス星人ヤプール、デスレム、グローザムが復活。
但し、メフィラス星人はアーマードメフィラス状態、ヤプールは着ぐるみが出払っていた都合でメビウスキラーの姿での登場となっている。

物語終盤、ベリアルがギガバトルナイザーを用いて怪獣墓場から復活させた怪獣達、実に45体の軍勢を総動員してウルトラマン達に差し向けた。
それまで漫画やイラスト媒体などでしか描かれなかった「怪獣軍団」を実写映像で実現した、ある種のエポックメイキングと言っても過言でない一幕である。

映画ではカットされた*32が、バット星人が怪獣墓場に漂っていた死体を無理矢理生き返らせ「怪獣兵器」を製造。
前日談『飛び出す!ハイパーバトル!!』に登場したバードンの他、本編にてアントラーキングパンドンブラックキングベロクロンタイラントが復活した。
バット星人の所業に関しては『新ウルトラマン列伝』においてウルトラマンゼロ「いくら悪い怪獣だからって、許せねえ」怒りを露わにしている。

エタルガーが召喚したエタルダミーとしてダークルギエルファイブキングダークメフィストスラン星人エンペラ星人、ベリアルの偽物が登場。
このうち、スラン星人はTVシリーズでは1話限りの敵だったにもかかわらず、着ぐるみの都合*33というそれこそメタな理由で大抜擢された経緯を持つ。

  • ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!
レイバトスの手により、手始めにメカゴモラとジュダ・スペクター、
更にゼロとウルトラマンオーブに対する戦力としてキングジョーグドンツインテールバードンハイパーゼットンビクトルギエルという過去のシリーズでウルトラ戦士を苦しめた強豪怪獣達が復活させられている。

過去作で倒されたエタルガーとダークルギエルが復活、ウルトラダークキラーの一党として登場する。

トレギアの手により、怪獣リングを介してヘルベロス、セグメゲル、ナイトファング、ギガデロスゴロサンダーが召喚された。

アブソリュートタルタロスが自らの能力によって過去の時代からレイバトス、ジュダ&モルド、マガオロチルーゴサイトらの並行同位体を攫い、自らの陣営に引き入れている。
Episode 2ではそのレイバトスの手によりギマイラが復活し80に差し向けられた他、
Episode 7では同じくレイバトスの手で『ウルトラマンサーガ』に登場した個体のバット星人が蘇っている。

第12話にてアブソリュートタルタロスの手によりデアボリックの並行同位体がトリガーに差し向けられている。
最終話ではメガロゾーアと化したカルミラの手により、ダーゴンヒュドラムの複製体が闇から創られ、ナースデッセイ号内部に送り込まれてGUTS-SELECTの面々と白兵戦を演じた。

アブソリュートタルタロスの手によりウルトロイドゼロとデアボリックの並行同位体が戦力として調達されている。
このうち、ウルトロイドゼロはウルトラマンノアに差し向けられ、デアボリックは本編では動員されることなく上述の『トリガー』(時系列は本作より後)に持ち越されている。

第23話にてスフィアの手によりスフィアゴモラ、スフィアレッドキング、スフィアネオメガスの3体が再生(クローンとでもいうべきか)、デッカーに差し向けられている。


その他の特撮作品

日本のスーパー戦隊シリーズで使用された着ぐるみを流用して撮影する関係上、必然的に再生怪人のシチュエーションも幾度か描かれている。
特に『パワーレンジャー・イン・スペース』最終盤における無印シリーズ~『イン・スペース』までの(オリジナル怪人含む)6年分、加えて『ビートルボーグ』の怪人と戦闘員の着ぐるみを総動員した再生怪人の大群という光景は、まさに圧巻の一言。再生怪人好きの特撮ファンなら一見の価値ありと言える。
また、現地スタッフには日本ほど特撮のノウハウはなく、スーツの新造も大変なため、『イン・スペース』のワスピカブル(第1期のオリジナル怪人ビー・モンスターの微改造)や『ライト・スピード・レスキュー』のグーリガン(『メガレンジャー』のネジファントム)など、旧作で使用された怪人スーツをそのままor微改造のみで流用したオリジナル怪人も時々登場している。

