ペルソナ3

登録日:2009/11/24 Tue 01:28:08
更新日:2025/04/25 Fri 05:43:11
所要時間:約 15 分で読めます







1日は、24時間ではない。



なんて言ったら、君、信じるかい?





ペルソナ3』(Persona 3)とは、2006年にアトラスより発売されたRPGゲームソフト。
プラットフォームはPlayStation2
公式での略称は『P3』。

本項目は完全版である『ペルソナ3 フェス(P3F)』、携帯機であるPSP向けに発売された『ペルソナ3 ポータブル(P3P)』、2024年時点の最新ハード向けフルリメイク作『ペルソナ3 リロード(P3R)』に関する記述を含む。


◆概要

前作『ペルソナ2 罰 -ETERNAL PUNISHMENT.-』より6年振りにリリースされた、ペルソナシリーズのナンバリングタイトル3作目。
作品のイメージカラーは

従来シリーズからのフルモデルチェンジが行われ、キャラクターデザインは金子一馬から副島成紀に交代、ポップなヴィジュアル・音楽や、真Ⅲのプレスターンバトルをアレンジした「ワンモアプレス」の採用、そして恋愛要素の拡充などが図られている。
本作で導入された要素の多くは続編の『P4』『P5』にも受け継がれており、どちらかといえばコア向けであったシリーズ人気が拡充する大きな端緒となった作品。
ただし、「」をテーマにしたシナリオ・世界観はかなりダークであり、親シリーズである女神転生の影響を色濃く受けている。

後日談を収録したいわゆる完全版にあたるFES版、女主人公に加え男主人公では分からなかった事情が判明する仕掛けなど追加したPSP版も発売された。

P4以降のペルソナシリーズとは明確に世界観が繋がっているためか、PSP版ではP4のキャラが登場する。
また世界観的には前作・前々作とも繋がっており血縁設定やそれらしき人物のカメオ出演も見られるが、ペルソナの性質など相違点も多い。

『P4』と違い移植に恵まれなかったが、2023年1月になってPSP版がPlayStation4、Xbox One、Nintendo Switch、およびPC(Steam/MSストア)に移植されている。

2024年2月2日にはフルリメイク作品である『ペルソナ3 リロード』が発売。
『P3F』をベースとしており、原作のストーリーはそのままにUnreal Engineによる新規グラフィックと『P4』『P5』に準じたシステム改善の他、仲間達のサブストーリー「リンクエピソード」や新必殺技「テウルギア」等の新要素が多数盛り込まれている。
公式ガイドラインにて「ネタバレあり」を明記することを条件に、ゲーム内容全編のネタバレが認められている。

◆ゲームの特徴

日常パート

  • 日付の概念
本作には日付の概念が設定され、主人公達は日中は普通の学園生活を過ごしながら、夜はペルソナ使いとしてシャドウと戦っていく。
ペルソナがギャルゲーと呼ばれる様になった原因その1
1日は昼の部と夜の部に分かれ、昼間は放課後に買い物や施設に遊びに行く等、自由に行動する事が可能。
ただし特定の行動をとると時間が経過して夜になり、そこでもまた仲間達との交流や自習・タルタロス探索等で時間が経過し、次の日になる。
これを繰り返し、さながら青春シミュレーションゲームの様に時間を進めてゲームを進行させていく。
そのため通常のRPGと異なり、自由時間中の選択肢の数に対して実際に選べる行動が非常に限られているのが特徴で、1日1日をどうやって過ごすのかはプレイヤーに完全に委ねられている。
なお、イベントやストーリー進行が発生する日付は固定で、その間は自由行動は不可。

独自要素として「月齢」も存在するが、真・女神転生シリーズと異なりゲームプレイへの影響はあまりなく、ストーリー進行の目安としての意味合いが強い。
満月の日は重要なイベント(大ボス戦)が発生するので、事前準備を済ませておくべし。

