ゴア博士

登録日:2021/01/09 Sat 10:27:29
更新日:2024/03/23 Sat 11:51:38
所要時間:約 4 分で読めます






この身体は危険で難しい実験に果敢に挑んだ結果だ

いわば名誉の負傷


ゴア博士とは、超絶人気格闘漫画タフ・シリーズに登場するキャラクター。


【人物】

在日アメリカ軍に所属する極秘の軍事兵器開発研究所、通称「エリア52」の所長であり科学者。
外見は小柄で丸メガネをかけ、口髭と顎髭を蓄えた初老の男性。
そして何より、手足を機械化し頭にヘッド・パーツを付けているのが大きな特徴。
コロコロ漫画やホビー・アニメに出てきそうなわかり易くマッド・サイエンティストらしい外見をしている。
子供の頃は虚弱だったという哀しい過去を持つ。

鬼龍おじさんが全盛期だった時代は所長であるのに顎でこき使われていた模様、その時の鬱憤から後述の行動に走ったと考えられる。
色物キャラみたいな外見をしているが本物の天才である。


【スペック】

攻撃力

「子供の頃から虚弱で逆上がりもできない運動音痴だった私が、ド悪党の鬼龍の首根っこをつかんでいるなんて、やっぱり科学は人生を明るくする」

「私は肉体の2/3を機械にすることで超人になれた」

「最強の武術家になった気分だよ。片手で触れただけで人間を破壊できるなんて」

片手の軽い突きで鬼龍おじさんを10mぐらい吹っ飛ばしたり、首根っこ掴んで軽がると持ち上げられる。
パワーだけではなく、自由自在に動く義手であり静脈に正確に注射を打ったり、微細なタッチで愛撫して女性を喜ばせる事も可能。

ゴア博士「ちなみに生殖器はそのままで今でも機能している」
義手には仕込み銃としての機能もあり、その威力はコンクリの壁に大穴を開ける程。
超人って言葉はゴア博士のためにある。

耐久力


「幸いD-51は軍事用で電磁パルスの防護措置はしてあるためさほど時間はかからない!」

年齢は初老の域に入ってるのにやたら頑丈。
今までの醜態はフェイクだった鬼龍に、金的蹴りをくらった上に顔面を蹴り飛ばされても生存どころか、吹き飛んでいる最中に仕込み銃で反撃を行えるタフさを見せる。
しかもその後はロボット犬の修理をすぐ行えるなど、痛みを感じている素振りすらしない。
タフって言葉はゴア博士のためにある。

知能


「必要は発明の母だ。死んだ者を生き返らせることは出来ないが、失くした物を作り直すことはできるのだ」

トダーというマネモブ大好きの萌えロボットの開発者。
しかもそれを筆頭に、
  • トダーですらも噛ませ犬にするオーバースペックすぎるロボット犬「D-51」の開発これほんと格闘漫画なんスよね?
  • 宮沢尊鷹ヘンリー・ジーキルの欠損した足に、新しくメカ・ファルコン・フットをプレゼント
  • 乗用車ごと爆発してミンチになったCIAの人間四人を施術してサイボーグ化*1大虎一号「俺の人生全否定されてるみたいでムカつくんスけど」
  • バーストハートという全世界でも稀に見る心臓の難病に対し治療薬を開発

な なにっ 工学はもちろん薬学にまで精通しているっ。
天才って言葉はゴア博士のためにある。
知能を感じさせない台詞が多い?ユーモアがあると言うてくれや

性癖


「イエイッ、傲慢な男をブチのめすことがこれほど快感とは、フォフォこれは癖になりそうだ」

「"極楽地獄部屋"へ監禁しろ!」

「鬼龍が小便垂れ流し泣き叫び懇願する姿が見たいんだフォフォフォ」

様々な犠牲を払い必死こいて助けたガルシア28号を好き勝手に弄んだ挙句に自殺にまで追い込むなどやりたい放題してた鬼龍おじさんに対し並々ならぬ偏愛を示している。
言葉攻めは勿論の事、肉体的暴力を加え『極楽地獄部屋』センス溢れるネーミングにマネモブが大喜びしたのは言うまでもないに監禁。

なおその部屋の実態はボディ・サスペンション*2で吊るして放置するだけという何が極楽で何が地獄なのかよくわからない微妙なシロモノ。
鬼龍も特に堪えた様子もなく、尊鷹と記念撮影して楽しんでいた。いいんスかこれ

施設の異常事態に際しても、トダーや警備の者を一人も連れずに、自分だけで鬼龍のもとに駆け付けるなど異常鬼龍愛者っぷりをマネモブに見せ付けた。
ゲイのサディストって言葉はゴア博士のためにある。


