登録日:2026/01/04 Sun 00:26:48
更新日:2026/08/13 Thu 07:21:10
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カニとは、節足動物門甲殻亜門軟甲綱十脚目短尾下目に属する節足動物の総称である。
なお、本項では星座の「蟹座」についても解説する。
v概要v
漢字表記では
蟹。
英語では
“Crab”などと呼ばれる。
その他、馴染み深い呼び名といえばラテン語の
“Cancer”あたりだろうか。
硬い甲羅に覆われた体と5対10本の脚を持っている。
そして、その一番上の1対の脚は先端が
ハサミとなっており、獲物を捕食する際などには腕のように使えるのが最大の特徴。
種類にもよるが海水、淡水、そして陸上と幅広い場所に棲息している。水に住んでいるカニは魚類と同様エラ呼吸をしており、陸上に出て長時間経過するとエラに残った水分と取り込んだ酸素によって泡を吹くように見えることもある。
食性は雑食で、藻類や小魚などを餌としている。
大きさは種によって様々で、数cm程度のものから3mほどになるものまで存在している。
色は自然界での保護色から暗い茶色、あるいは青色のものも存在するが、茹でれば真っ赤になるのが特徴。
いわゆるカニ歩きという、正面から見て左右にしか動けないと言った表現の元としても知られているが、中には普通に前後移動ができるものや、ガザミのように水中を泳ぐものも存在している。
なお、カニという名前に近い種として
ザリガニや
カブトガニなども存在するが、ザリガニは
エビ類。
一方でカブトガニは特徴であるハサミなども持たず、そもそも
クモや
さそりに近い鋏角類に分類されている。
また、非常に紛らわしいが見た目も名前もカニとなっている
タラバガニや
ヤシガニなどは
ヤドカリの仲間なのだ。
ここで重要なのが
「カーシニゼーション(カニ化)」と呼ばれる進化現象である。
≪カーシニゼーション/カニ化≫
十脚目甲殻類では、本来カニではない系統(ヤドカリ類など)が、進化の過程でカニのような体型に収斂する現象が知られている。
この現象は 1916 年に
イギリスの動物学者 L.A.Borradaile が carcinization(カニ化) と名付けたもので、ギリシャ語でカニを意味する“
karkinos”に由来する。
カーシニゼーションだとカニに引きずられて「カーニ」シゼーションと読み間違えられがちだし、カニ化だと
状態異常みたいなので日本では微妙に知名度が低い。
近年の分子系統解析により、カニ型の体制は十脚目の中で少なくとも以下の5回以上、独立に進化したことが示されている。
- 真のカニ(短尾下目)…本項目で解説
- カニダマシ類(異尾下目)
- タラバガニ類(異尾下目)
- ヤシガニ・オカヤドカリ類(異尾下目)
- ロミス類(異尾下目)
下4種はいずれもヤドカリ下目に属するが、それぞれに非カニ形の近縁ヤドカリがいるため、
これらは互いに近縁とは限らず、「カニのような体型が進化的に有利であるため、複数の系統で似た形に
収斂進化した」と考えられている。
特にタラバガニやヤシガニは、外見は完全にカニだが、第5胸脚が退縮して甲の下に隠れているというヤドカリ類の特徴を保持しているため、系統的にはヤドカリに近い。
v食材としてv
ズワイガニなどの海産のカニは高級食材で、
刺身や
鍋料理、蟹しゃぶ、
寿司ネタ、缶詰、酢の物、
雑炊、
グラタンとしても人気。
サワガニなど川のカニも素揚げや
味噌汁の具にして食される。
ちなみにカニの身を模したカニカマという食感や味を似せたかまぼこも存在するが、勿論本物のカニではなく、こちらは魚のすり身を使用しているものがほとんど。
尤も近年のカニカマは芸能人でも騙されるほど食感はカニに近い。
特に脚に詰まった身は非常に美味。
また、胴に詰まった中腸腺、いわゆるカニミソも通好みの味で、甲羅に酒を注いで炙り、
そのまま皿のようにして食されることも多い。
しかし、やはりその硬い甲羅が曲者で、身をほじくるのに集中するため、カニを食べる時にはみんなが静かになるとはよく言われたもの。
そのカニの身をほじくる用の器具、いわゆるカニスプーンだが、正式名称は「