  • コミュ
学園生活を過ごす中で様々な人と仲良くなりコミュニティを築いていく、サブストーリー付きのシステム。
ペルソナがギャルゲーと呼ばれる様になった原因その2
コミュには絆を結んだ人によってアルカナが設定されており、その相手と共に時間を過ごすとイベントが発生してコミュランクが上がっていく。
主人公が友人との受け答えで正しい選択肢を選ぶと、相手が喜ぶ等してコミュランクが上がりやすくなる。
コミュを持っていると同じアルカナのペルソナを合体で作成する際に大量の経験値ボーナスが発生し、コミュランクが高ければ高い程得られる経験値の量も増えていく。
主人公のペルソナはレベルアップに必要な経験値が仲間よりもかなり多めに設定されているため、コミュランクの高さは戦力面で大きなアドバンテージとなる。

ちなみに同年代の女性(『P3P』の女性主人公の場合は男性)のコミュを一定ランクまで上げると恋人関係になれる。
男性主人公の場合は自動的に恋人関係になるため、全コミュMAXを目指すと必然的に二股をかける事になり、場合によっては修羅場が発生する事も...。この点は『P3R』で改善され、次回作以降と同じ友情ルートもできるように。ただし今作はストーリーの事情でバレンタインイベントがない為、心が痛む台詞は次回作以降と比べてあまりない。

戦闘パート

日常パートだけでなく戦闘面でも大幅なモデルチェンジが行われており、特に『真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE-』から継承された要素が多い。
ターンは敵味方単位ではなくキャラクター毎に回り、主人公が死亡するとゲームオーバー
デザインのポップさに反して、全体的に難易度は高め。

戦闘でプレイヤーが直接操作できるのは主人公のみで、味方は全員自動行動
指示によってある程度誘導は可能なものの時折意味不明な行動をとる事もあり、「タルンダ先輩」や「コンセンテンタラフー」等のネタを生み出した。
後に『P3F』である程度AIが改善され、『P3P』『P3R』では味方も直接操作が可能になっている。

  • ダンジョン探索
メガテンといえば現代日本の街を舞台にしたダンジョンが恒例だが、本作のダンジョンはタルタロスと呼ばれる塔の一つのみ。
マップは中間地点を除きランダム生成で、階層内はシャドウ(シンボルエンカウント)や宝箱が配置されており、上に続く階段を探してひたすら上を目指していく。
潜入のタイミングはプレイヤーの判断次第であり、ストーリー進行にもほぼ絡まないため、こまめに探索するのも一気に進めるのも自由。

なお、パーティメンバーにはコンディションと呼ばれるパラメータがあり、長時間探索して疲労状態になると戦闘力が弱体化する。
酷い時には風邪を引いてしまう事もあるので、頃合いを見て撤退する判断も必要になる。
『P3R』ではコンディションは廃止され、代わりに日によって用事等で出撃自体が出来なくなる仕様に変更された。

  • ペルソナ関連
ペルソナを複数所持し使い分けられるのは「ワイルド」と呼ばれる素養を持つ者のみと設定され、主人公のみの特権となった。
また、従来は悪魔交渉で獲得したカードを合体させる事で新たなペルソナを生み出していたが、本作ではペルソナ同士の直接合体に変更されている。
感覚的にはほぼ女神転生シリーズの悪魔合体そのものである。

主人公の固有スキルとして、特定のペルソナ2つを所持する事で使用可能な合体技「ミックスレイド」が登場。
強力なスキルだが、そのために貴重なペルソナ所持枠が固定されがちになり、ペルソナチェンジによる戦略幅を狭めるとの否定的な意見もあった。
そのためか『P3P』では宝石と交換して手に入る消費アイテムになり、『P3R』ではペルソナ全書に登録すれば解禁される様になっている。