第14話でダークロボット第2世代のトップバッター・ギンガメが登場し、今まで登場した第1世代が10倍にパワーアップして復活。
しかしプロフェッサー・ギルはギンガメに第1世代をぶつけてぶっ壊してしまい、残ったのはグリーンマンティス、オレンジアント、ブラックホースの3体だけに……。
パワーアップによりグリーンマンティスは鎌をブーメランとして投げつけ、オレンジアントは敵を地割れに落とす「必殺アリ地獄」、ブラックホースは突風による吹き飛ばし技「ホースハリケーン」が使えるようになる。
ちなみに復活させる方法は棺に納められた残骸を儀式で元通りにするというロボットなのにオカルティックなもの。
その後、第25話ではギルに騙された光明寺博士によりゴールドウルフ(おい!)、クロカメレオン、ピンクタイガーが復活。
第33話では過去に破壊されたカブトガニエンジが改修され復活し、弟(後継機)であるキメンガニレッドとの奇妙な絆が描かれている。
ちなみに第14話と第25話で復活したゴールドウルフは、オリジナルとは異なりが無くても狼ロボット形態のままである事から、良心回路が無い完全なダークロボットとして再生されていると思われる。
映画版でも今までのダークロボットが複製されて登場しているので、1つの作戦にそこまで投入できる以上、あの世界においてはかなりの数のダークロボットが売られている可能性がある。

プロフェッサー・ギルの脳を使い復活したハカイダーが、新しく建造された3人のハカイダーと共に「ハカイダー四人衆」を結成し、物語における最初の敵役を務めた。
このうち、リーダーを務めたオリジナルのハカイダーのみ生存し、シャドウに加入している。
本作は予算が非常に安かったため、アリモノのスーツを再利用して予算を浮かせるための苦肉の策としてこの展開が取り入れられた模様。
また、最終回でビッグシャドウが光明寺博士を脅してロボット再生装置を開発させ、ハカイダーとザダムと雑魚のシャドウマンが不死身になり、何度破壊されても即座に再生できるようになった……
……のだが、光明寺博士がオメオメそんな都合のいいものを作るわけがなく、実は30回再生したら自壊するプログラムを仕込まれており、
光明寺博士は救助されて残機を使い切った装置は大爆発、ビッグシャドウも巻き添えになってシャドウは壊滅した。
そのくらいちゃんと事前に確認しておけよ!

第14話にて「血車十人衆」として血車党の化身忍者が、第34話にてドラキュラ、狼男、フランケンら西洋妖怪軍団の怪人達が蘇っている。
血車十人衆のうち死人ふくろうは嵐とも因縁のある人物が素体であったのだが、再生怪人の宿命かそこら辺はスルーされている。
西洋妖怪達は弱点を強化されており、特に弱点が多かったドラキュラが受けた恩恵は大きく、十字架も日光もものともしなくなった。
ちなみに最終話では、大魔王サタンが魔法陣による妖術で妖怪達を蘇らせようとしたが、嵐のガンビームで倒された妖怪は復活できないため、ガンビームで倒されていない悪魔道人しか蘇らなかった。叩き割られただけのグールはどうなった?

