魔改造

登録日:2013/01/12 (土) 21:57:57
更新日:2019/07/29 Mon 19:53:10
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――魔改造――


それはオタクの飽くなき欲望が生み出した技術。

漫画やアニメのキャラを見て、そのキャラを脱がせてすっぽんぽんにしてみたいという欲望に駆られた少年は数多い筈である。
だが原作のイメージ破壊や需要の狭さからして、到底それらは実現されるものではなく、脳内の妄想で終わってしまうものである。
しかしそれを諦めきれない者達――つまりオタク達はフィギュアやガレキ(ガレージキットの略)に目をつけた。

彼らは『脱がぬなら脱がせてみようホトトギス』という考えの元、フィギュアの服を削り取り形を整えた上で、再度裸の色を塗装しなおす事により、
自分の大好きなキャラをすっぽんぽんにするという荒技、もとい技術を開拓した。

――それが魔改造である。

しかし一口に魔改造と言っても、概要は多岐に渡る。

ただ単に塗装を削り落とすだけの簡単なものから、
果ては「暗い闇の底で欲望を抑えに抑え続けて来た我々に、ただの改造ではもはや足りない!魔改造を!!一心不乱の魔改造を!!」
とパテを使って豊胸手術を施し巨乳にしたり、女性器を彫り込んだり、他のパーツを流用して別物に改造する者までいる。


昔は今のように美少女フィギュア等があまり流通していなかったので、あくまで極少数の個人の趣味という程度のニッチな分野であった。

それから時代が移り変わってオタク文化が発展するにあたり、
現在では魔改造が施されたフィギュア等がオークションで普通に取引されている(場合によっては元のフィギュアより遥かに高い値段で)。

しかし当然の事ながら、元の原型を破壊する行為である為、純粋なマニアやフィギュアの制作スタッフの中には魔改造を嫌悪する者も多い。

またオークション等に出品すると、版権元が訴えれば著作権法違反で逮捕される恐れもある。
実際、魔改造フィギュアを出品し著作権を侵害したとして二名が逮捕されている。


SICアポロガイストからユートピアドーパントを製作してネットオークションで販売すると逮捕されるんですね、わかります。


つまり場合によって、白にも黒にもなりうるグレーゾーンなのである。
ただ、売りに出したりせず個人的に楽しむ分には問題はない。


語源は漫画『プラモ狂四郎』の作中で、
変形しないスケールモデルの飛行機をタイマーを使ったトリックでロボットに変形・合体させる技術に対して使われた言葉である。


昔は前述のように、フィギュア等への改造に使われるネット用語であったが、今は意味が広域化し、
原型を留めないほど過多な改造をほどこした物なら、フィギュア等や裸にしているか否か関係なしに使われる用語になった。


例:
  • 特急型車両の583系をぶったぎって中間車に無理矢理運転台を付けて通勤電車にした通称食パン
  • 113系を食パンのノウハウを生かし二両編成にしたサンパチ君(113系3800番台)
  • 何でも萌え擬人化すること
  • 日本文化そのもの
  • というか日本そのもの
  • トイ・ストーリーに出てくる糞ガキ、シド・フィリップスが改造した玩具。皆のトラウマ
  • イスラエルの主力戦車センチュリオンを魔改造したショットカル(ベングリオン)
  • ↑をさらに魔改造したナグマショットとそれをさらに魔改造したナグマホンとナグパドン
  • M4シャーマンを魔改造した。M50/51シャーマン
  • M48/60パットンを魔改造したマガフ
  • 滷獲したT54/55を魔改造したチラン(IT67)とそれをさらに魔改造したアリザチット
  • F-16を垂直尾翼以外すべて改造したF-2
  • イギリスの三輪自動車リライアント・ロビンをスペースシャトルにする
  • 冬場は出番の無いトラクターを除雪車にする
  • 普通の車を真っ二つにぶった切って車体を伸ばしリムジンにする
  • というか上記の『プラモ狂四郎』の魔改造自体が当初はイカサマには触れず「スケールモデルにアニメモデルの性能を持たせる秘技」と謳っている
  • 貨車に戦闘機のジェットエンジンを搭載して除雪車にする(日本での通称:苗穂の失敗作) 
  • シングルでのカップリングがタイトル曲の原型を留めないリミックス(80年代のクラブへ流通で普及、90年代以降日本に浸透し出す)


かつて裸族のふるちんと呼ばれるプロモデラー兼美少女フィギュアの魔改造の天才がいた。




原形を留めないぐらいに魔追記魔修正お願いします。

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