  • 新たなる敵「シャドウ」
前作までは女神転生シリーズと同じく悪魔が主な敵だったが、本作では悪魔の代わりにシャドウが登場。
悪魔と異なり人間との意思疎通が完全に不可能なため、シリーズ伝統の悪魔交渉が廃止となった。
代わりに戦闘終了後に確率で「シャッフルタイム」が発生し、ランダムに配られたカードから1枚を選ぶ事でペルソナや追加の戦利品を入手できる。

  • ワンモアプレス
『真Ⅲ』で好評を博したプレスターンバトルをペルソナ向けにアレンジしたシステム。
プレイヤー側・敵側共に相手の弱点を突くか物理攻撃でクリティカルを出すとその相手が「ダウン」し、弱点を突いたユニットは「1 MORE」のメッセージと共にその場でもう一度行動出来る。
この追加行動によって別の相手をダウンさせれば更にもう一度「1 MORE」が発生し、上手く弱点を突いていけば相手にターンを回さずに延々と攻撃し続ける事も可能。
更にプレイヤー側が敵全員をダウンさせると「総攻撃」が可能になり、敵全体に万能属性の特大ダメージを与えられる。
上手く活用すれば一方的に蹂躙出来る反面、一度の判断ミスがパーティ崩壊に繋がる危険性もあり、ザコ相手でも油断できない。

『リロード』ではこれの延長線として、追加行動権を別の味方に渡す事が出来る「シフト」が登場。
要は『P5』のバトンタッチとほぼ同じだが、あちらと違い行動権の譲渡によるボーナスはなく、特定のスキルを持ったペルソナを装備している場合のみブーストを得られる。

  • ナビゲーター
パーティメンバーの中には情報収集に長けたペルソナ使いがおり、シャドウの弱点分析やマッピング、戦闘の経過を知らせる等して前線メンバーの後方支援を行う。
他作品では地の文やシステムで処理していた事を一人のキャラクターの役割として持たせた形で、こちらも後にシリーズの伝統となった。

その他

  • 音楽
メインコンポーザーは『真Ⅲ』『DDSAT』等の作曲を務めた目黒将司氏。
目黒氏の従来作と比べるとポップな曲が多めだが、最大の特徴は日常パート・戦闘パート問わず多くの楽曲にボーカルが用いられている事
メインボーカルは川村ゆみ氏、男性パートはラッパーのLotus Juice氏が担当。
特に「ベイベベイベ...」というイントロと軽快なラップが印象的な通常戦闘曲「Mass Destruction」はその斬新さから多くのプレイヤーに衝撃を与え、「ペルソナと言えばボーカル付きBGM」というイメージを強く焼き付ける事になった。
ゲーム音楽という分野においても新境地を開いた作品と言える。

『P3P』では女性主人公を選択した場合、一部のBGMが変化。
女性主人公用BGMのメインボーカルは藤田真由美氏が担当しており、クールながらも柔らかめな印象の曲が多め。

『P3R』では目黒氏に代わり、『P4』『P5』及びそれらの関連作品で作曲を務めた喜多條敦志氏が編曲・作曲を担当。
メインボーカルは新たに高橋あず美氏が、ラップは引き続きLotus Juice氏が務めている。
『P3』の曲は全て原曲に忠実にアレンジされている他、新OPや新通常戦闘曲等も追加された。


◆ストーリー

2009年4月。10年前に両親を事故で亡くし親戚に育てられた主人公は、家庭の事情で小中高一貫校「私立月光館学園」の高等部に編入することとなった。
しかし、学生寮に入寮して間もなく、彼は異形の怪物・シャドウに襲われ、秘められていたペルソナ能力を覚醒させる。
それがきっかけで、主人公は隠された世界の真実の一端を知らされることになる。


◆用語

  • 辰巳ポートアイランド
本作の舞台となる海岸都市。
主な交通機関はモノレールで、商店街、長鳴神社、月光館学園、複合商業施設「ポロニアンモール」等が主な探索スポット。
なぜか年中ほぼ雨が降らない

