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タナトス(ペルソナ3)

登録日:2012/02/19 (日) 02:18:56
更新日:2026/05/17 Sun 22:36:17
所要時間:約 4 分で読めます




我はタナトス…
汝より生まれ出て、汝の傍らに歩む者なり…


タナトスとは、ペルソナ3に登場する主人公の後期ペルソナの一つ。
パッケージイラストには初期ペルソナのオルフェウスを差し置いて登場する本作の象徴ともいえる存在である。*1

元ネタはギリシャ神話における死の神『タナトス』。

◆元ネタ解説

原初の混沌カオスから生まれた暗黒の神エレボスと古き夜の神ニュクスの息子であり眠りを司る神ヒュプノスの兄。

『死』そのものを神格化した存在で、『神統記』によれば「鉄の心臓と青銅の心を持つ冷酷非情な神」と書かれており、冥府タルタロスの領域に館を構えているという。
ヘルメスが英雄や偉人の魂を運ぶ役目を受けている一方で、タナトスは罪人や凡人の魂を運ぶ役目を担っている。


◆概要

さてそんなタナトス君の気になるその容姿だが……


カッコイイ。


まるで羽かMSのスラスターのような棺、手に握られた剣に獣の頭蓋骨を模した印象的な仮面。
その厨二的なカッコよさは主役ペルソナより先にフィギュア化されてしまうほど。

初登場はキタローorハム子が学生寮を襲ってきた大型シャドウに立ち向かおうとして初のペルソナ召喚を行う時。
主人公によって召喚されたオルフェウスを中から引き裂いて初登場する。この時のタナトスは暴走を起こしており、主人公が制御できない内に学生寮を襲った大型シャドウを八つ裂きにしてしまった。

その後、タナトスの暴走は治まり、オルフェウスへと戻ってしまい、その後のプレイヤーはタナトスを使用することはできなくなる。
その為、多くのプレイヤーが「今のペルソナカッケー…。主人公の後期ペルソナか?何でもいいから早く使いてぇ」と思ったとか。


◆ステータス

死神のコミュニティMAX+レベル64+死神のアルカナを持つペルソナでヒランヤスプレッド(六神合体)を行う必要がある。
死神のコミュニティはストーリーが進むにつれて自動的に進行していくタイプになっており、コミュがMAXとなる11/4になってようやく念願のタナトスを作成できるのだが……


初期レベル:64
アルカナ:死神


習得Lv スキル
初期習得 デビルスマイル
五月雨斬り
メギドラ
Lv67 亡者の嘆き
Lv69 ウイルスブレス
Lv71 小剣の心得

まず耐性が闇のみであり、光弱点付き。
単独で覚えるスキルもパッとしないものが多い。


さらに何も考えずに作成した場合……

スキル
初期習得 デビルスマイル
五月雨斬り
メギドラ
ムド(引き継ぎ)
ムドオン(引き継ぎ)
マハムド(引き継ぎ)


……引き継ぎによって多少は変わるが大体はこんな技構成になってしまう。原因はコイツの作成に使う素体のペルソナ全員がムド系(即死魔法)*2を覚えている為である。

スキルカードなんてものは当然存在せず、まともなタナトスを作りたいのならば、素体の時点でスキルを厳選する必要があり、
付け加えると当時のペルソナシリーズは、継承スキルを素材のペルソナから選ぶ事ができずランダムで決定される仕様になっているため、気に入らなかったら合体を最初からやり直すリセマラを何十回も繰り返す必要があった。
(通称:〇‪✕‬‪‪マラソン)

それでも、その一級品の見た目に惹かれたペルソナ使い達は、自分だけのタナトスを作成する為に、素体×6の時点で⚪︎×マラソンを繰り返してスキルを調整するという茨の道を歩むのであった……

ちなみに当時はアリスの専用スキル「死んでくれる?」(超高確率即死)を引き継がせる事ができた為、運がよければ「死んでくれる?」と呟くタナトスが作成できた。場面を想像すると物凄くシュール。
なお、P3P以降の作品では継承不可能に。*3


P3F・P3P


習得Lv スキル
初期習得 亡者の嘆き
五月雨斬り
メギドラ
Lv66 マハンマオン
Lv68 武具(小剣)の心得
Lv71 ブレイブザッパー

流石にあんまりな性能すぎたのか、アッパー版の「P3F」では斬撃・貫通属性にも耐性がつき、習得スキルも変更された。

とはいえ、レベルが上がって覚える技は「マハンマオン(光系即死魔法)」「武具(小剣)の心得(通常攻撃の攻撃力上昇)」「ブレイブザッパー(斬撃攻撃)」……と無印版に比べたらマシになっているとはいえ、自力で「ムドブースタ(ムド成功率上昇)」を覚えてくれないので、「死んでくれる?」+「ムドブースタ」持ちの作成用素体アリスに殲滅能力で負けている。