第14話ではそれまで倒された13体のドルゲ魔人が、最終話ではハサミルゲ、カミゲルゲ、クチビルゲウデゲルゲノウゲルゲの五体が復活して戦った。

  • ザ・カゲスター
第34話並びに劇場版にて過去に逮捕されたサタン帝国の怪人達が脱獄して再登場。
この際、サタン帝国の登場以前に出番が割り振られた悪人も「実は組織の一員だった」という設定が付加されている。

  • キャプテンウルトラ
第22話で、金属人間メタリノームが2つある怪獣の命の残された方を使い、まぼろし怪獣ゴースラー、雷雨怪獣アメゴン、神話怪獣ウルゴン、ゆうれい怪獣キュドラー、スペクトル怪獣シャモラーの五体の怪獣を復活させ人類への攻撃を開始する。

第28話にて、宇宙巨獣デボラスの雷によってデッドラーとギルモネが亡霊巨獣として死の淵から蘇った。
亡霊巨獣は生前と同じ戦闘力を持ち、敵の攻撃も効かない不死身の存在で、デボラスが目を光らせて操っている。デボラスが倒されると青白い光となって消滅した。
第42・43話ではコマンダー・アドロクスがドクターゾラとゼネラル・バッカスを蘇らせ、ジャスティクリスタルを奪おうと画策するが、二人とも自我を取り戻してジャスティライザーへの復讐に勝手に動き出した結果、再び倒される事となった。

まずそもそもの前提として、この作品における敵怪人であるホラーは討滅しても魂が魔界に送還されるだけの基本的には不滅の存在である。
1期第21話にて、第8話に登場したモロクの依代となった女性の父が登場し、娘の仇を討つべく封印の短剣を自身に突き刺してモロクに変身。
しかし、変身と同時に凄まじい苦痛に襲われたことで、娘もまた同じ苦しみを味わい、そして冴島鋼牙がこれを斬ることで彼女の魂を救ったことを理解し、そのまま自身も大人しく鋼牙に斬られるのだった。
また、『牙狼-GARO- MAKAISENKI』で初登場した時空ホラー・ザジは黄金騎士に対するホラーの怨念の集合体であり死ぬことはなく、『牙狼-GARO- 魔戒ノ花第7話及び『牙狼 -GARO- -魔戒烈伝-』最終話においても再登場している。
牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔』TVシリーズで初登場したジンガは『神ノ牙-JINGA-』終了時点では姦計を張り巡らして3回も人間界での復活を果たしている。復活するたびに弱体化するなんてこともなく、強さ据え置き、むしろ悪辣さマシマシになっていくためタチが悪い。しかし、どれだけ復活しようとその世界の黄金騎士と相まみえ討滅されることが示唆されているため、魔界と人間界を永遠に行ったり来たりすることになるであろう。勘弁してくれ
今やすっかり長期シリーズとなった『牙狼-GARO-』だが、ホラーは憑依した人間の陰我に基づいて怪人態の姿が決まるため、かつて斬られたホラーが同じ姿で登場するケースはほとんどなく、モロクとザジとジンガは数少ない例外と言える。



余談

上記の通り、現在では見栄えと予算削減が主な理由だが、大きなきっかけは少し違うものだった(正確には『ウルトラマン』で先駆けて再生怪獣が出ているが、それはガチの予算不足による苦肉の策であった)。

『仮面ライダー』がヒットした当時、ある日たまたま東映生田スタジオに泊まり込んでいた生田スタジオ所長(当時)、故・内田有作氏が、倉庫にどんどん積み重なる怪人の着ぐるみを見て*34
「まだまだ怖いしカッコいいし使えるのに、このまま腐らせるのはもったいない」と思い、当時契約していたアトラクション集団『大野剣友会』の故・大野幸太郎氏に相談を持ちかけた。
「用済みになった怪人の着ぐるみを使って、仮面ライダーの野外ライブみたいなものが出来ないか」と。

そして始まった屋外ショーは大当たり*35
最初はデパート屋上などの小さな規模から始まったが、口コミで評判が広がり、後楽園ゆうえんち(現・東京ドームシティシアターGロッソ)を中心にショーが行われるようになった。
多いときでは1日7回もショーをやった時期もあったとかで、当時のスーツアクターを務めていた大野剣友会の岡田勝氏曰く、「暑い時は一日で3キロ痩せた時もあった」らしい…。