  • 私立月光館学園
メインキャラクター達が通う学校。初等科から高等科まで存在する小中高一貫校。
如何にも都会的で清潔感溢れる雰囲気が特徴だが、影時間になると日中の姿からは想像も出来ない、悍ましい裏の顔を見せる。

  • 桐条グループ
世界有数の財閥。メインキャラクターの一人である桐条美鶴の家元。
シリーズ第1作目『女神異聞録ペルソナ』から登場している南条グループの分家筋で、「調和する二は完全なる一に勝る」が家訓。
ペルソナやシャドウに関する研究も行っており、特別課外活動部の設備や装備品等はグループのバックアップによって成り立っている。

  • 影時間
深夜24時から1時の間に存在するイレギュラーな時間。
影時間になると空間が深緑色に染まり、電力が一部の例外を除き完全に停止する。
人間は「抽象化」と呼ばれる現象により棺桶の様な外見に変化し、影時間内で起きた一切を知覚できないため、普通の人間にとっては存在しないも同然である。

  • シャドウ
影時間にのみ活動し、人の心を食らう怪物。
シャドウに襲われた人間は「無気力症」と呼ばれる状態に陥り、半ば廃人化してしまう。
外見は人型から獣型まで様々だが、共通して体のどこかに仮面がついており、その形状によってペルソナと同じくタロットの大アルカナでカテゴリ分けされている。
弱い個体は通常の武器でも倒せる事もあるが、基本的には生身の人間が太刀打ち出来る存在ではなく、ペルソナ能力が唯一にして最大の対抗手段である。

  • タルタロス
影時間にのみ現れる、天高くそびえ立つ巨大な塔。
月光館学園が影時間になると変形する形で出現し、逆に影時間が終わると何事も無かったかの様に元の学園の姿に戻る。
塔の中はシャドウの巣窟であり、更に入る日によって内部構造が変化するという厄介極まりない性質を持つ。
特別課外活動部はこの塔に影時間やシャドウの秘密が隠されていると推測し、真実を求めて探索を試みる事になる。

  • ペルソナ
人が自分の心を守るための「人格の鎧」を神や悪魔の姿で実体化し使役する能力。
本作では影時間に適性を持つ存在の内、素質を持った者が偶発的に覚醒する突然変異的な能力で、精神を持つ者であれば人間でなくても召喚可能。
対シャドウ戦における切り札となり得る力だが、正しく制御出来なければ召喚者本人にすら危害を与えうる諸刃の刃である。

本作の主要人物のペルソナはギリシャ神話に由来している。

  • 召喚器
ペルソナ使いがペルソナを召喚する際に使用する道具。
見た目は白い自動拳銃で、銃口を頭部に向けた状態で引き金を引いて使用する。
弾は出ないとはいえ傍から見れば拳銃自殺そのものだが、これは疑似的な死を体験する事で「死の恐怖を乗り越える覚悟」を召喚のトリガーとしているため。
なお、犬のコロマルは首輪、ロボットのアイギスは体内に召喚器が内蔵されている。
あくまで補助器具であって必須というわけではなく、召喚器無しでペルソナを召喚出来る者も存在する。


◆登場人物

特別課外活動部(S.E.E.S)

Specialized Extracurricular Execution Squad」。
表向きは月光館学園の部活動の一つとなっているが、その実態はシャドウ討伐を目的にペルソナ使いで結成された特殊部隊。
全員が何らかの重い過去や事情を抱えており、それが原因で衝突する事も少なくないが、最終的には様々な苦難を乗り越えて結束していく。
コミュの「愚者」アルカナ担当。