蟹甲殻類大腿部歩脚身取出器具」と、やたらと仰々しい。
卵から成体になるまで何年もかかるのに加え共食いをする習性があるため、サワガニなど一部の種を除いて養殖できず、市場に出回るものはほとんどが天然ものだけで占められている。
一方、サワガニやモクズガニなどの淡水ガニは
唐揚げや蒸すなどして食べられるが、寄生虫の関係で必ず火を通すこと。主要寄生虫によるウェステルマン肺吸虫症は、血痰や咳などの症状が起こり肺結核や肺がんと誤診されることがある。
あと、エビ・カニ
アレルギーを持った人に勧めることだけは絶対にしないよう注意が必要。
vペットとしてv
上述のようにズワイガニ等の食用のカニが有名なのでカニ=食材というイメージが強いかもしれないが、
忘れてはならないのが
ペットとしても需要があるという事である。
海水・淡水双方の種がペットとしてもよく飼育されており、熱心な愛好家もいる程。
とりわけ、淡水性の種に関してはアメリカザリガニまでもが店頭での販売が禁止された今日において、
同じ甲殻類という意味合いでもそれに代わる生物として注目されていると言われている。
ちなみに淡水性の種でも繁殖や生活史によって小卵型と大卵型に分かれており、前者はモクズガニやアカテガニが該当する。
具体的に言えば粒の小さい卵でゾエアというプランクトンの状態で孵化、海に下ってから成長し川に戻ってくるという生活史を送る。
その為飼育下での繁殖は極めて困難である。
後者はイクラのような粒の大きい卵で、サワガニやヤマガニ、タガニが該当する。こちらは卵の数が少ない代わりにゾエアの段階を経ずにいきなり子ガニの状態で生まれてくる。
その為生存率が高く、その気になれば飼育下でも繁殖が狙える事も淡水性の種が注目されている要因であると言えるかもしれない。
飼育されるのは主にドワーフクラブと呼ばれる極めて小さな種が多いが、たまに沖縄県や海外のサワガニといった比較的大きな種が流通する事がある。
無論大型種の場合その体格に見合って力も強く、挟まれれば流血は避けられない。
しかも種によってはハサミを振り上げて果敢に攻撃してくる事もあるので取り扱いには細心の注意を払う事。
v主なカニv
十脚目クモガニ科。
世界最大の節足動物であり、脚を広げた全長が3メートルを超える種も存在する。
十脚目ケセンガニ科。
特に食用として人気の高い高級食材でもある。
北近畿、山陰地方で採れるものが「松葉ガニ」、
福井県で採れるものが「越前ガニ」等とブランディングされており特に有名。
十脚目スナガニ科。
オスは片側のハサミが肥大化したという、見た目のインパクトに特徴を全振りしたようなデザイン。
名前の由来は死を招くから
…ということはなく、求愛行動でその大きなハサミを振る様がまるで潮が早く満ちるように招いているように見えるから。
英名は“Fiddler crab”だが、“Fiddler”はバイオリン弾きの事。
これも、そのハサミの動きから名付けられたものである。
十脚目ワタリガニ科。
スーパーなどでは「ワタリガニ」の名前で並ぶこともある、食用ガニ。
そのハサミは強力でうっかり挟まれると深い傷を負うほど。
そこから「カニハサミ」が転じて「ガザミ」となったと言われている。
また、一番下部の脚がオール状になっていて泳ぐ事ができるのも特徴。
十脚目イワガニ科。
いわゆる上海蟹。
十脚目イソオウギガニ科。
タカアシガニに次ぐ大型のカニ。別名「タスマニアキングクラブ」
巨大な右側のハサミが特徴で、ビール瓶すら割ってしまう程のパワーを誇る。
というか重さならタカアシガニよりもさらに重く、なんと33㎏の記録もあるとか。
十脚目オウギガニ科。
可愛らしい名前で、見た目も丸くてツヤツヤした愛らしいデザイン。
しかし、カニにしては珍しく
毒を持っている。
毒性は
フグ毒ことテトロドトキシンに似ており、呼吸の麻痺による死に至る。
致死量もかなり少なく、1匹で大人数人を死に至らしめることもできるほどの毒を持っていることも。
皮膚から感染する毒ではないため、触る分には害はない。挟まれるリスクはあると思うが。
なお、個体によって無毒性のスベスベマンジュウガニも存在するらしく、同じ地域に育ったものでも毒の有無に違いがあるらしい。
