ハチ獣人

登録日:2021/01/12 Tue 21:12:43
更新日:2024/10/21 Mon 18:16:23
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ゼロ大帝様はアマゾンに構うなと言われたが、目の前にいたのを見逃すものか!

出典:仮面ライダーアマゾン/東映/第15話「出たぞ!恐怖のゼロ大帝!!」/1975年1月25日放送

仮面ライダーアマゾン』の第15話「出たぞ!恐怖のゼロ大帝!!」に登場した獣人。

:曽我部和行


【概要】

ハチに人間の知能を与える事で造り出された獣人で、ゲドンに代わる新組織「ガランダー帝国」第一の刺客。
鳴き声は「チー、チチー」で、移動する時にハチの羽音のような音を出す。

子どもたちを大量に拉致して洗脳し、「蜂の子」と呼ばれるガランダー帝国の兵士にしてアジトである「蜂の巣箱」で教育を行った。
蜂の子にされた子どもは、改造の影響か体温が下がって冷たくなるという特徴がある。

両腕と口、臀部に備えた巨大な毒針が武器で、これに刺された人間はドロドロに溶けて死亡してしまう。
口の毒針はミサイルのように発射する事ができ、臀部も自在に着脱可能で空中を飛ばして攻撃する事ができる。
この臀部には、蜂の子にされた子どもたちを元に戻す解毒剤も入っている。
羽を使って空を飛ぶ事もできる。

巨大な動物そのままの姿をしていたゲドンの獣人と違って、両腕の巨大針やベルトなど「怪人」としてのイメージの強いデザインになっている。


【活躍】

子どもたちをさらい、洗脳して兵士にしようと企むガランダー帝国は黒ジューシャを使って次々に子どもを拉致。
その様子を目撃して警察に通報しようとした男性の前にガランダー帝国の獣人第一号「ハチ獣人」が現れて毒針で殺害し、アジトである「蜂の巣箱」で子どもたちを兵士に改造していく。

出典:同上

男性の殺害現場を訪れた大介と藤兵衛は、ゲドンに代わる新たな敵が現れたと見て行動を開始。
子どもたちを黒ジューシャがさらおうとしている所に遭遇し、大介が立ち向かうが現れたハチ獣人に苦戦。
モグラ獣人の手助けで何とか難を逃れる事に成功するが、ハチ獣人も子どもをさらって撤退してしまう。

一方、モグラ獣人から敵が「子どもをさらっているんだ」という話を聞かされたまさひこは、アマゾンの力になろうと無謀にも敵の正体を掴みに出掛けてしまい、洗脳された子どもに騙されて捕まり、蜂の子にされてしまう。

ハチ獣人は洗脳したまさひこを使って大介をアジトに誘い出そうと考え、思惑通り大介をアジトまで連れてくる事に成功するが何と大介は突然まさひこを縛り上げた。
実は、まさひこの手がいつもより冷たくなっており、罠と見破った大介は逆に利用してアジトに乗り込んだのだ。

蜂の子とハチ獣人に取り囲まれる大介だったが、アマゾンに変身して窮地を脱するとハチ獣人との対決に突入。

ハチ獣人は口から毒針を連射するがかわされ、「ジャガーショック」でダメージを受けると、今度は臀部を発射して攻撃するがこれもキックで弾き返されてしまう。


大切断!

出典:同上

そこに、アマゾンの「大切断」が炸裂してハチ獣人は頭から黄色い体液を大量に噴出し、さらに連続で切り裂かれて血の海に沈んだ。

出典:同上

ケケケケーッ!

出典:同上

ゼロ大帝に栄光あれ…ガランダー帝国、万歳……!

勝利の雄叫びを上げるアマゾンに、ハチ獣人はゼロ大帝とガランダー帝国を称える言葉を残して絶命。

アマゾンライダー、いくら貴様がガランダー帝国に手向かっても無駄なことだ…!ハハハハハ……!

ゼロ大帝…それが新しい敵の首領なのか……!

どこからともなくゼロ大帝の宣戦布告の声が聞こえ、アマゾンは新たな敵に対する決意を固めるのだった。


【その他】

名前は「ハチ獣人」だが、オープニングのテロップでは「毒バチ獣人」になっている。
リブート版仮面ライダーアマゾンズではハチ獣人をオマージュしたハチアマゾンが登場している。


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最終更新:2024年10月21日 18:16