『P3P』までは作戦行動時も月光館学園の制服がユニフォームを兼ねていたが、『P3R』ではストーリーの途中から制服をベースとした戦闘用スーツを着用する。

CV:石田彰
DONE AND DUSTED.
本作の主人公。月光館学園に転入してきた高校2年生。天才カリスマ漢。
満月の夜にシャドウに襲われたことがきっかけで、ペルソナ能力を覚醒させる。
漫画版での男主人公の名前は「有里 湊」、映画版での男主人公の名前は「結城 理」。
髪型があの人に似ていたり、イゴールの中の人がだったり、物語の結末も手伝ってキタローという愛称で呼ばれる。
専用ペルソナは『オルフェウス』→『タナトス』。
その他のペルソナ使いとは違い、複数のペルソナを同時に所持し、自由に付け替える“ワイルド”という特殊能力を持つ。

CV:井上麻里奈
ペルソナ3ポータブルで追加された主人公。天才美しき悪魔漢。
これによりポータブル版ではどちらか1人を選択して物語を始めるようになった。
生い立ちは変わらず、男性版とほぼ同様の展開でペルソナ能力を覚醒させる。
性格はクールな男主人公とは反対に明るく積極的な様子。
PV時のデフォルトネームだった主人 公子からもじってハム子という愛称で親しまれるが、公式だと舞台版やパズドラコラボでの名前は汐見 琴音(しおみ ことね)となっている。
専用ペルソナは『オルフェウス』→『タナトス』。
“ワイルド”の素質を持つ点も同様だが、こちらのオルフェウスは女性的なデザインとなっている。

CV:豊口めぐみ
THERE YOU HAVE IT.
月光館学園高等部2年生。
アルカナは『恋愛』で、コミュでも『恋愛』を担当。
主人公のクラスメイトで弓道部に所属している。同じ学生寮に入寮していた勝気な性格の少女。
不良に囲まれても一切動じない胆力を持つ一方でお化けは大の苦手。
主人公と順平より先にペルソナ使いとして覚醒していた。
使用ペルソナは『イオ』→『イシス』

CV:鳥海浩輔
THAT'S THE GAME!
月光館学園高等部2年生。
アルカナは『魔術師』で、女主人公を選んだ場合のみ『魔術師』コミュ。
主人公とゆかりのクラスメイト。
ノリの軽いお調子者の少年で、転入して間もない主人公にも気さくに声をかけてきた。
使用ペルソナは『ヘルメス』→『トリスメギストス』

CV:田中理恵
KNEEL BEFORE ME.
月光館学園高等部3年生。
アルカナは『女帝』で、コミュでも『女帝』を担当。
学園の出資団体・桐条グループの令嬢。
生徒会長にして特別課外活動部の部長を務める才女で、試験の成績も常に学年トップをマークしている。
PS2版ではコンセントレイト後にテンタラフーを撃つドジっ子。
使用ペルソナは『ペンテシレア』→『アルテミシア』

CV:緑川光
ON THE NEXT BOUT.
月光館学園高等部3年生。
アルカナは『皇帝』で、女主人公を選んだ場合のみ『星』コミュ。
ボクシング部の主将。トレーニング感覚でシャドウ討伐を行っている。一見、冷静沈着な印象を与えがちだが、野心と情熱を内に秘めた少年。
やたら牛丼を食べている。
PS2版ではあとパンチ一発で倒せる敵にタルンダを使う脳筋。
使用ペルソナは『ポリデュークス』→『カエサル』

CV:能登麻美子
月光館学園高等部2年生。
アルカナは『女教皇』で、コミュでも『女教皇』を担当。
主人公らの隣のクラスに所属している。引っ込み思案な性格で、同じクラスの女子に陰湿ないじめを受けていた。
ある事件を機に特別課外活動部に入部。
彼女の手料理はムドオン級。
使用ペルソナは『ルキア』→『ユノ』

CV:坂本真綾
TARGET NEUTRALIZED.
後日談主人公。
アルカナは『戦車』。コミュは『永劫』(無印版ではコミュなし)。
桐条グループにより、シャドウ制圧を目的として製作された少女型戦闘用ロボット。ロボットでありながらも自我を与えられている為、ペルソナを召喚する能力を持っている。
彼女のfigmaは即完売した。ついでに超合金アイギスの発売が決定。
使用ペルソナは『パラディオン』→『アテナ』