とはいえもちろん人間どころか恐らくスベスベマンジュウガニ同士も含む全生物が
見た目やにおいだけで毒の有無なんざ区別できるわけもないので、見かけたら触らぬカニに祟りなしでそっと逃げるが吉である。
十脚目オウギガニ科。
世界最強の猛毒ガニとして恐れられている種。スベスベマンジュウガニと比べて大型で、毒性もさらに強くなりやすい。
1960年には明確な本種による死者も出しており、味噌汁やすまし汁に入れて食べて中毒するケースが報告されている。
なおこの毒ガニ2種は熱にも強いため煮ても焼いても毒性はなくならない。絶対に食べないように。
十脚目オカガニ科。
名前の通り陸地を主な生息地にし、水に入るのは脱皮や産卵の時のみという徹底ぶり。
産卵期になると大量のメスが海を目指して歩いていく光景が有名であり、沖縄県ではカニ注意の標識がある程。
十脚目サワガニ科。
名前の通り山間部の沢……だけではなく排水溝にも生息していることがある種で、同時に淡水カニの代表とも言える種。
シオマネキほど極端ではないがオスは片方のハサミが発達するので腹部を見なくても雌雄の判別は容易。
基本はオレンジ色で他の色、特に青白い色はレアなイメージがあるが、実は地域差も激しいようで関東地方では青白い色の個体が比較的多いという噂も。
これは地域ごとの水質の違いが体色にも影響しているのではないか?という説があるという。
飼育も可能。環境変化に弱く、飼育するならこまめなケアが必須。あとよく脱走する。
動物園や水族館、植物園・科学館・水生物園など鑑賞可能な施設も全国にある。
沖縄県にはリュウキュウサワガニやオオサワガニ、ヒメユリサワガニ、サカモトサワガニ、オキナワミナミサワガニ等の固有かつより大型化する種が生息しており、この内リュウキュウサワガニ、サカモトサワガニ、オキナワミナミサワガニは法的に飼育が禁止されていない為、時々出回る時がある。
十脚目サワガニ科
サワガニの近縁に当たる種であり、名前の通り田んぼや用水路に生息している。
英語名もそのままズバリ「ライスフィールドクラブ」。
日本には生息しておらず、タイやカンボジア、ベトナムといった東南アジアの国々に生息している。
というか現地では日本におけるアメリカザリガニのようなポジションらしく、
田んぼや用水路どころか池や川、それもドブ川のような環境でも生息している程に生命力・適応力が高い。
なので子供達が採集して飼育したり、比較的キレイな水質の環境で獲れたものであれば泥抜きして食用としても用いる程には普遍的であるとの事。
十脚目サワガニ科
こちらもサワガニに近縁な種。
「ヤマ」と名がつく通り山間部の湧き水のある環境に生息しており、英語名でも「マウンテンクラブ」と呼ぶ。
サワガニと比較しても陸生傾向が強く、また大柄な種や派手な色の種もいる事が違う。
こちらもタガニ同様に東南アジアの国々に生息している種で、日本には沖縄県にヤエヤマヤマガニただ一種のみがいる。
v星座としてv
黄道十二星座の1つに「かに座(“
Cancer”)」が存在する。
十二星座占いでは双子座の後、獅子座の前の、6月20日前後から7月20日前後までが該当。
星座のデザインとしては、四角い胴と両腕、左下に星が繋がり、爪と脚を表しているというもの。
明らかに脚が足りないが、星座は大体そんなものだ。もしかしたらタラバガニのように厳密にはカニですらないのかもしれないが。
選ばれたのは、
ギリシャ神話の英雄
ヘラクレスと
ヒュドラの戦いの中でヘラクレスに倒されたから。
……といえば聞こえがいいが、
実際にはヘラクレスとヒュドラが戦っているときにその加勢に来るも、ヘラクレスには気付かれもしないまま踏み潰されてしまったという出オチ。
哀れんだ女神
ヘラは、夫・
ゼウスの不貞の結果生まれたヘラクレスを憎んでいた背景もあり、ヒュドラと共にその健闘(?)を讃え星座にしたと言われている。
なお、このカニ自体を指して「カルキノス」と呼ぶこともあるが、上述したようにギリシャ語でカニを意味する単語で、固有名詞というわけではない。
≪蟹座の有名人・キャラクター≫
vカニと癌v
三大疾病の一つにも数えられる癌。
そんな癌だが、英語では“Cancer”と呼ばれ、ラテン語のカニや、かに座と同じである。