P3Pではスキルカードシステムが追加され、(こちらでも複製の際に〇‪✕‬‪‪ゲームを強いられるとはいえ)色々覚えさせる事が出来るようになったので、ある程度スキルの自由度が増えた。

P3R

そんなタナトスだが、フルリメイク作品「ペルソナ3 リロード(P3R)」では大幅に性能を強化されて帰ってきた。

初期レベル:78
アルカナ:死神


習得Lv スキル
初期習得 マハエイガオン
マハムドオン
亡者の嘆き
Lv79 闇ハイブースタ
Lv80 不屈の闘志
Lv82 ブレイブザッパー
Lv84 メギドラオン

まず注目していただきたいのがその耐性。
斬撃・打撃耐性こそ失ったものの、光属性を除く全ての魔法攻撃に耐性を獲得した。

スキル面では、本作では闇属性の通常攻撃魔法である「エイハ」系がペルソナ5から引き続き登場する為、それに伴いタナトスも最上級魔法「マハエイガオン」を習得。

それだけではなく
  • ムド系の最上級魔法「マハムドオン」
  • 「闇ハイブースタ」(エイハ系魔法を50%上昇させる)
  • 「不屈の闘志」(HPが0になっても一度だけ体力満タンで復活する)
  • 「メギドラオン」(敵全体に万能属性で特大ダメージ)
といった強力なスキルを単独で習得するようになった為、そのままでもでもかなり使いやすくなった。

しかし、何より一番の改善点は「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」や「ペルソナ5」のシステム環境を踏襲した事により、継承スキルやスキルカードの複製をプレイヤーの手で任意で行える事になった事だろう。

もう○×マラソンは必要ない。
Wブースタを積んで闇属性アタッカーにするもよし、「ブレイブザッパー」や「空間殺法」による物理攻撃アタッカーにするもよし、「ムドブースタ」を積んで「マハムドオン」による雑魚散らし担当にするのも悪くない。
唯一の弱点である光属性もスキルカードで補完可能。
本作では誰でも簡単に自分好みの最強のタナトスを作れるようになったのである。


その他の作品のタナトス

また、P4Uにて4月5日からのタイムリリースキャラ、エリザベスのペルソナとして参戦。

他のキャラがSPスキル(超必殺技)として使うマハ~ダイン系を必殺技(性能は落ちている)として使い、威力や判定の強い各種C攻撃や相手に恐怖を付加させるD投げなど「もう全部タナトスに任せていいんじゃないかな」と思いたくなるが、エリザベスの各種スキルのほとんどがタナトスがいないと使えないので、ペルソナブレイクされないように慎重に立ち回らねばならなくなり、エリザベスの低体力も合わさって中々ピーキーな性能となっている。

ちなみに2Dで相手にを付加させるのだが、そのモーションがまるでゲロを吐いているように見えるせいで、プレイヤーから「働きすぎてゲロ吐いてそのまま過労死(入力ミスからのペルソナブレイク)」「あれはタナトスの回復技(吐いてスッキリ)」などとネタにされている。

P5Rにもゲスト参戦。
出典の前期ペルソナ・オルフェウス(f)が元は低レベル帯ながら強力な固有補助スキルで最終編成にも入りうる躍進を遂げた反面、こちらは専用スキルが強みに乏しい為、中堅帯とやや苦しい立場に置かれている。
とはいえ、やはりヴィジュアルの良さからスキルカードや絞首刑などを利用して魔改造を施し愛用するプレイヤーも居るようだ。


以下、ネタバレ












初登場の時にオルフェウスを引き裂いて登場したのは正確にはタナトスではない。
外見はタナトスと同一だが、正体は本来は存在しない13番目のアルカナを持つシャドウ「デス」である。

詳しくはの項目を参照。


追記・修正はオルフェウスを引き裂いてからお願いします。

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最終更新:2026年05月17日 22:36

*1 ※初代ペルソナこと「女神異聞録ペルソナ」にもタナトスという名を持つペルソナ能力が登場しているが、この記事では割愛するものとする

*2 知らない方の為に補足すると、ムド・ハマ系の魔法は敵を即死させる強力な効果を持つが、ボスには通用しないクセの強いスキルである。少なくともこんなにいらない

*3 これも余談になるが対の存在である「回転説法」はP3Pでも継承できる。タナトスには無理だが