  • コロマル
CV:高橋伸也(劇場版(ノンクレジット)、リロード)
WOOF! WOOF! WOOF!
長鳴神社の神主が飼っていたアルビノの柴犬。漢字では「虎狼丸」と書く。
アルカナは『剛毅』で、女主人公を選んだ場合のみ『剛毅』コミュ。
飼い主を事故で亡くした後は野良犬として過ごしていた。神社に現れたシャドウとの戦闘でペルソナ能力が覚醒し、以降は学生寮で飼われることになる。
使用ペルソナは『ケルベロス』

CV:緒方恵美
DON'T LOOK DOWN ON ME.
月光館学園初等部5年生。
アルカナは『正義』で、女主人公を選んだ場合のみ『正義』コミュ。
あまり年相応の子供らしさを見せない大人びた少年。
幼い頃に両親が離婚。母親に引き取られていたが、2年前の事故で母親を亡くし、親戚からの援助で寮生活を続けている。
使用ペルソナは『ネメシス』→『カーラ・ネミ』

CV:中井和哉
DON'T WASTE YOUR BREATH.
月光館学園高等部3年生。
アルカナは『法王』で、女主人公を選んだ場合のみ『月』コミュ。
現在は不登校で街をうろついている。
無愛想ではあるが、本質は優しい少年。プロ並みの料理の腕を持ち寛容さはオカン級。真田明彦の幼なじみでもある。
使用ペルソナは『カストール』

協力者

  • 幾月修司
CV:堀秀行
月光館学園理事長にして、特別課外活動部の顧問。
影時間への適性はあるが、ペルソナ能力は持っていない。
時折口にする寒いおやじギャグで場をシラケさせる。

  • イゴール
CV:田の中勇(原作)/島田敏(リロード)
ペルソナシリーズおなじみ、長い鼻が特徴のベルベットルーム管理人。
本作から、ペルソナ合体を行うだけでなくストーリーの進行役も務めている。

CV:沢城みゆき
ベルベットルームの住人。イゴールの助手。
エレベーターガール風の衣装を着た女性で、彼女から様々な依頼を受けることが可能。
なんだかんだで主人公のいる世界に連れ出すことになる。
また、最強クラスのペルソナ使いでもある。

CV:諏訪部順一
ベルベットルームの住人。エリザベスの弟。
ポータブル版から登場し、主人公を女にしないと登場しない。
こちらも依頼で外に連れ出すことになる。
女主人公と違い男主人公を選んだ時空でも存在はしている為、『PQ』や『P4U2』にも登場する。

ストレガ

異様な雰囲気を放つ3人組のペルソナ使い。
復讐代行サイト」なるウェブサイトを運営し、復讐依頼を書き込まれた対象を影時間に襲撃する私刑行為を行っている。
ペルソナ能力と影時間は有益なものというスタンスから、影時間を消そうとするS.E.E.Sの敵として立ちはだかる。
  • タカヤ
CV:神奈延年
ストレガのリーダー。髪を長く伸ばした細身の少年。
冬でも上半身裸にタトゥーまみれの両腕という異様な風体と言動から、狂信的なものを感じ取れるかなりヤバイ人。イエス様ではない。
使用ペルソナは『ヒュプノス』

  • ジン
CV:小野坂昌也
ストレガの一員。
関西弁を話す少年。武器調達と復讐サイト運営を担当。
タカヤを信奉し、常に行動を共にする。手榴弾片手に暴れるヤバイ人その2。
生え際もヤバめ。ネットでは有名なカリスマハンドルらしい。
使用ペルソナは『モロス』

CV:沢城みゆき
ストレガの一員。ゴスロリ風の白いドレスに身を包んだ端正な顔立ちの少女。
主に情報収集を担当。枯れた花を蘇らせたりする、癒しの力を持っている。順平の想い人。
使用ペルソナは『メーディア』