【活躍】

初登場は第三部『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』の17巻。
往年からは考えられない程に弱っている鬼龍に注射をしている所から登場。
ガルシア28号の心臓のパワーを発揮する龍星と自分の開発したロボット犬"D-51"の戦いを高みの見物しながら、鬼龍に言葉責めをするプレイに興じていた。

「"生殺与奪の権は我にあり"とうそぶいていた男が今では息子によって生かされクズ呼ばわりだ」

「"お前は惨めで無様で見苦しい"これも君の常套句だったな。プライドの高い君には死にたいぐらいの屈辱だろう」

「ガルシアは自ら首をへし折って見事に死んでみせたぞ!君も舌ぐらい引きちぎって自死してみせろ鬼龍ッ!」

言葉責めにブチ切れた鬼龍を殴って甚振り、極楽地獄部屋に監禁。
D-51とガルシアの心臓を回収しようとするも龍星のガルシア28号の心臓のオカルトパワーによりトダー部隊が全滅。
更に宮沢尊鷹の破壊工作で施設全体が停電に追い込まれる。
混乱する中で更なるトダーを送り込む支持を出しつつ、一人で鬼龍が監禁されている極楽地獄部屋に駆け付けるが……

「この屈辱が活力になったぜ」

今までの醜態は油断させるための演技だった鬼龍は灘神影流マジックにより完全復活。アカデミー賞並みの演技っスね
甚振られた借りを返すがごとく金的蹴りをくらったり、顔面を蹴り飛ばされたりした。悔しいだろうが因果応報なんだ。

そのままぶっ殺されかけたゴア博士だが、龍星からD-51を直してほしいと言われたりして助命される。
あと尊鷹から「私はゴア博士にこの義足を作ってもらった恩義があるし、メンテナンスもしてもらいたい」と頼まれる。自由人すぎる発言なんだ

怪我はそのまま、D-51の修理を行うという頑丈すぎる姿を読者に見せた。
しかしそこで……

「一つ分からないことがある ヒツジのように従順だったお前がなぜ俺に逆らおうとしたんだ」

自分の作った筋電義手で鬼龍を虐待したかったという性癖を吐露しつつ、アメ・リカ軍の上層部からの命令だったと暴露。命令を下した者の名を告げようとした所で……


ドドォン


施設が大爆発してゴア博士は生死不明の行方不明と化した。
跡地からはゴア博士の義手が発見されており、フィクション的には生存フラグなのだが。作者が作者なのでこのまま猿空間に消えても驚かないっス


その後、226話にて割と元気そうな状態で再登場。
実は利用価値があると判断した鬼龍の手で救出されており、秘密の研究所に避難していた。
爆発で吹っ飛んだ右腕はアップグレードした義手に付け替え、龍星やバスターズとの戦いで重傷を負ったミノタウロスを治療した。
自分らを使い潰そうとしたスペンサー長官に反撃を考えている四大幻獣に、スペンサーの弱みである娘の存在を教え戦う意志を見せるが、
なんとそうこうしているうちに宮沢一族とスペンサー長官は和解をしてしまう。
彼らの役割も半ば無くなり、今度はガルシアの心臓を奪いにくるロシアなどからの大国の刺客編が始まったので彼等の出番は今後あるかどうか怪しいと考えられたのだが……。


「ヴヘヘヘヘ どうもお久しぶりです ゴアです」

なんと306話にてトダーと共に今までの因縁が無かったかのように再登場。
自身を爆殺しようとしたスペンサー長官とは和解し、結局元鞘に収まった模様。
新たな敵・悪魔王子を打倒したい宮沢一族と米軍の思惑が合致した結果、
トダーをキー坊のスパーリング相手として貸し出したり、故障したD-51を修復したりと、宮沢一族に全面協力することになる。
だが、その裏では相変わらず鬼龍の悪巧みに加担しており、宮沢一族を盗撮して灘の技術を横流ししていた。
しかし、その事実をポンコツロボットトダーがあっさり静虎とキー坊の前でバラしてしまいタジタジになるなど、以前にも増してギャグキャラとしての側面が目立つようになってきている。



イエイッ、傲慢な項目をブチ追記・修正すことがこれほど快感とは、フォフォこれは癖になりそうだ

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最終更新:2024年03月23日 11:51

*1 機械化の後遺症に苦しんでる描写は無し。

*2 覚吾もやられていた皮膚にフックを引っ掛けて吊るす実在のレジャー。