それまでブラウン管越しでしか見れなかったヒーローの勇姿を直に見れるというその画期的なアイディアは、『仮面ライダー』のみに留まらず番組の枠を超え、
現在も続く着ぐるみヒーローアトラクションショー、そして番組本編における再生怪人の大きなきっかけとなったのである。



関連項目

着ぐるみやスーツの改造・流用も、再生怪人とはまた異なる着ぐるみの再利用の手段と言えるだろう。




追記・修正は、一度ヒーローに倒されながらも復活した方がお願いします。

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最終更新:2025年03月14日 23:03

*1 着ぐるみ自体は前作『仮面ライダーアマゾン』に登場したカニ獣人だが、腕の形状が異なる(獣人:普通のカニの鋏→奇械人:数パターンあるがいずれも工具)ため、カニ獣人の復活ではない。

*2 後付け設定でディケイドは封印エネルギーを直接叩き込んで倒せる設定が付加。

*3 なお、同作品や前日譚の『超スーパーヒーロー作戦』に登場するショッカー怪人は「電脳世界で作られた作中作のキャラ」の為本項目では省略

*4 オルテカ含む変身者がいずれもギフに「食われ」た描写があるため、その際に情報を読み取ったものと思われる。

*5 登場はシシモズー、イノシシモズー、バクモズー、サボテンモズー、ハチモズー、ドクガモズー、カニモズー、カマキリモズー、スイカモズー

*6 登場はカエルカンス・カメカンス・ムシャカンス・スカラベカンス。

*7 登場はゾノス、ボルタ、ゾルバス、ジーク。

*8 登場はゾーラドグラー、サーベルドグラー(頭部の剣がない)と、カビラドグラーのドグラー(花のような方)、ドールドグラーのドグラー。

*9 登場はウイルスヅノー、デンソーヅノー、エンジンヅノー、イカリヅノー、タイムヅノー、タンクヅノー、ヒヒヅノー、テストヅノー、ドクガスヅノー、エレキヅノー、ファイヤーヅノー、プラズマヅノー、ツインヅノー、サイセイヅノー、オブラーヅノー、ギターラヅノー、ケンヅノー、ブタヅノー。但し、実体化して戦ったのはツイン、ヒヒ、プラズマの3体のみ。

*10 登場はインセキヅノー、テストヅノー、ガルヅノー、デンソーヅノー。

*11 登場はダルマオトシボーマ、フジミボーマ、ドウグウボーマ、トリツキボーマ、モウドクボーマ。

*12 登場はエノキラーギン、オオカミルギン、モグラルギン、ブタルギン、カイジュルギン。

*13 登場はヌードルジゲン、カミジゲン、ジャグチジゲン、ウラナイジゲン。

*14 登場はドーラニンジャ、ドーラガンサク、ドーラキマイラ、ドーラミラージュ。

*15 登場は紐男爵、ガマグチ法師、鍵道化師、口紅歌姫。

*16 登場は、ドロタボウ・シロウネリ・ケウケゲン・アミキリ。これ以外に『ジュウレンジャー』のドーラジンや『ダイレンジャー』の陽炎頭巾らしいのもいる。

*17 登場はカッパ、オボログルマ、アズキアライ、モクモクレン、ヌリカベ。

*18 カッパ・ロクロクビ・オボログルマ・アズキアライ・モクモクレン・ガキツキ・ヒトツメコゾウ(兄・弟)・オオニュウドウ・シロウネリ・カネダマ・ケウケゲン・シュテンドウジ(兄)・ウミボウズ・ヌッペフホフ・スナカケババァ・バクキ・カラカサ・ノッペラボウ・チョウチンコゾウ・オオムカデ・ムジナ・カシャ・ビンボーガミ・ドロドロ。

*19 最もバラノイア所属者は全体的に「口でこそ機械であることを強調するが、実際にはむしろ相当に人間臭い価値観や性格、豊かな感情を持っている」傾向が強いため、蘇った際にオーレンジャーへのリベンジを誓うのはむしろ自然な描写ともいえる