コミュキャラクター

主人公が日常生活の中で出会い、絆を深めていく人々。
ポータブル版では女主人公を選んだ場合、一部コミュのキャラクターが異なる。
原作及びポータブル版ではボイス無しだったが、「リロード」ではコミュランクアップ時のイベントがフルボイスになった。
※CVは特記されていない限り、ドラマCD/リロードの順。

  • 友近健二
CV:野島健児/羽多野渉(リロード)
月光館学園高等部2年生。
『魔術師』コミュ。
主人公のクラスメイトで年上好き。
気さくでノリの良い性格で主人公と即興の漫才をすることも。

  • 小田切秀利
CV:三浦祥朗/松風雅也(リロード)
生徒会副会長と風紀委員を務める男子生徒。
『皇帝』コミュ。
学園内の問題に対し強引に解決をしようとしたため生徒から批難の声を浴びた。

  • 古本屋の老夫婦(北村文吉&光子)
CV:矢田耕治、織田芙実/龍田直樹、高木早苗(リロード)
巌戸台駅前商店街にある古本屋「本の虫」店主。
『法王』コミュ。
数年前に月光館学園で教師をしていた息子を亡くしている。

  • 宮本一志
CV:私市淳宮下栄治(リロード)
月光館学園高等部2年生。
男主人公を選んだ場合『戦車』コミュ。
運動部の仲間。膝の調子が悪いが無茶をして練習をする。

  • 岩崎理緒
CV:早見沙織
月光館学園高等部2年生。
女主人公を選んだ場合のみ『戦車』コミュ。
宮本同様運動部の仲間。顧問の逢瀬を目撃してしまう。

  • 西脇結子
CV:佐藤聡美加藤英美里(リロード)
運動部の女子マネージャー。宮本の幼なじみで「ミヤ」と呼んでいる。
『剛毅』コミュ。
中学時代に二股をかけられていた。

  • Y子
ネットゲーム内で会うプレイヤー。
『隠者』コミュ。
休日にログインしては愚痴をこぼしてくる。

  • 長谷川沙織
月光館学園高等部2年生。
女主人公の場合のみ『隠者』コミュ。
海外留学のため休学していたため19歳。

  • 平賀慶介
CV:立花慎之介/井口祐一(リロード)
月光館学園高等部3年生。
『運命』コミュ。
文化部の部長で大きな病院の跡取り息子。

CV:前田愛/遠藤綾(リロード)
月光館学園高等部1年生。
『正義』コミュ。
生徒会の会計担当だが数学は苦手。
父親から暴力を振るわれていた経験から男性に対して恐怖心がある。
次作のペルソナ4にも少しだけ登場する。

  • 大橋舞子
CV:折笠富美子/河野ひより(リロード)
神社の公園で遊んでいる少女。
『刑死者』コミュ。
よく物をたかってくる。
愛が冷えきって喧嘩ばかりしている両親が仲直りしてくれることを願っている。

  • 神木秋成
CV:神谷浩史/野島裕史(リロード)
不治の病で余命幾ばくもない青年。
『太陽』コミュ。
毎週日曜日に神社を訪れて木陰のベンチで絵本を描いている。

  • ベベ
CV:菅沼久義/市来光弘(リロード)
フランスからの留学生。
『節制』コミュ。
大の親日家であり、本名はアンドレ・ローラン・ジャン・ジェラール。
「ふぁっしょん同好会」を通じて主人公と友好関係を結ぶ。

  • たなか社長
CV:島田敏
大人気通販番組「時価ネットたなか」の社長。
『悪魔』コミュ。
オネエ言葉で話す。
毎週日曜日にアイテムを購入できる時価ネットたなかでも登場する。