これは決して偶然ではなく、古代ギリシャの医師ヒポクラテスにまで遡ると言われている。
ヒポクラテスの時代にも乳がんが存在し、癌とその周囲の転移したリンパ節が繋がっている様がカニに見えたので、“karkinos”と呼んだためと言われている。
(癌の見た目が堅くゴツゴツしており、カニの甲羅の様に見えたから…など諸説アリ)
このことから、本邦の「公益財団法人 がん研究所」のシンボルマークもカニの形をしている。
正確には、1570年頃に尾張名古屋の刀工が作成した、カニが描かれた刀の鍔の形状。
なお、種類は本州に生息しているハクセンシオマネキと推測されている。
『死をまねくキャンサー』、とは皮肉の効いたモチーフである
vカニを題材にした作品v
≪フィクション作品におけるカニ≫
やはり硬い甲羅と鋭いハサミのインパクトが強く、それらを活かしたキャラクター造形をされることが多い。
ゲーム的には
水属性であったり、物理攻撃力、耐久力に優れているものがほとんど。
武器も当然ハサミがメインだが、泡を武器として戦うものも多く見られる。
また、珍しい扱いとしては
テリーのワンダーランドで、ぐんたいガニが虫系統、ダーククラブがゾンビ系統として扱われたこともある。
黄道十二星座の1つでもあるため、星座をモチーフとした作品でも優遇されている。
しかし、性格面に難を持ったキャラクターもちらほらと存在しており、正義の使徒でありながら死者をいたぶる蟹座のデスマスク、警察でありながらライダーバトルに取り憑かれて一般市民を襲っていた仮面ライダーシザース、
警察にあたる組織に所属していながら
金に目がくらみ甘言に乗りに寝返るどころかいずれはその親玉さえ牛耳ろうとまで考える銭ゲバだるまガニなど、悪役として輝く場面も多い。
そしてそのせいか、性能的に
かませ犬にされ
、星座カースト制度の底辺扱いになる事もしばしば。
ただし星座と関係ない作品ならその心配はなく、関係のある作品でも強いキャラはきちんと強い。
そしてカニという概念を主役に据えた作品として、カラッパゲームズから発売された『カニノケンカ』シリーズが存在する。
概要において「カニは不死身の剣闘士であり究極のレスラー、どんなにダメージを受けても力尽きることのない不死身の戦士」とされている…。
また、後述の『蟹工船』と実際に大金を稼げるベーリング海のカニ漁からの類推から、多額の負債を抱えた人が働かせられる先としてのカニ漁が描かれる作品も少なからず存在する。
◇漫画・アニメ
◇特撮
◇ゲーム
◇玩具
◇その他
1929年に発表された
井伏鱒二小林多喜二の小説。
タイトルの通り戦前のオホーツク海で行われていた漁に出かける貧困労働者達の悲惨な労働環境を描く、プロレタリア文学の代表作とも言われる。
2008年に再ブームとなりコミカライズ化や舞台の上演が行われ、その年の「
新語・流行語大賞」のトップ10にも選ばれた。
名前の響きから、カニ光線と勘違いされることもしばしば。
日本昔話の1つ。
猿の意地悪により命を落としたカニの復讐のため、その子カニに力を貸す仲間たちの戦いが描かれる。
ただ、合戦というよりどちらかというと報復と言った方が正しいか。
幼い子供なら誰でも馴染みのある昔話のためか知名度が高く、当Wikiでも「
武侠さるかに合戦」という作品の項目がある。
また、
芥川龍之介による
後日談もある。
あなたはカニです
地上を支配したカニによる対戦ゲーム。
ネタゲーと思いきや物理演算による非常に真面目な作りで、インディーズゲームにもかかわらず数年経ってもオンライン対戦が普通にマッチングするほど盛況であった。
RiJ Summer2021に登場した際に「○○のケンカ」が一大ミームになるほどの盛り上がりを見せたことも。
バイオタラバーカニの無料食べ放題サービスを謳うカラオケ店「タラバー歌カニ」、凶暴な人食いズワイガニ、カニめいた全身鎧を誇りとするコウカク・ニンジャクランが登場する。
インパクトでは同じ甲殻類の
ロブスターに負けているのが辛い所。
また、ニンジャスレイヤー世界の金融業はマッポーめいており、借金を抱えて返せなかった者はカニキャッチ装甲漁船での強制労働に従事させられる。
『
ドラゴンボールZ』の