*20 登場したのはバラドリル、バラソーサー、バラミサイラー、バラクラッシャー、バラバニッシュ、バラプリンター、バラアイビー、バラバキューム。なおバラドリルとバラバニッシュは巨大化システム開発前に登場したため、同話で初の巨大戦を経験することとなった。

*21 タイムレンジャーはロンダー囚人を殺さず、圧縮冷凍して生きたまま拘束するため、文字通りの意味での「再生」怪人を登場させることはできない。実はグロカンの時もラストシーンを工夫することでこの設定をきっちり守っている

*22 また、野球仮面も新造スーツで登場している他、ゴレンジャーハリケーンの演出としてだが、顔出しキャラの害水大臣ケガレシアもチラッと登場している。

*23 劇場版でも頭部のみ本来の姿が披露されたが、本編登場に合わせて、全身像がデザインされている。

*24 最もニンニンにつながっている方のハリケンジャー設定では「生死不明であって明確に死んではいない」「そもそも生きてた」の可能性が高い。実際にシュリケンジャー本人も「レッドたる鷹介がニンニンメンバーを高く評価しており、彼の仲介もあって今回の冬期講習の依頼を引き受けた」と説明している。

*25 その他にも、ツルギの記憶からクエルボが復活した。また、戦略的にはキュウレンジャーと敵対しないので特に意味がないナーガ(本人は死んでいない)、ビッグベア司令、アントン博士、小太郎の母の偽物も登場した他、ネタ枠としては「女装したガル」「ラプターに求婚するキュウレンジャー男性陣」の偽物も出てくるカオス回となった。

*26 一度ヒトツ鬼になった人物が再びヒトツ鬼と化するケース自体は何度かあったが、いずれも再変身時は全く別のヒトツ鬼になっている。強いて挙げるなら回想シーンで地球鬼が一度出てきたくらい

*27 本来は顔出しキャラだが、こちらでは怪人態のみの登場。なお声優はオリジナルキャストの中村獅童氏本人が勤めている

*28 幽霊としてなら死の国に移らずに引き続き存在し続けられる、という意味合いに聞こえる。『キョウリュウ』スピリットレンジャーのようなものか?

*29 中古車売買において「全損と言えるほどの重大な損傷歴・破損歴あり」、この場合要するにブンブンジャーに撃破された経験があるのはハッキリ言って0円査定されても文句言えない、というリアル自動車ネタの意味合いもある可能性もある。実際にクルマを買う際にはこの理由から「中古かつ不自然に安い個体は止めた方がいい」「可能であれば、キャノンボーグ様のようなある程度メカ面の目利きができる知人に同行を頼んだ方が無難」というアドバイスがされることは頻繁にみられる

*30 アキバレンジャーの戦いは妄想世界の産物のため、妄想力はそのまま戦闘力に直結する。

*31 登場したのは火忍チャンカンフー、漢忍緑竜、祭忍ギュウマ、獣忍マクンバ、闇忍デビルキャッツ、水忍シルバーシャーク、音忍宇破、灼忍ストローボ、剛忍アブダダ、化忍パルチス、そして宇宙忍デモスト。

*32 後に『ディレクターズカット版』としてTVでの分割放送やイベント上映で追加されており、映像ソフトにおいても『ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX』で初収録された。

*33 他に候補となった『マックス』初出メンバーのスーツがことごとく現存しなかったこと、予算や工数上新造が厳しかったことによる。結果的にこれがきっかけで後の作品でも『X』マックス客演回などでスラン星人が登場するエピソードが制作された

*34 村枝賢一氏著『仮面ライダーをつくった男たち』によると内田氏はその日飲み過ぎて倉庫に寝込んでたらしい。レタリングも担当し、生田スタジオの警備のバイトをしていた漫画家の浅野ポチ氏は一瞬泥棒かと身構えたとか。

*35 その前に放送したトカゲロンと再生怪人軍団のエピソードが子供達からの評判が良かったのも後押しとなった。