  • 無達
CV:佐藤正治/青森伸(リロード)
クラブの二階に現れる酒飲み坊主。
『塔』コミュ。
説教好き。未成年の主人公をクラブから追い出そうとするが次第に興味を抱くようになる。

  • 早瀬護
CV:梅原裕一郎(リロード)
他校の運動部エース。
『星』コミュ。
全国レベルの高校生。

  • 末光望美
CV:落合福嗣(リロード)
グルメキングと呼ばれる食通の少年。月光館学園の三年生。
『月』コミュ。
弟を亡くしており、弟の話題を出すとパニックになる。

その他

  • ファルロス
CV:石田彰
影時間になると主人公の前に現れる、囚人服を着た謎の少年。
主人公の事を気にかけている様で、満月の日を「試練」と呼んでいる。
『死神』コミュ。

CV:石田彰
晩秋の頃、主人公のクラスに転入してきた人懐っこい少年。ナンパ好き。
女主人公の場合のみ『運命』コミュ。

天城屋旅館の1人娘。ポータブル版のみ登場。
女主人公が運動部の夏休み強化合宿で停泊した際に出会う事ができる。
このイベント以外では一切登場しないレアキャラだが、実は数年後のペルソナ4で主要メンバーとなる1人。

CV:斎藤千和
ANYTHING FOR HER.
「フェス」と「リロード」(DLC)に収録されている後日談に登場。アイギスと同じ機械の体を持つ少女。
アイギスを守る為に現れたと言うのだが…
アルカナは『法王』、使用ペルソナは『プシュケイ』

CV:大原さやか
PSP版のみの要素である「ヴィジョンクエスト」で登場。
ペルソナ4の登場人物で、エリザベスとテオドアの姉。


◆メディアミックス

ペルソナ ~トリニティ・ソウル~ (PERSONA -trinity soul-)
2008年に放送された、本作を原案としたアニメ。
『ペルソナ3』より10年後の世界の設定。
  • ペルソナ3の舞台ポートアイランドではなく富山湾に隣接する架空の都市が舞台。
  • ペルソナ3からは真田と天田以外出てこない。
  • ペルソナ3では出てこない怪奇現象「リバース事件」が存在する。
など、ペルソナ3のパラレルワールドとも言える完全にオリジナルストーリーとなっている。

因みにパチンコがリリースされている。
が、タイヨーエレックと言うマイナーメーカー且つ平凡なスペック、一般人にはややニッチなペルソナ3が原作と言う事で人気はイマイチ。

PERSONA3 the MOVIE
『Persona4 the Animation』終了後に発表された劇場版。
全4部構成で、以下の日時で公開された。
  • 2013年11月23日公開:『#1 Spring of Birth』
  • 2014年6月7日公開:『#2 Midsummer Knight´s Dream』
  • 2015年4月4日公開:『#3 Falling Down』
  • 2016年1月23日公開:『#4 Winter of Rebirth』
『Persona4 the Animation』と同様に、ゲームのストーリーをアニメ化したもので、メインキャストもゲームと同じキャストが起用されている。
主人公は男性主人公で、『結城 理(ゆうき まこと)』という名前で登場。担当声優の石田彰氏いわく、ゲームよりも『結城 理』としてのパーソナルが設定されたことで人間らしくなったとか。
最終巻のBDについているパンフレットでは石田氏の長い熱い語りを見る事ができる。


◆余談

  • ゲームオーバー画面
『真Ⅲ』ではゲームオーバーの事を某名作アニメのワンシーンをパロって「パトる」と呼んでいたのにかこつけてか、本作ではベルベットルームのムービーが流れるため「イゴる」と呼ぶ事が多い。

  • マーラ様
何気に某ご立派様ことマーラが完全な姿で3D化された初の作品。『P3F』で初登場。
しかも何故か専用技「マララギダイン」まで持たされるという謎の愛されよう。
マーラ様を装備した状態でベルベットルームに入ると......?






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最終更新:2025年04月25日 05:43