ベジータを痛めつけるシーンで、
恐らく尺稼ぎの為にベジータの体を這っていたカニを生で丸ごとバリバリ食べるインパクトの強いアニオリ描写がある。
ちなみにカニの外見は地球にも普通に居そうな感じ。
前述の通り、カニには寄生虫やら毒やら持っている種もいるので、そこら辺にいるカニ(に限らず野生の動植物全般に言える事だが)をバリバリ食べるのは宇宙の帝王でもオススメはしない。良い子は真似しないように。
- 妖星人R(ポプラ社版では「空飛ぶ二十面相」に改題されている)
江戸川乱歩の少年探偵シリーズの中でも末期に発表された作品で、ポプラ社版のタイトルが終盤の展開を思いっきりネタバレしていることでも有名であるが、内容は「二十面相が巨大ガニや宇宙カニ、カニに似たおっさんに化けたりカニの大群を使ったりして子供に嫌がらせをして世間を大騒ぎさせる」というまあいつもの二十面相という話。
とにかくカニ尽くしの作品であるため乱歩先生、カニとなんかあったんですか?となる。
魔法士養成学校・ナイトレイブンカレッジの寮の一つ、ディズニーの『
ふしぎの国のアリス』からインスパイアされたハーツラビュル寮の寮生でやんちゃで悪戯大好きな性格で主人公(監督生)とよく絡む1年生。
オクタヴィネル寮の寮生で他人に水辺に棲む生物に因んだあだ名をつける癖がある2年生のフロイド・リーチから「カニちゃん」と呼ばれる。
ペルー北部のモチェ文化(1〜8世紀)シパン(Sipan)の王墓から出土した旗や装飾品に見られるカニの鋏を持つ人物像。
現代では人間とカニが融合した神話的存在「Hombre Cangrejo(カニ男)」として知られており、
ペルー・チクラーヨの遊歩道パセオ・ヨルトゥケ(Paseo Yortuque)の彫刻にある説明によれば、
ラング・ニャムは海への入口と、そこに広がる素晴らしい存在たちの世界を守護する存在とされ、
モチェの人々が抱いた未知の世界に棲む素晴らしい存在たちへの神話的想像力を象徴する存在とされている。
日本では佐藤有文による「インカのカニ魔王」名義で有名か。
1948年のクラーク・アシュトン・スミスの小説。
指に着けて空中に特定の印を描くことで、海の風や潮流、そして海の生き物を操ることができるという海の神バサタンの印章指輪をラスボスが着用。
決戦の舞台となったのが蟹の島の洞窟で主人公達を蟹の大群で切り刻もうとしてきたため強大な力の割になんかスケールの小さいこのタイトルに。
台湾に本社を置くIT企業。
主に
パソコンにおけるオーディオ機能を制御するアプリで知られ、社章やアイコンから「カニ」と呼ばれる。
vカニを題材とした/カニの名を冠するアレコレv
『他者からは不自由なように見えても、本人にはそれが最も適している』という意味の諺。
なお、前後移動できるカニもいるのは前述したとおり。
カニがそれぞれの体格にあった巣穴を作るように『人は自分の能力・身分・力量に合った分相応な行動や望みを持つべき』という意味の諺。
蟹の移動のように、横向き(左から右)に書く文字のこと。要は欧文。
ただ、欧米文化の入ってきたばかりの明治期に使われていた古い表現で、現在ではほぼ使用されない。
炊飯時のお米の表面にできる小さな穴のこと。
強い火力で発生した蒸気が米粒の間を通って抜けた跡であり、お米が美味しく炊き上がった証拠。
カニ
目ではない。
左右の目が独立して離れた状態のものをカニの目に例えてこう呼ぶことがある。
代表的なものにはカメラレンズや
自転車の修理に使われるレンチや、イギリスの
オープンスポーツカーであるオースチン・ヒーレースプライトがそのライト形状から、
JR北海道→
東武鉄道で運行されている
蒸気機関車のC11 207号機は前照灯が通常と異なり車両正面左右に設置されていることからいずれも「カニ目」と呼ばれている。
なお、「蟹眼」という単語も存在するが、これは普通のカニの眼の他に、「お湯の沸き始に出る小さな泡(ないしはその状態)」を意味する。
余談だがザリガニが脱皮前に殻の成分を回収して胃に形成するカルシウム塊をラテン語で「カニの眼」を意味するオクリカンクリ(oculi(眼) cancri(カニ))と呼び、古くは眼病の薬とされていたという。
所謂バックパッカーのことで、1960年代後半から1970年代にかけて日本各地を旅した若者たちを指す俗称。
当時のリュックサックはキスリング型と呼ばれる横幅の広いタイプが主流で、通路や駅の改札といった狭い場所では体を横にしないと通行できないことからこの名が付いた。
リュックの主流がインターナルフレーム式にシフトしたことから自然消滅したが、北海道帯広市にはこの名前を取った旅行者向けの無料宿泊施設「大正カニの家」が今なお営業中。
飛騨の山中に篭ること十余年、あみ出したるこの技、名づけてカニばさみ〜
カニを砕く用のハサミではない。
仕掛ける側が倒れ込みながら両脚で相手の身体を挟む行為の総称。英語ではシザースロー、シザーテイクダウンなど。
プロレスで定番の技だが、パッと見のコメディ感が優れているのでバラエティ・お笑い業界でも見る機会があり、
吉本新喜劇の池乃めだかの持ちネタとしても知られる。
ただし、現在の柔道や柔術系の大会では禁止行為。
骨折や
靱帯損傷の事例が多発したためなので、素人のふざけあいで使うのは本当に要注意。
なお、柔道の蟹鋏は立っている側の脚の上下を両脚ですれ違うように払う技で、池乃めだかのネタは胴絞と呼ぶ。
運び去られていくオチのために変えたそうであるが、胴絞も胴絞で内蔵にダメージが行く禁止技である。
直立した時や歩行時に、膝や足先が外側に向いた状態となること。O脚とも言われる。
大腿骨の捻れからくるものであり、膝や腰の痛みの原因ともなる。
また、脚を開いた状態で膝を曲げて腰を落とす、いわゆるM字開脚のようポーズを指す場合もある。
1997年4月に発表されたPUFFYの楽曲。
どちらかというと夏の雰囲気な曲だが、歌詞に何故かカニを食べに行く描写が出てくる。
この縁から、
JR西日本城崎温泉駅の冬季限定の接近メロディとして使用されている。
そのJR西日本が毎年冬季に京阪神地区から山陰方面へ運行している臨時列車およびそれを利用するツアーの名称。
そのため冬季シーズンの旅行代理店の店先はカニのパンフレット、通称「カニパン」で真っ赤に染まるらしく、みうらじゅんはこのパンフレットのコレクターを自称していた(なおみうらはカニアレルギーである)。
このシーズンには『はまかぜ』などの定期列車で増結が行われるほか、列車にカニのマークやラッピングを装着した例もある。
2022年に発売された「海鮮おとどけ列車
E7系新幹線かがやき」というセットで
カニとブリと白エビのフィギュアが同梱されている。
これは
北陸新幹線で海産物の荷物輸送を実施しているアピールとして企画された製品。
だが、北陸新幹線のキャンペーンポスターで「E7系に巨大な蟹がへばりついている」というインパクト抜群なビジュアルを出したことがあり、それの再現も可能となっている。
カニ料理をメインとした飲食店。
キダ・タロー大先生作曲のCMソングも有名で、「獲れ」とか「ピチピチ」とか「カニ料理」といった印象的なフレーズが流れてくるあの曲である。
また、店舗にはでっかいカニの看板を飾っているのも特徴で、あれは人力で動かしているという
都市伝説があるほど。
SASUKEオールスターズに名を連ねるSASUKE史上初の完全制覇者。かつて毛ガニ漁師としての経験と、1stSTAGEのスタート前に毛ガニを抱えるパフォーマンスを披露する事から、「毛ガニの秋山」というあだ名がつけられている。
第38回から第41回まではせいや(
霜降り明星)が彼に憧れ、彼と同様のパフォーマンスを行い、「毛ガニのせいや」と名乗った。
なおいずれもローリングヒルでのリタイアであり、せいや自身も「ヒル越えればクリフ」と何回か言ってはいるが、ヒル越えたとてクリフどころか2ndSTAGEに到達できるか?と言われると…お察しください。
静岡県の三立製菓から発売されているカニ型のパン。1974年発売のロングセラー商品。
ちぎることで
トンボ型や
ペンギン型にすることも推奨されている。
いわゆる「
検索してはいけない言葉」の1つ。
真偽は不明だが、想像したくないタイプの恐ろしい話題なので面白半分で調べることはお勧めしない。
ブルートレインの24系客車に存在した電源車兼荷物車。
電源車とは簡単に言うと「客車の発電所」。
ディーゼルエンジンで稼働する発電機を搭載しており、これにより編成全体にサービス用電源を供給する。こいつがいないとエアコンが動かないし照明もつかないし食堂車で料理も作れない、重要な車両だ。
その電源車に序に貨物用スペースも設けてしまえとなったのがカニ24である。
なお、形式の由来は客車の重量を意味する「カ」と、荷物車を意味する「ニ」を組み合わせてカニ。なので実は動物のカニとは関係がない。
広島県出身のお笑いコンビの髪の毛少ないツッコミの方、、カッパじゃない方。
カニに姿が似ている事から。2010年代に入ってから田中本人も条件反射でつい物真似をやってしまう事も。
面白半分で呼ぶことはお勧めしない。ちなみに広島県で天然ガニが獲れるのは稀。
ガチムチパンツレスリングシリーズの登場人物。「蟹になりたいね」の空耳で知られる。
「食べ物がおいしく」「ソーッスね」
とある動画で「カニキン」発言をしたことがある。
三島由紀夫は大のカニ嫌いとして有名であり、どうも「蟹」という漢字にも嫌悪していたらしく、彼の作品中でカニの表記があるときは全て「カニ」となっているほどなんだとか。
しかしあくまで嫌いなのはカニの見た目と漢字のみであるらしく、カニの肉は食べるのは好きだったという話もあるんだとか。
2026年にYouTubeに投稿された動画。
内容については……実際に見てもらったほうが早いだろう。
余談だがヒラツメガニの別名は「エッチガニ」である。
追記・修正は蟹甲殻類大腿部歩脚身取出器具で身を綺麗にほじくり出せる人にお願いします。
- タラバガニやヤシガニはザリガニの仲間ではありません。そもそもザリガニはエビの仲間で、タラバガニやヤシガニはヤドカリの仲間です。 -- 名無しさん (2026-01-04 00:33:23)
- カニになりたい! -- 名無しさん (2026-01-04 00:33:55)
- 特撮系だとガニメとかザニカとか。 -- 名無しさん (2026-01-04 00:59:22)
- カニですって! -- 名無しさん (2026-01-04 01:50:32)
- ウニ(Tako) -- 名無しさん (2026-01-04 01:58:44)
- とりあえず正月の特番にいろんな形で出しとけ感 -- 名無しさん (2026-01-04 07:17:04)
- お願いだ、カニになってくれ! -- 名無しさん (2026-01-04 08:21:58)
- おい、デュエルしろよ -- 名無しさん (2026-01-04 08:42:24)
- たしカニー! -- 名無しさん (2026-01-04 09:02:49)
- 天外魔境2にもこれをモチーフにしたボスキャラいたんだが -- 名無しさん (2026-01-04 09:20:52)
- プラレールにもカニ新幹線なる巨大なカニが張り付いてる珍品も存在する -- 名無しさん (2026-01-04 10:02:17)
- 改めて調べてみるとカニ型ゾイドがアタック/コマンドゾイドのクラブラスター/グライクとSSゾイドのキラードームだけで、通常ラインナップの動力入りゾイドには現状カニが1体もいないことに気付いてかなり驚いた。安定した横歩きのギミック作るのが難しいのかな -- 名無しさん (2026-01-04 10:46:12)
- 「カーニゼーション」と空目しちまう…。 -- 名無しさん (2026-01-04 10:53:38)
- あばれカニおとこという暴力二男 -- 名無しさん (2026-01-04 11:10:40)
- 蟹光線(イブセマスジー) -- 名無しさん (2026-01-04 13:29:21)
- カニになりたいね♂ -- 名無しさん (2026-01-04 13:51:06)
- トランスフォーマーだとランページばかり有名だがビーストウォーズネオにもロックバスターっていう妙に蟹の造形に気合が入ったやつがいる。特に日本版の塗装はどうかしてる -- 名無しさん (2026-01-04 18:16:00)
- カニと言えばテレビ番組の「ベーリング海の一攫千金」も有名だね -- 名無しさん (2026-01-04 20:23:10)
- 良くも悪くも強いsplatoon3カニタンク -- 名無しさん (2026-01-04 22:01:27)
- Falloutのマイアラーク(ミレルーク)も入るかな -- 名無しさん (2026-01-04 22:26:21)
- 蟹座生まれの身としては神話の不遇さももちろん、英名がcancerなのが嬉しくない。癌と同じスペルって... -- 名無しさん (2026-01-04 23:57:40)
- カニ。イタリア語で犬の複数形。 -- 名無しさん (2026-01-05 02:47:54)
- ↑2因果関係が逆なことにキレられても… -- 名無しさん (2026-01-05 06:57:55)
- 見たことないけど発明BOYカニパンはカニやカニパンと関係してるのかな -- 名無しさん (2026-01-05 07:13:37)
- ペットとしても素敵な生物。サワガニは水温管理にさえ気をつけていれば長く簡単に飼えるのでオススメ -- 名無しさん (2026-01-05 10:26:45)
- ポケモンでカニモチーフってガケガニだけなんだな -- 名無しさん (2026-01-05 11:05:20)
- ↑クラブって直球なのがあるだろうが -- 名無しさん (2026-01-05 11:14:05)
- キングラーってタラバガニらしい -- 名無しさん (2026-01-05 17:13:10)
- カニの甲羅は人工皮膚の材料にもなってる -- 名無しさん (2026-01-05 19:46:51)
- ↑見た目はどう見てもシオマネキでキョダイマックスはタカアシガニだけどね -- 名無しさん (2026-01-05 19:49:08)
- カニなのでじゃんけんは平行線 -- 名無しさん (2026-01-05 20:12:56)
- カニランテ様はサイタマを覚醒させた功労者 -- 名無しさん (2026-01-06 09:27:29)
- 漫画の一覧にテラフォーマーズが無いとは思わんじゃんw -- 名無しさん (2026-01-06 16:15:26)
- 化物語のおもし蟹 -- 名無しさん (2026-01-06 16:37:57)
- アンガールズ田中のタカアシガニって普通に持ちネタじゃないの? -- 名無しさん (2026-01-10 11:30:50)
- かにおじさん(それいけ!アンパンマン) -- 名無しさん (2026-01-15 18:56:39)
- 暴カニ男 -- 名無しさん (2026-01-17 00:56:13)
- 替え歌の「ABCの海岸で~」は全国区なのだろうか… -- 名無しさん (2026-01-17 05:17:55)
- バブル(ぴちぴちピッチ) -- 名無しさん (2026-01-17 09:32:12)
- ここまでカニカニどこカニが出ないとは驚き。 -- 名無しさん (2026-01-17 22:55:12)
- あいうらOP -- 名無しさん (2026-02-09 19:04:48)
- カニクイザルのゆううつ(なんでもQ) -- 名無しさん (2026-02-18 17:55:41)
- サルバドール・ダリが黄道十二宮の絵を描いているのだが、わざとなのかどうなのか、カニ座に描かれている生物はどう見てもザリガニである…w -- 名無しさん (2026-02-24 19:46:10)
- 熱水噴出孔とか何も遮蔽物のない干潟とか、厳しい環境に早い段階で適応する生物でもある -- 名無しさん (2026-03-07 19:54:19)
- ヴィーナス・ガニ子(遊戯王ゴーラッシュ!!) -- 名無しさん (2026-03-19 18:12:37)
- カンニンオヤコ(伝説のスタフィーシリーズ) -- 名無しさん (2026-03-19 18:19:57)
- ヤドカリと知ってても鱈場蟹は美味い -- 名無しさん (2026-04-04 13:05:32)
- ギガノス水泳部のズワイ……はマイナーすぎるか。 -- 名無しさん (2026-05-10 08:44:13)
- ちいかわの古本屋さんはカニちゃんと呼ばれることがあるね -- 名無しさん (2026-05-10 09:11:19)
最終更新:2026年08月13日 07:21